二次創作小説(紙ほか)
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- サトミちゃんちの8男子『おとぎ話の試練を与えリュッ!』
- 日時: 2017/04/15 19:00
- 名前: 夏目 織 (ID: xPOeXMj5)
お久しぶりです、こんにちは!
作者の夏目です。皆覚えてるかなー?(((
リクエストくれと言って、してくださった方がたくさんいるのに長らく放置していたこの小説。カキコ復活したので、ゆっくりちまちま書き進めます!
内容は簡単に言うとサトミがおとぎ話のなかで試練を受ける話です。
関係ないですが、作者の夏目は今年受験生になりました。暇さえあればカキコにいるような奴なので、コメントはすぐ返すと思いますが笑
文字数少な目でゆっくり更新ですがよろしくお願いします〜!!
目次>>002
- Re: サトミちゃん家の8男子『おとぎ話の試練をあたえリュッ!』 ( No.14 )
- 日時: 2016/03/28 14:48
- 名前: 夏目 織 (ID: W2nt5OTU)
第五話 舞踏会の招待状
お店から出ると、さっきミッチーが投げたものがそのへんに転がっていた。
ミッチーが投げたもの、それはーーオレンジ。市場に売ってる少し小さめサイズのが、そこら辺に落ちている。
何で投げてたのかは分かんないけど……これ、すごい量だよ……。
家について、ポストを確認してみるとーー封筒が四枚、入ってた。
舞踏会の招待状……なのかな?
そんなことを考えながら私は玄関のドアを開けた。
「ただいま帰りましたぁ〜」
「遅かったわね」
ここで、継母登場。
なんと言うか、ボスみたいな感じの声……で、聞いたことあるような……?
「ーーえ」
顔をあげて、ビックリした。
「早く荷物を運びなさい」
あたしに命令してくる継母役の人……。
フネおばさん、だよね。
しかも、前みたいにひょうがらの服を着て、全然地味じゃない。お金持ちって感じ。
ーーって、そんなことより、荷物を運ばなきゃ。
ん? なんか忘れてるような……。
ーーあ、そうだ。さっきの手紙。
「カオッ…………お姉様!」
あたしは荷物を運んだ部屋にいたカオルンを呼んでみた。
「これっ、入ってたんですけど……」
そして、四枚の封筒を見せた。
- サトミちゃん家の8男子『おとぎ話の試練をあたえリュッ!』 ( No.15 )
- 日時: 2015/01/20 15:02
- 名前: ももたん (ID: Lf5vbBGs)
良かったね!サトミ姫(って呼ぼう)!
全然知らない人いたのかぁ〜……よく動揺しなかったなオイ。5枚…フネおばさん、カオルン、知らない人、サトミ姫(正しくは、継母、義理姉×2人、シンデレラ)ほんとだ。行けるんだぁ!良かったよかった。…んん?入り多くね?私の記憶違いかしら…
- Re: サトミちゃん家の8男子『おとぎ話の試練をあたえリュッ!』 ( No.16 )
- 日時: 2015/01/21 20:32
- 名前: 夏目 織 (ID: DUUHNB8.)
ももたん
来てくてれてThank You!
全然知らない人いたら、私だったら動揺するな……
でも、サトミは無事に舞踏会に行けるのかな……?
- 第6話 ( No.17 )
- 日時: 2017/04/15 10:32
- 名前: 夏目 織 (ID: 5MQ4cIeK)
「どうして4枚入ってるの!?」
あたしの耳に、フネおばさんの声が突き刺さるように聞こえる。
フネおばさんは手紙を取りだし、睨むように見つめてる。
「お母様。どうしますかぁ?」
カオルンがフネおばさんのことをお母様って呼ぶのってなんか変な感じ。ドレスを体に当てて舞踏会を楽しみにしているのはいつもと変わらない漢字なんだけど。
「そうね………王子様に失礼だから……」
んん? って言うことは私も行けるの!?
「失礼だから、断ってから私たちだけ行きましょう。準備しなさい」
が、がーん。
フネおばさんはカオルンを急かして、手紙を棚の上に置いた。折角手紙を貰ったんだからあたしも行った方が良いんじゃないの……!?
*
「それじゃあ、シンデレラ。留守番を頼んだわよ。」
バタンッ。
すごい勢いで玄関のドアが閉められて、家のなかにはあたし一人だけになった。
何だかシンデレラと話が違う気がする……ドレス自分で作っちゃってるし、招待状来てるし。
「どうしたの?」
「……おばあちゃん!?」
突然声がして振り返ると、そこにはおばあちゃん(若い頃バージョンね
が立っていた。もう、いきなりビックリさせないでよ!
おばあちゃんは話を聞きたそうに目を輝かせて立ってる。——あたしは、おばあちゃんに今日の朝からの出来事も含めて話をした。
「そうね……それじゃあ、 サトミちゃんも行けばいいじゃない。舞踏会に。」
だーかーらーっ!
おばあちゃん、全然わかってない。その行き方を考えてるんだってば!
「ちょうど、王子様が来たみたいよ」
おばあちゃんはにっこり笑うと光に包まれて——姿を消した。
これで本当に、家の中ではあたし一人。
「王子さま、か……」
ポツリと呟いてあたしは青色の光のことを思い出した。
- 第7話 ( No.19 )
- 日時: 2017/04/15 10:45
- 名前: とらじ (ID: 5MQ4cIeK)
- プロフ: 夏目です
「王子様ねぇ……」
あたしはリビングのソファに座って、軽くため息をついた。
王子様なんて、ダイカくらいしか思い付かないけど……さっきは青色の光に包まれたわけだし……ソウスケになるのかな。
いやいやまさか! ——何て思うけど、やっぱりそうなのかなぁ。
それにしても、暇だなぁ。大体シンデレラのあたしが舞踏会に行かなきゃ意味ないんじゃないの?
魔法使いのおばさんが出てこない辺り、ここはあたし一人で準備をした方が良さそう。
あたしは立ち上がるとドレスがたくさんおいてある部屋に向かい始めた。
*
「よし! これで完璧!」
——なーんて独り言を言いながら、あたしは鏡の前でくるくると回る。ふわふわと揺れる純白のドレス。さらさらのピンク色の髪。我ながら上出来!
なぜかクローゼットに大切にしまわれていたガラスの靴を取り出して、あたしは玄関に向かう。やっぱり、足はぴったり!
招待状を手に持ちあたしはたくさんの女性の波に飲まれながらお城に向かった。
*
「うわぁ! きれーい!」
お城に着くとそこは別世界! 金色の装飾がたくさん施されていてあたしは思わず目を奪われる。
扉に向かう人たちもほんとお嬢様や貴族って感じ! 馬車に乗ってる人を見るとカボチャの馬車を思い出すけど、魔法使いがいなかったんだから仕方ないよね。
「ねぇ見て、あの子すごい綺麗!」
「ほんとね、どこの家の方かしら?」
道行く人がこそこそ話している。耳を傾けると、どうやらすごい美少女がいるみたい。
あたしもその子を探していると——その子は簡単に見つかった。ふわふわの綺麗な髪、薄い桃色のドレスを着用した彼女は——おばあちゃんだった。
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