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二次創作小説(紙ほか)
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- 夢であれば
- 日時: 2017/06/07 01:24
- 名前: ぷり (ID: 3i70snR8)
テニプリ、閲覧注意
- Re: 夢であれば ( No.1 )
- 日時: 2017/06/07 01:42
- 名前: ぷり (ID: 3i70snR8)
エスカレーター式の私立を蹴って、開難高校に入った。都立で偏差値60代後半なんてザラにあるけど、氷帝学園よりは断然良いと思う。
中学の卒業式。
私は教会のステンドグラスの前にただ立っていた。イエスの偶像と目が合った様な気がしていた。
「じゃあな」
キャップを外して、私に手を振る代わりにキャップを高くあげて無造作に振った。見向きもしなかった私に彼はため息をついて、私の方にまた歩いてくる。
「…お前が氷帝に来れば良かったのにな」
「高校離れても、毎日ちゃんと連絡する」
彼の腕のなかで私は呟いた。彼はふふっと柔らかい笑を零した。
「由菜、本当に…好き」
教会でキスをした。神様の前で誓っているみたい。
「…亮、私も、大好き」
- Re: 夢であれば ( No.2 )
- 日時: 2017/06/07 01:53
- 名前: ぷり (ID: 3i70snR8)
友達が出来ない…室瀬ゆなは教室で1人だった。
周りと打ち解けられない。
氷帝学園の生徒が学校に1人もいない。
人見知り。
せっかく開難に入ったのに、私は全く高校生(jk)してない。
ゆなは身長156cmと小柄な方だ。容姿は綺麗と言うよりは、可愛い、小動物と言う言葉が似合う。長いまつげと綺麗な二重。小さい顔と主張のない口元に通った鼻が横顔から見てもわかる。
「亮…」
こういう時は亮を頼る。
ゆなの彼氏である宍戸亮は、ゆなと同じ氷帝学園中等部に通っていたスポーツバカのこと。テニスの推薦で都内から3校スカウトが来たが、そのうちの1つである氷帝学園高等部に入学した。
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