二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【角川つばさ文庫短編集】全ては君に逢えたから
- 日時: 2017/06/26 01:38
- 名前: SUZU (ID: 4.2P0hz.)
ぼんじゅーる、SUZUです( v^-゜)
今回は短編集っと言うことですが、えぇ…題名の初めの方、分かりますか?
そうなんです。今回は角川つばさ文庫の作品で短編集を作っていきたいと考えているんです。
と言っても私の知っている作品だけなんですがね…
カメ更新かもしれませんが読んでいただけると嬉しいです。
荒し.中傷は御遠慮ください。
それではどうぞ(´・ω・`)ノ
[目次]
【イケカジな僕ら】『昔も今もこれからも』>>3-4
【怪盗レッド】『無人島』>>6
【裏庭にはニワ会長がいる!!】『電話のベルには気を付けて』>>12-13
【サトミちゃんちの8男子】『秋の新作クレープ』>>14-15
【こちらっパーティー編集部!】『予測不明な勉強会』>>23 >>26
【サトミちゃんちの8男子】『ずっと一緒』>>35
【イケカジな僕ら】『コトバ』>>40
- Re: 【角川つばさ文庫短編集】全ては君に逢えたから ( No.22 )
- 日時: 2015/12/10 22:37
- 名前: SUZU (ID: .1MHnYLr)
☆つばささん
いえいえいえいえ!!
そんな、ほんと…素晴らしいなんて滅相もないですっ
つばささんもあの3つの作品好きなんですね!嬉しいです。
じゅ、受検ですか…
大変ですよね、でもつばささんの合格の為ですしね、頑張ってください!
私の小説なんか読んでても眠たくなるようなつまらない小説ですが、少しでも息抜きとして読んでいただけたら光栄です!
更新、頑張りますね
つばささんも勉強がんばってください!
長文失礼しました。
☆ホープスプリング
遊びに来ちゃいましたか!嬉しいですっ
顔のニヤニヤって…フニャフニャの間違いじゃない!?(それもおかしい)
うんうんっなんてったってこれは私の妄s…空想なんですから!!!
大人っぽいですねーっなんか調子乗ってますねーでもモテるんですからねー
腹立つなブンゴ!
うん、更新頑張るねーっ
☆cinamonn
いや、日退月止って感じでしょ。
日々退いていき、全然進まない私の文才。そう、そのとーり!
ボジションなんてね、取り合えず私以外は神なのさ(´∀`)
私はあれだよ…あれ、その…ゴミ
あ、あとそのリレーのやつ!書こうと思ってる!
ももいなくなっちゃったからね、続きは皆で完成させようね!
- Re: 【角川つばさ文庫短編集】全ては君に逢えたから ( No.23 )
- 日時: 2016/01/06 09:43
- 名前: SUZU (ID: G9VjDVfn)
【こちらパーティ編集部っ!】
第5話『予測不明な勉強会』
「トウマ先輩ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「ゆのっちゃぁぁぁぁぁあんっ!!!」
ガシッ
「「勉強教えて(下さい)!?」」
…………
「そうですか…トウマ先輩も頭悪いんですか…」
「違いますぅ…僕が頭悪い?ハッ笑わせないで」
「じゃあ何でですか?わざわざ屋上に呼び出しておいて」
そう。
私、白石ゆのは只今アノ青木トウマ先輩に呼び出しをされているのです!!
旺司には行くなとか言われたけど行かなかったらいかなかったで何されるか分からない(例えば原稿描かないとか!?)し、それに私も頼み事があったから今屋上にいるんだ。
私からのお願いって言うのは…まぁさっき言ったように勉強を教えてほしいっていうこと。
王子に頼んだら「少しは痛い目見て反省しろ」とか言うし…まぁ確かに?今までテスト勉強しなかった私が悪いんだけどさ…
え?さっきから原稿だの王子だの意味不明だって?
じゃ、サラッとおさらい!
亡くなったお父さんが作っていた伝説の雑誌パーティー
それを復活させるべく銀野しおりちゃん、赤松エンマ、黒崎旺司そして私、白石ゆのの四人でパーティー編集部っていうのを結成したんだ
今目の前にいる青木トウマ先輩は私の担当の漫画家さんで…原稿を書いてもらわないと…もう大変なわけ…
これまでもいくつか作ってきたんだけど、なんだかんだ言いながらトウマ先輩は漫画を書いてきてくれた(土下座とかしたけど!!)
だけどいつまたスランプになるか分からないし機嫌をそこねさせるとさっきまで書いていた手がピタリとやむ
そんな一触即発な先輩だから私は毎日ハラハラドキドキと…って
話がそれちゃったね
「…ちゃん!ゆのちゃん!」
「はいっ」
「僕を無視するとか良い度胸してるんだねぇ」
満面の笑みを浮かべたトウマ先輩
…その笑顔に隠されたドス暗い感情だだ漏れですよ
「スミマセンっ考え事を…」
「僕のこと考えてたのかな?」
「あぁ…はい、まぁ…」
考えてないといったら嘘になる…けど
きっとトウマ先輩の思う『考え』じゃないことは確かだよね…
「まぁ僕のこと考えてるならしょうがないけど…で?何、僕が何でワザワザゆのちゃんなんかに頼んでるって」
「はい…」
なんか呼ばわりされたのはスルーしとこう
「僕さ…今度の漫画に『勉強会』のシーンいれたくて…でもほら?僕頭良いからそうゆうの分かんなくてさぁ…経験豊富なゆのちゃんに教えてもらいたくてねぇ」
「どういう意味ですそれ?」
「まぁまぁ、それは置いといて」
置いとけないし!!
なに、経験豊富って…間違ってないけど?!
「だから頼んでんの」
「あ、…でも何で私…もっと勉強って感じのなら…」
「あのミステリアスちゃんに頼めって?」
しおりちゃんは…多分なんか、他のこと教えてくるよね…(呪いとか呪詛とかそういうの?!)
「あ……ほら、ミヤ先輩とか…!」
「そう簡単に了解してくれると思う?」
「…………」
「ほら、ゆのちゃんしかいないでしょ?…そ・れ・に」
トウマ先輩は急に私を壁に追いやって私の両脇に手を置いた
顔が近くてドキドキする…
いや、ちょ…
「好きだし…ゆ・の・ちゃん☆」
「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃいっ!?」
「なわけないでしょ?まぁ下僕なりに僕の指示には従ってくれるし嫌いじゃないけどね」
「なっな、なぁ!?」
もうすっかりトウマ先輩のペースにのせられてしまう
あぁぁっ…
「だから、ゆのちゃん。早速明日から放課後は部室には行かず教室待機ね☆」
「…………」
「は?まさか嫌なの?」
「いいぇぇぇえ、とんでもありません!是非、是非ともやらせて頂きますっ!!!」
トウマ先輩の瞳に浮かぶ原稿の二文字があるかぎり私が先輩に刃向かう事なんてできるわけがない
それを分かってきっと言ってるんだろうけどさ…
「じゃ、そういうことで。またね☆」
手をヒラヒラさせながらトウマ先輩は屋上から出ていった
………取り合えず、明日からなんだから部室行って皆に相談してこようかな?
この時は思わなかった。あんなに皆から反対させるなんて…
- Re: 【角川つばさ文庫短編集】全ては君に逢えたから ( No.24 )
- 日時: 2016/01/03 02:20
- 名前: ひな (ID: Xc5HYuu9)
久しぶり〜♪(*´∇`*)
いやぁ〜(;・∀・)
もうSUZUの小説は神作だね(о´∀`о)
それにこの短編集、
私が大好きな小説たちが出てる(*´ω`*)
ブンゴ「自分は小説書いてないのに、人の小説に感想を言ったって邪魔じゃね?」
ひな「私は良いの!だって、SUZUの小説を愛してるから!!」
ブンゴ「それはそれで、じゃm」
ひな「はいはい、私に文句言う暇があればサトミちゃんとイチャイチャしとけば?」
ブンゴ「うるさい///」
ひな「顔真っ赤にして言わなくてもww それでは、更新頑張ってね♪」
- Re: 【角川つばさ文庫短編集】全ては君に逢えたから ( No.25 )
- 日時: 2016/01/03 17:15
- 名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: w6TIyM.w)
よっ!文才が神レベルに高い超天才SUZU〜!
さすがだね、この神作。私もこんな良い作品が作れたらよかったのになぁ………(遠い目)
そういえば、私、二次小説大会を作りましたっ!
サト8でもこちパでも暗殺教室でもアイカツ!でもなんでもいいから、
よかったら投稿してね☆
(↑一人一作です)
(↑ほぼ宣伝)
(↑☆キモい)
(↑すいません)
- Re: 【角川つばさ文庫短編集】全ては君に逢えたから ( No.26 )
- 日時: 2017/06/26 01:36
- 名前: SUZU (ID: 4.2P0hz.)
「断固反対」
「意味分かってんの?」
「危険です」
上から王子、エンマ、しおりちゃんの順で色々と言われていますが…
「そんなにダメ!?」
「「「ダメ」」」
「いや、確かに漫画の為だけに部活休むってのはいけないってのは分かってるけど!」
「「「(いや、理由はそれじゃない)」」」
「トウマ先輩の漫画無くなったらそれこそ危機だよ!?」
皆もトウマ先輩のアノ性格知ってるでしょ?
なんで納得してくれないの!?
「………ったくイチゴパンツは無防備すぎんだよな」
「…なんでそこで俺を見る」
「黒崎君も大変ですねぇ」
「お前らなぁ…!! 」
むぼーび?
エンマ達がゴチャゴチャ言ってるけど…でも、何を言われようが私は勉強会に行かなきゃならない!
そう、全てはパーティーの為に!
「ってな訳で、明日から私は少しの期間部活には来ないので!」
「おい!待てイチゴパンツ」
「話は終わってないですよ!?」
あぁもうっ…
なんでこんなにも反対されなきゃなんないの!
「ゆの…」
嫌そうな顔をしながら私の名前を読んだ王子
いくら王子の頼みだってこればかりは聞けない
「ごめん!!」
「あ、おいっ!!」
エンマの声が聞こえたけど私は走った
………大丈夫…だよね?
*****
「あれ、ほんとに待っててくれたんだぁ」
「待ってましたよ …!!」
勉強会当日。
あれから エンマには睨まれるし、しおりちゃんは『青木トウマに大地の災いを…』とか言ってるし、王子に関してはもう…なんか様子おかしいし
散々だったって言うのにこの人はこうヘラヘラと…
「まぁ…取り合えずさ、勉強は置いといて〜 」
「置いとくんですか!?」
「う〜ん、ゆのちゃんは…僕のこと嫌い?」
「いえ、別に…なんですか急に」
キラキラと王子様スマイルを張り付けるトウマ先輩
その笑顔は何だか何かを探るように見えた
「僕ね、漫画なんて地味で初めはすっごぉぉぉっくやりたくなかった」
ですよねー。
孤独で地味な努力が死ぬほど嫌いなトウマ先輩ですもんねー。
「でも、今はなんか…嫌じゃないよ?それはなーんでだ?」
「……達成感が気持ちいいから!?」
「えー…なにそれギャグ?」
なっ…世界中の努力してる人に対しての無礼ですよそれ!!
ギャグって…大真面目ですけど!?
「正解はぁ…」
ピッと私のおでこにトウマ先輩の人差し指がささる
「ゆのちゃんがいるから」
「へ?」
「……ゆのちゃんがいるだけで面倒な事も楽しくなってきた」
真っ直ぐに私を見つめるトウマ先輩
思わずトウマ先輩から視線を外そうとうつ向いたとき
突然、胸元のリボンをグイッと引っ張られた
…顔が近い!
「ゆのちゃん、好き。付き合ってくれないかな」
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?
散々下僕下僕言ってきたトウマ先輩が?
女の子のことは小鳥ちゃんとかよんでイチャイチャしてた人が?
私なんかに告白ぅぅぅうっ!?
で、でもあれだよね?ほら、西園寺生徒会長とかエンマみたいに何か事情が…
「アノ二人とは一緒にしないでよね」
「いっ…」
「……ハイって言わないとキスするよ」
それは強制尋問というのではないですか?
冗談混じりにそう言おうときたけれど…
やっぱり、本気だ
「どうすんの?」
「………王子…(ボソッ」
「へぇ…この期に及んで他の男の名前ねぇ…」
「っっ…!!」
なんだろうっ
無償に嫌だ
そしてさっきから王子のことばっかり脳裏を横切っていくのはナゼ?
「王子っ!!」
ガラッ
「ハァハァハァ…お前っだから言ったろ馬鹿!!」
「王、子…?」
息切れをしてクタクタな姿の王子
髪はクシャッとしていて今にも崩れ落ちそうな様子
「先輩、遊びにも度が過ぎます」
「は?僕が遊びで告白するとでも?なめてんの」
「……なら尚更、ゆのをこのままにしておけない」
すると急に王子はポッケから何かを取り出した
そして途端にそれを撒き散らした
出てきた物体は小さく、高く跳び跳ねてとてもカラフル……って
「「スーパーボール!?」」
「行くぞゆの!!」
「うぇっ!?」
腕を強く引っ張られて思わず変な声がでた
トウマ先輩はスーパーボールに気をとられている
この隙にってことか
さすが頭がいい…
教室をでる時、振り替えってトウマ先輩を見るとどうしてか手を顎に当ててニヤリと微笑んでいた
*****
「はぁ…………っ馬鹿!!アホ!!無防備!!とんちんかんっ!!」
「そ、そこまで言う!?」
王子は屋上にでるなり私に罵声を浴びせた
とんちんかんって……
「そこまで言うほど心配させたのはどっちだ!」
「スミマセン……」
「はぁ…あんだけ言ったのに…」
ちゃんと、皆の言うこと聞いてれば…なんて今更後悔しても遅い
現に王子に助けてもらわなければキスされてたかもしれないし!?
「あのさ…お前は、どうしていつもそう…………あ"ぁっ…違う!」
髪をクシャリと押さえて苦い顔をした王子
そして、さっきのトウマ先輩みたいな真っ直ぐな目を向けた
「そういうことか言いたいんじゃないっ…!」
「は?」
「…………好きだ、ゆの」
は?え、……はい?
「なに、ドッキリ?」
「…………勇気振り絞ってコクったのになにそれ、怒らしたいの?」
「ち、違っ…」
「いい?付き合ってっていってんの」
あぁもう…何でこんなことになるの!?
でもどうしてかトウマ先輩の時よりもほんのすこし
ほんのすこしだけ、嬉しいかもしれない
ほんのすこし………だけ、ね
パチリと目が合う
答えは…決まってる…………
「あt「はい、しゅーりょーっ」」
え?
突然後ろから出てきたトウマ先輩
は?
「うんうん、良いねぇ黒崎君も突然ごめんねぇ」
「パーティーの為とか言われちゃやるしかないですよ」
待って、頭が追い付かないんですけど
「あー、ゆのちゃんごめんねぇ」
「トウマ先輩?」
「いい材料になったよ!」
ザイリョウ?
意味がわからないんですけど?
「だからいったじゃん、初めから…漫画のネタのために勉強会をしたいって。ネタ集めだってば」
はい?
じゃあなんですか…いままでのは全て…………
「演技!? 」
「当たり前じゃん。僕がゆのちゃんに告白って…笑わせてくれるよね笑」
「王子も!?」
「まぁ…」
よかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………
なにこの脱力感
でも、これでトウマ先輩は漫画を書いてくれる!
よぉっし
結果オーライ?
「ま、どこまでが演技か分かんないけどねぇ☆」
「…っ」
「僕は黒崎くんにゆのちゃんを助けてとしか言ってないのにねぇ。ま、面白かったからいいけどさ」
トウマ先輩が王子に何か言ってるけど…ま、いいか
──でも、ただ少し思うんだよね
もし演技じゃなかったらって
どうしてだろう
ほっとしている筈なのに
少し胸が痛んだ
アノとき言われたアノ言葉…私は2度と忘れない
《…………好きだ、ゆの》
《あたしもだよ、王子》
[完]