二次創作小説(紙ほか)

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イナクロ 〜SSCとフェイと癒月〜
日時: 2014/01/01 20:58
名前: 風龍神奈 (ID: Um7bp1Xg)
プロフ: http://kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=11023

 こんにちはっ!(こんばんは?)
 やたらとスレッドを作ってる、風龍神奈です☆
  散々悩んだ挙句、イナクロ小説を書くことにしました。温かい目で見守って下さい。

 【お知らせ】
この小説はスレロック致しました。参照に作者のオリジナルイナクロ小説を貼り付けているので、そちらにお進み下さい。

Re: イナズマイレブンGOクロノストーン 双子の運命 ( No.5 )
日時: 2013/05/01 16:55
名前: 風龍神奈 (ID: aS9uLd49)

 オリキャラ紹介♪

 名前 月城 癒月【つきしろ ゆづき】
 学年・年齢 中1・12(天馬達と同じクラス)
 容姿 金髪碧眼 容姿端麗 誰もが認める美人
 性格 マイペース 優しい だが怒ると口調が変わる 
    いざっていう時はやる
 設定 太陽の双子の妹で、未来人 産まれてすぐに仲良しだった月城家に引き取られ、未来で育てられた
    フェイとは恋仲 実はSSCの仲間だが、能力は目覚めていない
    魔法が使え、自然界のモノと話せる
    誰が化身を出せて、アームド出来るのか見分けられる力を持っている
    化身と話せる

 ポジション FW(GK以外、何処でも大丈夫)
 化身 月の女神アルテミス

 技  ムーンデッドソード(化身技)シュート        
    スターライトフラッシュ ブロック         
    月夜ノ舞        ドリブル
    月影乱舞        L(ロング)シュート
    鏡花水月        シュート
 
 ミキシマックス 甲斐姫  技 浪切一文字  シュート

 名前 色葉 風笑【いろは ふぁら】
 学年・年齢 中1・12歳(天馬達と同じクラス)
 容姿 黒髪をゆるく二つ結びにしている 黒い瞳に長めの睫(まつげ) 低い身長
 性格 おっとり 陽気だが、たまに確信をつく事をいう 低い身長にそぐわない大きな身振り手振りで話す
    (癒月と似ているが)怒ると優しく諭される(殺気出しながら)
 設定 狩屋の双子の妹 理由があって狩屋とは別の施設にいた
    癒月とは違って、現代人
    精霊使いで、運動神経がハンパない 一度見た動きなら完全にマスターする
    化身を発動できる素質がある人を、開花させることが出来る


 ポジション DF→MF(とりあえず、FWも出来る)
 化身 星の女神アステリア
    
 技  メテオライトレイン(化身技)シュート
    デスフォレスト  ブロック
    リーフストーム  ドリブル
    アーヴァランシュ L(ロング)シュート
    ウィンドブレッド シュート

 ミキシマックス 精霊
    


 ↑という感じのオリキャラです。
 あと二人ほどいますが、後に、紹介します。

神奈「疲れた〜」
癒・風「「たかがそれぐらいで疲れた言うな」」
神奈「酷い!化身や必殺技考えるの、難しいんだよ!」
癒月「ごくろーさま」←棒読み
神奈「棒読みすな」

Re: イナズマイレブンGOクロノストーン 双子の運命 ( No.6 )
日時: 2013/04/05 21:50
名前: 風龍神奈 (ID: IX0Xljmj)

 第1話 サッカーが消えた!?   (注風笑さんはまだ出てきません)

「天馬、無事に終わったから、後は雷門に帰るだけだね」
「そうだね」
「皆、元気にしてるかなぁ…」
「してるよ」
「だねっ」
 天馬、癒月の二人は、さっきまで、子供たちにサッカーの楽しさを教えていた 
 今は、帰りの飛行機に乗っている 
「そういえばさ、天馬」
「何?」
「何で、私達が選ばれたのかな?」
「さぁ?理由なんて俺聞いてないから」
「だろうね…」
 飛行機は、着実に向かっている… 


 久しぶりの雷門中を前に、天馬達は興奮していた 
 二人で正門をくぐる 
「…あれ?おかしいなぁ…」
 正門から入ってすぐの第二グラウンドは、野球部が使っていた 
「まぁ、大丈夫だよね」
「大丈夫でしょ」
「サッカー棟があるから」
 そのまま進んで、サッカー棟に入る
 サロンを抜け、スタジアムに行くと———
「「「えっ…!?」」」
 サッカーの道具など、何処にも無く、バスケ部やバレーボール部等の屋内スポーツ部が占領していた
 天馬が、近くにいたバスケ部員に訊きに行った
 と、項垂れて戻ってくる
「どうだったの?」
「…サッカー部なんて、ここには無いって…」
「えっ!嘘でしょ!?」
 癒月が叫ぶ
「部室の場所が移動したのかもしれないって思って訊いてみても、何にも答えてくれなかったよ」
「…もしかして、先輩達の事を訊いても?」
「うん」
「…とりあえず、外で先輩達や皆を捜そう」
「うん」

 
 その後、神童や三国、車田、霧野、一乃等に会ったが、誰もサッカーや天馬達の事を覚えてなかった
 葵は天馬達の事を覚えていたが、入っていたのは書道部だった
「おかしいよね…」
「誰も私達のことやサッカーの事を覚えていないなんて…」
 夕暮れの河川敷で、話す2人 
「何で、皆、あんなに好きだったサッカーを忘れられるんだろう…」
「サッカーが…
「「消えた…!」」
 三人が、そういった瞬間、
「no サッカーは消えていない」
 と、背後から声が聞こえた 
 後ろを振り向くと、見たことも無い男子が立っていた 
「サッカーの、消去など不可能」
「君は…」
「松風天馬、月城癒月 これより、お前達二人から、サッカーを消去する」
「「「サッカーを…消去…?」」」
 疑問のまま、立ち上がる 
「私はアルファ 我が使命はサッカーの消去 残りの痕跡は、二人だけだ」
「こん…せき…」
 瞬間、2人の脳裏で、雷門であった事が走馬灯のように流れ出した 
「まさか、お前のせいなのか 雷門が変なことになってるのは」
「そうだ」
 男子—アルファがさらりと答える 
 そういった瞬間、天馬が若干アルファに詰め寄った 
「ゆるせない サッカーを消すなんて。…皆を元に戻せ!サッカーを返せ!!」
 言い募ろうとした天馬の前に、アルファは手を出した 
「noだ 我々の行うべきはそれだ、サッカーの完全消去」
「そ、そんな事…させない!」

Re: イナズマイレブンGOクロノストーン 双子の運命 ( No.7 )
日時: 2013/04/05 21:51
名前: 風龍神奈 (ID: IX0Xljmj)

 
 天馬がそう言った瞬間。
 アルファは指の隙間に何かを挟み、放った 
「拒否は出来ない」
 その言葉と同時に、放り投げられたそれは、ボールになった 
 そしてアルファはそのボールの赤いボタンに足を置く 
『タイムワープモード』
 瞬間、アルファがそれを蹴った 
「「「うわぁ!!」」」
 2人揃って階段から落ちる アルファが瞬時に近づく
 と、三人の姿が赤い光に包まれて、消えた


 ◇ ◇ ◇

「動き出したか、あやつら—エルドラドは…」
 夏紅夜達の故郷とも言える島—神無島(かみなじま)の、切り立った崖の上で、一人の男が呟いた
「決して、この島はあいつらには渡さん …絶対に、サッカーを消させはせん…」
 男はその場から瞬時に消えた
 後には、不思議な模様が地面に描いてあり、横には、『夏紅夜、龍夜、すまない…』と書かれていた

 ◇ ◇ ◇

「………」
 瞼を上げる
 とても眩しい 光が反射しているようだ
「…あれ、ここは…」
 天馬は辺りを見回す
 と、癒月が倒れていた
「癒月!」
 天馬の声で、
「……」
 癒月は目を覚ました
「あれ、此処って…」
 癒月はすばやく起きて、普段ならその辺りをポワポワ漂っているはずの妖精を探す が、いない
 諦めて、癒月は天馬に訊く事にした
「天馬、此処が何処だか分かる?」
「………」
「天馬?」
 その時、癒月は天馬が目の前に広がっている光景を驚いた表情で見ているのに気付いた
「…そんな… 母さん、それに俺…!?」
 天馬はその先にある小屋に、目を移す
 その小屋の木材に、小さな子犬が挟まって、動けなくなっている
「サスケ…! あの時だ… 夢、夢を見ているのか?俺…」
 と、幼少期の天馬が、サスケの挟まっている小屋に近づいていく
「違う、夢なんかじゃない…」
 脳内で整理しようとする天馬に、
「理解しなくともよい」
 とアルファは言った
「受け止めるのだ 目の前で起こる現実を…」
「えっ…」
 天馬がその理由を聞こうとした瞬間
「天馬—!!」
 と、母親の叫び声が聞こえた
「っ!!」
 後ろを振り返る
 サスケを抱いた天馬の上に、木材が落ちてくる

 そう、これが、サッカーとの出会いだった サッカーボールに、命を救われたから、サッカーを好きになっていったんだ

 その瞬間、アルファは足元のスフィアデバイスの黄色いボタンに触れた
『ストライクモード』
 そして、そのボールを放つ
 アルファの蹴ったボールは真っ直ぐ天馬を救うはずのボールに向かって行き、そのボールを跳ね返した
「天馬——!!!」
 母親の叫び声に重なる音
 それは確実に幼少期の天馬の上に被さった木材の音だった
「…分岐点、インタラプトの修正完了」
 口元の機械に手を当てながら、アルファが言った
「…次は、お前の番だ 月城癒月」
「えっ…」
 言い終わる前に、癒月の姿はアルファとともに消えた

Re: イナズマイレブンGOクロノストーン 双子の運命 ( No.8 )
日時: 2013/04/12 22:51
名前: 風龍神奈 (ID: W6T4l4di)



「……痛…」
 癒月が左腕をさすりながら立ち上がった
「此処…って、まさか…!」
 癒月が辺りを見回す その風景は、幼い頃住んでいた風景と同じ
 そして、目の前では、一人の小さな子供が、木の周りで遊んでいた
「何で…、小さい時の私が…!」
 目の前にいる幼少期の癒月が、ふと木に手をかけた
 と、その時

 パキッ

 と小さな音がして、ついで


 バキッ!

 と大きな音がしたと思うと、幼少の癒月の方に倒れていく
「…! 私が、サッカーと出合った場所…!」
 そうだ この時木が倒れてきて、その下敷きになりそうだったのを、誰かが蹴ったサッカーボールが、防いでくれたんだ
 おかげで、大騒ぎにならずに済んだんだ そして、それと同時に、サッカーが大好きになった
 癒月の方向に木が倒れる
 そして放たれるボール それが、私を救ってくれたボールになる……はずだった
『ストライクモード』
 と、アルファがスフィアデバイスを蹴った
 放たれたスフィアデバイスは見事にボールに当たった
 間に合わずに、癒月の上に木が落ちた
「癒月———!!」
 癒月の許に駆け寄る幼い少年
 それだけで、癒月は全て悟った
「分岐点、インタラプトの補正完了」
 アルファがそう言った瞬間
 一瞬にして、時が止まった
「心配は無用だ 死んではいない 全治3ヶ月…そういったところだ」
「何だって…!」
「だが…、これでお前にとってのサッカーは消えた」
「何を………っ!!」
 突然、癒月の頭を、激痛が襲った
「…ぅ……サッカーって…私…うわぁぁぁぁぁ!!」
 頭が割れるように痛む
 うずくまるようにして、頭を抱えていた癒月は、意識が一瞬飛んだのを感じていた
 もう駄目かと思った、その瞬間
「…大丈夫だよ、癒月 君から、サッカーは無くしさせない」
「………え…?」
 と同時に、頭痛が消え去った
 そんな事よりも、癒月は、先程の声が気になっていた
 まさか———
 だが、見るよりも先に、癒月の意識は消えた
「…何者だ」
「答える義理はないね それに、僕は癒月を助けに来ただけだから」
 そう言って、謎の人物は癒月を抱えると、消えた




 一方、天馬の所でも、時間が止まっていた
「心配は無用 死んではいない 全治1ヶ月…そういった所だ」
「何だって…!」
「…だが、これによってお前のサッカーは消えた」
「何を………!!」
 瞬間、天馬の頭を激痛が襲った
「……ぅ…あれ…サッカーって…俺…う、うああああああ!!」
 苦しむ天馬に近づくアルファ
「頭から不必要なモノが消える それだけだ」
 そう言って、若干斜めを向く
「任務完了」
「まて……」
 と、天馬がゆっくりと立ち上がる
「俺は、サッカーが好きだ 俺は、サッカーが大好きなんだ 大好きで大切なモノなんだ! 大好きで大切なモノは、絶対に守らなきゃ!!」

Re: イナズマイレブンGOクロノストーン 双子の運命 ( No.9 )
日時: 2013/04/14 23:07
名前: 風龍神奈 (ID: ZfyRgElQ)

天馬の思いに、アルファが驚いた表情をする
「だから、俺はサッカーを忘れない サッカーは、絶対に渡さない!!」
 そこまで言って、天馬は膝をつきながら、肩で息をした


 その様子を、見ている者がいた
「これは…どういうことですか?」
「松風天馬は、インタラプトの修正によっても変化しない 彼の意思は、修正された現実と闘っている」
「まさか、そんな事がありえるのですか?」
「…面白いじゃないか もう少し、監視を続けよう…」


「…yes では、そのように」
「………?」
 額に汗を浮かべた天馬が、不思議そうな顔でアルファを見る
「この事態を解決する新しい方法が提案された 場所を変える」
『ムーブモード』
 瞬間、2人の姿は光に包まれた

 
 次に、天馬が立っていたのは、海辺のグラウンドだった
「此処は…」
 天馬が辺りを見渡す
「…実に適切な場所だ」
 瞬間
 アルファと同じ服装をした10人が、天馬の前に現れた
「えっ…!?」
「喜べ これからお前の好きなサッカーの時間だ」
「お前達は、サッカープレイヤーなのか?」
 天馬の問いに、アルファが答える
「そんな次元の低い存在ではない 我々は時間に介入することを許されたルートエージェント タイムルートの補正…サッカーというものがこの世から消えていくルートを生み出す者だ」
 スフィアデバイスを放って、ボール状にする
「サッカーがこの世から消えるルートだって」
「yes」
『ストライクモード』
「サッカーは、…我々が消去する!!」
「サッカーは、消させない!!」
 と、天馬は化身を出した
「うおおおお!! 魔神ペガサスアーク!!」
「化身か… 次元が低い!!」
 アルファがスフィアデバイスを蹴った
 天馬は蹴り返そうとした が
「うわあああああ!!」
 化身がただのシュートで消された
 地面に倒れた天馬が、立ち上がる
「これくらい……」
「そうか」
「!!」
 僅かな間で、天馬は周りをアルファ達に囲まれた
 アルファが、天馬に向かってスフィアデバイスを蹴る
「うわああ!!」
 その後は、アルファの仲間が、次々とスフィアデバイスを蹴り、天馬に当てていった
途中で、アルファが手だけで仲間を制止した
「さあ、どう感じた?」
「…!!」
「感じたか、サッカーの恐ろしさを サッカーは痛い、辛い、重い、苦痛、邪悪、不必要…
 そう、サッカーは不必要」
「…サッカーは…」
 顔を上げた天馬に、アルファがスフィアデバイスを蹴ろうとした瞬間
 何者かが現れて、ボールを奪い去り、着地したあとでアルファに蹴り返した
「『サッカーは必要だ』 そうでしょ? これは君の言葉だよ、天馬」
「えっ…?」「何者だ」
 天馬とアルファの声が重なる
「僕の名前はフェイ・ルーン 君と同じ、サッカーを必要としている者さ! …ほら、癒月」
 エメラルドグリーン色の、鳥の翼のような髪型をした少年—フェイが紹介をした
 だが、天馬はそれよりも、フェイが言った最後の言葉の方が気になった
「ゆ…づき…?」
「癒月ならいるよ、僕の後ろに」


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