二次創作小説(紙ほか)
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- パラジクロロベンゼン -逃亡編-
- 日時: 2013/04/05 17:51
- 名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)
- プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=BMXKjqVIeGs
薬や殺人は当たり前。そんな組織、『Darkness』の存在を知らない者はいないと言う。
Darknessの者達のコードネームはすべて化学物質名。これもDarknessの存在を知らない者がいない理由のひとつだ。
Darknessのトップに立つ男。コードネーム"ロフラゼプ"。——ロフラゼプの隣に立つ少年、
コードネーム"パラジクロロベンゼン"——。
この物語はパラジクロロベンゼンの逃亡から始まる。
【パラジクロロベンゼン -逃亡編-】
—————————————————————
※これは、作詞・作曲:オワタP 様
PV:三重の人 様が手掛けた「パラジクロロベンゼン」(唄:鏡音レン コーラス:鏡音リン)の二次創作です。(上記URL)
※自己解釈です。
4/4〜
- Re: パラジクロロベンゼン -逃亡編- ( No.3 )
- 日時: 2013/05/03 21:40
- 名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)
- プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=lPVDw_uavyA
——何も知らずに、野良猫は走る。
- Re: パラジクロロベンゼン -逃亡編- ( No.4 )
- 日時: 2013/05/03 21:59
- 名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)
——ふわふわな匂いの中、ボクは夢をみたんだ。
「ほら。泣くなって」
『だって、 が——』
「俺は大丈夫だから。俺は強いんだ」
『そんなの、知ってる。 は宇宙一だもん。いつもボクを護ってくれるもん』
「そーか。宇宙一か……。——だけどな。お父さんだって負ける時だってある。ましてや不老不死や神様でもないんだ。——」
『そりゃあ……』
「——護ってあげられなくて、ごめんな——————」
ボクの はそう言って静かに目を閉じた。
- Re: パラジクロロベンゼン -逃亡編- ( No.5 )
- 日時: 2013/06/12 00:46
- 名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)
「はっ、は……」
あ、ヤバい。ちょっと苦しいかも。
最近運動していなかった自分を憎んだ。
(ああもう。もっと速く走らなきゃ。追い付かれちゃうーー)
頭ではわかってるのに。
なんでこの足は言うことを聴いてくれないのだろう。
靴を履いていないおれの足は既に限界に達していた。
それでも走り続けたおれは物凄く偉いと思う。
- Re: パラジクロロベンゼン -逃亡編- ( No.6 )
- 日時: 2013/04/06 19:40
- 名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)
『俺は……、俺は男だ!』
少年はスクっと立ってそういう。
だがまだ疲れが抜けていないためふにゃっと足が崩れてしまった。
そんな少年を見てテノールボイスの持ち主は微笑う。
「俺達の家、来ます?」
丁寧な口調なテノールボイス(以下略)から"俺"なんて言葉が出てきて吃驚した。
だがその内容の方がもっと吃驚した。
『い、いいのかっ!?』
. .
「ええ。貴女みたいな賑やかな方がいてくだされば楽しいでしょうしね」
- Re: パラジクロロベンゼン -逃亡編- ( No.7 )
- 日時: 2013/04/06 19:45
- 名前: 琥珀(元.瞬) ◆N1hqVyuUx. (ID: vECQrl8y)
初めまして!
琥珀、と申す者です。
素晴らしいですね!
奥深いです…。
亜美、様が文才ありすぎて夕飯が食べれません(´・ω・`)
更新頑張ってください!
応援してます。
あ、琥珀もコレでも小説書いてます。
よかったら覗きに来て下さいませ。