二次創作小説(紙ほか)

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東方混垉憚ー願いを馳せる者達ー【東方project】
日時: 2017/01/08 11:11
名前: 玄蠢ーGenSyunnー (ID: 2QWuZ1bi)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11666

■二次設定/解釈設定含みます。
■一部に流血成分含みます。
■少しのCP要素含みます。
■誤字/誤記/脱字は見つけ次第、報告してくださるとありがたいです。
※後々増やす可能性有り

ーーーーー
どうも皆さん、玄蠢と申します。上のURLはプロフィールに繋がっています。
混垉憚と、難しい漢字を並べましたが、読み方は「こんほうたん」です。

はい、えー...話すことも何も無いので..本編へどうぞ。


【目次】
【プロローグ/prologue】>>1
【第一章/section 1】>>2.>>5.>>10

Re: 東方混垉憚【東方project】 ( No.1 )
日時: 2017/01/04 21:49
名前: 玄蠢ーGenSyunnー (ID: 2QWuZ1bi)

【プロローグ/prologue】


__________
耳が奪われる様な雄叫び。
森が大きく震動して、まるで森が動いたかの様であった。
風はビュービューと音を立てて、物凄いスピードで駆け抜ける。
ふわり、と暗闇の中で光ったのは数々の紙、宝石、花__。
そしてそれらは、消滅した。
キラキラと星の川を、光の川を流しながらゆらゆらと揺らめく。

突如森の中に響いたのは、ぬかるんだ土に踏み入れた足音。
恐怖心を煽るかの様にゆっくりと、ゆっくりと、音は大きくなる。

足音の正体は、女性だった。
女性はある程度歩みを進め、その場にしゃがんだ。
何処にでもあるような泥を数回手で掬うと、女性は僅かに微笑む。
そして静かに呟いたのだ。
呟きは空に溶けず辺りに、静かに静かに反響した。

「....お遊びが始まったのね」

女性もまた、消えたのです。
紙、宝石、花の様に。


Re: 東方混垉憚ー願いを馳せる者達ー【東方project】 ( No.2 )
日時: 2017/01/05 17:08
名前: 玄蠢ーGenSyunnー (ID: 2QWuZ1bi)
プロフ: 修正

【第一章/section 1】


__________
「そうだね。チルノも、大ちゃんも、ルーミアも、リグルも....皆いい子、だから__」

そう言って、姉さんは消えてしまった。
私達の日常から、忽然と姿を消してしまった。
あの八ツ目鰻の味も、屋台の雰囲気も、姉さんの優しさ、声、笑顔を味わう事は出来ない。
暑くて溶けそうな夏のあの日、私は判断を誤ったのだろう。

「ミスティア...姉さん.........」


          *****


ミィンミィン....ミィンミィン...

辺りに五月蝿く響く蝉の鳴き声。
こんな日、私は何してたっけ。..嗚呼、そうだそうだ。
ミスティア姉さんの墓参りに行ってたんだ。.......そういえば、今年はまだ行っていない。

ふと、カレンダーを見ると今日は8月の半ば頃だった。
ミスティア姉さんが居なくなったのも、この時期だったなぁ。
まぁ、今更亡くなった人の事を想っても仕方ないんだけどさ。

「...チルノ達、誘うか」

脳裏に浮かんだ、あの三人。
ちょっと面倒臭い。けど、姉さんの為だ、仲の良かった彼奴等と行けばきっと喜ぶだろう。
__ピンポーン
「えちょまっ、誰っ!?」

突然のインターホン。
勿論、今日は誰も家に招いた覚えなんか無いし、何かの約束をした覚えも無い。
ええい、こうなったらやけくそだ!
強盗だろうがなんだろうが、相手してやる...!!

「リグル〜?あたいだよ、あ・た・い!」

慌てて扉前に行くと、扉の向こうから聞こえたのは聞き慣れた友人の声だった。
.......あたいとか言ってる時点で、チルノだろう。多分、だけど。
くそう、強盗だとか剰りにも早とちり過ぎた。


Re: 東方混垉憚ー願いを馳せる者達ー【東方project】 ( No.3 )
日時: 2017/01/04 22:00
名前: ルイージ (ID: 1VSk00VJ)

GENSYUNさんはじめまして
ルイージです
僕の仮面ライダーVSスーパーマリオを見てください感想もどうぞ
後、僕のオリキャラのリクエストはよろしいでしょうか?
後、「の前に名前を出すといいですよ誰が台詞言ってるのかわからなくなるので

Re: 東方混垉憚ー願いを馳せる者達ー【東方project】 ( No.4 )
日時: 2017/01/05 11:15
名前: 玄蠢ーGenSyunnー (ID: 2QWuZ1bi)

>>ルイージさん
初めまして、ルイージさん。コメント有り難う御座います。

えーと....仮面ライダーVSスーパーマリオの感想はそちらのスレにて書かせて頂きました。
オリキャラ....ですか。この混垉憚では使わないと思いますので募集はしていません。
申し訳ないです..。

アドバイス有り難う御座います。
少なくとも、本編では台本書きでは無く、今まで通りに書かせて頂こうかと思っています。
特別編や番外編ではルイージさんのおっしゃった台本書き...で行こうかな、と考えています。

Re: 東方混垉憚ー願いを馳せる者達ー【東方project】 ( No.5 )
日時: 2017/01/06 11:27
名前: 玄蠢ーGenSyunnー (ID: 2QWuZ1bi)

ちらり、と後ろを振り返り床を見る。
生憎だけど、今の状態じゃ部屋は汚すぎて、とてもじゃないけど招き入れにくい。
立ち話...という方向性で行くか。ついでに墓参りに誘おう。

ガチャリとドアノブを回した音が重々しく響く。
扉を開けた隙間から見えるのは爛々とした瞳を見せるチルノだった。

「....で、何の用?」
「えっとねぇ、コレ」

私が首を傾げるよりも早く、チルノは素早く答えた。
チルノの手には小さな石。....化石にも見える。
どうやら、チルノの用は化石らしい。私にそういう趣味は無いんだけどなぁ...。
困惑していると、チルノは再び口を開き、話し始めた。

「これね、蛍の化石なのよ。蛍のあんたにぴったり...でしょ?」
「へぇ、蛍なんだ...。そういうことか、なら有り難く貰っとくよ」

チルノの考えに納得してしまった。なんて優しいんだチルノ。
蛍の化石とやらを確かに受け取って、軽く握りしめる。何だか、力を貰っているみたい。
「じゃねぇ〜!!」

..............は?
いや、は?

唖然として、口を開く。
そうしている間にも、チルノはみるみると離れていって、距離を作っていた。
私はチルノを追っ掛ける訳でも怒鳴る訳でもなく、ただただ化石とチルノを交互に見た。


          *****


カァァア、カァァア、カァァア
カァァア、カァァア、カァァア

阿呆な烏は何回も五月蝿く鳴く。
バタバタと一匹忙しく羽を動かすその姿は、何だか愛らしかった。
でも、綺麗な夕焼けに黒を塗り潰した様で、その姿はあまり好けない。

「...蛍の化石..か...」

蛍の化石をちらりと見る。一見、何の変哲もない普通の石だ。
蛍、だって。
蛍の特徴って、光を放つぐらいしかないじゃない?
そして儚く命は散る。
..........はぁ、ちょっと切なくなったな。止めよう、この話。

「....もう寝よう」

太陽はいつの間にか沈みきっていて、外はもう暗かった。
薄い毛布にくるまって、目を瞑る。

ーーー

『おはよう』

............え?
私は今、寝ている筈だよね?
否、寝ているのにこんなに意識がはっきりしている..っていうのもあんまり無いんだけど..。

『おはよう』

え、何?
何なの?
おはようおはようって...。ちょっと訳分からない。
とりあえず頭可笑しいのかあんた?おはよう連呼するぐらいだしさ...。

『ごめんなさい、一回目のおはようはテストだったのよ』

だったらテストって言えよぉぉ...!!頭可笑しいって言っちゃったじゃんかぁ..!!
わざわざおはようって言う必要ある!?絶対無いよね!?
というかテストって何?マイクテスト?

『貴女の思っていること筒抜けだから』

...はい?
待ってくれ、待ってくれ。それ一番最初に言ってよ.....。
というか、あんた誰?聞こえてるなら答えられるよね?

ーーー

「____ふぁあ.....ん、変な夢見たなぁ」

誰かと会話していた様な気もするけど...。
うぅん....思い出せないな、大した事じゃないんだろう。


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