二次創作小説(紙ほか)

黄の外の太陽・・・?(その1) ( No.58 )
日時: 2023/05/12 17:07
名前: 桜 (ID: mxpCGH6q)

今回は黄の色使いとの対決ですが・・・?
漫画の方はこないだのFGOのトリぐだ♀長編が完結し、今その後日談と次の長編のストーリーを考案中。あと、今オリキャラを交えたFate系の不定期漫画の他にあと一つは不定期漫画を考案中とともに中断していたポップン長編再開も考えてます。
小説もありますが、これらはもう少しずつでも解決するしかないです。小説の方もようやく話が動き出しそうなので!






「小ネタ」映画マリオの小話(酷いギャグあり&ネタバレ要素があるので見たくない方はスルーで)


クルーク「映画マリオ、見たよー。うちのマリオとは似ても似つかぬ形でカッコいいじゃん!」
エージェント「マリオが俺と似たような性格の奴になっててカッコいいっ!!(感涙」
サンソン「エージェント様、落ち着いて下さい;」
ゼオ「エジソンはなんかよかったところあるか?」
エジソン「スロットで運転マシンを作るシーン!あれはなかなか見かけんのだ!」
クルーク「あれ?そういえば、クーは?」


すると、とある映像が流れたテレビからとある運転マシンの音が耳にして・・・






マリオ「束ねるは裸の息吹。輝ける裸の奔流。受けるがいい!もっこRINGファイヤー!(裸族バイクでレース中」
クー「ぎゃあああああーーーーー!!!!(運転マシンに遊びで乗ったら裸族に遭遇」






大半の全員「なんじゃありゃあああああー!!!?」


このあと、映像に映された虹色の道ができているレース場は観戦者・視聴者とともに阿鼻叫喚に陥ったという・・・;全国の騎士王様、円卓の騎士達、彼女のファンのみなさん、命を差し出してでもお詫びしますOTL


ププル「これはカオスだけど、映画マリオはガチで面白くてカッコいいですので!」
お竜「つか、上映中に前にやっていた大爆死の映画が誤上映された事件があったような気が」
アイオーン「ヴッ;(訳:黙れ」






トリスタン「おや。今日は貴方ですか」


その夢の中にある黒い空間にいる円卓の妖弦騎士はこないだの黒い何かとは違うおぞましい何かに会っていた。おぞましい何かは言う。


おぞましい何か「サーヴァントは夢を見ないと言うが、お前は本当に人間の類かと思う時があるな」
トリスタン「そうですね。かのマーリンと同類かと聞かれたことありますし。失礼な問われ方ですが」
おぞましい何か「まあ地面を見ろ。お前が踏んでいるそこにはお前らが生前に村を焼いて犠牲にした人間達の死骸がある。悪くはないだろう?お前はそれに心を痛めた。だからあの時に騎士王にあの呪いの言葉を残して去った。お前の周りには騎士王と同じように人の心を捨てようとした奴が一人いるだろうな。あの時と同じように。ーーーーー俺の、言ってることはわかるか?」


おぞましい何かの問いにトリスタンは特に拒否することなく答えた。


トリスタン「ーーーーーはい。分かります。ですが、いるとしてもそれを止めるために憎まれてでも接そうと、私はそう誓ったのです」


トリスタンはそう言い残して光となって消えた。現実に帰ったかはわからない。ただ、おぞましい何かはそれを嫌悪するかもしくはどうしようもない気持ちでそれを見つめていた・・・。






アストルフォ「いよいよ最後の色使いかー」


グレンの飛行船内。彼の飛行船は最後の色使いである黄の色使いと対峙するためにペルーの世界遺産であるマチュピチュに向かっていた。エージェントがサンソンが淹れてくれたブラックコーヒーを飲みながら言う。


エージェント「まあな。黄の色使いってことは最後って言うからにはとんでもないもん仕掛けてくる。用心すっきゃないよ」
アレク「そういえば、姫子さんは?」
アリシア「今一人でゆっくりしたいって。・・・帰れるのはわかってるけど、多分ホームシックね。気丈に振る舞った分不安は大きかったみたい」
サンソン「・・・」


一方、自室のベッドの上で寝そべっている姫子はしばらくはゆっくりしたい気持ちで眠ろうとしていた。そこにサンソンの淹れたココアの匂いが漂ってきた。


姫子「サンソンさん?」
サンソン「えっと、ちょっとお疲れかなと思って。甘いもの食べれば元気出るかなと。僕が作ったガレットも持ってきたよ」
姫子「食べますわ!」


姫子はサンソンが作ったガレットを美味しそうに頬張る。姫子は自慢げに話す。


姫子「ガレットは桜田兄弟も作ってくれたことありましたけど、サンソンさんのが美味しいですわね♪見た目がいびつにできてて盛り付けも下手くそで、そんなくせして味は美味しかったですけど・・・ちゃんと心配かけないようにゼオさんが采配してくれたのはわかってますけど・・・それでも何年も離れたような感じがして・・・」


ガレットを食べながら思わず泣きそうに話している姫子の頭をサンソンは優しく撫でた。それをドア越しから覗き見ていたキャラ達もほっと胸を撫で下ろし、その夜に明日のために大半の全員がすやすやと就寝する最中に思わず起き上がったサンソンは何か飲み物を作ろうと船内の食堂に向かっていた。


サンソン(起きてしまった。いつもこれだな・・・)


すると、何かの物音が鳴った。


???「おい」
サンソン「!!って、エージェント様か」
エージェント「サンソンも眠れてないのか。なんか遠足前のワクワクする子供みたいだなー」
サンソン「ワクワクというよりは明日何があるかドキドキですが」


通常に振る舞おうとするサンソンを見たエージェントは彼に紅茶を渡す。


エージェント「俺が淹れた紅茶だ。飲め」
サンソン「えっ、紅茶は淹れれるんですか!?」
エージェント「紅茶だけは、だ!!これでもイギリス人だし!」
サンソン「どれどれ・・・あ、美味しい」


サンソンにはなんかバツが悪いと思ったエージェントは何かを問う。


エージェント「なんかみんなより一歩引いた立ち位置で物事を見てるけど、お前は野原一家は嫌い?」
サンソン「アレクから聞いたのですね。嫌いではないです・・・ただ平和な現代で生きている騒がしくて人のために無茶して温かい一家で、僕がもしもこんなであればと思って少し羨ましかっただけです」


すると、エージェントはあることを答えた。


エージェント「サーヴァントになった今は叶えてると思うけど?」
サンソン「えっ?」
エージェント「だって座に帰って記憶をなくしたとしても、ひと時でも叶えてるじゃないか。もちろん聖杯にかける願いとは違うけど、ちゃんとお前はみんなに見つけてくれただろ?」


エージェントの言葉にサンソンは紅茶を飲みながら言う。


サンソン「残酷な言葉ですね。流石スパイ」
エージェント「スパイは一般的に言うならそうかも」
サンソン「でも・・・ありがとうございます・・・」


サンソンの目には雫が浮かんでいた。その紅茶を飲んだ後の彼の感想は少ししょっぱかったそうだ・・・。






タママ「夜明け前に起きたですぅ〜・・・;」


タママは夜明け前に目を覚ましてしまい、船内で窓から空を見るために歩いていた。すると、あるチェロの音色が聞こえた。モードレッドのだ。


タママ「モー公?」
モードレッド「おお、タママ。毎日夜明け前に弾いてるんだ。グレンの船内だし抑えてるけど、急に弾きたくなったんでな」
タママ「モー公のこの前も弾いてる曲、曲名はなんだ?」
モードレッド「堅苦しいクラシックじゃないぜ」
タママ「でも、綺麗じゃないか」
モードレッド「チェロの場合はそうだな・・・〝素敵なあなた〟は」


モードレッドは自分のチェロで「素敵なあなた」を弾く。モードレッドから紡がれる音色だけでなく、その姿もタママは思わず心奪われそうになる。


タママ(・・・オレは目の前にいるモー公のチェロだけでなく、モー公も結局放っておけないのはなんでだろ・・・)






今回は黄の色使いとの対決。その直前の船内

黄の外の太陽・・・?(その2) ( No.59 )
日時: 2023/05/12 17:13
名前: 桜 (ID: mxpCGH6q)

一方の裏側






エターニャ「・・・」


一方、ミシェルがスマブラ屋敷近くの郊外の森にある司書を務める図書館では究極の魔導カレーを食べた魔導師は何やら様子を探っていた。クルーク一行が最近連れているサーヴァント達のことではなく、彼らを付け狙おうとする「誰か」だ。


エターニャ(やっぱりここにもない。今も書に記され伝えられているアーサー王物語によるブリテン伝説はあくまでも一般の人間が読むような話だ。ならば、あれに関してはどれだ?サーヴァントに関して記された書ではない、何かの・・・!)


すると、エターニャはようやく調べたかった出来事が記されたとある本を発見した!


エターニャ「あった!これだな。・・・過去の事件の記録。そのうちにある二つの事件には・・・なんだって!?」


とある事実に気付いたエターニャはすぐさまにその本を貸し出すためにミシェルがいる受付に申請した!


ミシェル「エターニャ女史、貸し出し希望ですか?過去の解決済みの事件の記録書なのですが・・・」
エターニャ「構わぬ。事実を掴めるきっかけになるかもしれないのだ」


一方、スマブラ屋敷ではメタナイトが未だにあの白い兜を被った騎士の手掛かりを掴むために必死に目撃情報を調べていたのをルイージが見かねていた。そばにいるゼオが彼のコピー人形であることに気付かずに。


ルイージ「メタナイト、なんかもう疲れてない?今日はそろそろ上がりなよ」
メタナイト「まだだ・・・まだ掴めていない。王ドラがいない分こちらもなんとか掴むまでは」
ルイージ「それはそうだけど、このままじゃ流石に倒れるよ。隣にいるゼオが手伝うって言ってくれたし」
メタナイト「それはそうだがな・・・」


すると、バンとドアを開けた音がした!エターニャだ。


エターニャ「もうこれ以上は調べるな。あの騎士について調べる必要はもうない」
メタナイト「エターニャ!いくら究極の魔力を持つお前でも・・・」
エターニャ「まだわからぬのか?わしはいつもであればゼオを見た時に可愛がっているのだがな・・・」


エターニャの問いにメタナイトは途端に無言になった。確かに今の彼女はゼオを見ても平常だ。普段の様子から一転変わったかのように。それを見て疑問を抱いたメタナイトはゼオに近づいて彼の鼻を押した。






結果はクロ。直後にそのゼオは元のコピー人形に戻った。


メタナイト&ルイージ「」






その直後に他のキャラ達になりすましたコピー人形が一斉に戻る事態になり、行方を眩ました騒動になってしまった!
これを知ったメタナイトはゼオ達を探す!


メタナイト「おい!ゼオ!どこに行った!?エレナ!エンジン!出てこーい!!」


呼んでも出てこないことに気付いた仮面の剣士は後ろに来たエターニャに問い詰めるために詰め寄った!


メタナイト「おのれ・・・!!あいつらはどこに行ったぁぁぁぁぁー!!!」
エターニャ「あの白い兜の騎士が、合意の上でハートビート・クロックタワーに連れ出していると言ったら?」
メタナイト「ハートビート・クロックタワー!?」


メタナイトはその言葉に驚いていた。伝説と言われている塔がまさか実在するということに。この魔導師は嘘は吐かない。だからこそ、メタナイトは彼女の言った言葉が真実であると日頃から理解しているのだ。


メタナイト「ハートビート・クロックタワーに・・・ならば、あの白い兜の騎士はゼオ達が懐柔しているということか。・・・わけはありそうだな」
エターニャ「わしはゼオ達を連れ戻すために独自に調べた調査の詳細を話す。その代わりツレとして連れている彼らの霊核(命)を尊重し、あの騎士をもうマークするな!」
メタナイト「そうか。ならば、ビースト軍団のボス、レオンガルフの肉体を連れ去ったのも別の騎士だと言うことか!?」


一方、同じように事態に気付き雨の中でBRRまで駆けつけている吟遊月華とdevilと理人が来ることを知らないBRRはアイオーンやクリクリが行方をくらませていたこととコピー人形に気付いたことで騒動になっていた。


ロム「クロウ!アイオーンには連絡は取れたか!?」
クロウ「取れてねーよ!あのヘタレオン、コピー人形も使って勝手にいなくなりやがって・・・!!」
シアン「ロージアちゃん達も連絡取れないにゃ!!」
みさえ「家族で食べに来て悪いと思ってるけど、やっぱり警察呼ぶ?」
アンゼリカ「いえ・・・騒ぎを大きくしたくないので」
レトリー「ましゅましゅやどこ指も二人ずつ行方不明になってるって!あと、あの子らも!」
ひろし「あの人らは犯人ではないだろうけど、やっぱり念のために警察に・・・」


すると、バンとドアを開けた音が鳴った!駆けつけた2バンドだ!


シグレ「みんな、いるか!?」
しんのすけ「吟遊月華とdevilだゾ」
ヤイバ「どうしたのだ、故にそんなに慌てて」
理人(フラウト)「野原一家にも伝えたいことがあって来ました!僕がクロラから救出された時にその回収のためにある男に会ってるんです!ジャガイモ小僧とか話してたあの全身ガイコツの裸マント男を!」


理人の言葉に思わずひろしのビールが入れられているコップ瓶が落ちてガシャンと割れた!なんのことかわからないロムはクエスチョンマークが浮かぶ。


ロム「なんだそれ?つか、こっちも大変なのに言いたいことはそれだけか」
バーテブラ「話を聞けって!気持ちはわかるがそんな怒ったら・・・」


すると、みさえが理人の肩を掴んだ!何やら心配しているような顔で。


みさえ「理人君、大丈夫!?なんか変に傷つけらたりした!?」
理人(フラウト)「えっ・・・!?」
チュチュ「みさえさん・・・!?」
みさえ「・・・その様子だとあれはそこまで話してなかったそうね。まさかと思うけどあれは過去に関して私達への復讐で青の吸血鬼一族の長に目覚めさせてもらった上で手を組んでるかも・・・ボーン・キング達は・・・!!」
エニシ「ボーン・キング・・・!?」


すると、BRRの外からとある声があった。


???「それはこっちも同じよ。世界征服を阻止した私達にも復讐するつもりで!」
キンタ「あなた達は・・・!?」






球由良ブラザーズ「球由良ブラザーズよ!うっふ〜んv」
大半の全員「」






一方、アルカレアファクトはライバルバンドのメンバーであるアイオーンが行方不明であるためなんとか仲間達も含めて探そうとしていた。


オリオン「じい!すぐに捜索のためのヘリを用意しろ!」
じい「はい、ぼっちゃま」
アルゴン「俺のとこでも探してみるぜー。セイッ!」
チタン「ああ、あとはセレンを待って・・・ん?あれは・・・」


すると、一人気ままに歩くセレンのニンフィアのクレールをチタンが見つけたのと同じ頃、セレンの別宅では秘密のモニター部屋にいる彼のドアからクレールが入ってきた。


クレール「ご主人様、連れてきたー!」
セレン「オッケイ。・・・実体化していいよ」


すると、アーチャーのサーヴァント・ロビンフッドとビリー・ザ・キッドが実体化した!そう、彼らはセレンの指示で霊体化した後にニンフィアに案内してもらったらしい。


ロビン「あいつらは最後の指定のマチュピチュにむかってるみたいだな」
ビリー「とある船長の飛行船を使って合意で連れてくれてるみたいだ。方位を確認できてる?」
セレン「うん。でも、問題はそのあとだと思うけどね。出現したあとだと思うけど」
ロビン「出現した後?・・・嫌な予感しかしませんね;」
セレン「でしょ?僕も嫌になるぐらいだよ」
ビリー「とりあえず吉と出るか凶と出るかは・・・」


すると、パチンと照明をつけられた音がした!後ろにいるのはクレールを密かにつけていたオリオン達・・・


セレン「ん!?」
セレン以外の全員「ぎゃあああああーーーーー!!!?」


この後にセレンに行方不明になっているアイオーン達のことも含めてオリオン達が問い詰めたという・・・。






クルル「ーーーーーやっぱりな。こりゃ正体を隠すための偽装だ。しかし奴らは悪い類のサーヴァントではなさそうだぜェ〜」


一方で日向家のケロロ小隊秘密基地にあるクルルズラボでは事態を聞きつけたクルルはサンソン達の正体をようやく掴んだ。その本名に該当する真名やその詳細のことも。
それを聞いたあいりはモードレッドが普通の人間ではなかったことやサーヴァントであり円卓の騎士であったことに驚いた。


あいり「モーさんが・・・サーヴァント!?」
ツースト「しかし、今となってはあまり害はないよな?」
クルル「ないなァ〜。もっと厄介なのは別の奴だぜェ」


クルルの話を聞いた夏美は隣にいるあいりを見て話しかけた。


夏美「あの、あいりちゃん。何も気にしなくていいのよ。ほら、ちゃんと巻き込まなかったみたいだしっ。あっ、そうそう。しばらくは私や冬樹の家に泊まってもいいし、どこかに遊びに行く?国内でも国外でも好きなところに・・・」


すると、あいりはクルルズラボを出ようとする。彼女はようやく話す。


あいり「ごめんなさい、夏美。私はモーさんと話します」
夏美「!まさか殺されるか殺すつもりじゃ「そんなの誰がしますか!!」


あいりは一旦深呼吸して落ち着きを取り戻した後に言う。


あいり「私はモーさんを結果的に傷つけてしまった。私が直接的にしたわけじゃないの。だけど・・・きっと憎まれてると思う。それなら謝りたい。たとえどんなになじられたとしても、手遅れになるよりもずっといいから」


あいりの言葉からくる強い決意を宿す瞳に夏美はもう何も言えなかった。あいりが立ち去った後にツーストは言う。


ツースト「・・・俺は正直言えばモーさんに嫉妬してるよ。だけど・・・そうじゃなければあいりは今のあいりじゃないと思うと、引き離すことはできない。たとえブリテンに終止符を打った反逆の騎士であっても」


そう言ったツーストがあいりを追って立ち去ったあと、夏美は自分が幽霊が大の苦手だったことでサーヴァントであると知って嫌おうとした自分が恥ずかしくなった。彼らだって助けられたことはたくさんあったし、何よりも自らの抱える弱さにも認めた上で立ち向かおうとしていた。ーーーーー自分達と同じように。


夏美(よく考えてみれば、あの子達だって心根はあたし達と何も変わらないのに私は・・・!)






みさえ「珠黄泉族が、釈放されてる・・・!?」


一方、BRRでは珠黄泉族が釈放されていることを知って驚愕していた。珠黄泉ブラザーズの一人の長男であるローズが続けて話す。


ローズ「ええ、よねからも聞いた話だけどね。・・・なんでも赤猫を連れた女が釈放金を出したんだと」
クロウ「黄泉か!あの女!!」
ヤマト「詳しく教えてくれないっすか!?」
ラベンダー「これは私達が調査で知ったけど、なんでも青の吸血鬼一族とボーン・キングが率いる吸骨鬼達と手を組んでるそうよ。呪われた五英雄とーーーーーとある騎士達を召し抱えた状態でね。お互いに会ってはいないだろうけど」
レモン「確か円卓の騎士。サーヴァントだと聞くわ。・・・まさかそのうちの二人が何故か味方としていることに驚いてるけど」
ペルヴィス「円卓の騎士?サーヴァント?意味がよくわからないけど?」






ローズ「あなた達、もう会ったことに気付いてないの?トリスタンとモードレッドのこと。まああの子が反逆狩りで狙われてるのは知ってるけど、あの場に唯一召喚に応じてないトリスタンについては味方だなんてもうイレギュラーじゃない!」






一方、スマブラ屋敷ではすぐさま真相を片っ端から知って彼らを見つけると同時に詳細を知るために向かうハルバードを始めとした空中戦艦や飛行船など準備を進める中でドラえもんは聞く。


ドラえもん「ねえ!じゃあ、まさか王ドラも・・・!」
メタナイト「ああ。あれは奴らを陰ながら守りながら何かを独自に調査している。・・・親友達を巻き込まぬとは情の深さはある奴よ」
マタドーラ「それならさっさと頼ればよかったんだ!偉そうに口悪く言いやがって!」


すると、とある人物が彼らに話しかけた。月宮学院の管弦楽部でピアノを担当する香月美雨だ。


美雨「あの・・・あなた達、ちょっといいかな?」
メタナイト「なんだ?月宮学院のピアニストがなぜここに・・・」
美雨「あなた達に話したいことがありまして。みくる部長が前に急に豹変した理由。あれは「よせ」


すると、美雨を制する声があった。同学院の部長である雫石みくるだ。


美雨「部長!しかしっ」
みくる「美雨。お前が私のことを密かに調べていることは知っている。・・・私が直々に話すことを認めるなら、これまでの一連の行動は許す」
美雨「!・・・はい」


美雨はそう言って立ち去った。メタナイトは聞く。


メタナイト「・・・何か知っているのだな?」
みくる「・・・あれは当事者同士は悪くなかった。ただ・・・私の追っかけがモードレッドの追っかけもしていてな。ちゃんとあいりを守って庇護愛を抱えていた。それを快く思わなかったのだろう。とある冬の日、チャイコフスキーのオペラの一つ「くるみ割り人形」にある葦笛の踊りが偶然奏でられた時ーーーーー」






みくる「あいりが追っかけ達に階段から突き落とされて、その翌日に圭一郎様がお互いの保護という名目であの二人を引き離した」






ようやく知ったこの事実に、大半の全員は驚いた。思いもしなかった、月島姉弟の転校前の出来事の秘密に・・・。






月島姉弟の転校前のエピソード、ようやく一端でも書けれました

黄の外の太陽・・・?(その3) ( No.60 )
日時: 2023/05/12 17:18
名前: 桜 (ID: mxpCGH6q)

マチュピチュ到着






一方、深夜にようやく黄の色使いが待つペルーにある古代遺跡マチュピチュに着いたクルーク一行はその地に降り立つ。彼らはこの地をスペインに滅ぼされるまで治めていたインカ帝国の今も端々に残されている高度な科学技術に驚いていた。


ヤス「すげぇ・・・これは魔術の類か?」
カーン「魔法でもありそうな気はするがな・・・」


すると、モードレッドはアタランテが何か訝しげな顔をしていることに気付く。


モードレッド「どうした?」
アタランテ「いや、葉樹と全く連絡が繋がらん。・・・いつもなら寝ててもモニターは映すのに」
モードレッド「普段は真面目にやらないくせに変だな・・・」


一方、クルークはクー達やラティオス兄妹と共に一緒に行動しているタママにあることを聞いていた。


クルーク「タママ。ちょっとばかし聞いて悪いけど・・・」
タママ「なんですか?」
クルーク「モーさんについてどう思ってる?」
タママ「タマッ!!?」


クルークの問いにタママは顔真っ赤にして慌てながら言い放つ!


タママ「なっ、何気にモテてる無自覚人たらしの被告人が聞くなですぅ!!」
クルーク「そんなつもりないけど;つか、被告人はキミじゃん;」
タママ「うそこけ!!あんな美人なフィアンセいるくせに!!」
クルーク「鹿ノ子が勝手に言ってることだよ;つか、キミも同類じゃないのか」
タママ「だからっ、何度も言うけどトララとのことは」
メイヴ「ちょっとー。早く来ないと二人揃って置いてくわよー」
クルーク「・・・。行こうか」
タママ「・・・;」


一方、以蔵は着物の下に何かを抱えている何かに話しかけようとした。一寸子になっている青年マキノだ。


以蔵「どうじゃ、マキノ。これなら低血圧のおまんも眠れんかが?」
マキノ「ああ、空の空気のなさで全く眠れていない」
以蔵「マキノが連れて行くと言ったのにことあるごとに断るからじゃ」


龍馬(いいなぁマキノ君。以蔵さん、僕にもこんな風に抱っこできたら)
お竜「リョーマ、残念ながらお前でも入れないぞ」
アイオーン「ヴッ;」


その後も必死に黄の色使いを探すが、なかなか見つからなかった。


ロージア「見つけましたか?」
ヒメコ「ううん、まだ;」
チャラ王「一体どこに・・・うわ!!?」


すると、チャラ王は突然目の前に逆さまで現れたのを見て驚く!気付いた他の全員も驚くが、もっと驚いたのはその姿だった。


???「ようやくここまで辿り着いたな。俺は最後の試練を担う、黄の色使いブラッディクスだ。」
ゼオ「キッ・・・ド!?」
タママ「キッドさん!?」
ルート「なんでキッドが!?」
ブラッディクス「それは教えない。教えたければ俺を倒し最後の雲を取り出せ。言いたいことは以上だ」


キッドに酷似した容姿を持つブラッディクスに意を決した人物が何人か出てきた。


クルーク「カーン!」
カーン「了解した」
リデル「ラーマさん!」
ラーマ「わかっている」
リップ「トリスタンちゃん、メルトちゃん、お願い!」
メルト「アナタのためにこいつをたっぷり蹂躙してあげるわ」
トリスタン「チャラ王殿、援護を頼めますか?貴方の空手は頼りにしてるので」
チャラ王「俺を巻き込む気か;まあ、お前らもトチるなよ」
ツキノ「うしおちゃん、ベンちゃん!」
うしお「お任せ下さい!」
ベンちゃん「この僧、牛若様をも必ず援護しますぞ!」
ハッチン「パリス!」
パリス「わかりましたー!」
シグ「頑張る」
アタランテ「私が汝らを援護しよう(正直嫌すぎる神もいるとはいえ子供がいる以上放っておけん・・・」
ブラッディクス「話は済んだか?では・・・It's show time」


ブラッディクスとの戦闘が開始されクルーク一行サイドのキャラ達やサーヴァント達はブラッディクスに攻撃を繰り出す中でブラッディクスはそれを防いでいた。


メルト「防ぎやがったわね!?」
ラーマ「!待て!あれは盾ではない。防御を司る銃弾だ!」


ブラッディクスとの戦いの様子をゼオ達は観戦する。


ププル「天才的な早撃ちもキッドによく似てる・・・」
ゼオ(変だな・・・あいつの銃はレトロながらも最新の技術が搭載された奴になってる。それにこの悪い予感はなんだ?嫌な感じに思えるぐらい)


すると、ブラッディクスは銃弾を攻撃に変えた!


ブラッディクス「天才的な早撃ちというのは知っているのか?」
アタランテ「!?」
ブラッディクス「天才的な早撃ちは0000.1秒だ。お前達の言うキッドやらという奴よりも速いであろう。つまり」






ブラッディクス「貴様らは最早俺の足元にも及ばん」






ブラッディクスが攻撃の銃弾で大半の全員に大ダメージを与えて大半の全員が思わず危機を覚えた。


ルート「みんな・・・!」
ヤス「負けるなハッチン!パリス!!お前ら!!!しつこいくせにこの程度くたばるんじゃねぇー!!」
モードレッド「何気に男らしいじゃねーか!」


ブラッディクスはいつもの無表情な顔をしながら勝ちを確信していた。


ブラッディクス「・・・ふん、これでようやく諦めるだろう」


すると、ブラッディクスに何か引っかかったような感覚があった!何かの糸だ。ーーーーー宝具による。


ブラッディクス「ーーーーーは」
???「貴方は今引っかかりました。私の宝具の特性を見抜かなかったのが敗因です」


すると、トリスタンが合意の上でチャラ王を踏み台として飛んだ!


チャラ王「行け!!」
トリスタン「流石に飛行上昇はできない分助かりました」


そしてトリスタンは自らの宝具を放つ!






トリスタン「我が決意のままに踊れ!痛哭の幻奏(フェイルノート)!!」






トリスタンの宝具によりブラッディクスは倒れた!実はこれはリップが咄嗟に考えた作戦であり、動きが速ければ引っ掛かればいいことから思いついたのだ。


リップ「上手くできるかわかんなかったけどねっ;」
クー「だが・・・やったかこれで。これが正解かわかんねーけどな」


そしてゼオの魔力モニターから見たハートビート・クロックタワーを覆う最後の雲が移動する形で避けられた!


クルーク「やった!これで・・・!」
ゼオ「でも、これは・・・なんか変な雰囲気になってきてるな」


ゼオの言葉にブラッディクスは倒れたまま思わずほくそ笑むような顔をしていたのをお竜が見た。


お竜「おいキイロネコモドキ。何がおかしい?」
ブラッディクス「ふふふ・・・ようやく俺の計画が整った・・・」
龍馬「えっ?」


すると、ブラッディクスは突如立ち上がりながら言う。


ブラッディクス「ハートビート・クロックタワーはもはや青の吸血鬼一族が目をつけている・・・それの特性である太陽の輝きを一日中夜でも輝けければ、待ち受ける太陽の騎士ガウェインは付与した不夜の祝福(ギフト)も加味してさらに力を増すだろう・・・」
大半の全員「ーーーーーっ!!!?」


衝撃の展開だった。まさか自分達がクルークが持つ時計のオルゴールをあのハートビート・クロックタワーに返すために行った出現がガウェインの強化に繋がるスイッチを押してしまった・・・!!?


ラティオス「貴様、まさか守護しているハートビート・クロックタワーを俺達から奪うためにこの人間達を利用したのか!!?」
ラティアス「・・・!!!・・・!!?」
ブラッディクス「あの時計のオルゴールをあの小さな死神が奪ったのは偶然だがな。だが、結果的に決定打になった」


すると、彼の後ろに黒い転移空間の渦が発動した!ブラッディクスは転移する前に言う。


ブラッディクス「皮肉なものだな。まさかあの男の息子である貴様らの協力者の船長が父親が真実を知らせぬために自分から詐欺師の汚名を被せたのを気付かぬまま証明するとは」
以蔵「・・・!!?」
タママ「キッドさん!!なんでこんなことするんですか!!?あなたはこんな悪どいことは好まなかったのに!!」


すると、いつのまにか太陽の光が微かに見えた!夜明けだ!


アタランテ「太陽の光が・・・!?」
フラン「う!!?」
ブラッディクス「ではハートビート・クロックタワーで待っている」


そしてブラッディクスが転移した後にクルーク一行は大半が巻き起こった非常事態に慌ててしまった!


姫子「ちょっとどうすんのよ!!?」
ベリー「ヤバいよー!!」
クルーク「ハートビート・クロックタワーに行ければブラッディクスを止めれるかもしれないから、グレン達に話して向かってもらうよ!!」


一方、グレンの飛行船はハートビート・クロックタワーが出現しているのをグレン達が見届けていた。


ライト「やった!彼らはやったんだね!」
イサキ「でも、なんかおかしくない・・・?」
グレン「確かにな。親父が残した写真だとこんな黒くもなかったが」
オルフェ「・・・」


すると、クルーク一行が慌てながら戻って来たのをライトが見た!


ライト「あっ、戻ってきた!やれたんだね?」
クルーク「今そんなこと言ってる場合じゃないよ!すぐにハートビート・クロックタワーまで乗せて向かって!!」
イサキ「えっ?どういう・・・」
ゼオ「・・・出現したが、しくじった。このままだと夜がなくなる」
グレン「は!?どういう・・・!?」


グレンはクルーク一行の瞳から何か尋常じゃない雰囲気を感じ取り、その頼みを受け入れた。


グレン「・・・わかった。その代わり俺らにも見届けさせろ!」
以蔵「ありがとな・・・グレン(すまんかった・・・!」
グレン「お前ら!クルーク一行の旅路は続行だ!目的は今出現したハートビート・クロックタワーだ!!」


そしてクルーク一行も乗せたグレンの飛行船はハートビート・クロックタワーに向かって行った・・・!






一方、スマブラ屋敷ではハルバードを始めとした飛行マシンがようやく運転の準備が整った!今回のメインとなる突撃組の代表として立ったメタナイトは宣誓する。


メタナイト「聞け。これから行く先はおそらく奴らが向かっているハートビート・クロックタワーだ。だが、目的はあの白い兜の騎士モードレッドを捕らえることではない。奴も含めたゼオ達をその内情を聞き出して救い出すことだ!私達は今は傷だらけの三つ巴である奴らを倒す気はない。しかし、奴らは違う!全力で我らを殺しにかかるだろう!死ぬな!生きるために戦え・・・!!」
大半の全員「アイアイサーーーーー!!!!」


すると、同じように救出班であるロムが捕虜の名目で案内役として頼むセレンや葉樹、ロビンやビリーに告げる。


ロム「案内として頼むぜ。セレンはうちのバカメンバーのこと内密にしやがった罰でもあるからな」
セレン「わかったよー・・・;」
葉樹「もう〜彼らのお友達は強引だねー;」
ロビン「結局この役回りなんですか・・・;」
ビリー「まあ生かしてくれるって言うから」


そしてようやく出航の合図が鳴った!






大半の救出班全員「では行くぞおおおおおーーーーー!!!!!!!!」






続く・・・!






さて、どうなる・・・!?感想OK