二次創作小説(紙ほか)

続☆年明けのアムール(その1) ( No.611 )
日時: 2026/01/02 17:18
名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)

あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
さて、2026年初の小説はまたもきなこちゃんが登場します・・・が?






「小ネタ」書き初め


クルーク「正月の書き初めしてきたよー。ボクのを見るかい?」


クルークの書き初め内容:ダークでグレイトな魔導師になる


ツースト「願いを書けばいいってもんじゃねーぞ。大体よく入り切れたもんだな;」
ゼオ「お雑煮ウマー」
クルーク「何だとぉ!?じゃあ、ツーストのを見せてみろ!」






ツーストの書き初めの内容:あいりと結婚したい






クルーク「それ、本人に言いたまえ(ホロリ」
ゼオ「全くだ。いつも甘い言葉をあいりに言うのに一番肝心なことを伝えやしない」
ツースト「いいんだよ!俺の大願だ!」


書き初めは今年の抱負=願いに通じるというイメージ。






年明けのアムール。今年はトリ子も加わった上で正月を過ごすリップ達だが、インターホンが鳴った!リップはすかさず出る。


リップ「はーい!」


来たのはアムールに遊びに来たリップの従姉・きなことその彼氏・氷月だ!


きなこ「はーい、みんな!来たよー!」
氷月「どうもー、お久しぶりですたい」
リップ「いらっしゃーい!」
チャラ王「あっ、フランスの面白い兄ちゃん!待ってたぞ!」
マドレーヌ「早速案内するねー!」


リップとチャラ王とマドレーヌが二人を案内しながらリビングに向かうと、そこにはいつものメンバーと実家に帰って来たリップの兄姉達とその関係者がこたつに座ったり、ボードゲームしたりしていた。


ワーズ「よぉ!久しぶりー!」
オペラ「また二人で来るんじゃないかって思ったよ」
きなこ「そりゃそうだよー」
アロイジア「やっぱり何か理由があるのねー(ミーシャを抱っこしてる」
ミーシャ「あーい」


それを見たトリ子は水を飲みながら賑やかな雰囲気に戸惑っていた。


トリ子「こいつらもなんで怖がらないんだろ・・・」
エクレア「トリ子ちゃーん。少し眠いから膝枕してー(お酒飲んだのでちょっと酔ってる」
トリ子「しかも一人は気軽に膝枕させてやがるし;」
マドレーヌ「エクレア姉、酒飲むと酔ってこんなんだから許してあげて」
おぼろ(モイモイ)「ちょっとルート!またドーナツ食べすぎたでしょー!」
ルート「いいんだ。ドーナツが私の命だ」
メルト「食べかすつきながら、誇らしげに言わないでくれる?」


一方の氷月はトリスタンとオセロで遊んでいた。


氷月「はい」
トリスタン「そう来ましたか。そしたらこれで大分私の白取れますね(取った分の黒を白に裏返す」
氷月「ひえーっ!!ならば、これでー」
トリスタン「ふーむ」


それを見たきなこは紅茶を飲みながらリップの両親に話す。


きなこ「実は彼のことを家族に打ち明けようと思って」
リップパパ「おー、ついに姉貴に会いに行くのか。姉貴、建築デザイナーとして海外を飛び回ってる身だが、今年の今ぐらいには日本に帰るって言ったしなぁ」
リップママ「義兄さんはハリウッドで活躍する映画監督だから会うことは難しいかも。きなこちゃんのお兄ちゃんも今や世界有数のメイクアップアーティストでも連絡を取れるかもしれないけど、義姉さんにはもう一緒に住んでるって言えば伝わるのは簡単よ」
きなこ「それはダメだよ!うちの母さん、あれでもかなり頑固なんだから!今回は軽く紹介だけだ」
リップママ「要するに段階を踏もうってわけねー」


すると、氷月の髪を見たリップママがトリスタンを呼んだ。


リップママ「トリスタン君。ちょっとお願いがあるんだけど」
トリスタン「なんでしょうか?」


その数分後、氷月はいつの間にか首にナプキンをかぶらされていた!


氷月「なっ、何たい!?」
トリスタン「髪を切ってあげますよ」
リップ「大丈夫だよ、トリスタンちゃんは髪を切るのが上手いんだからー」
きなこ「今回の日本に帰って来た理由はひーちゃんを私の家族に紹介することだよ。母さん、頑固なところあるから、せめてもの少しでも身だしなみを整えてあげなきゃ意味ないだろー」
氷月「ええっ・・・」


今の状態で自分の母親と会ったら・・・と案じるきなこに諭された氷月は意を決して鼻息を立たせた!


氷月「よしっ!この加山氷月、きっちゃんに惚れた身、やってやりますたい!トリスタン君、髪切るのお願いするたい!」
トリスタン「わかりました。いきますよ」


トリスタンは氷月の髪をハサミで切るが、氷月はすごい癖毛の持ち主のために思ったよりも苦戦していた。


トリスタン「あっ。引っかかる・・・これは引っ張りますね;」


気付けば、氷月の髪はさっきよりも酷くなっていた!


トリスタン「貴方の髪の毛、思ったよりも癖毛です;ちー殿のようにいきませんね・・・;」
氷月「あー!!(鏡を見た」
チャラ王「それなら、いっそのことばっさり切れよ;」
トリスタン「確かにその通りですね」


そして数分後、髪がかなり短くなりながらもなんとか髪を整えた氷月はワーズとオペラにより洗顔させられていた。


ワーズ「俺、いい洗顔剤あるから貸してやるよ!」
オペラ「目に入ったら痛いから動かないでねー」
氷月「あばばばばば」


その間にマドレーヌが父親のスーツ服を持ってきた!


マドレーヌ「パパのスーツ、貸してあげてもいい?どうせあんまり着てないでしょー」
リップパパ「確かにパーティに呼ばれた時はむず痒くて仕方ないんだがな・・・;」


そして数分後、リップパパのスーツを着た氷月は自分の身だしなみが綺麗に整えられた姿を鏡で見ながら少し驚いた。


氷月「おおーっ!」
アロイジア「綺麗になったでしょ!?でも、お義父さんの服はちょっと大きすぎかも」
メルト「確かにね。トリのスーツ服ならぴったりかも」
トリスタン「それならお借りしていいですよ。私はこの美貌・・・ですので、どんなのでも似合うと思いますけど・・・(キラキラ」
チャラ王「たまに本気で腹立つなこいつ(^ω^#)」
ルート「スーツ姿で行くなら、いっそのこと職業はサラリーマンにしてな・・・」


それを見たトリ子はおぼろに訊ねる。


トリ子「・・・いつもあんな感じなのか?」
おぼろ(モイモイ)「いつもあんな感じなのよ」


一方、快刀乱麻直属のアサシン・岡田以蔵が乱麻のであり、寮で飼われている愛犬であるキャバリアの子犬チャンタとお散歩しながらトリスタンや彼のマスターのリップ達に差し入れのズワイ蟹を渡すために歩いていた。


以蔵「全く乱麻も人使いが荒いきに。わしだってそんな暇ないんじゃ!」
チャンタ「クゥ〜ン」
以蔵「おっ、チャンタもそう思うか!ほうかほうか!」


チャンタと一緒になんだかんだで言いつつ、アムールまで歩く以蔵に後ろから声をかけてきた。サングラスをかけた美女だ。


サングラスをかけた美女「ねぇ、そこのちょい悪そうな可愛い顔したあなた。この地図の道を教えて欲しいんだけど」
以蔵「はっ!?(美女!?」
サングラスをかけた美女「って、えっ!?」
以蔵「は!?」
チャンタ「?」


思わずびっくりした以蔵だが、サングラスをかけた美女から渡された住所を見てピンときた。


以蔵「(アムールがある辺りか)わしもちょうどあそこの店に用があるからな、一緒に行っちゃる」
サングラスをかけた美女「ほんと?助かるわー」


以蔵が彼女を案内してから数分経つと、目的地に着いた、が・・・


サングラスをかけた美女「ありがとう、ここよ」
以蔵(おん?アムールやないか)


サングラスをかけた美女はアムールの裏口を探しに走った!


以蔵「なっ、おい!今日はアムールは正月休みで」


裏口を見つけたサングラスをかけた美女がインターホンを鳴らすと、耳の良いトリスタンが気付いた。


トリスタン「はい。宅配でしょうか?」


トリスタンが開けると、そこにはサングラスをかけた美女の後ろにあわてた様子の以蔵が立っていた!


トリスタン「おや?以蔵殿、こんな美しいマダムも案内して何のつもりですか?」
サングラスをかけた美女「あれ?あなた誰?イケメンじゃないの」
トリスタン「光栄です。ふふふ、美しいマダムにもそう言われるとは・・・」
サングラスをかけた美女「ごめんだけど、入らせて」


サングラスの美女が勝手に上がってからリビングのドアを開けた!


トリ子「!?」
メルト「何!?トリが急に入らせちゃったの!?あいつが好みそうな女よ!」


しかし、そのサングラスをかけた美女を見たきなこはびっくりしながら言葉を発した。






きなこ「母さん!?」
一部の人達全員「え?」






サングラスをかけた美女がきなこの母親だと知った一部の人達は思わず驚愕した!


トリスタン「このマダムはきなこ嬢の母親なのですか!?」
以蔵「全く羨ましいきの・・・;」
リップ「あっ、以蔵さん!」


席に座ったサングラスをかけた美女こときなこママに彼女の弟であるリップパパが思わず呆気に取られた。


リップパパ「姉貴、来るなら連絡ぐらいしろよー!」
きなこママ「日本に帰ってきてたから、久々にあんた達と顔合わせようと思ったのよ〜」
きなこ「母さんには今日連絡して、明日には会いに行くつもりだったのに・・・流石地獄耳だ;」
きなこママ「何言ってんのよ。きなこは全く今まで何をしてたのよ、フランスで一度でも連絡もしないで・・・」


すると、きなこママはようやく決まったスーツ姿の氷月を見た!


きなこママ「ん?誰あんた」
氷月「おっ、お義母さん。はっ、はじめましてですたい。私、きなこさんとお付き合いさせていただきましてー、今日はお義母さんに会いに行こうと思って来たんです」
きなこ(頑張れっ)
きなこママ「ふ〜ん」


きなこママは氷月をじっと見つめるが、ワーズが二人の間で取りなすように言う。


ワーズ「そういや、俺達は今から浅草観光に行こうと思ってたんだ。伯母ちゃんも一緒にどうですか?」
きなこママ「いいの?浅草はあんまり行ったことないからいいけど」
以蔵「ほんなら、わしは差し入れのズワイ蟹を渡してから失礼するきの「以蔵さんもせっかくだから、一緒に行こう!」はぁっ!?なんが知らんが、おまんら家族の問題じゃろうが!わしは絶対に行か———」

続☆年明けのアムール(その2) ( No.612 )
日時: 2026/01/02 17:20
名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)

しかしその数分後、買い出しに出かけたところを帰って来ていたアムールの古参の従業員であり居候でもある春海が運転する車に以蔵(とチャンタ)が乗っていた。もちろんリップ達も一緒に。


以蔵「・・・;」
チャンタ「ハッハッ」
リップ「ごめんねー、春海さん。帰って来たばかりなのに」
春海「いいのよ。実家には明後日に帰る予定だし」
ワーズ「浅草で何食べるんだ?奢ってやるぞ」
チャラ王「えっ。じゃあ、俺は焼きハマグリ」


すると、以蔵が重い口調で呟くように訊ねる。


以蔵「結局、わしを連れて行くっちゅうんか・・・」
トリスタン「だって、浅草は以蔵殿らが何度も行ってるから多少は詳しいだろうと、桃介殿がおっしゃってて」
以蔵「あいつ・・・;」
ワーズ「えっ、桃!?あんたと知り合いなのか?」
以蔵「おん、わしのとこで働いちょる・・・」
きなこ「桃ちゃんもたまに顔出せればよかったのにー!あっ、チャンタちゃんはリノとクロエと遊んでやってよ」
リノ(U・ω・)
クロエ(△・∀・)尻尾フリフリ
チャンタ(・ω・△)!
氷月「ミルキーちゃんはどうしたんですたい?」
ルート「乃木沢さんとシャルアンが預かってくれてるぞ」


こんな会話を繰り広げる面々だが、きなこママは静かに呟く。


きなこママ「ところで、氷月っていう人は売れっ子編曲家なんですって?」
氷月「はっ、はい!」
きなこ「彼、売れてんのよー」
リップパパ(わざわざそんな嘘吐かなくてもいいのにな・・・)


そして浅草に着いた後、以蔵は腹をくくりつつ最初の場所を案内する。


以蔵「まず木馬亭じゃな。そこは浪曲の他にも漫談などのお笑い公演や音楽ライブとかも楽しめちょる。ちなみに25歳以下はチケットが半額じゃ!」
アロイジア「へー。案外優しい価格設定ね」
オペラ「浪曲とかも新鮮そうだし、見に行こうよ。赤ん坊のミーシャも入れる?」
以蔵「もちろんやきの!」
春海「じゃあ、チャンタちゃんやリノ達は私が預かっておくわねー」


以蔵の案内で木馬亭の浪曲を見に行くことになったリップ達だが、きなこママが言う。


きなこママ「きなこ、あんたが飛び入りで踊ってきなさいよ。いいサプライズになるかもよ?」
きなこ「母さんっ。私はようやく名が知られてきてるところなんだよ;」
トリ子(一応プロ意識はあるのか)


浪曲を満足した様子で見に終えた後、何かを見つけたマドレーヌが以蔵に訊ねた。


マドレーヌ「あのジェットコースターみたいなの何ー?」
以蔵「浅草花やしきのじゃな。あそこはコンパクトの遊園地で最古のじゃから再入園も営業時間の限りは可能じゃ!」
マドレーヌ「それなら私、ジェットコースターみたいなの乗ってくる!トリ子ちゃんも一緒にのろー!」
トリ子「は!?確かに絶叫系は私も好きなんだけど・・・」
リップ「行っておいでよ。アタシ達も行くし」


マドレーヌとトリ子が浅草花やしきの一つにあるローラコースターを楽しむ中、リップ達はそれぞれでメリーゴーランドや他のアトラクションに向かっていた。


エクレア「しかし、リップ達はまたすごいのを連れてきたわねー」
チャラ王「以蔵さんが桃ちゃんの仕事の同僚だからか?」
エクレア「それもあるんだけど、なんか浮いてる女の子連れながら白の軍服みたいなの着てたイケメンと強面の男がなんか取り合ってたのを見たことあったんだけど、取り合ってるのが彼だって聞いたわよ・・・って、あれ?男同士で?」
チャラ王(以蔵さんを巡って争ってた龍馬さんと土方さんか!?つか、幼馴染の姉にも目撃されてるんだけど!?)


一方、アトラクションの一つのヘリコプターに乗るきなこは氷月に訊ねる。


きなこ「母さん、見た感じはどうか?」
氷月「悪い人ではなさそうだけど、なんか貫禄のありそうな人たい」
きなこ「そう。あの人、何気に威圧感あるもんね;」


その数分後、浅草花やしき内にあるレストラン・「お花見茶屋」でランチするリップ達、おぼろはリップにもらったオムライスの花むすびを美味しそうに頬張っていた。


おぼろ(モイモイ)「わぁ!このオムライスの花むすび、美味しいわ!」
リップ「よかったー。花むすびだったら半分のを食べれるかなと思ったんだよ」
おぼろ(モイモイ)「確かにおぼろはこの姿だと一寸子なんだもの」


その様子をメルトがじっと見ていたのを見た。


リップ「メルトちゃんも食べる?」
メルト「ええ、私はあさりと玉子の花むすびよ。あと、私は手の感覚がないから、いつも通りあーんして食べさせなさい」
リップ「はいはい」


リップが注文したあさりと玉子の花むすびを半分に分けた。


リップ「はいあーん」
メルト「あーん」


メルトが口にするとぱあっと嬉しそうな表情をした。


リップ「美味しい?」
メルト「まあ・・・悪くないわね」


一方、それを見たチャラ王は少し羨ましそうな表情をしていた。


ワーズ「うちの妹が気になるなら、もっと積極的にいけよ」
チャラ王「ちっ、違う!リップはそんなんじゃねーから!」
トリスタン「じゃあ、間男の私が取ってもよろしいので?」
リップパパ「ああ、構わんぞ!波風立てるのにちょうどいいだろ(悪ノリ」
チャラ王「親父さあああああーん!!?」


それを見たリップママは少し呆れてそうにしていた。


リップママ「今更嫌いになったりしないけど、全くみんな相変わらずなんだから」
きなこママ「えっ、赤髪のイケメンの彼がリップの間男?」
リップママ「お義姉さん、知らなかったのね」
きなこママ「その話をもっと早く教えなさいよ!酒の肴になるから」
以蔵「そっちかぁ!」


一方、氷月はパンダカー焼きを見たことで目を輝かせていた。


氷月「パンダカー焼きが可愛いたい!きっちゃん、頼めんね?」
きなこ「いいよ。一緒に食べよう!」


その数分後、以蔵の案内で新仲見世商店街を訪れたリップ達は108もある店舗のバラエティ豊かさに思わず圧倒されそうになった。


トリ子「ここ、古臭そうなのに色々あるわね・・・」
以蔵「伊達にバラエティ豊かというわけやない。ちなみに甘味店や飲食店などの食べ歩きができる店の他に扇子やかんざしとかの伝統工芸物も売っちょる店があるきの!」
トリスタン「随分詳しいですね。ここを何回か訪ねたことがあるのですか?」
以蔵「おん。東京に上京しちょったばかりのとかたまに遠出する時とかな。乱麻も気に入ったせいかよう訪ねにいっちょる」
ワーズ「なら、これはこの商店街で買った土産か?乱麻ちゃんとやらへの土産か〜」
以蔵「勘違いするなきの!おまんらに連れて行かれて遅うなったから詫びのもんを買ってるんじゃあ!他の奴らにもじゃ!」


一方、きなこと氷月はかんざしを見ていた。


氷月「ひーちゃん、欲しいかんざしぐらいは買ってやるたい」
きなこ「えっ!?いいよ別に」
氷月「平気たい。俺からのプレゼントたい」
きなこ「・・・ありがとう。じゃあ、これを」


その数分後、かっぱ橋道具街に向かっていたリップ達は勢揃いした調理器具などを見てパティシエのリップパパやワーズが興奮していた!


リップパパ「おー!いいじゃん!仕事に使えそうなのばかりだ!」
ワーズ「親父、これ良さそうだぜ!」
以蔵「パティシエのおまんらには打ってつけの場所じゃな。アッシュとかも寄ってそうな気がするきの」
チャラ王「あー、料理スキルが☆5の奴らとか?」
トリスタン「なんですか、料理スキルが☆5って「あら〜ん」


料理対決を知らないトリスタンがチャラ王に彼が言ったことを問おうとした際にこっちの駆け寄ってくる大柄の男性(?)の姿があった。ポップン界のオネエパティシエのジャンだ。


ジャン「ちーと、可愛い私の弟子とその息子じゃない。なんかお友達も連れて」
チャラ王「ジャンちゃん!?」
トリスタン&以蔵(ちゃん?)
リップパパ「師匠!今日は何の用事で?」
ジャン「ちょっとここのボウルを見に。私、この店によく寄るのよー」
ワーズ「そういえば、ジャンさんは今日本のショコラティエ店で働いていますよね?」
ジャン「そうよ。あ、お友達二人も食べにおいでね。っていうか、よく見たら一人はリップの間男じゃない!」
トリスタン「おお・・・」
ジャン「あっ、ちーとリップにはあまり怒らせないでね。二人は私が鍛え上げた格闘術の腕があるから」
以蔵「まっちょれ!?リップも格闘を・・・つか、おまんが鍛え上げたって何もんじゃあ!?」
リップパパ「師匠は元格闘技の世界チャンピオンなんだぜ。んで、カミングアウトして引退してショコラティエになったんだ」
トリスタン「元格闘技の世界チャンピオン!?」


一方、外にいたきなこママが建物をじっと見ていた。


リップママ「お義姉さん、どうしたんですか?」
きなこママ「ちょっと、これをデザインしたのは誰よ。私ならもうちょっとアンティークな純和風に設計してるわ。全く和風の良さも残さないといけないのに」
リップママ(なんだかんだでこの人は世界を飛び回る建築デザイナーなのよね)


その数分後、隅田川公園に立ち寄ったリップ達はそのテラスを見るチャラ王にリップが話しかけた。


リップ「隅田川は夜景が綺麗なんだってー。屋形船もあるから、アタシも行きたいな」
チャラ王「別に・・・今度連れて行ってやるから(少し照れてる&超小声」
リップ「えっ?今、なんて言ったの?」
チャラ王「なっ、なんでもねーよ!」


一方、氷月は隅田川に魚が泳いでいるのを見つけた!


氷月「おっ、魚たい!」
きなこ「ひーちゃん、そんなに前に出たら・・・!」
氷月「あっ」


バッシャーン!


思わず前に出た拍子で川に落ちてしまった氷月はスーツがずぶ濡れの状態で上がってきた。季節は真冬だからか寒そうにしていた。


氷月「さむ・・・OTL」
きなこ「だから、言ったのに!」
氷月「おっ。あれは・・・きっちゃん、譜面ノートを持ってきてほしいか」
きなこ「持ってきたけど・・・その前に着替え!風邪を引いちゃう!」
氷月「あそこの魚は曲のいいアレンジになりそうとたいー」


氷月が風邪を引きそうにも関わらず、譜面ノートを書く姿をきなこママは遠目から見ていた・・・。


きなこママ「・・・」

続☆年明けのアムール(その3) ( No.613 )
日時: 2026/01/02 17:22
名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)

観光終わり






その数分後、大体は見終えたリップパパはある提案をした。


リップパパ「なぁ、せっかくだから最後に浅草寺に行かないか?」
マドレーヌ「えっ?行く!」
以蔵「おん、そこじゃったら、わしの案内は不要じゃろ。チャンタだけでなく、リノ達も預かるから春海の姉ちゃんも行かんか」
春海「えっ、いいの?すぐに戻るから待ってて!」


以蔵に代わってもらった春海を含めたリップ達が浅草寺の雷門から本堂に向かいつつ、きなこママは訊ねる。


きなこママ「ここは初めて行ったわ」
リップママ「今初めてなんですか?」
きなこママ「他の観光スポットは少しは行ってるけどね」


リップ達が浅草寺の本堂の寺にお参りすると同時にそこに眠る神様にお祈りすると、リップが何かを取り出した。


リップ「神様も甘いものは好きそうだよ」
チャラ王「えっ。おはぎだ!」
きなこ「いいじゃんっ。おはぎは3年ぶりだ!」
氷月「・・・」


リップ達がおはぎを美味しそうに頬張りつつ、トリ子は食べながらそれを見ていた。


トリ子「私はお前らと仲良しごっこする気はないのにね」
トリスタン「いいのではないですか?貴女にはいい経験でしょう」
トリ子「・・・そうね」


その数分後、おはぎを食べ終えたリップ達がそろそろ帰ろうと歩こうとしていた。


きなこママ「じゃあ、そろそろ帰るとするわ」
エクレア「そうね・・・あの人も待っててくれてるだろうし」
氷月「・・・」


すると、氷月が小走りした後に神様相手に手を合わせた!


氷月「やっぱり、神様相手に嘘は行かんたい!神様、俺は売れっ子編曲家は嘘です・・・本当は食えないアルバイターの貧乏編曲家なんです!」






氷月「それにもうきっちゃんと一緒に住んでおりますたい!」
きなこ「きゃあ!!」
リップママ「あーあ、言っちゃった」






氷月「そ、そうちゃけど、絶対にきっちゃんを幸せにするたいっ、付き合いを許してほしいたい!」
春海(きなこちゃんママが聞いてるけど、どういう反応するかな〜?)


氷月はすごい睨みつけたような顔をするきなこママに駆け寄りつつ謝ろうとした。


氷月「す、すみません、お義母さん!騙すつもりはなかったとですが・・・」






きなこママ「バカね!そんなこと、最初から分かっていたのよ!」






氷月「えっ!?」
きなこママ「これでも世界を飛び回る建築デザイナーよ、それを舐められちゃ困るわね・・・いいかしら!?」


きなこママは氷月に詰め寄りながら叫んだ!






きなこママ「きなこを泣かせたら承知しないわ!仕事を放り出してでも、フランスまですっ飛んで行くからね!わかった!?」
氷月「はいですたい!」






きなこ(お母さん・・・)


それを聞いたきなこは母親には安堵も混えて少しだけ罰が悪そうな顔をしたが、きなこママは氷月の肩に手を置く。


きなこママ「それじゃあ、帰って酒でも飲みながら、じっくり話を聞かせてもらおうじゃない」
氷月「ヒェッ」
きなこママ「私だって建築デザイナーとして売れなかったんだから、貧乏で結構よ。若い時なら大いに貧乏しなさい!」


それを見たリップパパは一息つきながら言う。


リップパパ「今夜も宴会だなー。あ、俺は料理を作ってやるからお前らも手伝えよ」
ルート「私達が未成年だからだな」


一方、それを遠くから微かに聞こえていた以蔵は少しは安堵する。


以蔵「なんじゃ、気付いちょったか。んー、やっぱり母親じゃのう」
チャンタ&リノ&クロエ(・ω・△)(・ω・U)(・ω・△)???
以蔵「いや、おまんら二匹の飼い主の関係者のことじゃ。チャンタはわしらの犬じゃが」


すると、以蔵にサングラスをかけた男二人が近づいてきた。


サングラスをかけた男A「すみませんが、ここの本堂に着物を着た女を知らないですかねぇ?」
サングラスの男B「って、そのキャバリアはあんたの犬ですか?」
以蔵「(今度はチンピラか!!)いや、着物を着た女なら、今知り合いと・・・」
サングラスをかけた男A「案内しろ」


その1分後、本堂の前に立っていた以蔵をリップが見つけた!


リップ「以蔵さん!?おはぎがあるけど、一個だけならあるよ」
以蔵「いや、それどころやなくて・・・」


すると、サングラスをかけた男二人がそれを外しながら話しかけてきた!






サングラスをかけた男A「きなこと俺の嫁が帰って来てるって聞いたから、今撮ってる映画を出演俳優達にNGなしで終わらせた後に来てやったぞー!」
サングラスをかけた男B「よく見れば、リップ達もいるじゃんー!」
きなこママ「あなた!?」
きなこ「兄貴!?」
以蔵「はぁっ!!?」






なんと、きなこパパときなこの兄も襲来。これにはもちろん氷月も・・・


氷月(°д°)
リップパパ「義兄さん!?つか、聞いたのかよ!?」
きなこパパ「は?なんのことだよ」


それを見たリップは以蔵にこそっと頼む。


リップ「悪いけど、泊まってもいいから今日は最後まで付き合って;」
以蔵「結局、今日一日はわしを振り回すっちゅうんか・・・;」






一方、以蔵のマスターである快刀乱麻は頬杖をつきながら彼(+チャンタ)の帰りを待っていた。


乱麻「遅いな・・・またヤバいのに誘拐されかけたか?」


続☆年明けのアムール(その4) ( No.614 )
日時: 2026/01/02 17:25
名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)

「おまけ」その翌日の以蔵


以蔵「昨日帰って来なかったのは悪うかったから、これで許しとうせ;(手には木刀が入ったプレゼント用の箱」
乱麻「ふん。今回はリップらのところにいたからよかったが、次からは連絡しろ」←帰るまでめちゃくちゃ心配してた


すると、乱麻直属の使用人の一人の松平桃介が以蔵に訊ねる。


松平「以蔵、リップのところに泊まってたのか?」
以蔵「おん、リップの従姉のきなことその家族達とか彼氏も一緒に・・・」
松平「はぁっ!?きなこ達に会ったのか!?」
以蔵「やっぱり知らんかったんじゃな。おまんに顔ぐらいは出せって」
松平「おい、叔父さんは映画の撮影の途中だよな!?」
以蔵「娘と嫁が帰ったって知ってて、出演俳優達に無茶振りしてNGなしで終わらせちょった。あ、きなこの兄も一緒じゃ」
松平「また娘会いたさで無茶振りしたんだな!?それがあの人のすごいところなんだが・・・あ、あいつもか」


それを聞いた乱麻は以蔵に訊ねる。


乱麻「映画の撮影って、リップの伯父は静兄と同業のやつか?」
以蔵「映画の俳優達を指導する監督だそうじゃ」


この後、テレビで流れて来た映画予告に以蔵が「こいつが作った奴」と映画監督のクレジットが超大物だってわかって、乱麻は思わず倒れてしまったそうな。






「後書き」
新年一発目の小説がこれの理由は正月ぐらいはこういうのほほんとした日常が書きたかっただけです。今、第五部での戦いが炸裂中なんだもの。
ついでにきなこの家族も前から出そうと思っていて、こうしてようやく形にできたわけです。きなこちゃんのお兄さんについては実はある人物のヘアメイク担当しているのですよ(彼の名前と誰なのかは今のところ伏せておく)
というわけで去年の終わりから本格的に動き出しつつある第五部をさらに混迷を極めていくので、今年もよろしくお願いします!






今年もよろしくお願いします!感想ぉK