二次創作小説(紙ほか)
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- アクマゲーム ジ・オリジン
- 日時: 2017/01/27 10:11
- 名前: sow (ID: w4lZuq26)
オリキャラのストーリーはこっちで書いていきます。よろしくです。
世界各地で異変が起き始めたことを公表すべきか否か、その会議が行われているのは東京の風景が一望できるスカイツリーの展望台フロアだ。遥か下に佇むのはかつて日の本で最も天に、いや、神に近かった東京タワー。それも過去の栄光だが。
「公表したところで国民が何を出来るという訳でもあるまい。むしろ無駄に混乱を呼び起こした挙げ句、その不安や怒りの矛先を受けるのは我々だ」
彼の名はミゲツ。この国のトップであるミスターSzを影ながら支える男で、高身長でイケメン、医療に秀でスポーツ万能な事から裏のトップと呼ばれているが、その一番の理由は名刀よりもキレるのではと噂されるほどのその頭にあった。
「この青い空を見たまえ。至極、平和そのものではないか。この遥か下には笑顔が溢れ、悲しみも溢れ、だが我々はその悲しみさえも力に変える事が出来る。日常を、平穏を、脅かしてはいけないのだよ」
彼のオーバーなアクションやキザな口調とは裏腹に、そこにいた多くの人間が賛同の声をあげた。沸き起こる拍手の音はどこか岩肌を叩きつける荒波を連想させる。
「まぁまぁ、そう簡単に決めてもらっちゃぁ困るねー」
意義を申し立てたのはミゲツの永遠のライバルとも言われている男、その名もタケナカ。周囲からは間抜け面などと言われており本人もそれをコンプレックスに感じている一面もあるが、その顔と高い声で女性を装い、また、ミゲツ同様モーターの如く回転するその頭で多くの難業をこなしてきた強者だ。
「確かに国民はなにも出来ない人間の方が多いだろうし、知らぬが仏とも言われてきたけどさぁ、今回の件はいくらなんでもデメリットがでかすぎる。それに、ミゲツ君の事だからインターネットの掲示板なんて宛にしてないんでしょ?みてみなよ、この弍チャンネルって奴」
タケナカに促されミゲツ、それから彼の賛同者達もタケナカの示すスクリーンへと目をやった。閉ざされた彼らの口、部屋にはカーテンを閉める電子音がブーン、と虫のように響く。やがて、スクリーンに写し出された掲示板、そこには・・・。
最近の国政が明らかにおかしすぎて草www
うーん、この無能。
ミゲツニキすこwごまかせてるとおもってるんやろかw
日本バカスギィ!wwwwwwwwwwwwwww
「こ、これは・・・」
「そんな、ばかな」
悶絶するミゲツ一同、タケナカはさらに続けた。
「これを見て分かるように気づいてる人はもう気づいてるんだ。今は彼らの方が少数派だけど、それも少しずつ増えてきているのが現状だよ。このままじゃ、いずれ、全てを話した時のダメージがでかくなる。ダメージの少ない今の内に明かすべきだと思うんだ」
タケナカの声にもミゲツ同様、いや、それ以上の賛同の声と拍手が惜しみ無く送られる。ミゲツは悔しそうに眉間にシワを寄せた。
「(私の考えが正しい!そう思いたいが、彼の言うことも的を射ているし真っ当な意見に思える。私が彼を認めたくないという私怨で国を危機にさらすわけには・・・)」
「タケナカ君、君の意見は正しいよ。ただ君の話は国民に気づかれることが前提じゃないのか?気づいている人はいる、それはそうだがこれから増えてくるという科学的根拠はどこにもないんじゃないのか?」
タケナカはその言葉を待ってましたと言わんばかりに即座に反応した。その口元は勝利への確信からか微かに緩んでいた。
「それってさぁ、そっちも同じことが言えるんじゃないかな?バレない事が前提だし、バレないっていう科学的根拠もない。そもそも科学なんてのは全てが疑似科学であり我々人類はどこかで線引きをしなければならない」
続けたのはミゲツだ。
「反証可能性を持たないものは科学ではなく、しかし反証可能な科学はそもそも反証可能なので科学ではない、ウィーン学団か」
「よくご存じで♪さぁ皆、よーく考えてみて?どちらも科学的な根拠はどこにも存在しない。あるのは妄想や幻想、あるいは理想だけ。だったらさ、どう考えても国にも国民ににもダメージやショックが少ない方がいいんじゃない?逆に言おう。根拠はないけれど、嘘を付いてバレないっていうのは、必ず罪悪感を感じる人間が現れるってことだよね?これって内部崩壊の元だよね?」
「くっ、よくもまぁ舌の回る奴だ」
「バレルかもぉドキドキ、内部崩壊の危機!このダブルデメリットを抱えるのとバレた!っていうのとじゃあ負担やダメージは比べ物にならないよね?」
彼の笑顔はミゲツの顔とは正反対に、この快晴の青空の如く爽やかなものだった。結果はタケナカ派八割、ミゲツ派が二割でタケナカの圧勝に終わった。
ミゲツも敗北を認めタケナカに惜しみ無い敬意を表し部屋を後にした。彼らはまだなにも知らない。この世界の、底知れぬ悪意を・・・。
- Re: アクマゲーム ジ・オリジン ( No.1 )
- 日時: 2017/01/27 10:12
- 名前: sow (ID: w4lZuq26)
全テレビ番組の一斉休止の報を受け多くの国民が何事かと一驚を喫すなか、はたまたそのテレビ画面に写し出されたのは国会議事堂とミスターSz、そしてミスターSzの側近たちだ。
「えー、今日は国民の皆様にお伝えしなければならないことがあります。ですがその前に一言、私から謝罪の弁を・・・」
ミスターSzは謝罪の言を述べた後、現在の状態を事細かく説明した。最近、税率が一気に五十パーセントも上昇したのは日本銀行の紙幣の八割以上が突如消えてなくなったからだということや、有名な企業の上役の失踪、それに伴う経済的ダメージ等々、挙げればそれはキリがなかった。
そして最後に、この世界を混乱に陥れる言葉を口にした。「それら全ての原因は悪魔という存在の持つ全能の力、その力を人が手にしてしまった事にあるのです」と。この言葉は事前の打ち合わせには無かったものだ。ミゲツ、そしてタケナカはここでようやく気付いたのだ。
「(敵に先を越された・・・!?)」
二人の天才はお互いにお互いを潰し合うことに固執するあまり気付けなかったのだ。そもそも、相手方がこんなにも早くに政府に手を出してくるとは思っていなかったし、そこまでの勢力を持つのにはまだ時間が掛かるハズだ。
「(つまり、これはー・・・)」
タケナカの思考とミゲツの思考が繋がる。
「(政府の中にもう既に紛れてるという事か・・・)」
世界を飲み込まんとする悪意に打ち勝つ策は・・・?
- Re: アクマゲーム ジ・オリジン ( No.2 )
- 日時: 2017/01/27 11:53
- 名前: sow (ID: 9AGFDH0G)
太陽の焔に灼き尽くされんが如くの炎天下、セミの鳴き声はより一層に夏を引き立てて、まるでドラマのワンシーンに迷い混んだような錯覚を覚える。
高台に並ぶ一軒家の群れがガードレールに押し寄せて、下段の蛇の様にうねっている道路をこれでもかと言わんばかりに圧迫している。その道路の遥か奥には地平線、そこから天に伸びる入道雲。
足元に目をやれば青々と生い茂った草が一軒家後方の山のふもとまで続いているが、その青は途中から砂利によって二つに別れていて、その砂利もまた道路の様にうねり、頂に向かうほどに頭が縮小している。
「あー、きもちいいなぁ」
サンがあまりにも呑気に伸びをするものなので、双子の姉であるムーンが目をしかめて彼に毒を吐く。
「サン!のんびりしてるなら洗い物くらいしてよ!こっちは洗濯で忙しいのに!」
「俺しーらね」
サンはそういって山に目掛けて走る。基本的に面倒臭がり屋なサンはその名前も兼ねて、面倒臭がり屋サン、と近所の子供から不名誉なあだ名を付けられているが、等の本人はむしろ開き直っている。彼ら双子は家庭の事情で両親がおらず、それゆえにムーンは苦労を強いられる毎日だ。
ムーン本人は世話好きな一面も兼ね揃えているので、それなりに充実した日常を過ごせているのだが、一つだけ彼らには問題があった。
日本という国の崩壊へ向けたカウントダウンと両親の不在、これらが繋がり始めていたのである。彼らの古くからの友人であるライトという情報屋によれば、悪魔と揶揄される存在に彼らの両親が関わっていた痕跡が見つかったらしいのだ。
「関わっていたというより、調査していたみたいだねぇ。そもそも、古文書等には記されていないけど、およそ百年ほど前にも日本は悪魔と揶揄される存在に脅かされた事があるらしいんだ」
「ええええ!!?百年前にも!?」
ややオーバーに反応を見せたサンに、ライトは落ち着くよう促す。ライトは続けた。
「その鍵となるのが織田グループ。詳しいことは分からないけど、この織田グループが百年ほど前の件に関わっていたのはまず間違いないだろうね」
捜査線上に浮上した織田グループ、その実態は・・・?
- Re: アクマゲーム ジ・オリジン ( No.3 )
- 日時: 2017/01/27 13:44
- 名前: ルイージ (ID: ak9ikTR3)
後六人リクエストしておく
キバ
年齢:25歳
性別:男
身長:195cm
特徴:アクマゲームのエクストラプレイヤー 冷徹かつ冷静な性格 誰とも協力しない主義で単独行動 口癖は「自分の身は自分で守れ」
ヒート
年齢:19歳
性別:男
身長:172cm
特徴:アクマゲームのエクストラプレイヤー よく言えば熱血、悪くいえば暑苦しい 火族なので彼の周りは10度高い キバには名前ではなく「修造」と呼ばれる
ハード
年齢:18歳
性別:男
身長:164cm
特徴:アクマゲームのエクストラプレイヤー 元気いっぱいでやんちゃな性格
何も考えずに行動する キバには名前ではなく「馬鹿者」と呼ばれる
エマ
年齢:15歳
性別:女
身長:152cm
特徴:アクマゲームのエクストラプレイヤー 真面目な性格だけどちょっとおバカ 六人の中で一番身長が低いのを気にしている キバには名前ではなく「ガキ」と呼ばれる
ゴルド
年齢:21歳
性別:男
身長:175cm
特徴:アクマゲームのエクストラプレイヤー シルバーの兄で頭脳派 運動音痴 キバには名前ではなく「金」と呼ばれる
シルバ
年齢:18歳
性別:男
身長:173cm
特徴:アクマゲームのエクストラプレイヤー ゴルドの弟で肉体派 頭が悪い
キバには名前ではなく「銀or低脳」と呼ばれる
↑の六人も出してください付け加えてもOKです 後、前の五人と一緒に紹介してくださいそのキャラのコメントも書いてください
- Re: アクマゲーム ジ・オリジン ( No.4 )
- 日時: 2017/01/27 13:46
- 名前: ルイージ (ID: ak9ikTR3)
「の前に名前を出すといいですよ誰が台詞言ってるのかわからなくなるので