二次創作小説(紙ほか)
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- 【銀魂】佐多くんは今日も能天気 / 祭り篇 \
- 日時: 2016/11/12 19:42
- 名前: 杏子 ◆EZhnkW6cPU (ID: kRzIGuhz)
「れんあい系とかじゃないからね?( ^ω^` )」
※この作品では感情表記の為に顔文字を使用することがあります。
※小説というより別モノです。
※荒らしや誹謗中傷はお断りします。
※お手柔らかにお願いします(´・ω・`)
【 佐多くんは今日も能天気 】
■目次
佐多くんは今日も能天気/プロローグ >>001
佐多くん/プロフィール>>002
■本編
一.佐多くんはニートを卒業します >>003/>>004/>>005
\祭り篇/
二.佐多くんはお祭りに行きます【前篇】>>006/>>007/>>008
三.佐多くんはお祭りに行きます【後篇】>>009
- Re: 佐多さんは今日も能天気 【銀魂】 ( No.1 )
- 日時: 2016/10/23 15:21
- 名前: 杏子 ◆EZhnkW6cPU (ID: kRzIGuhz)
- プロフ: プロローグ
_________________
質問です。
もしも明日世界が滅びるとすれば、最後の日にあなたは何をしますか?
__________________
とある銀髪男性の場合
「えっ、まあとりあえずこの世の甘味という甘味を食い尽くすだろ。それから結野アナに結婚を申し込んで結野アナのケツの穴に」
「おいィィィ!アンタ全国放送の番組で何言ってんだァァァ!」
とある眼鏡の青年の場合
「えっ、ぼ、僕ですか!?えーと、まずはお通ちゃんがこれまで出した曲を全て聞いて、それからお通ちゃんになんとかして会いに行って、け、結婚を申し込みま」
「オメーも大して変わんねぇだろうが!!」
「気持ち悪いアル。しばらくこっちに寄らないで」
「なんで標準語!?」
可愛らしい女の子の場合
「可愛らしいって……お姉さん分かってるアルな。私がやることはひとつ!酢昆布を食べ尽くすネ!」
「最後の日がそんなのでいいんですか?」
「何か言ったアルか、佐多」
「すいません何もないです」
水色の髪の眠そうな女性の場合
「あ、僕は寝るonlyですね。楽しい夢を見ます」
「いやお前こそそんな最後の日でいいアルか」
「世界が滅びようとも僕の眠りは邪魔できませんよ。僕は眠りが深いので」
「もうお前は一生寝てろヨ馬鹿佐多」
__________________
インタビューは以上です。
皆様ご協力ありがとうございました。
__________________
「ちなみに僕は女性じゃないので、そこだけは間違えないでくださいね」
「女顔のお前が悪いアル」
「好きで女顔に生まれたわけじゃないです。あ、自己紹介をしますね」
「いらねーだろ」
__________________
名前:佐多(さた)
性別:れっきとした男です
年齢:18歳
生まれ:江戸
__________________
「趣味は寝ること、特技はどこでも寝ること、長所はどこでも眠れること、短所はすぐ寝ちゃうことですね」
「見事に全てが眠りに繋がってるアル」
「まあ佐多さんは本当にどこでも寝ますからね」
「そうなんですよ。まったく困ったものでzzz……」
「寝たァァァ!?また寝たァァァ!?!?」
「こいつの為のプロローグなのにこいつが寝たら終わりアル」
「んじゃ、もう帰ろうぜ。俺もそろそろ眠zzz……」
「お前も寝るんかいィィィ!」
__________________
- Re: 佐多くんは今日も能天気 【銀魂】 ( No.2 )
- 日時: 2016/10/24 18:16
- 名前: 杏子 ◆EZhnkW6cPU (ID: kRzIGuhz)
■プロフィール■
佐多(さた)/男
18歳の細身な青年。よくもやしといわれている。
水色のショートカットに、灰色の丸い目をしているが、睡魔に襲われているため重たげ。色白でひょろひょろ。ただのもやし。
女顔でよく女性と間違われる。
性格は非常に能天気。脳内はすっからかん。ただし言うことは言う。
物腰柔らかで基本的に優しい。怒ったところをまだ誰も見たことがない。
常に睡魔に襲われており、いかなる状況、いかなる場所でも寝始める。
万事屋の雑務を行なっている。戦闘は苦手としているが、実際には誰も見たことがない。
基本的に謎に包まれている。
- Re: 佐多くんは今日も能天気 【銀魂】 ( No.3 )
- 日時: 2016/10/26 17:36
- 名前: 杏子 ◆EZhnkW6cPU (ID: kRzIGuhz)
万事屋銀ちゃん。メンバーは、4人と1匹。
この物語はその4人の内の1人、佐多が投げ飛ばされるところから始まる。
■ 一.佐多くんはニートを卒業します
「ほあたァァァァァ」
「おギャアァァァァァァ!!!!」
「なんか生まれたぞ」
ガシャーンと音を立てて窓ガラスを突き破り、外へと飛ばされた佐多を銀時は冷静に見送った。
一方で佐多を投げ飛ばした本人である神楽は、額に青筋を浮かべたまま、手をパンパンとはらっている。
「テメェコラ佐多ァァァ!!よくも私の酢昆布を食べやがったなァァァァ!!」
「神楽ちゃん神楽ちゃん、佐多くん今fly☆awayしていったよ」
「わたっ……私が大事に残していた、最後の酢昆布を!!!!」
怒りに震える神楽からは、相当ショックなのが見てとれる。
しかしアレだ、本当に心配なのは佐多の方だ。なんせ夜兎である神楽に思い切り投げ飛ばされたのだ。無事なはずがない。
とかなんとか銀時が考えていると、出勤してきたであろう新八の叫び声が外から聞こえてきた。
次の瞬間、新八が佐多を抱えて勢いよく2人のいる部屋へと飛び込んできた。
「銀さん神楽ちゃんんんん!!佐多さんが!!血まみれで地面に倒れてて!!何を聞いても」
「su konnb u……」
「しか言わなくて!!しかも何かおかしいし!!なんかローマ字だし!!一体何があったんですか!?」
「うるせーヨ黙れヨ、メガネぶち割るぞコラ」
「なんでェェェ!?!?」
「佐多の馬鹿が、神楽の酢昆布を食っちまったんだと。しかもラストのやつを」
「でも佐多さんはまだ新人だから、神楽ちゃんが酢昆布大好きなんて知らなかったんだよ!きっとさ、悪気はなかったと思うよ」
白目をむいている佐多の治療をしながら、新八は神楽を見た。
神楽はまだ怒っており、ゆさゆさと足を動かしている。銀時がまた買ってやるからと宥めると、素直に頷いた。
「まぁ、そいつ入ってまだ3日目だしな」
「そうですよ!だからさ、神楽ちゃん。ゆるしてあげて?」
「……そいつが目ェ覚めて謝ったら考えてやるアル」
チィッと舌打ちをしてから、ペッと神楽は唾をはいた。
__佐多が万事屋に入ってから、3日目だ。
まだ3日しか経っていないのか、と銀時は1人思った。もしかしたら、神楽と新八も同じように感じているのかもしれない。
とそのとき、誰かのお腹が盛大な音で鳴った。
「……誰だ今の、馬鹿でかい音」
「僕じゃありませんよ?」
「私でもないアル」
「すいません、僕です」
「テメーかよ佐多」
よいしょと身を起こした佐多が、小さく手を挙げていた。
痛い、と頭に手をやって、新八が巻いてくれた包帯に気づいた。
「……あれ、僕は」
「オメーは神楽に吹き飛ばされたんだよ。酢昆布食べちまったから」
「……ああ!そう言えばそんなこともありましたね!」
「じゃねーだろォォォォ!!謝れェェェ私と私の酢昆布に謝れェェェ!!そして出せェェェェ!!!」
「えっ出すんですか?わかりました、しばしお待ちを……」
「いや何指つっこんでんの!?本当に出そうとしないでくださいィィィ!!」
「出せコラァァァァァァァ」
「ひょっほはっへふははひ!!(訳※ちょっとまってください!!)」
「神楽ァァァテメーも余計な事言うんじゃねェェェ!!佐多、オマッ馬鹿ァァ!!」
「あ、出ます」
「「ギャアアァァァァァァ!!!!」」
さらに騒がしくなった万事屋。
部屋の隅で丸くなっていた定春は、佐多が来た3日前のことを思い出していた。
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佐多「普通さ、1話目から吐かせちゃう?ゲロ吐かせちゃう?ねぇ、馬鹿なんですか?」
⊂((・x・))⊃ブーーーーーーーーンブンブーーン
- Re: 佐多くんは今日も能天気 【銀魂】 ( No.4 )
- 日時: 2016/10/29 18:59
- 名前: 杏子 ◆EZhnkW6cPU (ID: kRzIGuhz)
「ここで働かせてください」
依頼があると突然訪れてきた青年、つまりは佐多が発した言葉はそれだった。
あからさまに驚く新八と神楽、そして鼻をほじりながら聞いている銀時。
しばしの沈黙が万事屋の中を包み込んだ。
それを破ったのは佐多本人だった。
「あ、僕は佐多といいます。年は18で、今まで特に何もせずに親のすねをかじりながら過ごしてきました。働いたら負け、働かなくても食ってもよくね?という考えでいました」
「突然のカミングアウトだよ!かなりのクズだよこの人!」
「ですがある日親が僕を部屋からひきずりだして……職を見つけても帰ってくるなと言われました」
「いやそれもう完全に追い出されてますよね」
「というわけで、ここで働かせてください(住ませてください)」
「副音声が聞こえたアル」
佐多は深々と土下座をした。新八と神楽はまた面倒なのが転がり込んできたとあきれる。
新八が銀さんと呼びかけると、銀時はぎっと佐多を睨んだ。
「気にいらねぇな」
「え?」
「今まで働きもせず、挙句家を追い出されたクソガキが、都合よくここで働かせてくれかつ住ませてくれだァ?人生舐めてんじゃねーぞ!んなこれまでキャリアもクソもねぇガキをはいどうぞって働かせるか!住まわせるかァァァ!!万事屋なめんじゃねェ!!うちはそんな簡単なもんじゃねぇぞ!!」
「あっ、家を追い出される前最後に親から貰った20万を一応お渡ししようかと思うんですけど」
「佐野くん、ようこそ万事屋へ!!」
「佐多です!ありがとうございます!」
「めちゃくちゃ簡単じゃないですか!!」
佐多から金を受け取っている銀時に、新八の厳しいつっこみが入った。
どうやら本気で住み込みで働くつもりらしい。突然すぎて本当に迷惑だ。
「というか佐多さん、親から貰ったお金ですよね?こんなにあっさり渡していいんですか?」
「20万だけではこの先ずっと暮らしていくことはできないので、この際差し上げます」
「あと私の下僕になれヨ。お前使いがいがありそうアル」
「はい!!何なりと!!」
「よーし!!私のことは神楽様とお呼びこのもやし野郎!!」
「わかりました〜!神楽様〜!」
「アンタそれでいいのかよ!!!」
「新八ィ!うるせぇんだよてめぇは!だからお前は新八なんだよ!」
「僕が悪い!?僕が悪いの!?てかそれどういう意味ですかァァァ!!」
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佐多「僕こんなクソキャラでいいんですか?」
⊂((・x・))⊃ブーーーーーーーーンブーーーーーーーーン
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