二次創作小説(紙ほか)
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- サザエさん New the GENERATIONS
- 日時: 2017/05/06 16:35
- 名前: 暗夜 (ID: Ag1rlUDl)
初めまして、暗夜です。
小説自体を書くのは今回が初めてですのでよろしくお願いします。
私が今回初めて書く作品の名前は日曜の夕方の看板である人気番組「サザエさん」です。しかし、このサザエさんは日常を描いているのとはかなり掛け離れている内容になっていますが一応ギャグも少しは入っていますのでその辺はご理解をして頂けますようにお願いします。
「人の時代は終わる」
ガキン!!
ズザザザザザザザザザ!!
ここは東京都 世田谷区。サザエさんたちが住んでいる本作の舞台でもある場所。サザエさんという作品は本来時が流れているのにも関わらず登場人物たち全員が年を取っていない(通称:サザエさん方式)。しかし、ここは本作から十数年の時が経ち、子供だったカツオたちは大人へと成長し、サザエを始めとする大人たちも立派に年を取っていた。そして—。
ヒュウ—————ン!!
???「・・・・・・・・ここまでやるとは・・・・・・流石ですね・・・・カジキ」
カジキ「お前も親父たちのいるところ(あの世)に送ってやるよ、タラオ」
タラオ「・・・・こうなるしか・・・・・なかったのですか?」
カジキ「そうだ・・・・・・」グッ
カジキ「人の時代は・・・・・終わる」
カツオとワカメの甥であり、サザエとマスオの息子であるタラオは立派な青年へと成長していたが、友人であるカジキと対峙していた。タラオの住んでいた世田谷は見る影もなく、激しい戦いで崩壊した建物などだけが残っていた。
タラオ「・・・・・」
カジキ「?」
タラオ「それでも・・・・・・」スッ
タラオ「僕は・・・・・」ビキビキ
カジキ「!」
タラオ「人間だ!!」ジャキ!
カジキ「・・・・・・・」スッ
ダダダダダダダダ!!
タラオ「・・・・・・・・」スッ
ダダダダダダダダ!!
ガキィ————————ン!!
タラオ「これは、今から数年前に遡る」
続く
- Re: サザエさん New the GENERATIONS ( No.1 )
- 日時: 2017/05/06 18:07
- 名前: 暗夜 (ID: Ag1rlUDl)
お久しぶりです、暗夜です。
まずはしばらく掲載できなかったことをお詫び申し上げます。
仕事の関係で多忙な状態が続いていましたのでなかなか書く時間が取れませんでしたが今はGWウィーク期間中なのでネタを考えながら再開を目指していましたが本日、再開することを宣言させていただきます。と、言ってもまたいつ時間が取れるかはわかりませんがなるべくスムーズに話が進めるように努力しますのでよろしくお願いします。
第1話「その名はフグ田 タラオ」
ここは東京都 世田谷区。サザエさん一家が住んでいることで有名な場所であるこの場所はかつては昭和の名残があるとして馴染みのある場所でもあったが、都市開発が急激的に進んだことでより近代化した街へと変わり果てていた。
ザワザワ
タタタタタタ
タラオ「よっと!」
タタタタタ
???「おい、待てよタラオ!」
タタタタ
魚屋のおじさん「よお、タラちゃん!」
魚屋のおじさん「お出かけかい?」
タラオ「こんにちは、そうです!」
タタタタタ
八百屋のおばさん「こんにちは、タラちゃん」
八百屋のおばさん「お出かけなのかい?」
タラオ「こんにちは、お出かけです!」
???「タラオ、待てよ!!」
タラオ「遅いですよ、タケオ君!」
タケオ「お前が速すぎるんだよ!!」
タラオ「そんなことないですよ」
タケオ「それより、そんなにヤバいのか?」
タラオ「何がですか?」
タケオ「お前が言っていたあれだよ!!」
タラオ「あれ・・・・・・ああ、期間限定の超激辛ハバネロ入りのメガマックバーガーですね」
タケオ「・・・・・お前、本当にあれ食う気か?」
タラオ「何を今更言っているんですか」
タラオ「そのためにこうして急いでいるんじゃないですか」
タケオ「ま・・・・まぁ、そうなんだけどよ・・・・・」
タラオ「ほらほら、急がないと売り切れちゃいますよ」
ビュウ———————ン!!
タケオ「お、おい! 待ってくれよ!!」
ビュウ———————ン!!
近代化した街中を猛スピードで駆け抜けているタラオ(小学4年生)とタケオ(小学6年生)は期間限定である超激辛ハバネロ入りのメガマックバーガーを購入しようとしていた。かつてはタラオや同い年のリカに横暴な態度を取ったりしていたが、現在はタラオの良き理解者であり、友人として振る舞っている。しかし、自由奔放なタラオに振り回されるなど苦労が絶えない日々が続いている。
タラオ「いっただっきまーす」
タケオ「・・・・・・・」
タラオ「どうしたんですか?」
タケオ「お前・・・・マジでこれ食う気か?」
タラオ「そうですよ」
タラオ「いらないんですか?」
タケオ「! く、食うよ!!」
タラオ「それじゃあ・・・・・・」
タラオ&タケオ「いっただっきまーす!!」
ガブ!!
タラオ「もぐもぐ」
タケオ「もぐもぐ」
タラオ「うっ・・・・・・」
タケオ「うっ・・・・・・」
タラオ&タケオ「辛——————い!! です!!」
タラオ「の、飲み物・・・・・」
タケオ「うぇええええええええええええええ!!」
タラオ「ごくごくごく」
タラオ「ふぅ・・・・・・」
タラオ「タケオ君、大丈夫ですか?」
タケオ「だ・・・・・・大丈夫なわけねーだろ・・・・・」チーン
タラオ「・・・・・ですよね」
タラオ「それにしても噂以上の辛さですね」
タケオ「味も味だけど、それよりも・・・・・・・」
タケオ「匂いだな」
タラオ「あっ」
超激辛ハバネロ入りのメガマックバーガーをなんとか購入できたタラオとタケオは早速試食をしてみることにしたがあまりのヤバさに抵抗するタケオではあったがタラオに勧められてこともあり、覚悟を決めて超激辛バーガーを口に入れる。しかし、あまりの辛さにタラオはシェイクを急いで飲み、タケオは窓の外に向かって吐き出した。予想以上の辛さに驚くタラオだったがそれよりもあまりにも強烈なハバネロの匂いが二人の乗っていたバスの中に充満しており、乗っていた人は気絶し、運転手も意識が朦朧するという始末だった。
続く
- Re: サザエさん New the GENERATIONS ( No.2 )
- 日時: 2017/06/03 12:18
- 名前: 暗夜 (ID: Ag1rlUDl)
お久しぶりです、暗夜です。
1カ月近くになりますがしばらくお休みをしていたことをお詫びします。
なんとか時間を取れるように努力しますのでよろしくお願いします。
前回の続きとして、目的地に着いたタラオとタケオは明日から新学期が始まることもあり、その支度をするためにその場で二人は別れた。
タラオ「そういえば、明日から新学期ですね?」
タケオ「ああ・・・・そういえばそうだったな」
タラオ「忙しくなりそうですね」
タケオ「そうだなー・・・・・はぁ・・・・・・」
タラオ「どうしたんですか?」
タケオ「いや、新学期となるとまた学校に行かなきゃいけないからな」
タラオ「タケオ君は学校が嫌いですか?」
タケオ「うーん・・・・別に学校自体が嫌いというわけじゃないんだけどな」
タケオ「久々に友人たちとも会えるし、美味い弁当だって食えるし・・・・」
タケオ「だけど、勉強はあまり好きじゃないからな」
タラオ「そうですか? 僕は勉強は嫌いじゃないですけど・・・・」
タケオ「お前はそれなりに出来るから良いんだよ」
タケオ「前のテストでも良い成績を取ったんだろ?」
タラオ「良いと言っても90点以上ですよ」
タラオ「まだまだですよ」
タケオ「(90点行ってるだけでも凄いがな)」
タラオ「そういえば、タケオ君は中学に行ったらどうするんですか?」
タケオ「さあな、まだそんな先のことは決めてねえよ」
タケオ「タラオはどうするんだ?」
タラオ「僕は・・・・・・まだ決めていません」
タケオ「だろうな・・・・・」
タラオ「それじゃあ、明日学校で」
タケオ「おう、明日学校でな!!」
タケオ「じゃあな、タラオ!!」
タラオ「バイバイでーす、タケオ君ー!!」
タケオと別れたタラオはそのまま帰るために家へと向かって歩いて行った。一方、街中のとある路地裏では一人の少年が数人の集団に絡まれていた。
不良A「おい、約束の金は用意しているんだろうな?」
???「も、もちろん用意してあるよ」
不良A「・・・・・・・」
不良A「よし、明日も頼んだぜ」
???「あ、明日も!?」
不良A「何だよ、文句あんのかよ?」
???「・・・・・・な・・・・・」
シャ——————
不良A「あっつ————————い!!」
不良B「!」
不良C「おい、どうした!?」
「あ、ごめ————ん」
???「!」
タラオ「つい手が滑ってしまって・・・・・大丈夫ですか?」
不良A「野郎・・・・お前の仕業か————!!」
不良B「何者だ!?」
タラオ「・・・・・・・・」
ヒュウ—————ン!!
ザッ!
タラオ「相手に名前を聞くときはまずは自分から名前を教えるのが礼儀ですよ」
不良A「うるせえ! 誰だと聞いてんだてめえは!?」
タラオ「大丈夫ですか?」
???「え、あ・・・・・うん」
不良B「無視をするとは生意気な!!」
不良C「餓鬼だからって容赦はしねえぞ!!」
タラオ「さっきからうるさいですね」
不良A「俺たちを怒らせたことを後悔させてやる!!」
タタタタタタタタタタ!!
タラオ「やれやれ・・・・・」
タラオ「少し下がっていてください」
不良一同「おおおおおおおおおおおおおお!!」
タラオ「・・・・・・・・」
不良C「喰らえ!」ブン
タラオ「おっと」ヒュン
不良B「オラ!」ブン
タラオ「よっと」ヒュン
タラオ「危ないですね、今度はボクの番ですよ」
不良C「あ? 何を言って・・・・・」ドン
ビュウ———————ン!!
ドカ———————ン!!
不良A「!」
不良B「!」
???「!」
不良C「・・・・・・・」ドサ!
タラオ「ふぅ・・・・・・・」
不良B「お、おい!」
不良A「あいつ、今何をしやがった・・・・・?」
タラオ「どうしたんですか、もう終わりですか?」
不良A「・・・・・・(# ゜Д゜)」ブチ!
不良B「この餓鬼・・・・・・!!」
不良A「舐めてんじゃねえぞ!!」
タラオ「懲りないですね・・・・・」
ザザザザザ!!
不良B「!」
タラオ「バイバイでーす」
不良B「!」ドン
ビュウ———————ン!!
ガシャ—————ン!!
不良A「!」
不良B「・・・・・・・」ドサ!
不良A「・・・・・・・」
タラオ「ほらほら、余所見していると危ないですよ」
不良A「こ、この野郎—————!!」ブン!
タラオ「・・・・・・・・」ヒュン
タラオ「これ、まだ半分残っていますけど良かったらあげます」
不良A「うぐっ!」
不良A「・・・・・・・・・・!!」
不良A「辛〜〜〜〜〜〜〜〜い!!」
タラオ「あ、言い忘れてました」
タラオ「それは期間限定であるハバネロ入りの超激辛メガマックバーカーでとても辛いの気を付けてください」
不良A「・・・・・・・・」
タラオ「と、いっても遅いですか?」
不良D「おい、いつまでやってんだ・・・・・・・」
タラオ「?」
不良D「だ、誰だお前!?」
タラオ「・・・・・・・」
タラオ「僕はフグ田 タラオです」
不良E「あいつ等全員やられているぞ!!」
不良F「ヤベーぞ・・・・・!!」
不良D「畜生・・・・・覚えてろ———————!!」
タタタタタタタ!!
タラオ「ふぅー・・・・・」
???「(つ、強い!!)」
タラオ「大丈夫ですか?」
???「大丈夫じゃないよ・・・・・」
???「これじゃあ、明日はどんな目に遭わされるか・・・・・」
タラオ「あ、ごめんです」
???「でも・・・・・・ありがとう、助けてくれて」
???「君、強いね?」
タラオ「そんなことないですよ」
不良たちに絡まれていた一人の少年を助けたタラオ。そして、タラオに助けられた一人の少年。二人が出会ったことがきっかけで更なる事件がタラオを巻き込むー。
続く
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