二次創作小説(紙ほか)

戦国時代からの謎の挑戦状!(前編)(その1) ( No.87 )
日時: 2023/06/09 20:38
名前: 桜 (ID: cHwZ8QFd)

同じ日に二回も投稿して申し訳ないです;
今回の前後編はシェゾメインのオールスター。話はなぜか戦国時代から謎の挑戦状が・・・!?
ちなみにシェゾの格好は魔導物語のアルル漫遊記が由来。






獅子若「あー、ちょっと報告がある」






獅子若「ワシらがいた戦国の城から文の命でしばらくは帰らねばならんくなったOTL」
獅子次&カネノブ「」





三人の顔は本気で恐怖に震えていた。何しろその文の送り主は・・・






何があったの!!?

戦国時代からの謎の挑戦状!(前編)(その2) ( No.88 )
日時: 2023/06/09 20:41
名前: 桜 (ID: cHwZ8QFd)

一方その頃






シェゾ「アレイアードスペシャル!!」


戦国時代。そこではなぜかタイムトンネルから出てきたシェゾがたまたま立ち寄った城で出会した誰かと交戦していた。


???「ふん。いい威勢だな。だが、それだけで不滅の誠(俺の敵)じゃねえ!!」
シェゾ「まさかの拳銃持ち・・・ぎゃあああああーーーーー!!!」


シェゾはその男に倒されたことで直後に城から追い出され、その負け喚くかと言わんばかりに食ってかかった!


シェゾ「覚えてろこのチンピラ!!こんな怖い顔ムッツリ男に負けたあああああー!!!」
???「ふん。せめて胸はなくとも俺に感度を見せればいいことだ」
シェゾ「うぎぃー!!!覚えとけよ今川義元!!」


シェゾはプンスカと立ち去ったあと、今川という謎の男は自分の後ろにいる姫君に声をかけた。


今川「いたのか。寿々姫」
寿々「あまりやりすぎだぞ。獅子若達が帰って来るのに敵作ってどうするのじゃ?」
今川「その獅子若達が突然失踪したお前の許嫁が未だに見つかってないから呼び寄せたんだろう。あの黒いトンネルがなんなのかわからんがな」


一方、シェゾはプンスカと今川打倒のために策を練りながら歩いていた。


シェゾ「あー、ムカつく!!偶然興味本位で王ドラのしでかしから生まれて存在するタイムトンネルに入って早々にこんな大敗を喫するとは!!終いにはタイムトンネルの戻り方がわからなくなったし何か手は・・・」


すると、シェゾが何らかの光に触れた!


シェゾ「は!?なんだこの光はぁーーーーー!!?」






一方、現代のスマブラ屋敷の庭園ではカービィにモードレッドが話しかけていた。


モードレッド「姫!こないだのスマブラの試合の最終戦は惜しかったなー」
カービィ「ピカチュウのでんこうせっかが今日はめちゃ速かったんだよー。ピカチュウ、キミのシルクと仲良くなろうと頑張ってるんだ!」


円卓の叛逆騎士モードレッドは内外で伝わる彼女の活躍からピンクの悪魔カービィのことを知っていたのだが、まさかの女子だということを知ってから戦いに立ち向かう際の凛々しさから「姫」と呼んでいる。もちろん桜サイドにおけるのだが。カービィは「姫」と呼ばれることに未だにむず痒さはあるが、それでもすっかり仲良くなっていた。それを誰もが思わず微笑ましいと思うだろう。ただ一人を除いては・・・


メタナイト「・・・・・・・・・」


カービィの恋人である仮面の騎士メタナイトはこの光景を面白く思っていなかった。それをたまたま隣にいたルカリオが聞く。


ルカリオ「メタナイト、もしやモードレッドに妬いているのか?」
メタナイト「・・・別に妬いてない。別に」


ムスッと答えるメタナイトの今の波動を感じたのかルカリオは少し苦笑いをしていた。すると、モードレッドが何かに気付く。


モードレッド「おーい、ルカリオ。庭園でタップダンスすんなよ」
ルカリオ「しとらんわ!?」


すると、バタバタとアルルが泣きながら庭園に入ってきた!


アルル「モーさん!!助けて!!」
モードレッド「お前はププルの・・・どうした?」
アルル「シェゾがタイムトンネルに入ったまま戻ってこないの!!」
モードレッド「タイムトンネル?」


その後に仲間達と共に案内されたモードレッドは王ドラがあるタイムマシンの実験による事故でしでかした際にできたタイムトンネルが本当に未だ現存していることに驚いていた。


モードレッド「お前・・・!こんなタフなタイムマシンを作ってんのかよ!?」
王ドラ「・・・・・・;」
あいり「でも、これは連れ戻さないとヤバいですわよ?」


あいりの言葉を聞いたエージェントはサンソンに聞く。


エージェント「サンソン、どうする?嫌なら放っておくか?」


エージェントの問いを前にサンソンは意を決したかのように言う!


サンソン「僕は行きます!せっかく生かしてくれたんですから!」
アルル「サンソン君・・・」
ツースト「よし、同行は成立だな。あ、クルーク達はいいか」
モードレッド「なんでだ?」


モードレッドの問いにツーストは答える。


ツースト「・・・なんだかんだであいつらには助けてもらった恩はある。クルークはガウェインに狙われてる身だし、トリスタンの奴も・・・」
モードレッド「・・・」
クロス「しょうがない。あいつらには戦いに備えて休ませてもらう」
エージェント「クロスさん!?俺は!?」
クロス「エージェントは不死身だから何も心配はない。サンソンもそれに太鼓判を押しているぞ」
モードレッド「そういえば、この前香港マフィア同士の抗争に巻き込まれてトラックにはねられても死ななかったんじゃねーか?」
サンソン「その前は飛行の練習の際にバンジージャンプで紐が切れても死ななかったよ」
天草「彼は死神には酷く嫌われてると前から思ってましたが・・・」
エージェント「ひでぇっ!!?」


そして意を決した王ドラ一行はそのタイムトンネルの中に入る!


王ドラ「さて縄を使ってでもシェゾさんを連れ戻しますよ!(手には縛る用の縄」
モードレッド「いや、今はしまえよそれ;」






戦国時代へタイムトリップ!

戦国時代からの謎の挑戦状!(前編)(その3) ( No.89 )
日時: 2023/06/09 20:45
名前: 桜 (ID: cHwZ8QFd)

シェゾを二手に分かれて捜索






戦国時代の城下町。そこにたどり着いた王ドラ一行はその時代の人々に馴染むように事前に用意した着流しや着物を着て二手に分かれてシェゾの捜索に当たっていた。エージェントとサンソン&王ドラと天草はシェゾがどこにいるか探知機で探ろうとしていた。


エージェント「案外賑わってはいるなぁ」
サンソン「既に僕達の姿をちらほらと見ている人もいますが」
天草「こんな西洋かぶれだからじゃないのですか?」


王ドラ以外の三人はこんなことを言っていたのだが、王ドラは少し訝しげな顔をしていた。そう、町民達の三人を見る目がその美しさに見惚れたようだったからだ!


町娘A「ねえ、あの三人すごい綺麗な人じゃないかい?」
町娘B「あたし、声をかけてこうかなー?」
町娘C「やめときな、男装してる可愛い女の子が睨んできてるよ」
王ドラ(そりゃそんな整ってるなら見ますね。あと、これは男装じゃないですし;)
侍A「なあ、あの男装してる女は俺が誘うからお前はあの幼い顔立ちの少年(サンソン)なっ」
侍B「俺はそいつ、可愛い顔してるしいいぜ?」
王ドラ「!!サンソンさん、変な人が声かけてきたら私に相談しなさい!!」
サンソン「えっ(トリスタンが執心する愛妾(違)のはずの彼が守ってくれてる!?」
天草「王ドラ殿、私には?」
エージェント(トリスタンもそうだけど、こいつも王ドラに対してヤバいな・・・;)


一方、ツーストとクロス&あいりとモードレッド&アルルがシェゾの捜索に当たっている中、モードレッドは着物を少しキツく感じていた。


モードレッド「この着物、キツいな・・・;帯を外していいか?」
あいり「ダメよ。着物が保てなくなりますわ」
ツースト(つか、俺はあんまり変わりねーな・・・OTL)
クロス(私は肌を見せなくて済むから満足してるがな)
アルル「休憩がてらあの団子屋に寄る?」


アルル達が休憩で寄った団子屋にミクそっくりの団子屋の娘が出迎えてくれた。


団子屋の娘「あら、あなたがたは旅一行のお方?どうぞ私の団子屋にてその一服をして下さいませ」
ツースト「警戒心はないようだな」
団子屋の娘「あの、金髪の娘さんですか?まるで男性のように麗しいですね」
モードレッド「ひょっとしたら男性かもしれねーぞ?もしそうなら思わずお前を虜にするかもな」
団子屋の娘「ドキッ!」
モードレッド「お前の作る団子と同様にむぐっ」


すると、がくぽそっくりの団子屋の旦那である父親がモードレッドの口に団子を含ませながら言う。


団子屋の旦那「同様ってなんだ?俺も自分が作った団子で客を虜にしてんでね、あんたがうちの娘を口説くならその口に虜にするまで詰めるぞ!試されたいのか!?」
モードレッド「ひんやへっほうへふ;(訳:いや、結構です」
あいり(モーさん、そういえば社交界の女の子達の間に密かにファンクラブできてましたわね;)


注文した団子を思わず頬張るクロスはこれが終わったらシェゾの捜索を再開を打診しようとしていた。


クロス「これが終わったら捜索を再開するか」
アルル「いいねそれ。団子も美味しいけど王ドラに怒られるかもだし・・・ん?」


すると、アルルの着物の裾を掴むような感覚があった。そこには・・・






「拾って下さい」という木の看板をぶら下げたアルル漫遊記の土方歳三の格好のシェゾがいた(爆弾投下)






シェゾ「アルル!お前が欲しいー!」
アルル「はいはい、「の持ってる団子」ね;」
モードレッド「つか、何だよこの木の看板は!?」
団子屋の旦那「ああ、倒れていたところをたまたま発見したんだ。俺は好きなようにくつろいでいいと言ったのに自分から直筆で書いたのをぶら下げたんだ;」
ツースト「この旦那意外と優しいな!?」


そのあと、あいりから連絡を受けた王ドラ達は団子屋でシェゾから話を聞いていた。


王ドラ「倒れたところを団子屋の旦那に見つけてもらえたんですね;しかも、いつもと変わった格好で;」
天草「アルル嬢らがたまたま立ち寄った団子屋で食べていたのがよかったですね(買った団子でもぐもぐ」
サンソン「天草、買った団子食べてるじゃないか(同じく買った団子でもぐもぐ」
エージェント「団子美味しくて食べてんじゃん;ほら、もう帰るぞ」
シェゾ「待て。俺は・・・」






シェゾ「・・・飛ばされた際に出くわした男にやられて今こうなってるから、帰れない・・・」






シェゾから聞かされた話は飛ばされた先の城で出くわした今川義元と名乗る男にやられたあと、なぜか謎の光に包まれて今のコスチュームにチェンジしたそうだ。恐らくその男に勝利するまで帰れない仕様になっているのだろう。


あいり「じゃあ、その男に勝つまで帰れませんの!?」
モードレッド「よし、すぐに行って討伐しに行くか」
団子屋の旦那「あの義元様に会いに行くのかい!?やめときな、あの男は寿々姫様の腹心の手強い侍だ!」
王ドラ「今川義元・・・あれはそれを名乗っている誰かですか?」
団子屋の旦那「いや、俺も真相は知らねーよ。でも、確か義元様はとっくに織田信長にあの戦で討たれたと聞いている」


今川義元は桶狭間の戦いで信長のいる尾張に攻め立てようとし、突然降ってきた豪雨で相手に逆転を許し自身も討たれたという。これにより織田信長は全国にその名を轟かせることになった。


団子屋の旦那「あれは寿々姫様らが生き返ったのか噂が今も絶えてないんだ。そりゃあ許嫁のマサムネ様が突然失踪されたんじゃなあ・・・」
王ドラ「・・・;」←その原因を作った人
団子屋の旦那「とにかく噂がなんであれ相対するには危険すぎる男だ!」


すると、それを見かねた団子屋の娘が父親の代わりに言葉を発した。


団子屋の娘「方法がないわけじゃないのですが・・・あそこの山に住む山吹様に会えれば協力してくれるかもです」
モードレッド「山吹サマ?」
団子屋の旦那「ああ、あの方はここら辺じゃ有名なご意見番だ。多分城の内情も精通していると聞く!行く前にその人に会えばいい」


そのあと団子屋を出た王ドラ一行は今の目的を定まったのか山吹のいる山を探知機に当てていた。


天草「確かに山吹殿がいるのはあそこの山の山頂です」
シェゾ「よし!あの男を倒すための方法を提示してもらうために向かうぞ!」


一方、寿々姫らのいる城ではようやくその従者の獅子兄弟やカネノブが帰って来ていた。






思わずみたらし団子食べたくなりました

戦国時代からの謎の挑戦状!(前編)(その4) ( No.90 )
日時: 2023/06/09 20:52
名前: 桜 (ID: cHwZ8QFd)

寿々姫サイド&山の途中での遭遇&山吹との出会い







獅子若「寿々姫様、ただいま戻りましたぞ」
カネノブ「すぐ帰らなかったのは込み入った事情がありまして・・・;」
獅子次(マサムネ様を見つけたのは良いが、行き着いた未来で変な奴らと馴染んでるなど言えんわな;)
寿々「そうか。何日も帰らなかったから心配したが」
獅子若「(変に手がかかるとろんぼーんを吹いてる男の元に何日も居候させてもらったとはあまりにも情けなくて言えん;)申し訳ありません。次からは事前に申し出ます」


すると、寿々姫の隣にいた今川は思わずため息をつきながら言う。


今川「そういえば、お前ら水色の手ぬぐいを額に付けてた変な目つきの男は知らんのか?」
獅子若「変な目つきの男か?」
獅子次「確かシェゾとかいう闇のヘンタイ魔導師・・・」
カネノブ「莫迦者!」
今川「・・・そうか、遥か未来の世界に行ってたのか。どうせお前ら二人が張り合った時に気付いたら行ってたんだろうな。帰るに帰れなかっただろうな「そこまでじゃ今川」
寿々「その男がその未来の者であるというのなら、私の前に引っ立てるようにしろ。そやつに聞きたいことがあるのじゃ。あ、そこの足軽のお主はよく三人を待ってくれたから今から休暇を与える。もう嫁や子供をほったらかしにするな!」
足軽「えっ・・・ですが、私は嫁や子供には顔を合わせづらく・・・」
獅子若「お主、待ってくれたことは感謝するから今から帰るがいい。一人きりでわしらをずっと待っていたのだから」
足軽「・・・!ありがとうございます、獅子若様!それではしばらくは失礼します」


獅子若達を慕う足軽の一人はそう言って立ち去ったあと、寿々姫は言う。


寿々「お主らはここで砦として待つのじゃ。私からの命がない限りな」
カネノブ「えっ・・・今川殿もなぜなのですか?」
寿々「今川は確かに実力はある。だが、自分の信念のために向こう見ずで暴走する気配は潜んでいるであろう。外に出しおったところで町娘を軟派するのはお見通し!そのお目付役をお主らにこの場で言い渡す!」
獅子次「つまり軟派を咎めろということじゃな;」
今川「寿々姫・・・俺を日頃からそんな風に思っていたのか・・・」


すると、獅子若は少し呆れたように何かを発言した。


獅子若「町医者の娘もなかなかに美人だから、今川殿の好みに当てはまるから会わせなくなるな」
今川「どこの町医者の娘か?もしや町の浮世絵師の家の隣に住むあの発育のいい別嬪さんか?」
寿々「貴様、城で謹慎処分になってもらうか?」
今川「いや、なんでもねぇ。とにかくそいつを捕まえればいいだけだ。俺のある信念も含めてな」


一方、山吹のいる山に歩いていた王ドラ一行は坂道の多い道のりに大半が疲れ始めていた。


モードレッド「あー、足が疲れるな・・・;」
あいり「山吹さんに会いたいならちゃんと歩くべきですわ!」
アルル「つか王ドラ、本当にこの探知で合ってる?」
王ドラ「合ってるのはいいのですか、各地の場所に移動してますね。もしや・・・」


すると、木の茂みがガサガサと鳴るような音がした!


天草「今獣がきてるような音がしてませんでしたか?」
ツースト「気のせいじゃねーか?」


すると、王ドラ一行の前に睨みつけるようなタヌキの大群が現れた!


クロス「タヌキー!!?」
モードレッド「オレンジダヌキの仲間か!!?」
王ドラ「私は猫型ロボットですよー!!」


すると、そのリーダーのタヌキらしき巨大な生き物が一行の前に現れた!


???「ここに忍んだ汝らよ。ここは我らの居場所である。即刻立ち去れ」
シェゾ「俺らは山吹という奴に会いに行くだけだ!今川義元っていう男にリベンジするために・・・」
???「黙れ。小賢しい嘘をつくなぁ!」


巨大なタヌキの指示によりタヌキの大群が王ドラ一行に襲いかかる中、エージェントは少しパニック状態になっていた。


エージェント「ぎゃあ木の実投げつけて来た!!」
サンソン「落ち着いて下さい!彼らを納得させるように無力化しておけばいいのです!」
あいり「そうか、その手がありましたわね!それっ、雪薔薇!」


すると、あいりの武器のレイピアから放った攻撃が巨大ダヌキにあっさりとかわされる。どうやらこの巨大タヌキは防御術に優れた類らしい。


???「防御術に優れた我に適うと思うな身体の小さい小娘」
あいり「チビって言うな!!ですわ!!」


すると、そんなタヌキの大群に業を煮やした天草は王ドラに指示を出す。


天草「王ドラ殿。ご指示を」
王ドラ「は!?なんでですか!?」
天草「大丈夫です。そろそろ言わなくてはまずいと思いましたので」
王ドラ「?まあいいのですが・・・令呪を以て命じる!ルーラー・天草四郎、宝具を放て!」


すると、王ドラからの令呪を受けた天草は宝具発動を開始する!






天草「あとであなた方には誠心誠意を以て謝罪しますので双腕・零次集束(ツインアーム・ビッグクランチ)!!」


二つの球が合わさっておぞましき一つの黒い球になってそれにより防御術も解除された巨大タヌキの大群に放ったーーーーー。






天草以外全員「・・・・・・・・・・」


それに天草以外全員に見覚えがあったすぐさま開口一番に叫ぶ!


天草以外の全員「あんたかあああああーーーーー!!!!」
天草「だから謝罪すると言ったのではないですか」


ハートビート・クロックタワーの件でそれぞれに放った光の正体が彼の宝具であったことで犯人を見つけたが、一応はタヌキの大群を無力化させることには成功したようだ。


シェゾ「おい!ここで争いはしたくないんでな、さっさと・・・」
???「いてー・・・;あんなのいるとか聞いてないー・・・;」
シェゾ「!!」


しかし煙が消えて目にしたのは巨大タヌキではなく、タヌキの大群と何も変わらない小さく可愛らしい子タヌキであった。可愛いものが大好きなシェゾはこれにノックアウト。


シェゾ「可愛いなあ・・・怪我はないか?」
サンソン「姿がか弱くなってるからジャガーにも優しくしてるってことですか」
エージェント「いや、違う。ただの嗜好だ」
モードレッド「こいつ、もうほっとく?エージェントと同じく死なねーし」
アルル「それはダメでしょ;」


すると、子タヌキは可愛らしいと言われて一瞬ムキになった。


???「ボクは弱くなーい!!姿を変化する化タヌキだからまだまだ修行中だけど強ーい!!」
ツースト「いや、修行中じゃねーか;」
???「うるさーい!!ボクを怒らせたこと「やめよたぬちよ!」


すると、狐らしき半獣が誰かがたぬちよを止めるために彼の後ろから現れた!彼が思わずギョッと驚いてるあたりどうやら彼の知り合いらしい。


たぬちよ「山吹さん!?」
あいり「えっ、あの人が!?」
王ドラ「やっぱり怒ってますか!?このバカにはあとで厳しくいいま「申し訳なかった!」えっ?」


すると、謝罪した山吹からの話によればどうやら王ドラ一行を山の侵入者と勘違いしたたぬちよ達を止めるために移動していただけだったらしい。だから探知機には移動したという情報がキャッチしたのだ。


王ドラ「なんですってそちらのタヌキの大群の早とちり!!?にゃんたることですかー!!?」
クロス「いや、猫型ロボットであると言葉で表すなよ;」
山吹「先ほど良い風が吹いていてね、それでキミ達が来るのを待っていたんだ。でも、先に見たたぬちよ達が侵入者だと勘違いしてそれで特攻したのを止めに行こうとしていた」
たぬちよ「そりゃそうだよ!山吹さんの笛を盗んだ奴らの仲間かと思ったもん!」
シェゾ「笛?」


すると、山吹がそのことについて話した。


山吹「実は先刻の日に私の笛が盗人達に盗まれてね、それで犯人をたぬちよ達が探していたんだ。今この場でも方法を提示したいが、彼らは未だにキミらを盗人達の仲間と思ってるんだよ」
アルル「じゃあ、どうすればいいわけ?」
あいり「だったら盗まれたものを取り返せばいいではないですの?」


あいりがぼそっと放った言葉に大半の全員がピンと来た!


モードレッド「そうか!それなら・・・!盗まれたもん取り返せばこいつらの信用に値するか?」
山吹「言うなればそうだな」
王ドラ「じゃあ、私達がこのタヌキ共と共にその笛を取り返しに行きますよ!それをしたら提示してくれますよね?」
山吹「本当かな?ならそれをたぬちよらと共に請け負わせよう」
たぬちよ「山吹さん!!ボク達は一緒に行くなんて行ってな「盗人達の仲間だと勘違いして早とちりまでしてこの方々に迷惑かけたのは誰かな?」うぐっ;」


そしてたぬちよを含めたタヌキの大群と共に山吹の笛を取り返しに向かった王ドラ一行はエージェントがたぬちよに聞いていた。


エージェント「その盗人達の詳細はなんだ?」
たぬちよ「こいつらだよ。最近出没する流れ人集団だ!」
ツースト「どれどれ・・・(この手配書の男、スーツさんが追う怪盗に似てるな;」
たぬちよ「勘違いするなよ!山吹さんに押し進められたから仕方なく協力してるだけ!人間なんか汚い欲の集まりだから信用できないんだから!人間の仲間であるお前も!」
モードレッド(だからホムンクルスのオレも信用できなかったってわけか)


すると、目的の道まで中盤まで到達した時に一人の男と出くわした。侍の格好をしたスーツに酷似した人物だ。


スーツに酷似した人物「?キミ達、見かけない顔だがここは町民でも立ち入り禁止だ。我ら幕府が捜査するモリーら盗人集団の縄張りだからな」
ツースト(やっぱりいるのか;ってことはスーツさんの先祖か;)
シェゾ「俺達はそいつに山吹っていう奴の笛がそいつらに盗まれたから取り返しに来たんだ。引くことはできない」
スーツに酷似した人物「何?山吹からの依頼か・・・許可はするが勝手な行動はせぬように」


スーツに酷似した人物はそのまま立ち去ったあと、山吹の人脈をクロスが感心していた。


クロス「山吹、随分と顔が知れてるんだな」
たぬちよ「山吹さんは山だけでなく城下町の貴重なご意見番でもあるんだ。だから寿々姫らからも信頼に厚されているし、盗人達を厳しく取り締まる幕府とも繋がりがあるんだ」
アルル「だからボク達にも警戒心を感じなかったんだね」


一方、流れ人モリーの盗人集団の拠点では首魁の侍モリーは自分達が盗んだ山吹の笛をかなりキラキラした目で見つめていた。


侍モリー「ついに手に入れたぞ・・・これで外国に売り飛ばせば高くついてもらえるだろう。今日は祝いだ!」
部下の盗人全員「カンパーイ!!」


すると、それを密かに忍び込んだ天井から見つめる王ドラ一行は侍モリー達の目的をようやく知ることができた。


モードレッド「なるほど、だから高く売れる代物と見て盗んだんだな」
たぬちよ「でも、おかしくない?山吹さんの笛は高く売れる代物ではないけど」
シェゾ「えっ?」


すると、ギシっと音を立てたことで天井から聞いた侍モリー達は気付きかけた!


侍モリー「誰だ!?」
あいり「(しまった;)にゃーお(猫の真似」
侍モリー「なんだ猫か。紛らわしい」
アルル(よかった気付かれなかった;)


すると、王ドラの四次元袖からそこへアルルに預けられたカーバンクルが出てきた!


カーバンクル「ぐっぐぐー!」
アルル「カーくん!?」
王ドラ「バカっまだ出てきちゃダメですよ!!」


カーバンクル「ぐっぐぐー!」
侍モリー「なんだ変わった物の怪か。紛らわしい」


すると、直後に気付いた侍モリーが慌てながら刀を天井に突き刺す形で部下達に命ずる!


侍モリー「曲者だ曲者!!」
部下A「であえであえーーーーー!!!」


気付かれた王ドラ一行は現れた流れ人達を次々と武器やスキルや宝具で倒していた!どうやら力関係はこっちが上だったようだ。


王ドラ「アチョー!」
天草「なんとか半数は倒しましたが、それでも・・・!」


すると、王ドラ一行は部下Bが作ったからくり部屋に閉じ込められた!


部下B「ははは、そこはからくり部屋さ!じっくり死ぬがいい!」


すると、上から天井針が少しずつ降りてきたのを見つけた!


ツースト「天井針が降りてきやがる!」
シェゾ「まずいなこのままでは「ちょっとー!どこに行ったのー!?」


すると、モードレッドのリオル♀であるシルクまでもが預けられた王ドラの四次元袖から出てきてしまった!


モードレッド「シルク!危ないから四次元袖の中にいとけって言っただろ!」
シルク「だってー;カーバンクルが・・・わっ!」


すると、シルクが背中に身体を押したこと扉がぐるんと動いた!どうやらからくり扉だったらしい。


シルク「この扉動くー!!」
サンソン「からくり扉!」
モードレッド「さっきは叱ったが、よくやったシルク!」


侍モリー「なんでからくり扉なんか作ったんだバカーーーーー!!!(大激怒」
部下B「だってからくり部屋だったから色々と作りたかったもん・・・OTL」


すると、からくり部屋から脱出した王ドラ一行がようやくモリーのところにたどり着いた!


あいり「あなたが盗んだ笛を返してもらうわ!」
侍モリー「小癪な!」
たぬちよ「笛を返せ返せー!!(ガブっとモリーに噛み付く」
侍モリー「いでっ!!なんだこのバカ子タヌキ!!」
たぬちよ「いぎゃっ!!」


すると、侍モリーが彼に噛み付いたたぬちよを強く蹴ったのを見たサンソンは憤慨する!


サンソン「窃盗罪と部下の殺人未遂の教唆及び今の動物に対する暴行。窃盗罪に関してはもうどうしようもないですが、暴行するのはどうかと」
侍モリー「あ?なんだお前。俺に楯突く気か!」
サンソン「死は明日への希望なり(ラモール・エスポワール)!」


すると、サンソンの放った宝具が何らかのアクシデントを起こし侍モリーは首ではなく着流しを取られるような形で身一枚で破れた!


侍モリー「きゃあああああー!!!俺の着流しがあああああー!!!」
サンソン「・・・宝具が失敗しました;」
王ドラ「いや、あれも成功とみなしていいですよ」
たぬちよ「・・・」


すると、ようやく白旗を立てた侍モリーに対しシェゾが詰め寄った!


シェゾ「さぁ、笛を返してもらうぞ」
侍モリー「それは嫌だね!あれは貴族の使う高級な横笛だと聞いたもんでな!」
たぬちよ「やっぱり!あれは高級な横笛じゃないよ。あの笛は山吹さんの愛用する笛だ!」


たぬちよの発言に侍モリーはようやく何かを悟った。


侍モリー「えっ・・・俺らが盗んだのは高級な横笛ではなく、そいつの値段にもならない笛だったってか・・・」


すると、業を煮やした侍モリーが山吹の笛を返すかのようにサンソンに投げつけた!


侍モリー「これは返してやるよバカやろー!!ったく無駄な骨折り損しちまったぜ「モリー、見つけたぞ!!」げっ、スーツのとっつぁん!!」


すると、騒ぎを聞きつけてやってきた侍スーツが侍モリーを見つけて刀を構えた!


侍スーツ「これまで重ねてきた窃盗罪により直ちに貴様を御用だ!」
侍モリー「チッ!そう簡単に捕まえられるかよ!」


逃げた侍モリーを侍スーツが追っていったあと、サンソンはたぬちよに山吹の笛を渡した。


サンソン「これで取り返したから・・・信頼してくれるかい?」
たぬちよ「・・・ばーか。怒らない方がよかったのに・・・でも、さっきはありがと」


たぬちよは口は悪いもののその内心から察してようやく王ドラ一行はたぬちよ達から信頼する者達に値された。
帰還した後に山吹は笛を取り返したことに感激する。


山吹「そうか、取り返したか。私の笛を取り戻してくれたことだけでなく、たぬちよのために怒ってくれたことを感謝する。約束通り今川義元を倒す方法を提示しよう」
シェゾ「それはなんだ?」


すると、山吹はサンソン達三人をチラッと見ながら言う。


山吹「キミ達、見るからにサーヴァントだな。ならば対するのに最も適正だ」
天草「?どういう意味ですか?」
山吹「だから、あの男は今川義元という人間ではない。偽名かは知らぬがキミ達と同じ存在だ」


山吹の言葉に大半の全員が驚愕した!まさか今川義元と名乗る男がサンソン達と同じサーヴァント・・・?
一方、城下町の城では寿々姫がとある命を告げるために桃色のギャル風の忍者であるあやめを呼び寄せていた。






山吹の笛の取り返し成功!

戦国時代からの謎の挑戦状!(前編)(その5) ( No.91 )
日時: 2023/06/09 20:55
名前: 桜 (ID: cHwZ8QFd)

寿々「そなたを直々に呼び寄せてすまないな」
あやめ「いやんvまさか寿々姫様から直々に任務を依頼して下さるなんてvそれで今回のはどういった内容ですか〜?」
寿々「そうじゃな。それは・・・」


一方、寿々姫や今川達のいる城に向かう王ドラ一行は山吹が引き続きたぬちよ達を同行させたことでますますテンションが上がっていた。


シェゾ「いいなー、サンソン!俺にもたぬちよを抱っこさせろ!」
たぬちよ「お前はウザいからやだ!サンソン、その場から離すなよ」
サンソン「はいはい(たぬちよを自分のコートに包ませながら抱っこしてる」
エージェント「以蔵ママ同様のサンソンママか;」
王ドラ(トリさんが変な感じで二人を気にかけてるのは人妻のような雰囲気!?)


しかしそんな彼らを見張りの兵達が待ち受けていた!その中から今川が現れた!


シェゾ「今川!!」
今川「なんだ?その格好は士気が上がりそうな袴じゃねーか」
アルル「ボク達はキミをぶっ倒しに来た。その城の中にいる寿々姫さんからも話を聞いてもらうためにね!」
王ドラ「ん?」


すると、王ドラが発見したのは今寿々姫サイドに立っている獅子兄弟とカネノブだった!


カネノブ「!!?王ドラ!?」
獅子若「なぜここに・・・!?」
王ドラ「里帰りですか?つか、寿々姫さんの命でそちら側に属しているのですか?ないわーw」
獅子次「そんな美少女の顔で鼻で笑うのはやめろおおおおおー!!!」


すると、今川が三人を怒鳴りつけた!


今川「お前ら!!相手に小バカにされて食ってかかんじゃねえええええ!!!」
王ドラ「あの今川という人に怒られてるじゃないですか情けな」






今川「胸に発育の育ちが全くない男の言葉を真に受けるなあああああー!!!」
大半の全員「」






何と今川が王ドラの最大の禁句を言ってしまい、これに敵味方関係なく思わずフリーズ。これに怒りを来した王ドラは・・・


王ドラ「なんですとぉぉぉぉぉー!!?お前、胸で性別を判断したなあああああー!!?はあっ!!?この擬人化の身体は筋肉が未だに育たないけど完成された肢体でその身軽さで戦いやサポートの方にも役に立ってんだろうがこのムッツリ頭ヘンタイ怖い顔の巨乳好きなバカ男おおおおおーーーーー!!!!」
クロス「王ドラがブチギレて兵達を次々と倒したあああああー!!!?」
獅子若「ぎゃあああああー!!!こっちまで弊害がきておるうううううーーーーー!!?」


王ドラの激怒した勢いで見張りの兵達を全滅させたのを見た両サイドは思わず畏怖する!確か今川達が連れた見張りの兵は500人ぐらいじゃなかった?


今川「ほう。バーサーカーにも値しそうだな」
モードレッド「いやお前が原因だろうが!!?」


すると、王ドラが城に向かおうと率先して先に行こうとする!


王ドラ「さぁ、いよいよ城ですよ!行きましょう!」
たぬちよ「先に早く行こうとすんなよ!?」


王ドラが城に入ろうとした瞬間・・・






「はろーんvまさかあたしが忍術で化けた城に入り込もうとするなんてv」






大半の全員「!!?」
王ドラ「えっ!!?」


すると、城が突然変化し、その煙が消えた後にあやめが立っていた。どうやらあの城は寿々姫の命で王ドラ一行を欺くために彼女の変化の術によるものだったらしい。


カネノブ「あやめ!?」
あやめ「そのオレンジの少女のような子は案外ラッキースケベだったのねんvあたしの胸の部分の擬態したあの城の入り口に触ろうとしたからv」
王ドラ「あ・・・!?えっ・・・!!?む・・・!!!?きゅ・・・!!!???」


あやめの言葉に混乱した王ドラは顔真っ赤にしながら気絶してしまった!


あいり「王ドラ、しっかりしなさい!!」
天草「何か熱中症ですか!?暑いから!」
サンソン「えっ!?すぐに僕の医術を王ドラ殿に!」
エージェント「いや、あれはいつものことだから気にしなくていいよ;おい、モーさん。トリスタンの奴は何か知ってる?」
モードレッド「いや?単に姿が少女のようだったから気に入ってると思うけどな」
エージェント「そうか(もしやトリスタン以外は王ドラが実は女の子が苦手なウブだってことを知らないよな?」
ツースト(女の子にもモテるくせに誰とも寝ようとしないんだ;ミニッツを夜這いに行きたいくせにせめて高1になってからって言いやがるし;クロスも王ドラと同じこと言えないだろ?)
クロス(うぐっ;)←実は女の子の扱いが苦手なウブの戦闘力が最強クラスの式神


すると、あやめが何かの術を王ドラ一行に解き放つ!


あやめ「じゃあ、飛ばされてもらいますん〜v忍法・風起こしの術!」
シェゾ「うわっ、扇子を仰いだくせにつよっ!!?」
大半の一行「ぎゃあああああーーーーー!!!!」


王ドラ一行が飛ばされて行ったあと、これには今川や獅子兄弟、カネノブも流石に引いた。


今川「あやめ、いい女らしい手助けは感謝する」
獅子若「声をかけないでもらえるか;」
獅子次「ところでサンソンに何か小さいのが包まれてなかったか?」
あやめ「ああ!たぬちよちゃんがそちら側に加勢してるようでっすv」
カネノブ「なんだとぉぉぉぉぉー!!?」


一方その頃、彼らとは違うとある一行が山を歩いていた。好奇心に負けたことでタイムトンネルに入ってしまったBVLとそのリーダーのギターボーカル・アイレーンのセイバーのサーヴァント、沖田総司だ。


アイレーン「もう疲れたのだぁ〜・・・;」
ペイペイン「アイレーン様、頑張って下さい!あの向こうにある里に行ってその里の者に聞けば帰れる方法が分かりますから!」
沖田「沖田さんは全然平気ですよ・・・ゴハッ!?(思わず吐血」
ハンドレッコ「吐血するのにあまり無理するからだよ;」


マスターのアイレーン達BVLを守るのはいいけど絶対無理はしないでね沖田ちゃん;






後編に続く・・・






後編もギャグが連発するなこれ;感想OK