二次創作小説(紙ほか)
- 戦国時代からの謎の挑戦状!(後編)(その1) ( No.92 )
- 日時: 2023/06/14 17:00
- 名前: 桜 (ID: aU51y5nQ)
今回は戦国時代のお話の後編!ギャグコメディがまだ続いてます〜!
ちなみに戦国時代の忍者の設定は桜設定。
「小ネタ」◯◯作ろう
あいり「新作登場しようよ ねえ扉開けて 人気点いてるよ ブレイクしてるよ 応えなくてどうするの」
モードレッド「ポップンのユニラボ新曲おめぇぇぇぇぇー!!!」
クルーク「スフィンクスで火が点いたんだから素直に喜んで出ろぉぉぉぉぉー!!!」
ツースト「あいりの替え歌でも部屋から出るかぁぁぁぁぁー!!!(部屋に閉じこもってる」
実際にツーストの新曲がユニラボ(現行ポプ)に新規絵と共に出ました。ラピストリア同時に話題になった伝説のネタ曲のスフィンクスからコンポーザーさんからも人気に火が点くってw(ちなみに私は今もスフィンクス大好きです。あれ中毒性あるもん)
クルーク「スフィンクスのおかげでビーマニの各コンポーザーさんからも頼りにされてるぞ!いい加減認めろぉぉぉぉぉー!」
ツースト「うるせー!!信じられなくなってんだよ!!どっかのバカ野郎のせいでぇぇぇぇぇー!!!」
クルーク「既成事実があるんだからもう逃げれないぞー!もうドアの鍵をピッキングするから開けろぉぉぉぉぉー!!」
ツースト「やめろおおおおおー!!!エージェントに教わったなぁぁぁぁぁー!!?」
すると、そんな彼らのところにクルークを探しに来たランサーのクー・フーリンと探すのを手伝ってくれたアーチャーのアタランテが・・・
クー「クルーク、どこに行ったんだー?」
アタランテ「ツースト殿を部屋から出すと聞いてたんだがな・・・」
クルーク「あの時にツーストが(ポップンの話題)熱くさせてくれたのに!ツーストは違うのか!!」
ツースト「真剣にやられて(ポップンに自分の話題にされまくったのを)受けてたまるか!!お前なんか大嫌いだ!!」
このあと直後にランサーとアーチャーの宝具を受けてケチャップまみれになったアラビアンの二番手だったものが発見されたという・・・あの会話は二人にはアカン・・・;
というわけで遅れたけどツーストユニラボでの新曲おめです!
王ドラ一行全員「うぎゃああぁぁああー!!!」
王ドラ一行は先程のあやめの忍術による風により未だに空に吹き飛ばされていた。しかも未だによく飛んでる・・・;
アルル「このままボク達はどうなるのー!!?」
シェゾ「知るかああああああー!!!」
一方、とある里。それは山あいにある忍の里であり、人間や人外などが忍者として暮らしていた。その一角の屋敷にある住人の兎忍者雷蔵は意気揚々に言う。
雷蔵「いや、まさか人間が腹減りでこんな付近まで行き倒れたのを拙者らが助けるなんて思わなかったでござる;」
ハンドレッコ「アタイらもまさかあの里が忍の里なんて思わなかったよ」
雷蔵と話しているBVLと沖田は雷蔵達がたまたま任務の最中だったのを彼女達が行き倒れたのを発見して助けていた。ペイペインは言う。
ペイペイン「でも、これで帰る手立てはできそうですね」
雷蔵「帰る手立て?」
アイレーン「いやっ、なんでもないのだ;(未来の時代から来たなんて言えないのだ・・・;」
雷蔵「うむ、今川義元という寿々姫に仕える者に話を聞ければ元の地に帰れるかもしれんが、何せアレは本当に今川かどうか・・・;」
沖田「あれ?確か今川義元は・・・「ドコドコドッコーン!!!」
すると、里の頭領の屋敷にかなり大きな音を出すかのように突っ込むような音がした!大半の全員は驚く!
人間の忍者A「なんだ!?」
人間の忍者B「頭領の屋敷にかなり大きな音が・・・!?」
頭領「よく見たらどうやら人間と・・・たぬちよ!?あの人間嫌いのたぬちよが人間に懐くだと!?」
王ドラ一行「」←頭を撃った衝撃で気絶
ペイペイン「!?王ドラ殿達・・・!?」
その後に一行全員が運ばれた雷蔵の屋敷で目を覚ました王ドラは雷蔵にお礼を言う。
王ドラ「ウサギの忍者さん、私達を助けていただいてありがとうございます」
雷蔵「いや、頭領は驚いていたが、この三つ編みの娘が今は殺すなと懇願していたのでござる」
王ドラ「ペイペインさんが?」
ペイペイン「一応言いますけど、アイレーン様の命ですからねっ;」
ハンドレッコ(本当は王ドラが好きなのに素直じゃないメイドだな;)
雷蔵はシェゾの服装を目にしてわくわくしながら聞いていた。
雷蔵「ところでお主。その格好は良いな!どこから仕入れて来た?」
シェゾ「いや、これはとある光に;何らかの森にいたところに」
雷蔵「何らかの森?それは先程拙者も同じところにいたのだが、とある任務に対する用の水晶玉を見ていただけでござる」
すると、雷蔵はその任務に対する用の水晶玉を持ち出した!
雷蔵が持ってたもの:降魔の水晶玉
シェゾ「・・・それになんて言った?」
雷蔵「最初に言ったが、成功したが逃げられたか失敗したのでござるが;「ア・ホ・ダ・カ」でござる」
シェゾ「お前かあああああーーーーー!!!(闇の剣を振りかざす」
雷蔵「ひえええええーーーーー!!!」
まさかのシェゾのコスチュームを変えさせた原因が雷蔵の手違い。山吹さんは気付いてたけど黙ってたな;
シェゾ「せめて自分の不始末は自分で扱え!そんな可愛い忍者ウサギして・・・」
雷蔵「え?」
シェゾ「可愛く首を傾けるんじゃない!!」
アルル「ちょっとシェゾやめなよー!!」
ツースト「まあ原因はわかったようだし、あとは今川を倒すだけだろうな」
雷蔵「今川!お主ら、今川に会いに寿々姫の城に行くでござる!?」
クロス「ああ、先程このヘンタイがやられたのをリベンジしにな」
そのことにピンと来た雷蔵は言う。
雷蔵「拙者がそなたらの護衛を付く代わりに頼みを聞いてほしいでござる」
天川「なんでしょうか?」
雷蔵「実は・・・」
雷蔵からの頼みの内容に一行が呆気に取られたような顔で言う!
一行全員「初級忍者試験の邪魔をしてる鷹の退治をしてほしい!?」
雷蔵「そうでござる。子供達を対象に行う忍者の適性を見定めるための試験でござるが・・・その対象の巻物がある箱にある日やってきた鷹に占領されてしまってな。それで拙者が任務に赴いていたのだ」
あいり「それであの対するようにあの水晶玉だってことですの?」
雷蔵「そうでござる。唯一あの鷹を倒せる方法に用いるものでござる」
すると、それで意を決したモードレッドは言う。
モードレッド「なるほどな。わかった。引き受けるぜ」
あいり「モーさん!」
モードレッド「だってこいつ困ってるし、何よりシェゾを帰らせないようにした落とし前はつけてもらうべきじゃねーの?」
沖田「確かに;」
雷蔵「人から言われると痛いが;ありがとうでござる!拙者が案内するでござる!」
雷蔵は王ドラ一行をその森にある巨大な木の下に案内した。上で眠っているのは例の悪鷹だ。
天草「本当にナワバリ張ってるんですねー;」
雷蔵「拙者らが近づけば傷を付きかねないから遠くにあるこの水晶玉に当たるしか方法はないでござる」
王ドラ「そうですか?じゃあ、こっちに引き寄せればいいじゃないですか」
すると、王ドラがネズミ花火を取り出して強制的に鷹を起こさせた!
王ドラ「おーおー。こっちに来ますね」
雷蔵「バカ者!逆に怒らせてどうする!!」
王ドラ「それはわざとこうしてるんですよ?」
すると、王ドラが怒った鷹の上に乗り、持っていたロープで潜った!
王ドラ「ハイヨーシルバァー!!」
エージェント「それ馬のやつじゃねーかおい!!?」
天川「!」
すると、何かに気付いた天草はツーストに指示を出す!
天草「ツースト殿!王ドラ殿が乗る鷹の前後左右にグランドダッシャーを放つように!」
ツースト「えっ!?わ、わかった;グランドダッシャー!!」
すると、ツーストが鷹の前後左右にグランドダッシャーで地面から像をバリバリと作らせた!それに囲まれた鷹はもう地獄アリに囲まれたようだった。
悪鷹「!!?」
たぬちよ「雷蔵!?行けるか!?」
雷蔵「バッチリでござる!」
雷蔵「忍法・ルンルンルン☆可愛い可愛い鷹さん、このか弱い拙者からのお・ね・が・いv良い子に言うこと聞いてねっ☆行くでござる・・・!忍法・火遁の術!!」
シェゾ「こんぢょるすんっばぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!(あまりの可愛さに鼻血」
サンソン「看病はしてあげますよ・・・;」
そして動きを止められた鷹が降魔の水晶玉の力を借りた雷蔵の忍術により倒されたあと、たぬちよは少し引いたような顔をしながら言う。
たぬちよ「ねえ、それが降魔の水晶玉を引き出す口頭なの!!?(ドン引き」
アイレーン「えっ?あれは可愛い口頭なのだ!」
雷蔵「しょうがないでござる!!それが水晶玉の力を引き出す口頭だから!!(顔真っ赤」
ペイペイン(あ、本人も嫌だったのですね・・・;)
そしてそのあと、夜の忍の里では帰還した王ドラ一行にご馳走を振る舞っていた。と言ってもこの時代相応の魚や野菜の馳走だが。
アルル「焼いた魚おいしい〜!」
ハンドレッコ「キノコのおひたしもいいじゃないか」
雷蔵「頭領が鷹の件について褒美をくれたからな。山吹に会いに行ったってのもあるし」
一方、一人崖の上に座っているペイペインを、王ドラが発見した。
王ドラ「ペイペインさん。こっちに来てキノコのおひたしだけでも食べましょうよー」
ペイペイン「いや、いいです。アイレーン様に余計な食事事情がまた染まったかと思うとやるせないので」
ペイペインの態度に王ドラはキノコのおひたしを彼女に差し出す。
王ドラ「そんなことありませんよ。おいしいものはおいしいのです。それに食べ物を粗末にする方があのおばあさまは怒りますけどね」
ペイペイン「ぐっ;」
王ドラ「まあ、あーんしてあげるから食べなさい」
ペイペイン「あなたが食べさせるつもりで・・・えっ!!?」
ようやく理解したペイペインは顔真っ赤に慌てながら王ドラからキノコのおひたしを奪った!
ペイペイン「じっ、自分で食べる!お前に食べさせてもらうほど弱くない!」
王ドラ「はいはい(やっぱり嫌われてるからですね・・・;」
天草「そうじゃないと思いますが」
サンソン「彼は無自覚な罪作りかもしれませんね;」
モードレッド「そういうところだぞ王ドラァ!」
一方、食事を同席していた一人の沖田は雷蔵に今川についての話を聞いていた。
沖田「で、その今川とかいう男は何者なんですか?」
雷蔵「かなりの実力を持つ強面で、城の家臣達からも恐れられてる武士でござる。寿々姫はそれでも重用してるし」
沖田「そうなんですか(やっぱりなんかおかしい・・・」
沖田はその話からして疑問を抱いていた。何せあの「今川義元」は・・・
- 戦国時代からの謎の挑戦状!(後編)(その2) ( No.93 )
- 日時: 2023/06/14 17:02
- 名前: 桜 (ID: aU51y5nQ)
いざ出陣
その翌日、とある木の上ではとある黒い武将の男がシュバシュバっと駆けるようにして城に向かっていた。
???「寿々のやつ、怒ってんのか・・・!?」
そして雷蔵やBVL&沖田が加わった一行は寿々姫の城に向かう!
シェゾ「倍返しじゃー!!」
王ドラ「今度こそ騙されますかぁー!!」
あやめ「寿々姫様、奴らがまた来てますがどうしますか〜?」
一方、城の間ではあやめが寿々姫に一行の対処を訪ねていた。
寿々姫「変化の術でまた欺け。今度は違うので」
あやめ「了解しましたーv失敗したらせっかんお願いーv」
あやめがドロンと立ち去ったあと、獅子次は聞く。
獅子次「今度も大丈夫ですかな?」
寿々「あやめはああ見えても忍術にかけては優秀じゃ。なぜかあんな風になってしまっておるが;」
今川(確かに優秀なくノ一だ。同業者が来るようなことはない限りな)
すると、王ドラ一行は何かを見つけた!可愛い子猫だ。
子猫「にゃ〜ん♪」
アイレーン「めちゃ可愛いのだー!」
シェゾ「こんなところに彷徨って・・・捨て猫か?」
雷蔵「!騙されるな!」
すると、雷蔵が手裏剣を放って子猫が避けたあと、姿を変えていたあやめが現した!どうやらあの子猫はあやめの変化の一つだったらしい。
あやめ「って、雷蔵ー!?」
雷蔵「やはり頭領の屋敷墜落の原因はお主であったかあやめ!!頭領がもうカンカンだったぞ!」
エージェント「えっ、あやめが雷蔵と同じ里の出身!?」
サンソン「じゃあ、そのギャルの姿は何らかの洗脳で・・・!」
あやめ「違うわよぉ?あの空洞の奥に面白そうなハイカラの街があったからそれで度々出入りして買っただけですよぉ」
なんとあやめちゃん、現代にまで出入りしてました(爆弾投下)これに大半の全員がその原因を作った王ドラを白い目で見る。
王ドラ「なっなんですか!?私は悪くないですよ!」
あやめ「まあとにかく。そっちに雷蔵がいるなら本気を出すしかないわねぇv忍法・巨大カエル出現の術!」
すると、あやめの忍術で巨大カエルが出現した!
あやめ「この巨大カエルの攻撃はえげつないし、防御力がたっかいからやられて下さいねぇ?」
雷蔵「お主って奴はー!!あとで頭領に言い付けるから覚えてろ!!(激怒」
たぬちよ「落ち着け雷蔵;」
あやめが上に乗る巨大カエルの猛攻に大半の全員が逃げまくっていた!
アルル「ひゃあー!!?ぶち殺されるー!!?」
ツースト「踏まれたらえげつないやつだ!!?」
ペイペイン「汚くなるからいやぁー!!?」
すると、あいりが何かを見つけたのかそこに攻撃する!
モードレッド「あいり!?」
あいり「見つけましたわ!モーさん、そこに宝具を放って!」
モードレッド「!?おう!我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)!!」
そしてモードレッドがあやめの巨大カエルに向かって宝具を放った時、巨大カエルがよろけた!
あやめ「なっ!?」
あいり「そりゃあそのカエルは防御力で固められますわね!後ろ足以外は!」
あやめ「後ろ足は誰にも見られなかったのにぃー!!!」
そしてその巨大カエルが消失した後、忍術を解かれたあやめは王ドラのロープを貸してもらったモードレッドに縛り付けられていた。
モードレッド「これでよし。しばらくはここで大人しくしてろ(毒」
あやめ「えぇー!!?せっかんは!?せっかんー!!」
あいり「さぁ、行きましょう!」
そしてあやめが撃破されたのを聞いたカネノブが慌てて寿々姫の元まで駆けた!
カネノブ「寿々姫様!!あやめが撃破されましたぞ!!」
寿々「なんじゃと!?」
カネノブ「さらに未だに次々と兵を倒して接近中の奴らの中にはあやめの同業の忍者がいるそうです!」
獅子若「!雷蔵か!」
今川「放っておけ。あのウサギの忍者がいたところで何もできはしねぇよ(ん?あいつは・・・」
そして城内に入り込むことに成功した王ドラ一行はようやく繋がったキッドからの通信機と会話する!
キッド「お前ら何やってんだ!心配したんだぞ!」
王ドラ「ちょっとこれは込み入った事情ですよー(かくがくしかじか」
キッド「ああ、そういうわけか!確かにこれを成さなきゃ帰れないよなー。よし、これを果たしたら全員生きて帰って来い!」
王ドラ「そんなの当然ですよ!」
すると、ようやく城の間に近づきそうになった際、獅子兄弟とカネノブが姿を現した!
獅子若「貴様ら来てるのか!」
モードレッド「なんだ!?今度は三人だけで立ち向かおうってんかー!?」
カネノブ「いや?それについて話しに来た。ワシらは寿々姫様と今川義元を止めるためにここにいる」
サンソン「えっ?」
すると、思わず呆気に取られた一行に獅子次は話し出した!
獅子次「寿々姫様はマサムネ様の許嫁であると知っているだろう?」
天草「それは初耳ですね!?」
クロス(出たかその話;)
獅子若「親同士が決めた関係だったのだが、二人はそれでも喧嘩こそするがお互いを想い合っていた。もはや両思いであったな。しかし、マサムネ様が偶然にも密かに存在するようになったタイムトンネルに入り込んでしまい、貴様らのいる時代に転移した。その時にマサムネ様が失踪扱いとして残された寿々姫様は大変嘆いた。しかし、ワシらがいつもの日常茶飯事で対立していた時にタイムトンネルに吸い込まれたからおかしいと思い始めワシらがここに戻って来るまでの間、木刀を代わりの触媒として「今川義元」と名乗る男を召喚しおった。ワシらもあの男がなんなのか聞いてはいたが、もう戦慄する勢いだった・・・!」
アルル「待って。それって・・・!」
カネノブ「ああ。寿々姫様の目的は今川を使ってマサムネ様を誘き出すべく貴様らをけしかけて戦わせに向かうこと・・・!今川はそこの貴様らと同じサーヴァントだ・・・!」
- 戦国時代からの謎の挑戦状!(後編)(その3) ( No.94 )
- 日時: 2023/06/14 17:05
- 名前: 桜 (ID: aU51y5nQ)
寂しい。いや。悲しい。
お願いだからすずから、いなくならないで。
寿々「獅子兄弟とカネノブはどうした?」
寿々姫の問いに今川は答える。
今川「あいつら、元からお前を止めるためにいたみたいだな。俺からの手紙に驚きはしたが」
寿々「そうか。ならば出陣するぞ。そなたの誠を証明するために私と共にいるであろう」
一方、獅子兄弟とカネノブに案内を受けている王ドラ一行は沖田が何か訝しげな顔をしていた。
沖田「・・・」
アイレーン「どうしたのだ?」
沖田「いえ・・・生前のあの方を思い出して。私には見向きもしてくれなかったけど、己の誠のために一人きりで最期まで戦い続けた人・・・できるなら最後まで共に行きたかったな・・・」
アイレーン「そいつが好きなのだな?顔に出てるぞ!」
沖田「えっ!?違います!そんなんじゃ・・・!」
獅子次「おい着いたぞ」
すると、城の間にたどり着いた王ドラ一行はその場所に座る寿々姫とようやく対面を果たした!
寿々「よくここまで来たな。話だけは聞いてやろうか」
王ドラ「こいつらから聞きましたよ。あなたや今川というサーヴァントを止めるためにあなたの元に再びいただけだと。私達が本気だと分かってそれを話してくれました」
寿々「そうか。まさか次々と来るのは予想もしていなかったが・・・獅子若、獅子次、カネノブ。私に背いてまで止めたかったのか。いいご身分だ」
獅子若&獅子次&カネノブ「っ・・・!!!」
シェゾ「戦う前に口喧嘩はやめてくれないか?俺も今川にこないだのリベンジを果たしに来たんでね」
今川「よく見れば服装も前と変わっていたな」
すると、沖田はその顔を見て何かを思い出した。
沖田「・・・」
明らかに生前自分がよく知る男。秘密に気付いた沖田は言う。
沖田「みなさん。この方は「今川義元」という人じゃありません」
大半の全員「!!?」
アイレーン「沖田・・・?」
沖田「寿々姫に協力してまで己の誠を貫く姿勢は変わりませんねぇ?そうまでして寿々姫を元気づけたいのですか?」
沖田「「今川義元」と名乗ってまで自分のマスターの許嫁のマサムネを誘き寄せたいのですか!?土方さん!!」
エージェント「はあっ!!?土方って・・・土方歳三か!!?」
沖田に自分の正体を看破された今川もとい土方歳三は微かに不敵の笑みを浮かべながら言う。
土方「お前が来た時点で見抜かれると思ったんだ。そういうお前こそそのちっこいライオンのが選んだマスターか?」
ペイペイン「アイレーン様を侮辱するな!!」
アイレーン「ペイペイン!確かに貴様の誠というものは私達ミューモンが持つ音楽が大好きという信念にもある意味通じるかもしれない・・・」
土方「ミューモンの信念は俺の誠と違いねえな」
しかし、アイレーンは土方に対して真剣な眼差しで言い放つ!
アイレーン「だから、貴様の誠がこれだというのなら私達BVLが今の沖田の誠なのだ!それを誰が譲るのはあってはいけないのだ!」
沖田「アイレーン様・・・!」
アイレーン「勘違いするなよ。その・・・無茶苦茶だが貴様のことは嫌ってはいないのだ。病弱で危なっかしいし」
沖田「はい!」
すると、サーヴァントとしての力を解放させた土方に寿々は告げる。
寿々「己の誠を貫き通せ。・・・土方!」
土方「俺が!いる限り!この城は!新撰組だぁぁぁぁぁー!!!」
そして土方歳三&寿々姫が相対する形で戦闘に突入した王ドラ一行はキッドからの通信で土方のクラスが判明した!
キッド「今川義元と名乗った男土方歳三のクラスは・・・げぇっ!!?バーサーカー!!?」
クロス「バーサーカーは魔力の消費量が激しいと聞いたが・・・あの姫はそれに見合うだけの量の魔力の持ち主だったのか」
天草「戦えないことはないですが、厄介な類ですね」
土方の猛攻とその強さに大半の全員が次第に怖じけつき始めていた!
たぬちよ「ちょっとー!!?こっわー!!」
カネノブ「やっぱりあの男は恐ろしいわー!!」
寿々「そろそろ今時か?バーサーカー・土方歳三、令呪を以て命じる!宝具を放て!」
土方「解放する時か」
土方「俺がっ!!不滅の誠(しんせんぐみ)だぁぁぁぁぁーーーーー!!!」
土方の強烈な宝具を受けたたぬちよとカネノブは気絶し、その恐ろしさに驚愕した!
獅子若「カネノブ!たぬちよ!」
雷蔵「やはり弱点はないのか!?」
沖田「ーーーーーいいえ。弱点は一つもなさそうですが、予想外な出来事にも対応しきれるわけじゃないですよ。つまり不意打ちです!」
あいり「不意打ち!?そうだとしてもそれを誰がやるんですの!?」
それに大半の全員がざわめく中、その不意打ちにただ一人だけ名乗り上げたキャラがいた。
シェゾ「奴に不意打ちを俺に・・・やらせてくれないか?」
アルル「!!シェゾ・・・」
シェゾ「アルル、クロス、エージェント。協力してくれないか?あいつを誘き寄せるだけでいい」
クロス「!わかった」
エージェント「了解!」
アルル「わかったよ!後悔しないでね!?」
シェゾ「沖田、アイレーン嬢!最後の仕上げ頼むぜ!」
アイレーン「貴様のような欲張りな欲しがり屋のヘンタイに命じられなくともやるのだ!」
シェゾ「誰がだー!!!」
沖田「了解です!」
すると、土方が一人だけ出てきたクロスを目にして攻撃しようとする!
土方「式神か。よく見ればお前は一部で噂してる伝説のサーヴァント狩りと呼ばれた者じゃねーか?」
クロス「・・・!アルル・ナジャ!」
すると、アルルがブレインダムドを土方に向けた!
アルル「ブレインダムド!」
土方「そんなもん効こうとも倒れるか!!」
寿々「では防御を命じよう。令呪をーーーーー」
すると、寿々姫の足元に撃つような音がした!エージェントの銃撃だ!
寿々「貴様・・・!!」
エージェント「足には傷付けてないから安心しなお姫さん!」
土方「寿々!!まっ「サンダーストーム!!」
すると、シェゾが放った雷魔法に土方は少し驚いた!
土方「お前、雷の魔法も使えたのか!?」
シェゾ「少し驚きはできたみたいだな。アイレーン嬢!」
すると、アイレーンが令呪を沖田に放った!
アイレーン「セイバー・沖田総司!令呪を以て命じる!お前の同僚を、宝具で折檻するのだ!」
土方「なっ!?沖田のことだ、正面から・・・「じゃないですよ」
すると、沖田が上から降り立った勢いの真正面から土方に宝具を向けた!
沖田「あなたが生前にも私の剣才を恐れたあたり予想通りの予測してくれて助かりました」
沖田「無明三段突き!!」
江戸時代、土方歳三は沖田総司と同じ剣道道場で育った。土方歳三は病弱な沖田を気にかけてはいたのだが、同時に相対するには恐ろしさがあった。しかし彼は最期までそれを見せることはなかった。沖田総司が志半ばで病に倒れまた共に行くことはできないまま息を引き取ったのだから・・・。
王ドラ一行の、大勝利!
- 戦国時代からの謎の挑戦状!(後編)(その4) ( No.95 )
- 日時: 2023/06/14 17:07
- 名前: 桜 (ID: aU51y5nQ)
そして・・・
土方「チッ・・・伊達に意志が強いわけじゃねーな」
周囲が機転を利かせた上での沖田の宝具により敗北した土方を前にして寿々姫は自分の武器の薙刀をシェゾに向けた!
寿々「認めたくない!こんな負けは認めたくないぞ!」
シェゾ「おい!」
寿々「私はマサムネを探し出せる手がかりになるならなんでもよかった!そのために貴様らを傀儡にしても「やめろ寿々!!」
すると、声を聞いて動きがピタッと止まった寿々姫の前に事態を聞きつけ駆けつけたマサムネが現れた!
寿々「!?」
エージェント「マサムネ!?」
マサムネ「随分と迷惑かけちまったな。実は作者にこの事態が起きてるから駆けつけて来いと背中押されて、帰った先で会った山吹に「寿々姫がお前を見つけるためにサーヴァントを利用しようとしてるからすぐ行け」と言われたんだ」
たぬちよ「山吹さん・・・(ジーン」
久方ぶりにマサムネを見た寿々は薙刀を構えながら言う!
寿々「何しに来た!?まさかこの者達を助けるためか!?お前はいつもそうじゃったな!私の気持ちなんて何も考えないで」
すると、マサムネは寿々姫を前にして土下座しながら深々と頭を下げた!
マサムネ「すまなかった。俺はお前のことがずっと気かがりだったんだよ。でも、お前は平気そうに思えるからこの時代に帰らなかったんだ。だけど、お前が泣くなんて思ってなくて。恨むならこいつらじゃなくて俺を恨んで「違う!!」
薙刀を下げた寿々姫はマサムネに対して本当の気持ちをぶつけた。
寿々「寿々は早くマサムネに帰って来て欲しかった。ずっと待った。お前は幼い頃からなんだかんだ歩みを合わせてまで寿々のところに来てくれたから。今回もその類だと・・・でも、待っても来なかった、から・・・っ」
すると、マサムネは寿々姫のポロポロと流す涙を目にした。
寿々姫「寿々だって、ずっとずっと会いたかった!また来てほしかった!またお前が、マサムネが、寿々を見つけて欲しかった・・・っ!!」
泣いている寿々姫の涙を見たマサムネは彼女を優しく抱きしめながら謝罪した。
マサムネ「ずっと会えなくてごめんな。寿々」
そんなやりとりを見た王ドラ一行や寿々姫の関係者達はひとまず安堵し、天草は拍手した。
天草「いやあ、二人ともよかったですね!ところでシェゾや私達はこの壮大な痴話喧嘩に巻き込まれただけですよね?」
王ドラ「聞かないで下さいよ!!」
すると、ツーストはシェゾに一つだけ聞く。
ツースト「これでお前も帰れるだろ?」
シェゾ「ああ。帰れる」
すると、土方はふっと安堵したかのように言う。
土方「これで俺の役目は終わったな。あとは消滅を待つのみだ」
沖田「土方さん!!そんなので消滅されたら・・・!!」
すると、寿々姫の令呪が光った!それにより土方の霊基は全回復した。
土方「寿々姫・・・なんでだ?」
寿々「お前にはまだすべき仕事がある!・・・マサムネのいた時代の案内の護衛とか、お前が恋慕する奴がいると聞いたからな」
沖田「えっ!?」
寿々姫から土方を令呪で生かした理由を聞いて沖田は両頬が赤く染まった!聞いたアイレーンは讃える。
アイレーン「よかったではないか!土方がお前の好きだった奴だろう?」
沖田「えっ!?でもっ」
アイレーン「いいから土方に自分の想いを言って来るのだ!」
あいりが土方にその好きな人が誰なのか聞く。
あいり「その好きな人は誰なんですか?」
土方「生前の幕末の時代にーーーーー」
沖田(!!土方さん!そんなの公開で言われたら・・・!)
土方「巷で騒がせたあの人斬りの、岡田以蔵、という奴だったな」
沖田「・・・」
ペイペイン「・・・」
ハンドレッコ「・・・」
シェゾ「・・・」
アルル「・・・」
王ドラ「・・・」
天草「・・・」
エージェント「・・・」
ツースト「・・・」
クロス「・・・」
あいり「・・・」
モードレッド「・・・」
獅子兄弟「・・・」
カネノブ「・・・」
サンソン「?以蔵さんがそこでもやらかしたのですか?」
アイレーン「貴様、言うが奴は男だぞ?」
すると、エージェントが右手を掲げながら言う。
エージェント「サンソンはアイレーン嬢を見てやってくれないか?お前ら、ちょっとそこに集まって」
サンソン「な、なんでですか!?」
すると、シェゾは言う。
シェゾ「あの以蔵ガチ勢のクソデカ感情の幼馴染が聞いたらどうすんだ?」
クロス「加えて彼はクルークと仲は良いし。幼馴染が誤解するほど」
土方「なんだ?聞いた途端にお前らで内緒話か?」
すると、通信越しにキッドは何かを見せる。
キッド「ちなみにゼオに騙されたやつだろうけど・・・最近の以蔵の写真だよ」
キッドが見せたもの:以蔵の可愛いレースの始末犬のアップリケ付きエプロン姿(魅力アップのやつなのにゼオに魔力アップするやつだと吹き込まれた)
マサムネ&寿々&たぬちよ&雷蔵「」←広がる大草原
すると、訳の分からない土方がまくし立てる!
土方「なんだ!?言いにくいことがあんのか!?」
キッド「いや、これは込み入った事情があるんでな・・・」
すると、キッドの方に異変が起きた!
キッド「えっ!?お前ら、ディズニーシーに行ってたんじゃなかったか!?ちょっと待て!!そんなタイムトンネルに容易に入るな!!お前はバカのくせに王ドラが作ったやつだからって安心するんじゃない!!」
アルル「そういえば、今日はディズニーシーに行った人って・・・まさか!?」
キッド「ぎゃー!!行きやがったー!!?」
すると、大半がよく見知った声を聞いた!
以蔵「おい壬生浪ぉ!随分と好き勝手したらしいのう!」
土方「!?岡田か!」
獅子若(神様どうか奇跡を・・・!!)
以蔵「わしがクルークやクー・フーリンや子供組と一緒にディズニーシーに行ってたのを舞い戻ったわぁ!(ミッキーのカチューシャ付き」
土方「は?」
土方は思わず呆気に取られるが、弓弦や自分のサーヴァントのクーと共にミッキーのカチューシャ付きで来たクルークは以蔵を嗜める。
クルーク「以蔵さん!人をあんまり困らせないでよ!みんなが大変だったのに!」
土方「!!?」
以蔵「おん?お、確かにもう収まっちょる;」
以蔵と親しげにしてそうなクルークを見て土方は思わずショックを受けてーーーーー
土方「・・・ガクッ」
そのまま思わず気絶してしまった!
クルーク「倒れたー!!?」
以蔵「は!?わしはまだ斬っちょらんぞ!!?」
すると、以蔵の首元に鬼の形相で憤怒した沖田の剣が突き立てた!
沖田「ダーオカー?人の気持ちをよくも踏み躙りましたよねぇ?(激怒」
以蔵「沖田!!?なぜにおまんが剣を突き立てるんじゃ壬生浪!!」
沖田「なんですって今すぐ首をはねろこの恋愛窃盗罪ー!!」
以蔵「何じゃその罪状はぁぁぁぁぁー!!?」
取っ組み合いの大喧嘩に発展する中、クロスは王ドラに聞く。
クロス「なあ、王ドラ。お前は怒らぬよな・・・」
王ドラ「えっ?なんですか?(土方を殺すために剣を研いでる」
クロス「」
そういえば、王ドラは以蔵さんにも甘いから何かと彼を守ろうとして龍馬さんと乱闘騒ぎを起こしてたな;
クー「なんかあったか?」←ミッキーのカチューシャを着けてる
天草「彼関係のもつれなので心配ないです;」
弓弦「えっ;(クルーク君、いつか殺されるんじゃ!?」←ミニーのカチューシャを着けてる
すると、カネノブはヤケクソ気味で言う!
カネノブ「わ、わしらが今住んでる現代にも遊びに来ると良い!あやめも内密で度々立ち寄りしておったのだ!」
クルーク「それなら今度案内するけど、沖田ちゃんの同郷のサーヴァントがこのままじゃまずいじゃないかい?介抱した方がいいと思うけど」←自分が以蔵関係のもつれで誤解で巻き込まれてるのは知らない
ツースト「いや、クルーク。お前は狼に近づくひよこのようだからいい」
クルーク「なんだとー!!?」
その後、なんとか元の時代に帰れたことは言うまでもない。
ここで一句:恋愛の もつれ関係 また波乱
終幕
「後書き」
今回の戦国時代の話の前後編はずっと温めていたネタだったのでギャグコメディな話にもそのままになっております。
この話はリアルでかなりヤバい事情の最中にハイテンションなノリで書いてたので私的にはギリギリから生まれた珠玉の話だと考えています。ちなみに私はマサ寿々、帝都騎殺派。
あと、正式な仲間となるバーサーカーの鯖をあと一人は登場させたいなと考えて土方さんに白羽の矢を立ったわけです。彼は理性的に振る舞いながらも何かをしでかすか分からないので性格的には案外書きやすいです;龍馬さんとも以蔵さん関係のもつれで対決させたいな。
また一波乱だな;感想OK