二次創作小説(紙ほか)
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- 蘭と玉依姫(テレパシー少女蘭+緋色の欠片)
- 日時: 2017/04/17 15:17
- 名前: 詩音 (ID: fGppk.V/)
テレパシー少女蘭×緋色の欠片
オトメイトにハマり始めました。pixivと同時投稿の予定になります、
薄桜鬼とのクロスオーバーも考えてあったり……テレパシー少女蘭が昔から好きです……!10年ぶりくらいに原作読んだら留衣くんの蘭ちゃんへの想いがひしひし伝わってきて尊いです。あさのあつこ先生続編をお願いします!!
pixivで同じ作品を投稿しているものです。なので同一の小説があっても同一人物なのでご安心下さい。
緋色シリーズは無印を拓磨ルートとアニメとうっかりネタバレを見てしまいました。
なのでうっかりネタバレになるので気をつけて下さい
1話。留衣と慎司
翠はバスに乗ったまま。なんか色々と。
スタンガンで気絶した蘭とそれをおぶる留衣のみ季封村に降ろされる。
ザーーと土砂降りの雨。傘を開き蘭に当たらぬようにさす。雨はバスに乗っていた時よりも強くなってきた。確か天気予報では豪雨になると聞いた。
「……おれだけで、大丈夫なのかな」
留衣は蘭を背負い、カバンを持ち立ち止まる。
先のバスジャックにより気絶した大切な幼馴染は背中に。寝息は聞こえないものの背中から伝わる暖かさで彼女が生きているのことを確認できた。
少し歩くと石碑が見えてきた。
ここから季封村。古よりカミ居たり。
季封村。蘭に関わるようないろんな不思議な現象や伝承についての文献や本を読んでも聞いたことのない村の名前。
「バスジャックの犯人は確か…地図に載ってない集落って言ってたか……」
バスの運転手はこの周りをよく知っていると言っていたが、村があるとは言っていなかったはずだ。それならこの村はなんなんだろうか。
向こうには集落や、学校らしい大きな建物もある。寂れた集落…というには人が多い。
寧ろほんの数時間前までいた疾風村よりも活発そうな印象を受けた。
「じゃあ、なんで地図に載ってないんだろう…」
それに、なにか変な空気だ。危険、というわけではない寧ろなにか神聖なものを感じる。
自分じゃなくて蘭ならまた何か感じるのかもしれない。とはいえ、気絶させられ眠る彼女を起こすつもりはない。ひとまず電話を借りようと集落を目指すこたにした。多分バスジャックの件は名波さんがどうにかしてくれている。
まず、この状況を蘭や自分の親に伝えて対処を考えなければならないだろう。雨も強くなってきた。
このままでは自分も蘭も風邪を引いてしまう。
「あの、どうかしましたか?」
声の高い少年の声がして留衣は振り返る。
自分より少し背の大きい少年が不安そうにこちらを見ていた。
「その……訳があって迷ったんですが泊めてもらえる場所ってありますか?あの……中学生なのでお金もそんな持ってなくて」
「あ、あの…じゃあ玉依姫…じゃなくて珠紀先輩の所に行った方がいいと思います。家も大きいし。僕も今から行くので一緒に行きましょう」
自分を案内してくれているのは高校生くらいの少年。 整った顔立ちで穏やかそうな印象を受ける。人畜無害そうやな、と蘭の親友は言うだろうか。
犬戒慎司と名乗った少年に慌てて自分たちの自己紹介をする。
自分は綾瀬留衣。中学二年生。
彼女は幼馴染の磯崎蘭。と
少し会話しているとメキ、と音が聞こえた。
木が、折れた音。みしみしと音を立ててこちらに向かってて来る。慌てて蘭を降ろし、覆いかぶさろうとした時だった。
「浮上」
目の前の折れた太い枝はその声の主の指示に従い宙に浮いていた。声の主は目の前にいる高校生犬戒慎司だった。
時々蘭や名波さんと過ごしていればこのような光景は目にするし、何度も助けられた。
数日前蘭の部屋に入った時に名波さんに念道力でなぜか枕をぶつけられた。なんだったんだろう。
「ん…んんー…」
目が覚めたらしい蘭がゆっくりと目を開ける。
そして浮遊している大木をえい!の一言で空の彼方へ。
寝ぼけながらの事で多分本人は何をしたのか理解してないのかもしれない。
犬戒と自分は思わず顔を見合わせた。
- Re: 蘭と玉依姫(テレパシー少女蘭+緋色の欠片) ( No.1 )
- 日時: 2017/04/17 16:44
- 名前: ベル (ID: CCab1VcE)
はじめまして。ベルと申します。小説読ませていただきました。
私も、テレパシー少女蘭好きです。
お友達になって欲しいです。
私タメ捨てOKでーす♪
宜しくお願いします!
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