二次創作小説(紙ほか)
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- SIREN 〜サイレン〜
- 日時: 2013/09/15 19:17
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2 (ID: 10Uu3dBQ)
この小説は、ホラーゲーム「SIREN」の公式小説「羽生蛇村異聞」を基にして作ったものです。
異聞ではゲーム中に出てくる重要人物(先代の神代美耶子や、志村貴文)が主人公でしたが、この小説ではゲーム中に操作出来る主人公たちの視点で書いていきます。
※一部フィクションがあったりするので御了承下さい
- Re: SIREN 〜サイレン〜 ( No.1 )
- 日時: 2013/09/15 19:00
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2 (ID: 10Uu3dBQ)
・須田恭也(すだ きょうや)男/16歳/高校生
演 - 篠田光亮
本作のメイン主人公。中野坂上高等学校[6]所属の高校2年生。1986年7月26日生まれ。オカルト好きで好奇心旺盛なごく普通の少年。通称SDK。羽生蛇村で起こった“一人の村民による全住民の大虐殺”という衝撃的な事件の噂に惹かれ、夏休みを利用して羽生蛇村を訪れる。羽生蛇村付近の山中でマウンテンバイクがパンクして彷徨っていたところ、村で行われていた怪しげな儀式を偶然目撃、異変に巻き込まれた。
異変の直後に石田徹雄に撃たれたが、赤い水の力で一命を取り留め、怪異の中出会った盲目の少女・神代美耶子とともに、村からの脱出を目指す。途中、美耶子の血を体内に取り込んだため、神代の血族に受け継がれてきた堕辰子(だたつし)の呪いを引き受けて不死身となる。神代淳によって美耶子と引き離され、安野依子と共に屍人の巣に潜入する。儀式の遂行により肉体を失った美耶子と「全てを終わらせる」約束を交わし、霊体となった彼女の導きと宇理炎(うりえん)と呼ばれる神の武器を用いて呪いの根源である「堕辰子(だたつし)」を倒す。その後、愛用のウォークマンに繋いだ赤いヘッドホンから流れるハードロックを聴きながら、完全武装で羽生蛇村の屍人を殲滅する[8]が、現実世界に帰還することは叶わず、屍人を狩り続けながら、美耶子の霊と共に長く異界を彷徨った後、続編『SIREN2』の舞台・夜見島に召喚されることになる。
・神代美耶子(かじろ みやこ)女/14歳/神の花嫁
演 - 岡本奈月
本作のヒロイン。羽生蛇村の旧家・神代家の末娘。村で数十年に一度行われる秘儀の生贄”神の花嫁”として育てられる。そのため役所や警察など公的機関の干渉を一切受けず、戸籍すら持たない特異な存在である。離れに軟禁され、世話係以外との接触を絶たれた環境で育ったせいか、かなりの世間知らずで、初対面の恭也を「お前」と呼ぶなど誰に対してもぞんざいな口調で話す。生まれつき盲目であるためか、神代家の中でも強い幻視の力を持っている。
儀式に必要な堕辰子の首を壊したため村に異変が起こることになる。盲導犬ケルブ[の存在により、視力のハンデを感じさせないフットワークをみせるが、ケルブは美耶子を庇って命を落とす。村人に対する根強い不信感からか、異変後は余所者である恭也と行動をともにし、深い信頼関係を築く。彼女の血には不死の力があり、脱出行の過程で恭也の屍人化を食い止めるため、自らの血を分け与えた。自身を狙っていた神代淳によって須田と引き離された上に、八尾に捕まり儀式の生贄に捧げられてしまうが、霊体となって堕辰子との決戦に挑む恭也を導いた。その後も恭也の傍に寄り添い、異界を彷徨う彼の力となった。
・竹内多聞(たけうち たもん) 男/34歳/民俗学者
演 - 舘正貴 / 幼少期 - 外山朔弥(声 - 奥澤惇)
城聖大学に勤務する民俗学講師。1969年2月14日生まれ。専門は民俗学だが、考古学から宗教学、果ては神話やオカルトの類にまで興味を示し、その前衛的過ぎる理論から、学会では異端児扱いされている。羽生蛇村の調査中、突如異変に巻き込まれるが、事態を予測していたのか拳銃を用意していた(入手ルートは不明)。強引に付いてきた教え子の安野依子とともに脱出をはかる。
羽生蛇村の出身で、村の郷土史家、竹内臣人の息子。27年前の土砂災害によって両親を亡くしている。異変の際に突入した屍人の巣で、美耶子の血を取り込んでいた須田の血液が微量に体内へ入ったために、屍人化の進行が中途半端な形で食い止められ屍人と人間の曖昧な状態(とは言っても外見は殆ど健常時と変わらない状態)となってしまう。
ダムが爆破された事によって開放された両親と共に涙を流しながら再会を喜んでいたが、突如現れた依子に親を目の前で殴り倒され「家族ごっこしてる場合じゃない」と叱咤されて大きなショックを受けていた(前述の通り半分屍人化しているので屍人である両親の姿は人間に見え、逆に人間である依子は怪物に見えていた)。その後、依子とともに異界に取り残されるが、その後の詳細は不明。
・安野依子(あんの よりこ) 女/22歳/大学生
演 - 水野雅美
城聖大学の4年生。1981年6月25日生まれ。東京都品川区在住。竹内多聞を慕っており、半ば強引に竹内の調査に同行して異変に巻き込まれた。
アーカイブNo.033の大学ノートに記された落書きや、「昔読んだ漫画」を応用して屍人の巣から脱出を図る描写などから、多分にオタク的思考の持ち主であることが示唆されている。
屍人化した志村晃に撃たれ致命傷を負うが、宮田の手により須田の(既に神代の血が混じっている)血を輸血されて屍人化を免れ、須田同様、神代の呪いを受けて不死となった。須田と共に屍人の巣に潜入し、人でなくなった両親に縋る竹内の目を覚まさせようとするが、ともに異界に取り残されてしまった。竹内同様、その後の詳細は不明。
・牧野慶(まきの けい) 男/27歳/求導師
演 - 満田伸明
羽生蛇村の教会の主。“求導師(きゅうどうし)”と呼ばれる眞魚教(まなきょう)の祭司。立場上、村人から尊敬と信頼を寄せられているが、本人はそのことを重荷に感じており、求導女(きゅうどうめ)の八尾比沙子に縋っている。儀式を執り行っていた最中、異変に巻き込まれた。
本名は吉村孝昭(よしむら たかあき)。外伝「羽生蛇村異聞」の第五話の主人公の一人。27年前に異界に取り込まれたが、因果律によって双子の弟・克昭(後の宮田司郎)とともに現世に戻され、そのとき彼を発見した牧野怜治に連れ去られ、牧野家の養子として育てられる。養父である牧野怜治が儀式の失敗を苦に自殺、後を継いで求導師となった。彼には神代美耶子(先代)の"声"が聞こえているが、拒絶し、八尾に縋っている。気弱な性格のため、武器を取って屍人と戦うことが出来ず、方々を逃げ回っていた。屍人の巣中央交差点までたどり着いて宮田と対峙し、兄弟として互いの思いを吐露したのち、宮田に射殺された。生前、竹内と同様に須田を介して中途半端に血の呪いを受けていたため、その後原形をとどめぬ「肉塊」として復活するという、謎めいた結末を迎える。
・宮田司郎(みやた しろう) 男/27歳/医師
演 - 満田伸明
羽生蛇村の医者。1976年6月13日生まれ。表向きは医者であるが、村の暗部を担う人間であり、儀式の弊害になる人間を秘密裏に始末する役割を課せられてきたせいか、どこか人間的な感情が欠落しており、怪異の中にあっても醒めた反応を見せることが多い。
本名は吉村克昭(よしむら かつあき)。外伝「羽生蛇村異聞」の第五話の主人公の一人。27年前に異界に取り込まれたが、因果律によって双子の兄・孝昭(後の牧野慶)とともに現世に戻され、そのとき彼を発見した宮田涼子に連れ去られ、宮田家の養子として育てられる。求導師として村からの期待を一心に受けている兄に対し、強いコンプレックスを抱いている。彼には神代美耶子(先代)の"声"が聞こえており、兄と違って縋る対象もいない彼は拒絶しきれずに苦しんでいる。異変の前日、恋人である恩田美奈と口論になり、兄に対するコンプレックスに触れられて激昂、衝動的に美奈を絞殺。村外れの森で美奈の遺体を埋めていた最中に異変に巻き込まれる。中央交差点で、牧野に積年の思いを吐露し、牧野を射殺。牧野の服を奪い“求導師”となった宮田は、美耶子(先代)の声に導かれ、須田に、美耶子(先代)から託された神の武器・宇理炎の片割れを渡したのち、ダムを爆破して屍人ノ巣を破壊する。長年、ダムの底で苦しみ続けてきた人々に憐憫の念を寄せた宮田は、自らの命を糧に美耶子から受け取っていたもう一つの宇理炎を使って引導を渡し、“真の求導師”となった。
・恩田理沙(おんだ りさ) 女/21歳/家事手伝い ※
演 - 児玉啓
羽生蛇村出身の女性。東京都中野区在住。中学校卒業後、集団就職で一度上京し、スーパーのレジ係として働くも周囲になじめず、さらにはキャッチセールスの被害に遭って、傷心のまま村に帰る。村の診療所で働く双子の姉・美奈に会おうとして異変に巻き込まれた。
姉を殺害した犯人である宮田に出会い、何も知らないまま行動を共にすることとなる。病院で、既に屍人となっていた美奈と再会し、意識が同調する。意識が同調した状態で宮田に迫るも、逆に首を絞められ絶命。絶命するとほぼ同時にサイレンが鳴り、すぐに半屍人化する。その後、宮田によって拘束され、解剖されるが、屍人が持つ再生能力によって復活を繰り返す。悲鳴を聞きつけた屍人により拘束から脱出し、海送り・海還りによって頭脳屍人化、姉と共に宮田の前に立ちはだかるが、宮田によって杭打ちされる。
名前の由来はSILENT HILLに登場する看護婦リサ・ガーランド。
- Re: SIREN 〜サイレン〜 ( No.2 )
- 日時: 2013/09/15 19:02
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2 (ID: 10Uu3dBQ)
・四方田春海(よもだ はるみ)女/10歳/小学生
演 - 小南千明
羽生蛇村の小学4年生。村人の中で赤い水の影響を受けずに幻視が(わずかだが)使える数少ない人間の一人でそのため周囲からの疎外感を持っている。深夜の学校で行事「星を見る会」の準備を手伝っていた際、異変に巻き込まれる。
2002年3月3日に落雷事故で両親を亡くしており、それ以来、叔母夫妻の元で暮らしている。異変後、高遠玲子と共に村から脱出しようとするが、高遠と途中ではぐれてしまう。再会したときには高遠はすでに半屍人と化していたが、名越栄治に襲われたとき頭脳屍人と化していた高遠に助けられる。神代美耶子と交流のあった彼女は(神代美耶子に導かれた)須田恭也によって助け出される。異界では一度も傷を負わず、また、押入れの中で過ごした時間が長かった事により、赤い水を摂取する事が無かった為、「どうあがいても絶望」的な状況からただ一人現実世界への生還を遂げ、『SIREN2』に登場する三沢岳明を始めとする自衛隊の災害派遣部隊に救出される。『2』ではアーカイブと三沢の回想シーンで姿と名前のみ登場。
・高遠玲子(たかとお れいこ) 女/29歳/小学校教師
演 - 細川聖可
羽生蛇村出身の小学校教師。体育大学卒。四方田春海がいるクラスの担任である。学校の行事「星を見る会」の準備をしていた際に、春海とともに異変に遭遇する。
過去に海難事故に遭った一人娘・めぐみを救うことができずに死なせてしまい、それがきっかけで離婚しており、出身である村に戻ってきた。春海に死んだ娘を重ねており、この異変から命を賭けて守り通すことを誓う。春海を救うため屍人を巻き込んで爆死し、二日目のサイレンで半屍人として復活してしまう。その後、海送り・海還りによって完全な頭脳屍人となって春海を追っていたが、最終的に名越栄治に襲われて窮地に陥った春海を救うため、名越と共に崩落する瓦礫の下へ落ちていった。この時点で理性は完全に失われていたはずだが、屍人化後も春海に対する感情だけは強烈に残っていたのが窺える(こうして、春海は唯一の生還者となった)。また、ゲーム中での彼女のある行動(木る伝の解放)が、須田が堕辰子を倒す決定打にもなった。
・前田知子(まえだ ともこ) 女/14歳/中学生
演 - 井出杏奈
羽生蛇村に住む中学2年生。1989年5月11日生まれ。些細なことで両親と喧嘩をして家出を決行、異変に巻き込まれる。
両親に無断で日記を読まれ、それに腹を立てて家出していたが、異変に巻き込まれ、異界で牧野慶に出会う。一時行動をともにするが、屍人を前に臆した牧野に見捨てられてしまう。その後、八尾比沙子と出会うが、本来の記憶が戻りかかっている彼女によって屍人の大量にいる廃屋に連れていかれてしまい、一人で教会へたどり着いた頃には既に半屍人と化していた(そのため、道中で屍人たちは知子を見つけても襲い掛かってこない)。教会で身を隠していた両親は血の涙を流す彼女を見て拒絶し、この時点で理性がまだ十分に残っていた知子は何かを察したのか、肩を落としてその場から姿を消してしまう。その後、両親も半屍人化し、廃屋で(須田恭也が屍人を滅ぼすまで)笑い声の絶えない幸せな一家団欒を過ごしていた。彼女が自宅で取る行動は主に床でのお絵かき、机に向かっての勉強である。
・志村晃(しむら あきら) 男/70歳/猟師
演 - 加藤忠男
羽生蛇村の猟師、初期装備として猟銃を持っている。27年前に妻子を土砂流災害で失い、家族が眠るこの土地から離れられずにいる。村人の中で赤い水の影響を受けずに幻視がわずかに使える人間。70歳とは思えない機敏な動きが可能で、口調は渋い。
八尾比沙子が普通の人間でないことに勘付いている数少ない人物(八尾の存在に違和感を覚えたりすると、頭がぼーっとしてうやむやの内に忘れてしまうため、気付いている人間は少ない。これも羽生蛇村の呪いの一つである)。しかし、従兄弟の貴文が八尾の身辺を探ろうとして行方不明になって以来、そのことに関して口を閉ざしていた。異変の中、屍人に襲われていた安野依子を助け、海還りを見た後、自分も化け物になる前に死のうと携帯していた猟銃で自殺するが、結局彼も二日目のサイレンで半屍人として復活してしまう。半屍人化した後、親交のあった竹内臣人の息子・多聞と遭遇、多聞を殺害(屍人化)しようと襲い掛かってきたが、多聞に一時的に倒される。その時点では、多少の会話ができるなど生前の記憶を残していたようだが、海送り・海還りによって羽根屍人化し、生前の記憶を完全に失ってしまった。因みに所持している猟銃とは、東京砲兵工廠の二十二年式村田銃。
・美浜奈保子(みはま なおこ) 女/28歳/TVレポーター
演 - 小代恵子
グラビアアイドル出身のTVレポーター。特技はケーナ演奏。一時は、ドラマ「ハートはドキ土器」に出演するほどの人気があった(しかし処女作から出演経歴の殆どが珍妙なタイトルの作品ばかりである)が、現在ではすっかり下り坂に差し掛かってしまっている。本名は田中奈保子(たなか なおこ)。心霊番組のレポーターとして羽生蛇村の取材に訪れ、異変に巻き込まれる。
道中で志村晃から聞いた「永遠に生きる女"八百比丘尼"」の話と小学校の図書室で見つけた民話集の中に記された赤い水と永遠の命との関連性に惹かれ、永遠の若さと美しさを得ようと自ら赤い水に浸かって半屍人化[23]。その後、海送り・海還りによって犬屍人化し、ゴミを漁って生きるという、若さと美しさに執着した彼女にとって皮肉な末路を迎えた。
・神代亜矢子(かじろ あやこ) 女/16歳
演 - 松井亜耶
神代家の長女で美耶子の姉。1986年8月24日生まれ。
“神の花嫁”として常世へ旅立つ運命にある妹・美耶子に対し、子を成して神代の血筋を繋いでいくことを運命付けられた存在である。自分よりも、妹の美耶子に畏敬の念が集まっていることに劣等感を持ち、許婚の淳までもが美耶子に執着していることに激しく嫉妬している。彼女も美耶子と同様、不死の命を持っているが、妹とは違い何不自由ない生活を送り、普通の人間として育てられたせいか、一族の秘密については何も知らされていない。美耶子曰く「やっぱりね、何も解ってない」。しかし「儀式の際に美耶子が人身御供になる」という事実だけは把握しており、美耶子の死で人々の畏敬を独占することを願っていた。その為美耶子には辛辣な嫌味を言われている。儀式の時に、次の"実"(神代家の子孫)は必要ないと判断した八尾に焼殺された。
・八尾比沙子(やお ひさこ) 女/年齢不明/求導女
演 - 南りさこ
“求導女”と呼ばれる、求導師の補佐役。物語の序盤、負傷した須田恭也を助けた。穏やかな物腰と献身的な態度で、牧野をはじめ多くの村人達の信頼を集めている。
684年に、飢饉で死にかけていた彼女は堕辰子の肉を口にしたことで不死の呪いを受けた。このとき堕辰子の肉を口にした村人は比沙子を含め三人いたが、生き残ったのは比沙子一人であった。これは当時、彼女が妊婦であったためといわれる。その後は贖罪のために独り、悠久の時を生きてきた。この事件の事実上の原因(黒幕)である。贖罪を終わらせ、堕辰子に楽園へと導いてもらうべく、自らの直系である神代家から代々娘を贄として捧げ続けてきたため、羽生蛇村の住民はほとんどが彼女の血族である。しかし1300年という人間には長すぎる年月が、彼女自身の正体、贖罪の意義、目的すらを忘れ去らせ、いくつもの別人格が形成されていく。記憶を忘れている間は穏やかな物腰の善良な女性だが、記憶を取り戻した本来の彼女は、儀式の為なら手段を選ばぬ残忍な性格である。一方で思い込みの激しい面もあり、根拠も無いのに「儀式を行えば罪は赦される」という動機だけで行動し、美耶子の消滅を見届けた後、保険を掛ける事も無く亜矢子を焼殺している。この思い込み故に比沙子は「永遠に赦されない」という絶望に気付かず、彼女自身の悲劇を助長している。異変後、負傷した須田恭也を助けるが、徐々に本来の記憶が蘇り、別の時空から現れた自分から堕辰子の首を受け取り、遂に神代美耶子を捕らえて儀式を執り行う。しかし生前の美耶子の血分けによって美耶子の“実”は不完全になっており、復活は失敗してしまう。最後は自分の"実"(自分の不死の力)を捧げることで堕辰子を完全に復活させるが、堕辰子は須田によって倒され、自分は別の時空へ延々と堕辰子の首を届ける存在となってしまった。
- Re: SIREN 〜サイレン〜 ( No.3 )
- 日時: 2013/09/15 19:03
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2 (ID: 10Uu3dBQ)
・前田隆信(まえだ たかのぶ) 男/45歳/村役場職員
演 - 外谷勝由
・前田真由美(まえだ まゆみ) 女/40歳/主婦
演 - 住吉理栄
前田知子の両親。異変後、知子の身を案じて、村を探し回る。
屍人から逃れ、教会にたどり着いた後、屍人化して血の涙を流す実娘の前田知子を見て一度は拒絶するが、自分達のした行動に耐えられなくなり、教会を出た矢先に屍人に襲われ、半屍人化する。その後、知子と共に廃屋で(須田恭也が屍人を滅ぼすまで)一家団欒の生活をしていた。隆信はひっきりなしに、トイレやシャンプー、歩きタバコを繰り返し、真由美は包丁をまな板にたたき付け(本人は料理をしているつもりらしい)、映像の映らないテレビを見ながら、高笑いを上げるようになる。
・神代淳(かじろ じゅん) 男/18歳/神代家養子
演 - 土倉有貴
神代亜矢子の許婚。1984年11月29日生まれ。入り婿のため、神代の呪とは無縁である。村の権威・神代家の跡取りであることを鼻にかけ、言動は非常に傲慢で執念深く、無抵抗の人間をいきなり銃撃するなど、サディスティックで卑怯な一面を持ち合わせる。
美耶子を我が物にするため、須田と美耶子を引き離すことに成功するが、現れた八尾比沙子に気圧されるままに儀式を手伝う。不完全な復活によって暴走した堕辰子の攻撃を受け、半屍人化する。「いんふぇるの」に現れた須田の前に立ちはだかるが、宇理炎によって滅ぼされた。その後、彼の持っていた焔薙(ほむらなぎ)が須田の手に渡る。
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