二次創作小説(紙ほか)
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- [黒バス] 弟はハイスペック
- 日時: 2012/12/01 18:54
- 名前: 芽瑠 ◆vrM3Tms9zA (ID: .ZLG9XHf)
「人生楽しんだもん勝ちなわけで」
HSな弟を持つHSな姉のgdgd秀徳ライフ。
- - -
ども、芽瑠と申します^p^
二次板では前に銀魂の女中なんちゃらでお世話になってましたー
!注意
・オリ主
・しかも鷹の子の姉設定
・なんかもうgdgd
・バスケしてない
・そして安定の駄文
・ネタバレ要素含
以上が大丈夫な方はどうぞっ)^ω^(
- Re: [黒バス] 弟はハイスペック ( No.1 )
- 日時: 2012/12/01 18:40
- 名前: 芽瑠 ◆vrM3Tms9zA (ID: .ZLG9XHf)
@1 みんな轢こうか!
季節は春。
出会いと別れの季節、入学と卒業の季節。
まぁ私は
「もう3年かぁ」
進級なんだけれども。
新しいクラスが張り出された掲示板をぼんやりと見据えながら、気力のない声で呟く。
すると、左隣から同じく気力のない声が耳に入った。
「マジ早ぇーなー」
「おー、宮地くんか。新学期だよ、やる気出してこーぜ」
「やる気なさそうなお前が言うな」
ほぼ金髪に近い茶髪をした、なんだか怖そうな宮地清志くんは私の友達だ。
1年、2年と同じクラスになっている。
さて、今年はどうだろうか。ちなみに私はさっき見たら1組だった。
同じクラスになったらこれからも仲良くさせてもらうつもりだし、
ならなかったら「そっかー残念ー」程度だ。特に困るとか寂しいとかはない。
「で、宮地くん何組?」
「んー…と。…お、1組」
はいキタ!だと思った!
なんとなく分かるよ!
「うん、一緒だわ」
「…3年間同じってどーよ」
「どうって言われてもねぇ。ま、そんなわけでよろしくね清ちゃんっ」
「誰が清ちゃんだ!轢くぞ!」
物騒な言葉を口にする宮地くんをスルーして、3年校舎へと向かう。
……が、あまりの人の多さに前に進めない。
私は宮地くんに満面の笑みを向けた。
「宮地くん……みんな轢こうか!」
すると宮地くんも爽やかな笑顔を浮かべた。
「だな。ちょっと木村呼んでトラック貸してもらうわ」
木村くーん!早く来てー!
「そっかーもう3年かー」
「それ冒頭でも言ってたよなお前」
「だって言うことないし」
教室なう。
女子はキャッキャと同じクラスになれた喜びで抱き合ったり、ちょこまかとクラスを移動している。
男子もいつもよりはテンションが高めだ。大分。
…だが、相変わらずやる気のない私と宮地くんは席についてグダグダと会話しているだけだ。
繰り上がりなどの問題で、一番後ろの席で私と宮地くんは隣同士。
なにこれ、なんの偶然なんだろホント。
…運命……いやコイツはないなさすがに。だって口悪いしマジヤンキー。
「…なんだよその嫌なものを見るような目は」
「べっつに?なっにも?」
「なんかウザいから殴っていい?」
「だめ」
痛いから!!(ばばーん)
「…でも、そうだよな。3年なんだよな」
不意に、宮地くんは思いつめるような表情をした。
切なそうで、悲しそうな、そんな表情。
「…どうかした?」
「いや、頑張って早くスタメン入んなきゃなって思っただけだよ」
「あ…そっか、宮地くんまだだったっけ」
……どうしよう。余計なこと聞いちまったな自分。
だってさ、だってさ。
かくいう私も女子バスケ部に所属している身でありまして。
さらに背中には、先輩が引退してから4番を背負っている身でありまして。
はい、つまり主将でありまして。
……。
うわあああああ思い切りスタメンですしかも女です男のプライド的にごめんなさい宮地くん!!!
…みたいな心境になるわけですよ。
てか現在進行形でなってるわけですよ。
まあ、別に宮地くんをバカにしているということは断じてない。
てか宮地くん普通に強いし。スタメン入らない方がおかしいと思う。
だからさ、
「今になれるよ、宮地くんなら。私が断言する」
「……そっか」
「うん」
「…うん。さすが現女バス主将の言葉の重みはちげぇな!」
そう冗談げに笑う宮地くんに、「当然」とドヤ顔で返す。
「…それで思い出したんだけど」
「あ?」
「男バス、うちの弟入部するから面倒見てやってね」
その言葉に、宮地くんは目を丸くした。
「は?お前弟いんの?」
「うん。知らなかった?」
「いや知らねぇよ」
「和成っていうんだけどね。まぁいい子だからさ!」
「…おー」
宮地くんが軽く頷いたのと同時に、担任の先生が入ってきた。
ここでお喋りは一旦中止。
体を宮地くんから机へと向ける。
「高尾」
「ん?」
名前を呼ばれ顔だけ向けると、宮地くんは窓側の前らへんの席を指さした。
「大坪も同じクラスだわ」
「あ、そうなんだ」
(…反応薄いな)
(いや、大坪くんは知ってるんだけど話したことないからさ)
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