二次創作小説(紙ほか)
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- 【ついでにとんちんかん】月夜の海猫アリス【オリキャラあり】
- 日時: 2017/06/02 22:40
- 名前: まよらー (ID: w32H.V4h)
- プロフ: https://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=8243056
はじめましてまよらーです。
ついでにとんちんかんの小説書きます。
(pixivにも同タイトルの小説を上げています。上のURLから見てください)。
- 月夜の海猫アリス(1話) ( No.1 )
- 日時: 2017/06/02 22:42
- 名前: まよらー (ID: w32H.V4h)
- プロフ: https://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=8243056
4人は中学校を出てすぐ近くの所にある、今朝まで無かった森を見つめていた。
甘子「何かしら、あれ…」
珍平「今朝まで無かったはずだよね、これ。この森を大急ぎで作るとしても、木の一つ一つが大きいから1日はかかりそうだし…」
東風「入ってみようぜ」
森の中には、クマやリス等の動物がいた。
抜作先生「これは立派なクマさんですね」
抜作先生は、クマのお腹を撫でた。クマはそれに怒ったのか、手を思い切り振り上げた。
甘子「先生、危ないっ!」
抜作先生「はい?」
クマは、振り上げた手をオヘソに添えて、ぺこりと一礼した。
クマ「こんにちは!」
珍平「うわぁ、喋った!?」
クマ「驚かれるのも無理はないですよね、なんてったって僕は魔法をかけられたクマですから。」
甘子「魔法って、超能力みたいな感じの?」
クマ「いいえ、超能力とは違います。魔法は本来喋るはずのない物に人間の言葉を与えたり、怪我を一瞬で治したりするものです」
東風「その魔法ってのは、誰からかけてもらったんだ?」
クマ「この森の奥にある『有栖川探偵社』に住む魔法執事の方からです」
珍平「…その『魔法執事』に会ってみたいです!」
クマ「そうですか、ではご案内しますね、はぐれないように付いてきてください」
クマは森の中を突き進んで行った。
5分程で、建物が見えてきた。
クマ「ここです」
甘子「ありがとう、クマさん!」
クマ「いえいえ〜。じゃあ僕は、これにて!」
〜
探偵社の中は、お菓子の匂いが充満していた。
珍平「誰かお菓子食べてるのかな…」
珍平は、奥の部屋に入った。
奥の部屋では、2人の男女がおやつを頬張っていた。
珍平「あ、あの… 」
2人は、ドアの前で立ち尽くす珍平を見た。
そして、声を合わせて、
『ようこそ有栖川探偵社へ』
と言った。
〜〜
実咲「私は、海猫実咲と申します。皆さんと同じ、15歳といったところでしょうか」
仁和「僕は有栖川仁和。この有栖川探偵社の社長です」
甘子「よろしくね、実咲ちゃん、仁和くん」
東風「ところで2人は、学校へは行ってないのか?」
実咲「そうですね、私達はここに建物を設けてから1日も経っていませんので、通える学校が見つからないのです」
珍平「だったら、僕達が通ってる所なんてどうかな?この森から近いし」
実咲「…そうですか、でしたら明日から通うことにします」
甘子「でも書類とかいるんじゃないの?」
仁和「大丈夫です、僕らは魔法執事ですから、いい考えがあります」
次の日、礼院棒中学校の抜作先生のクラスに、2人の転校生が入ってきた。
実咲「皆、宜しくお願いします」
仁和「よろしくー。」
実咲と仁和は隣同士の席で、東風と甘子と珍平から近い席になった。
甘子「結局、書類とか書かなかったの?」
仁和「俺、魔法執事って言ってたじゃん。今は魔法で先生や他の生徒にここの学生だと思わせてんだよ」
珍平「仁和、学校と探偵社とで態度が変わってるね」
仁和「この世界、中学校までは仕事禁止だろ。俺らが前住んでた魔界では何歳からでも仕事できた。執事やってるってバレたら学校辞めさせられるからよ」
実咲「私は皆さんと学業したいのですよ」
〜
そして、授業が終わった。
午後9時。毒鬼警部の元に予告状が2枚届いた。
毒鬼「怪盗とんちんかんからの予告状に加えて今回は『月夜の海猫アリス』からも予告状が来ておる。…ま、怪盗あんぽんたんみたいな感じだろう。月夜の海猫アリスからの予告状は破り捨てておけ」
警備員「はーい。」 ビリビリ
月夜の怪盗アリスからの予告状は破り捨てられた。
〜
3分後、窓を勢いよく開ける音がした。
『怪盗とんちんかん 参上!』
毒鬼警部「怪盗とんちんかんが来たぞ、捕まえろ!」
警備員「はーーーいっ!」
レッド(東風)「レッドのカンフーなめんなよ!」
グリン(珍平)「グリンのメカー!」
シロン(甘子)「シロンちゃんの超能力もお忘れなく♪」
3人の得意技によって、警備員達はなぎ倒されていく。
警備員「これでも…喰らえ…!」
警備員は、3人に赤、白、緑のアメを投げた。
シロン「あっ、ドロップだわ!久しぶりにドロップ舐めたい気分だったのよねー。」
グリン「いただきまーす!」
レッド「おいしいなこれ…」
警備員「罠にはまったな、怪盗とんちんかん…」
グリン「えっ!?」
警備員「このアメは色に応じて能力を一時的に退化させる薬が入っているんだ。赤はカンフー、緑はメカ、白は超能力が使えなくなる効果を持つ。」
レッド「嘘だろ…てやっ!」
レッドは、試しに、壁を蹴った。
いつもならヒビが入るはずの壁には傷一つ付いていない。
グリン「あれ!?どこ触ればいいんだっけ!?分からないよー!」
グリンは操作方法を忘れてしまった。
シロン「警備員さん!吹っ飛びなさい…あら?」
シロンは超能力が使えなくなってしまった。
抜作先生「私は何もできません」
甘子「どうするのよこれ!」
警備員「大人しく捕まれば良いんだよ」
珍平「そんな…!」
東風「誰か助けてくれ…!」
その時、もう一つの窓が開いて、ケーキスタンドを持った執事と拳銃を持ったメイドが姿を現した。
『月夜の海猫アリス、参上!』
執事は、窓から飛び降りて、ケーキスタンドからケーキを取り出して、警備員全員にケーキを振舞った。
??「皆様、おやつの時間ですよ」
レッド「あいつら何なんだよ…!」
銃を持ったメイドは、弾を警備員目掛けて連射した。
弾に当たった警備員は全員眠ってしまった。
シロン「えっ…?どういうこと…」
執事の振舞ったケーキを食べた警備員たちも、眠ってしまった。
そして、執事はレッド達の元にやってきて、スコーンを差し出した。
??「どうぞ、お召し上がりください」
グリン「僕らも眠らせるつもりなのかい!?」
??「そんな事言わずに、お召し上がりください。」
シロンは、スコーンを1口かじった。
シロン「…あ…力が…出てきたかも」
グリン「もぐもぐ……ホントだ…力が」
レッド「みなぎってきたぜ…」
抜作先生「このスコーン美味しいですね」
??「ドロップの作用を打ち消す材料で作ったスコーンです。」
??「仁和様の作ったスコーンのお味はお気に召したでしょうか?…甘子さん、東風くん、珍平くん」
シロン「なんで…それを知って…」
??「さあ、お目当ての物は盗めましたし、帰りましょう」
4人の怪盗は、メイドと執事に導かれて、屋敷の外へ出ていった。
〜
甘子と、東風と、珍平が目を覚ました時には自分の部屋のベッドの上で横になっていた。
東風「…あれは夢だったのか…?」
珍平「メイドさんと執事に助けられたような…」
甘子「気のせい…かしら? 」
- オリキャラ情報 ( No.2 )
- 日時: 2017/06/02 22:44
- 名前: まよらー (ID: w32H.V4h)
キャラ設定はpixivにアップしたらアカン気がするので一応こちらに。
探偵有栖川(cafe ALICEGAWA)
礼院棒中学校の近くに突如出現した森の中にある元出張型の探偵社。今は礼院棒中学校の近くに根を下ろしていて、仁和のお得意な料理を活かして、カフェもやっている。
海猫実咲(15)
カップケーキが好きな新人魔法執事。家事担当。戦う時は小型銃を使っているが、魔法の弾を打ち出すので弾切れを起こすことは滅多にない。学校ではメイド口調を一切使わず、メイドである事を隠して生活している。
一人称:私
有栖川仁和(15)
実咲と同じベテラン魔法執事の男子。料理担当。具現化出来るものならなんでも、フィンガースナップで出せる。移動する時は魔界に置いてきている猫のピスタチオを使う。通学する時もピスタチオに乗ってきているが、フィンガースナップ一つで魔界に送り返せる為、学校には迷惑がかからない。
探偵有栖川は先祖が建てた探偵社で、100年以上もの歴史を持つ。
普段は、怪盗とんちんかんに協力しているが探偵のお仕事をやる時もある。
一人称:俺、僕(お仕事中)
- 質問コーナー。 実咲編 ( No.3 )
- 日時: 2017/06/02 22:56
- 名前: まよらー (ID: w32H.V4h)
Q その銃は誰にもらったものですか?
実咲「仁和に貰いました。」
Q 作中でメイドらしいこと1回もしていませんでしたが
実咲「私は家事担当なんです。2話目以降にメイドらしいことする予定です」
Q 「月夜の海猫アリス」はどこからきた名前ですか
実咲「月夜の、は何となくかっこいいから付けたものです。海猫とアリスは私と仁和の苗字から取りました。海猫→海猫実咲 アリス→有栖川→有栖川仁和…といったところでしょうか」
- 質問コーナー。仁和編 ( No.4 )
- 日時: 2017/06/03 07:58
- 名前: まよらー (ID: MHTXF2/b)
Q 名前の読みを教えてください
仁和「にわ、です。」
Q cafe ALICEGAWAもとい有栖川探偵社のオススメメニューは何ですか?
仁和「『アリスのティータイムセット』ですね。紅茶プリンとミルクティーのセットです」
Q 探偵としての活動はするのですか?
仁和「怪盗とんちんかんの活動時間と被らない時間に活動しています。放課後や休日の午前中に部活感覚でやっています。」
Q 魔法執事をやっていてやり甲斐を感じる時は?
仁和「皆の驚きながら喜ぶ顔を見れる時ですかね」
Q 魔法執事になる方法を伝授お願いします
仁和「魔法執事に魔法をかけてもらうとなれます」
Q 学校とお仕事とで性格がガラリと変わるようですが、疲れたり、学校の中でお仕事中の性格が出たりする事はないんですか?
仁和「…魔法で性格変えてんだからちっとも疲れねーし、学校の中で執事の性格が出るなんてこともないぜ」
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