二次創作小説(紙ほか)
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- 12歳。
- 日時: 2015/10/14 09:30
- 名前: ミズキ (ID: QYM4d7FG)
こんにちは!
初めまして!
ミズキです!
ちゃおの12歳。の夢小説、書きます!
主人公は、まりんちゃんです!(お団子の女の子)
12歳。 〜ナカマ〜
1 きっと、叶わない恋
「つうっ…。」
あ、まただ。堤君がイライラしてる。視線の先には…。
…楽しそうな花日と高尾。
二人はカレカノ関係で、堤君は花日に片思い。(でも、本人は認めようとしない。)
しょうがない。いっちょ相談にのってあげますか!
畳を敷いて、屏風をセット。まりんの部屋と書いた旗に『恋の相談承ります』って書いた紙をぺたっと貼って…。
「って、するかよっ!」
えー。せっかくお茶をこぽこぽ入れてたのに…。
*************************
【警告】
突然の書き込み失礼いたします。副管理人1です。
このスレッドを拝見するかぎり、小説本文ではなく1〜数行での雑談がかなりの割合を占めているようです。
この掲示板では小説本文を執筆する目的での板となりますので、雑談が主目的となりますと板違いの行為となります。
スレッドを目的ごとに使い分け、小説本文執筆はこのスレッド、雑談や日々のやりとりは総合掲示板にあります雑談掲示板内にて楽しく会話をしていただければと思います。
以上警告となります。
なにかご不明な点等がございましたら、お手数で恐縮ですが総合掲示板内管理人連絡掲示板(質問・ご意見スレッド)までお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いします。 副管理人1 2015.10.14
- Re: 12歳。 ( No.3 )
- 日時: 2014/01/11 16:49
- 名前: ミズキ (ID: 2nnbbVZM)
「…ちゃん、まりんちゃん!」
「…? あ、ああ。好きな人はいないや。戻ろう。」
「え、うん…。」
これ以上いたら今の考えを見透かされそうで、怖かった。
だから、逃げ出した。
その日、私は花日たちに、堤君に合わせる顔がなくて、一日中避けていた。
そんな私を見る結衣ちゃんの視線には気付かなかった。
「ねえ、まりんって堤君のことが好き?」
「えっ…。」
急な結衣ちゃんの問いかけに一瞬声が詰まった。
でも、すぐに、「そんなことないよぉ〜」って、ふざけて返すつもりだったのに…。
声が詰まったように、出なかった…。
「うあっ…。」
代わりに出たのはなんとも間の抜けた声。
バッカ見たい。これじゃあ肯定とおなじじゃないのよ。
必死に否定の言葉を出そうと頑張っているのに…。
…声、出ない…。
「うん…。そう。よく分かったね。」
ついに私はあきらめた。もう無理、肯定しちゃおうって。
「まりん、いつもは堤君に恋愛相談やってあげたりするのに。今日は、私たちとも目をあわせてくれなかった。だから、ピンと来たの。」
「結衣ちゃんにはなんでもお見通しね…。」
「…ねえ、堤君は花日が好きって分かっているよね? 分かってて相談に乗っていたのよね…。まりんはどんな気持ちで相談に乗っていたの? まりんは、それでいいの…?」
「ん…。」
「ねえ。まりん!」
少しの間、沈黙が流れた。
「うん。いいの。この恋はもう叶わないって分かり切ってるんだから、ちょっとでも堤君の役に立ちたい。応援してたいの。」
「まりん…。」
この時、私は思いもしなかった。まさか、たまたま通りかかった堤君がこの私たちの会話を聞いていたなんて…。
- 12歳。 ( No.4 )
- 日時: 2014/01/11 16:59
- 名前: ミズキ (ID: 2nnbbVZM)
堤君目線です。 byミズキ
「えっ…?」
俺は一瞬自分の耳を疑った。お団子が、俺のことを好き…?
嘘だろう…。じゃあ、おれの前でふざけてたお団子は…?
偽り、なのか…?
俺の頭を走馬灯のようにお団子が頭を駆け巡った。
まりんの部屋とか何とか言って恋愛相談を待つお団子。
勝手に俺の心を読んできたお団子。
一つ一つのシーンがくっきりと、鮮明に蘇ってくる。
「ああぁぁ…。」
なんだか頭が痛くなってきた。体もダルイ。
俺はフラフラと逃げるようにその場から立ち去った。
- 12歳。 ( No.5 )
- 日時: 2014/01/11 17:06
- 名前: ミズキ (ID: 2nnbbVZM)
遅れましたっ!
すみませーん!!
告白だけ…してみようかなぁ…。
私は、堤君が話を聞いていたとは知らないでそんな事を考えていた。
ガララッ
「あれ? 堤君は?」
教室を見回しても堤君がいないのに気付いた私は首をかしげてつぶやいた。堤君とは掃除の班が一緒だから、すぐ分かる。
「なんか、だるいって保健室いったよ。」
クラスメートの1人が教えてくれた。
「そうなのぉ? 堤君がぁ? へぇ。めずらしい ね。窓ふき、2人じゃないと大変なのに。ちょっと様子見てくる。仮病だったら即引っ張り出してやるんだから!」
今の言葉とは裏腹に、私はちょっと堤君が心配だった。
「堤君、いる〜?」
私は保健室で堤君に呼びかけた。カーテンのしまったベッドを除くと、堤君が布団にうずくまっていた。
今は夏。こんなんじゃ暑いに決まってる。
「堤君、暑くないの?」
布団をどかすとなんと、顔を赤くした堤君が!
「ダイジョブ!? 熱でもあるの? あ! 私薬もってるよっ。」
わたわたと慌てて薬をとりだした。けど…。
「…いらね。」
クルリと背中を向けてぼそっと飛ぶやいたっきりこっちを向いってくれなくなった。
「でも…。」
「いらねえっつってんだろう! 大体こうなったのも全部お前のせいなんだからな!! もうほっとけよ!」
堤君はいきなり感情的になって怒鳴り散らした。
ズキン。胸が痛くなって、カマで胸をえぐられたような気持ちになった。
「堤君…。」
「…悪ぃ……。」
私はその場にいたくなくて逃げた。このままずっと堤君のところにいたら涙をみせてしまいそうで、怖かった。
- Re: 12歳。 ( No.6 )
- 日時: 2013/07/25 18:18
- 名前: はる (ID: zr1kEil0)
はじめまして!
とても上手ですね!キャラクターの喋り方とかも素晴らしいと思います!
私も12歳。大好きです!
- 12歳。 ( No.7 )
- 日時: 2014/01/11 17:09
- 名前: ミズキ (ID: 2nnbbVZM)
7
「うっ。うあぁぁ、うぇ…。」
保健室を出たらまず、泣いた。堤君に見せたくなかった涙を流した。
きっと、おせっかいだったんだ。
余計なことをしてしまったんだ。
でも、お前のせいって…? なんのことだろう?
私、堤君に何かしちゃったかなぁ…。
そんなことを考えながら私はどこかへと歩いていた。どこへ向かっているのかなんて自分でも分からない。私、どこ行くんだろ…。
で、歩きついた場所は校庭の茂み。あふれ出てくる涙を拭きながらうずくまっていた。
「ふう…。」
洗い終えた顔をあげる。ピシャッと顔にかかる水が冷たくて気持ちいい。
ふわふわのハンカチを顔に押し付けた。離したらまた泣いてしまいそうで、慌てて嫌な気持ちを振り払う。
「…戻ろう。」
風を切って、教室へと走り出した。
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