二次創作小説(紙ほか)

赤い猫の足跡、再び(その1) ( No.623 )
日時: 2026/01/21 17:31
名前: 桜 (ID: 4C1MnACG)

今回はタイトル通り、あいつがついに再登場!どくりんごのハーモニーも加わり、混迷を極めていくぅ!






「小ネタ」どこに行ったの


ププル「ん〜・・・」


ププルは朝早く起きて食堂に向かったら、大カレー神の巫女の末裔である電波少女プニィの姿がなかった。


ププル「あれ、プニィは?」
悶怒「さっき、買い物に行って来ると言っていました。ですが、まだ帰っていないようですね・・・」
ププル「まさか迷子?」


ププルがプニィを探していたら、彼女のものだと彷彿させる輪っかを見た!


ププル「あっ!プニィ!」
ジャック「あっ、輪投げ用の輪っかを奪う気なの!?」
ププル「あ;ごめんね」


プニィを探すためにまた歩くと、彼女のものだと彷彿させる輪っかをまた見た!


ププル「プニィ!」
ルキナ「あー!私のカバンのチャックー!」
ププル「ルキナのカバンのチャックだったんだね。ごめんね;」


その後もプニィを探すが、彼女はなかなか見つからなかった。


ププル「プニィ、どこに行っちゃったんだろ〜・・・「おう」






以蔵「やっぱりププルのとこの子かえ、プニィは」
プニィ「うん。ププル(買い物で迷子になってたところを以蔵に保護してもらい、一緒についてきてもらった」






ププル「以蔵さん、プニィに何をしたの!?」
以蔵「わしは何もしちょらん!!」


ちなみにプニィが買いに行ったのは今日のスマブラ屋敷の夕食のスープカレーとサラダの材料だそうです。






憤怒の騎士と邂逅した後の夜の古代中国にある王ドラの家。彼は先程の彼女の言葉を頭に浮かべては悩ませていた。


王ドラ「・・・」


そんな中、ドアを開ける音がした。王ドラのサーヴァントのルーラー・天草四郎だ。


天草「王ドラ殿、そろそろおやすみなさってはいかがかと」
王ドラ「ええ、そうですね。なんか疲れましたし」
天草「あっ、それなら返しますね。このフェアリーナイトって書かれてある本「ダメだ!天草さん!!」


王ドラの突然の怒号に天草がびっくりしてしまい、それを見た彼は我に返った。


王ドラ「あ・・・ごめんなさい、急に怒鳴ったりして。本を返してくれてありがとうございます。それではおやすみなさい」


王ドラが部屋のドアを閉めた後、天草は先程の彼の怒号が頭に離れなかった。


天草(あの怒鳴り方はどこか普通ではない。何があったのだ・・・?)






建設途中の遊園地。結果的には敗走したが、憤怒の騎士から情報をもらったことによって一歩進んだと判断した仮面の騎士・トリストラムはどくりんごに声をかける。


トリストラム「あの兄妹が生きていることがわかっただけでも大きな前進です。あとは「突破」を待てれば良いのですが、どくりんご。魔女であり、強欲の騎士である貴女がとりあえず場をかき乱してくれますか?」
どくりんご「その言い方は酷いですが;まあ、とりあえずちゃっちゃっとあの人間達をかき乱して「いや、そこまで手を抜く必要はない」


二人が声をした方に振り向くと、そこには一匹の赤猫を連れた魔導師の姿があった。


トリストラム「あのお方に出張を言い渡されたのですか?黄泉」
黄泉「正しく言うなら偵察だがな。まあ、これは好機だと言っていい。奴らは二度も赤猫のぬいぐるみを破壊してくれたからな」
どくりんご「まさか二度も会ったんですか?あんな奴らに負けるだなんて」
黄泉「それは本気を出していないだけだ。そういうお前は適当に任務をこなそうとするのを見え見えだが」
どくりんご「な・・・(カチーン」


黄泉の言葉にどくりんごは米筋を立てたのをトリストラムが制した。


トリストラム「何が目的かは知りません。ですが、くれぐれも勝手なことをしないように。したら、殺しますので」
黄泉「そんなこと言う騎士は消し灰にするぞ」


黄泉の肩に乗せられた赤猫は、その瞳の輝きを怪しく光らせていた・・・。

赤い猫の足跡、再び(その2) ( No.624 )
日時: 2026/01/21 17:33
名前: 桜 (ID: 4C1MnACG)

とある日のアムール。いつものように接客をしていたトリスタンは昨日のことでモヤモヤしていた。あの憤怒の騎士の言葉とそれによって表情を変えたタイマーと王ドラのことだ。


トリスタン(昨日のあの二人・・・ただの彼女のハッタリかと思いましたが・・・あれは・・・)
お客さんA「あれ?どうしたの、イケメン店員さん」
トリスタン「!いえ、なんでもありませんよ(おっと、いけませんね。今接客に集中しないと・・・」


しかし、トリスタンが歩こうとした時にずっこけて別のお客さんの空き皿に頭がクラッシュ!そして、その空き皿だけでなく、隣にいたお客さんの皿まで割ってしまった!


お客さんB「この皿は俺のじゃねーよ!!?」
お客さんC「500円の皿はあんたのでしょ!!(アムールのケーキの値段は大体500円です」
トリスタン「あ・・・;」


その後、リップママが割れてしまった皿を片付けてる間にリップとチャラ王がトリスタンを裏に連れ出した。


リップ「ママが割っちゃった皿を片付けてくれてるから気にしないで?手で触ったら怪我しちゃうし」
トリスタン「はい・・・申し訳ありません」
チャラ王「・・・大方、昨日のことだろ?」
トリスタン「!」


チャラ王の言葉にトリスタンはグッと言葉を詰まらせる。図星かと言わんばかりにチャラ王はため息を吐く。


チャラ王「そのことを忘れるよう咎めようとしてるわけじゃねーし。つか、あんなの聞いたら誰だって気になるよな・・・」
トリスタン「・・・」
リップ「アタシ達はあの二人・・・ううん、あの三人に何があるのかよく知らない。ただ仲間が何か抱えてるものがあるなら、話だけでもさせたらいいと思うよ。タイマーさんはミニッツちゃんのことはわからないけど、王ちゃんの場合は誰かを助けようと、また一人で突っ走っちゃうかもしれないから・・・」


その言葉を聞いたトリスタンは針音ノ時計塔(ハートビート・クロックタワー)で王ドラが身体を乗っ取られたキッドを救うためにガウェインとも対峙した出来事を思い返す。彼は誰かを助けようとしては傷つく。それは今も・・・
そうなる前にトリスタンは顔を上げた。


トリスタン「そうですね。たとえ、彼に拒絶されていても、せめてもの彼の慰みとなるなら話を聞きたいのです。今はそれしかできなくても、光となることはできるでしょう」
チャラ王「ああ、そうだ!今はそれが一番有力かもな!」


それを陰ながら見ていたトリ子は以前から抱いていたある思案をよぎっていた・・・


トリ子(やっぱり、あの兄妹は半分は私と同じようなものなのか・・・?それにオレンジのからくり猫、本人じゃないけど、どこかで見たような・・・)


一方、乱麻達の住む学生寮から少し離れたところの近所にある行きつけのたい焼き屋「あかし」では乱麻達四人は誰かを待っていた。


乱麻「ここでいいか?」
小夢「うん」
以蔵「好きなの頼んでえいぞ。わしが奢っちゃる」
弓弦「まず自分のことをどうにかして下さいよ;」


すると、そこに黒スーツで色黒な肌を持つ美青年が店に入ってきた。


???「おー。来てくれたんだなーお前ら」
小夢「・・・」
乱麻「・・・赤谷さん」
赤谷「やっぱり、昨日連絡してよかったなー。まあ、お嬢だから護衛も付いて「それだけやないと言ったら、どうするんじゃ?」


間に割って入ってきた以蔵の言葉に赤谷は含みのあるような笑みをしながら、ずいっと話しかける。


赤谷「以蔵サン、相変わらずの番犬ぶりだなー。いや、悪ぶってるだけの忠犬の方が正しいかも」
以蔵「誰が犬コロじゃ!」
赤谷「犬じゃないならわかるな?小夢は俺の「あれ?」


とある声により、乱麻達はその方向に向いた。自分達に声をかけにきたのはたまたま、たい焼きを食べにきていたクルークだ!


弓弦「クルーク君!?」
クルーク「やっぱり!キミ達もここのたい焼きを食べに来たんだねー」
乱麻「私達の行きつけの店だからな。以蔵がピンチヒッターとしてバイトしてる店の一つでもある」
クルーク「へー、そうなんだ!」
以蔵「それよりも、どうしてここに来たがじゃ?」
クルーク「ゼオがここのたい焼きを食べたいから一緒に来てくれって。ついてきただけのつもりだったんだけど、ここのたい焼きは美味いし、できる範囲で通おうかな」
弓弦「!ぜひ来てあげて!僕も一緒に行く!」
以蔵「おまん下心が丸見えじゃぞ;」


それを見た赤谷はふうっと一息吐きながら、肩を下ろした。


赤谷「どうやら友達が話したがっているようだから、今日は帰るわ。小夢、また来てやるから」
小夢「・・・」


赤谷はふらっと立ち去ったのを注文した大量のたい焼きを持ってきたゼオとすれ違った。


ゼオ「おう、お前らもいるのか」
乱麻「ゼオ・・・って、なんで大量に頼んでるんだ」
小牧「いいじゃないの!大量に注文してくれた方がこっちは儲かるし!」


こんな雑談を繰り広げる中、小夢はクルークの服の裾を掴みながら呟く。


小夢「あの・・・ありがとう」
クルーク「えっ?う、うん!(頼んだたい焼きを早く食べたかったのかな、この子」


クルークは小夢から突発的に感謝の言葉を言われた理由がわからなかった・・・。






初登場の新オリキャラに不穏な雰囲気が・・・

赤い猫の足跡、再び(その3) ( No.625 )
日時: 2026/01/21 17:36
名前: 桜 (ID: 4C1MnACG)

すずらん商店街の雪祭り(前日譚)






その翌日。リップ達はアムールを手伝いに来ていたアミティにある誘いを持ちかけられていた。


リップ「すずらん商店街の雪祭り!?」
アミティ「うん、その雪祭りで露店も催すらしいから、その一つとしてアムールも来てくれないかって。りんごも話を聞いて推してるし」
メルト「りんご?」
チャラ王「アミティちゃんの友達の赤いロール髪の子だ。ぷよぷよ7の主人公で7組の一人なんだよ。ほら、この子(スマホにあるりんごとアミティの写真(たまたま送られてきた)を見せる」
トリスタン「ほう。可愛らしい子ではないですか」
トリ子「この紫髪の前髪は隠れてる奴はともかく、このリスっぽいクマの奴はなんだよ?人間?」
アミティ「りすくませんぱいって言って、りんごの学校の先輩なんだ。んで、この人はまぐろって言って、りんごの幼馴染!」
ルート「あー、そっちもか。幼馴染の関係って私達以外にもいるんだな」
アミティ「そうみたいだよ!それで、話を受けてみる?」
リップ「うん。パパにも話してくるよ」
アミティ「ホント?返事を待ってるね!」


そして、リップパパの許可をもらったリップ達は保護者として白羽瀬春海が付いてる上ですずらん商店街の雪祭りでケーキの露店を催すことになり、その準備期間、同じく実家の八百屋を手伝っていたりんごと顔を合わせた。


りんご「アミティ!アムールの人達、連れてきてくれたんだね」
アミティ「ヤッホー!」
リップ「こんにちは!アムールです!」
トリスタン「貴女がりんご嬢ですか。話で聞いた通り、可愛らしいようで」
りんご「あなたが噂のリップちゃんの間男さん!?アミティ達が話してた通り、かなり美しい外見の持ち主のようで」
チャラ王「なんだその噂!?おいアミティちゃん!!」
アミティ「クルークも話してたんだよ〜;」
りんご「あの、アミティからも話は聞いてますが・・・せめて霊体化はやめていただきたいと・・・」
トリスタン「実体化の方を好んでいるので、構いませんが?」
アミティ「あ、ごめんね。りんごはおばけやオカルトとかの類はかなり苦手なんだ」
ルート「あー、私と同じで理系っていう感じってやつか」
トリ子「なら、不審者に拐われるなよ。そいつを殺しかねないから」
りんご「あっ、はい!(この子はあの中で一番危険な言動するけど、よく見ると言ってることは真っ当な気がする」


すると、スケボーで来る音がした!会話を聞いて、とりあえずやってきたまぐろだ。


まぐろ「りんごちゃん、どうしたの?★」
りんご「あ、まぐろ君!この人達が言ってたアムールの人達だよ」
まぐろ「ということはそのうちの三人が噂の・・・はじめまして、ささきまぐろです★近くにある魚屋の息子です★」
メルト「ホントに目が隠れてるわね、アナタ」
りんご「あ、迂闊に目を見ようとしちゃダメだよ。まぐろ君、素顔はとても美しい顔立ちで、見たら魅了されちゃうんだから」
トリスタン「本当ですか?」


すると、トリスタンがまぐろの髪を上げさせて直に素顔を見た!


まぐろ「うわっ!?★」
りんご「ごめんねしばらく目を下を向けて!!」
リップ「ちょっ、なになに!?」


トリスタンがまぐろの素顔に魅了されるかと思われたが・・・


トリスタン「おや?確かに美しい顔立ちですね」
りんご「あれ?」
まぐろ「聞きますけど、何ともないんですか★?」
トリスタン「ええ、ないですね」


予想に反して、トリスタンには全く効いていないことに気付いた二人は思わず疑問符を浮かぶ。
そこにりすくませんぱいがやってきた。


りすくま「おお、二人とも。ここにいたのかい」
おぼろ(モイモイ)(ホントにりすくまっぽい人だ!?)
りんご「あっ、りすせんぱい!今、アミティがアムールの人達を連れて来てくれたから話してて」
りすくま「そうだったのだね。活気溢れるアムールの人達、このすずらん商店街の雪祭りの一助をよろしく頼む」
チャラ王(思ったよりも紳士だった!?)


すると、そこにすずらん商店街の組合の人と話し終えたばかりの春海がひょっこりと来た!


春海「ちょっとー。今話し終わったから、そろそろ準備してー」
リップ「はーい。じゃあ、またねアミティちゃん、りんごちゃん!」
アミティ&りんご「またねー!」


アムールの人達と別れたアミティは笑顔でりんごに話しかけていた。


アミティ「どう?一癖も二癖もあるけど、根っこはいい人達だよー」
りんご「そうですね。ところで赤髪の美しい殿方、なぜまぐろ君の素顔を魅了されてないんでしょうね?」
アミティ「確かに気になるねそれ」


後から聞いたら、トリスタンが本当にまぐろの美しい素顔に魅了されてないのでした。






そして数日後。すずらん商店街の雪祭りが満を持して開催された!


本屋の店主「雪祭りだよ!雪祭りを楽しむなら、立ち読みを許す!」
パン屋の店長「雪の形したパン(クリーム味)がこの日限定で発売中だよ寄ってけー!」


他の店や露店も元気な声で雪祭りに来てくれたお客さんに声をかける中、アムールの出張露店も作っておいた商品のケーキを持ってきた後に開いた!


リップ「みなさん!小さな雪だるまケーキもこの日限定で売ってます!よかったら、来て下さい!」
男の子A「えっ、雪だるまのケーキ?」
男の子B「母ちゃん、買っていい?」
女の子A「私も欲しー!」


この日限定で作っていた小さな雪だるまケーキの相乗効果もあって、買ってくれるお客さんが増えていく中でトリスタンは面白い鶏の着ぐるみの姿でお客さんの目を惹かせていた。


トリスタン「ああ、私は鶏の着ぐるみで呼び込み・・・悲しい・・・コケコッ」
トリ子「いいじゃん、オマエの無様な姿で客がどんどん来てるんだぜ?」
ルート「トリ子、こっちも手伝えー」


用意したケーキの商品もどんどん減って行くようになり、このままだと完売御礼になる時にチャラ王は声をかける。


チャラ王「俺達の露店、今売り上げ1位か2位の間に行ったり来たりしてるって!」
リップ「マジ!?ということは争ってるのはりんごちゃんの八百屋がやってるキッシュの露店かー!」
春海「下手したら、両方1位もありえるかもね!」


すると、そこにひょいっとケーキを頼む声が聞こえた。


ゼオ「おい。小さな雪だるまのケーキとチョコレートケーキとショートケーキや他のケーキを10個ずつ」
リップ「あっ、ゼオ君!ププルちゃんも!」
ププル「やっほー」
ルート「なんだ、デートか?」
ププル「違うよ/////!クルーク達とも一緒に来てるんだよ。小さな雪だるまのケーキを買いに来てだって」
おぼろ(モイモイ)「へー、そう!あ、よかったらステージの方も見てやってよ。メルトちゃんがバレエで出演してるって」
ゼオ「そうか。クルーク達にも伝えて、一緒に見てやるか」
ププル「うん!あ、これ代金です!」
チャラ王「まいどありー!」


ゼオとププルが買ってきたケーキを持ちながら、待ってくれているクルーク達の方に向かったのを見た春海はニマニマしていた。


春海「いいわね、青春って。恋人同士、仲が良いのはいいけどクルミちゃんもいたら、さらに微笑ましいのに」
ルート「しょうがないぞ、クルミは天才美少女作曲家であり、cantabileの大事なピアノボーカルなんだ。神出鬼没ぐらい当たり前のようなものさ」
トリ子「クルミ?」
トリスタン「ゼオ殿やププル嬢が属するバンド「cantabile」のピアノボーカルの美しい少女です。私も会いたいのですが、なかなか機会には恵まれず・・・」


すると、上からひょっこりと顔を出す見知った人物がいた。


王ドラ「おーい、雪だるまケーキを下さーい」
チャラ王「わわっ!?なんで上から出してんだよ!!?」
王ドラ「タケコプターで来て、この露店の布の屋根の上に降りたんですよ」
リップ「乗っちゃったの!?つか、危ないからね!?下に落ちて怪我でもしたら」
王ドラ「これで怪我なんかしないから、大丈夫ですよー」


王ドラを見たトリスタンはこないだの出来事を思い出した上で彼に話しかけた!


トリスタン「王ドラ殿!これからメルトリリスがステージでバレエを発表するそうですから、一緒に行きませんか?」
リップ(あっ、聞き出すんだ!今はそれでいいからいけいけ!)
王ドラ「え?ドラリーニョやドラえもん達が待ってるし、タママさん達やしんのすけ君達もいるから二人でというのは無理ですね」
おぼろ(モイモイ)「えっ!?〝二人で〟って思ったの!?」
王ドラΣ(°д°)えっ


王ドラは自分の迂闊な言葉に思わず顔が赤くなるが、彼は目を逸らして小さな雪だるまケーキの人数分の代金を支払った。


王ドラ「ケーキの代金は支払いましたので、そろそろ待ちぼうけすると思うから行きますね」
トリスタン「王ドラ殿!」


立ち去る王ドラの背中を見たトリ子は小さい声で呟く。


トリ子「こいつらがうざいぐらいに心配してるか、わかんねーのか・・・」


一方、王ドラはパワえもんが一足先に迎えに来た!


パワえもん「おーい、そろそろドラえもん達が暴れてそうだから、このぼくが迎えに来てあげたよー」
王ドラ「だからといって、わざわざ迎えに行く必要あるんですか?」
パワえもん「あの島原の乱の英雄君に怒鳴っちゃったというのも、またあの赤髪糸目の優男の彼にちょっかいをかけられてるんだろ?」


パワえもんの言葉に王ドラの動きがぴたっと止まった。


パワえもん(おっ、やる気か?)


王ドラに殴られるかと思い身構えるパワえもんだが、彼は小さく呟いた。


王ドラ「知られぬように守ってたんですよ。こっちのことにあまり巻き込まれないように・・・敵の狙いはタイマーさんとミニッツさんの兄妹です。恐らく奴らにとって私達は邪魔な存在でしょう。それならば、その役割は私だけでいい!何度も助けられたから、これ以上巻き込みたくない!それはたとえ、親友でも仲間でも自分のサーヴァントでも同じこと・・・!」
パワえもん「王ドラ、キミ・・・」


一方、その雪祭りの風景を上から見ていたどくりんごは一緒に来た黄泉に訊ねる。


どくりんご「ここですか?」
黄泉「———ああ、ここだ。それにしても何度も会っても忌まわしい。オレンジの悪魔、四勇者の三番目、それに味方する奴ら・・・!」


それを聞いたどくりんごはニヤっと微笑う。






どくりんご「任せて下さい。ちょうど私にも愚かだと思う奴(私)を初めて見たので」

赤い猫の足跡、再び(その4) ( No.626 )
日時: 2026/01/21 17:38
名前: 桜 (ID: 4C1MnACG)

一方、王ドラはパワえもんに連れられてようやく待っていてくれた親友達や仲間達と合流した。


キッド「遅い!みさえさん達から春我部防衛隊の保護者も任されてるのに遅れてどうすんだよ!」
王ドラ「すみません」
ドロロ「まあまあ。今は買ってきてくれた小さな雪だるまケーキがあるからみんなで食べようでござる」
しんのすけ「ほっほーい!」


一方、ゼオとププルも自分のサーヴァント達や仲間達と合流を果たしていた。


エレナ「雪だるまのケーキ、買ってきてたのね!」
ディルムッド「他のケーキも大量にありますが・・・」
ププル「あ、気にしないで。ゼオのはいつものことだから」
アイオーン「ではか弱き小さな二人が捧げたこの供物をいただこう・・・」


雪だるまのケーキや他のケーキも食す中でガレスはフィーバー5人組に訊ねた。


ガレス「ここはクルークさん達の友人が住んでいる場所でもあるんですね!」
アミティ「うん!あたし達とあんまり変わらないぐらい個性的なんだ!」
リデル「私達のプリンプとも違う世界なのですが」
ラーマ「ほう。本当にいろんな場所に行っているのだな」
ベディ(この方々は本当に楽しい旅をしてきたのですね・・・私のとは違って・・・ん?)


すると、ベディは少し離れた席で自分達と同じように買ってきた小さな雪だるまケーキを食べてるドラケロ防衛隊とパワえもんを見かけた。


ベディ(あれは・・・向こうも同じケーキを食べてるのですね。ガウェイン卿は普段からつっけんどんな態度を取っていますが、こうして見たらあんまり私達と変わらないかと・・・?)


一方、王ドラは少し暗い目をしながら小さな雪だるまケーキを食べていたところをタママが声をかける。


タママ「王ドラさん?」
王ドラ「!」
タママ「なんかボーっとしてましたけど、そんなにアムールのケーキが嫌なんですか?出張露店で来てるとはいえ、トリさんのマスターさんの実家の店だし」
王ドラ「いえ、少し考え事をしていただけです。ほら、ドルチェ。あなたにもあげます。匂いだったら、分かりますよね」
ドルチェ「うん。いただきまーす」


我に返った王ドラはいつもの様子で自分のブースターのドルチェに分けた雪だるまのケーキをあげたり、他の親友や仲間達と下らない雑談を交わしたりしているが、離れた席で目撃したベディは彼の先程の目について気にかかった。


ベディ(トリスタン卿が気に入っている彼。先程の目、何かおかしかった気が・・・)
ラフィーナ「ベディさん。今ステージでメルトさんの番が始まってるのに怒られますわよ」
ベディ「あっ、すみません」
エージェント「しっかりしとけー」


その数分後、アムールがもうすぐ完売御礼となる中で春海が嬉しそうに報告していた。


春海「ねえ!今売り上げ1位よ!もうすぐ完売するからいけるわよ!」
リップ「ホント!?やったー!」
チャラ王「お前が鶏の着ぐるみで呼び込んだおかげだな(ニマニマ」
トリスタン「嗚呼・・・」


その直後、ルートがトコトコと歩いているスライムを目撃した。


ルート「なぁ。スライムは無害だからいいのか?」
トリ子「は?いいんじゃないの?少なくとも殺す対象にはならねーよ」
メルト「ええ、全くその通りよ」


そこに先程ステージで自分の番を終えたメルトが帰って来た。


おぼろ(モイモイ)「おかえり。どうだった?」
メルト「チンケな観客ばかりだけど、なんとか踊りきったわよ。あ、でもね・・・からくりのアルブレビトが見ていてくれたわ!他の奴らも一緒だったけど」
トリスタン「王ドラ殿ですか。つまり無事に自分の親友達や他の仲間達と合流を果たして・・・」


トリスタンが横を向くと、そのスライムが自分達の方を見ていたことに気付いた。


トリスタン「なんか見てませんか?」
リップ「うちのケーキが欲しいのかな?」


しかし、そのスライムの身体が突然溶け出して・・・






鹿の角とウサギの尻尾を持つライオンのような化け物に形成した・・・!






リップ「えっ!!?」
チャラ王「こいつ、普通のスライムじゃねーぞ!?」


他の露店でも同じようなスライム達がリップ達のとは違う化け物のような姿に変貌したのを遭遇し、すずらん商店街は雪祭りに来てくれた観客や営む店主達が大パニックになって逃げ回っていた!


ドラえもん「みんな逃げてー!!」
ギロロ「出口はこっちだ!!」


一方、りんごも自分のスキルでそのスライム達に攻撃しつつ、自分達の露店を守っていた。


りんご「もうっ次から次へと!せめてこのキッシュだけは「残念ながら、それは叶いません」


りんごは自分の前に来た人物の姿を見て驚愕した!






りんご「あなたは・・・私!?」
どくりんご「・・・」






一方、王ドラもそのスライム達に次々と攻撃して倒していた。


王ドラ(今ドラえもん達やタママさん達が他のスライム達に攻撃や雪祭りに来た客と店主の避難を頑張ってくれてる。なんとしてでも、沈静化しなくては・・・!)


すると、王ドラはとある猫の足跡を見た。それは自分達が知るある猫のもの。


王ドラ(この猫の足跡・・・その猫を、私達は知っている!)


王ドラはばっと上を見上げると、その建物の上にいた人物を見た・・・!!






王ドラ「よ、みぃぃぃぃぃ—————!!!!」






黄泉「今頃気付いたのか?久しぶりに会ったから、少しは鈍ったようだな」






next!






黄泉が再登場!感想OK