二次創作小説(紙ほか)
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- 【ナンバカ】難波刑務所13舎恋物語
- 日時: 2017/08/25 14:35
- 名前: 白雪姫 (ID: LS4Q//bs)
あーあー、また作っちゃったよ。
たいして更新速度速くないくせに、何故か小説は作りたいっていうね。
どーも初めまして?ダークファンタジー、2次創作(映像)あと、別館でも活動中です。
白雪姫と申します。
今回は…ナンバカ!オリキャラが出てきちゃいますので、嫌いな方はUターン。そして別の私の小説でも見てきてくだs((殴
はい。ハジメさん落ちにさせていただきます。
私、ハジメさんが1番好きなんですけど、私の周りにはいないんですよね。ハジメ推し。
非常に残念……。語れる人いたら語りたいな♡
ってことで!何卒よろしくお願いしたいです……。
- Re: 【ナンバカ】難波刑務所13舎恋物語 ( No.3 )
- 日時: 2017/06/23 18:47
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
人物紹介
千草 栞・(ちぐさ しおり)
年齢・25
アイタイプ・桃花色
外見・髪は亜麻色でふわふわしている。長さは胸下あたり。どちらかというと可愛いタイプで、結構童顔。よく子供に間違われる。
性格・優しい。押しには弱い。泣き虫。みんなに愛されてる妹キャラかな。まぁ、他は聞いてくれたらなんでも答えます。
あと最後に一つ。双六一のことが……好き。
備考・難波刑務所13舎で看守をやっている。九と仲良し。星太郎とは同期。幼い頃、両親を殺した犯罪者を捕まえた猿鬼に憧れ、看守になった。が、最初は難波刑務所に入ることができず色々な刑務所を回っていた。猿鬼が地下に収容されていることは知らない。ジューゴとは別の刑務所であったことのある、顔見知り。
その他の登場人物
なるべく原作通りにします。キャラ崩壊もあり得ます…注意して下さい。
双六一は栞のことが好きです。所謂両片想いってやつですね。
至らないところもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
- Re: 【ナンバカ】難波刑務所13舎恋物語 ( No.4 )
- 日時: 2017/06/25 19:57
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
『ん〜…。やっぱり今日も残業かな〜?』
私は、自身の机に突っ伏しながら呟いた。
毎日毎日残業続きで…残業手当も出ないっていうのにさ。
星「まぁ、しょうがないよ。お互い頑張ろ?」
星太郎くんが私の一人言に答えてくれた。
やだ。嬉しい。
『ありがと、星太郎くん。そだね。頑張らないとねぇ……はぁ。』
だからと言って、気は乗らない。
なんでこんなに書類が多いんだろう。
看守ってさ、もっとこう……アクティブな仕事かと思ってたのに。
大「気が緩んでいますねっ!?一緒に鍛錬しましょう!栞殿っ!」
『大和さん…。』
あ、どうしよ。大和さんのテンションについていけない。
『遠慮しておきます。代わりに、13房の囚人たちと行ってきてはどうですか?』
『彼らはたるんでいますし。』と、小声で付け足した。
正直、大和さんの鍛錬は骨が折れる…。
15「あ、おい!なに俺たち売ってんだよっ!」
11「あぁ〜、栞チャンのことは信じてたのになぁ〜。」
25「大和と鍛錬なんて…やだよぉ〜。」
69「勘弁してくれよぉ〜。」
噂をすればなんとやら。うるさい方達が来ちゃった。
てか、なんでまた脱獄してるんだろ?
星「だ、駄目だよ〜。また脱獄なんてして。主任に怒られちゃうよ?」
あ、星太郎くんが先に言ってくれた。
11「大丈夫、だいじょーぶ。バレなきゃ平気……「ほぅ、バレなきゃ、な?」
ウノの後ろに、ハジメが立っていた。
あ、双六主任、目の下に隈がある…また徹夜したのかな?
11「…あ、ハジメじゃーん。こんなところで偶然ダネー…。」
一「テメェ…覚悟はいいか…。」
11「いや、俺はね、ハジメさん?ジューゴに誘われて…。」
一「15番?何処にいるってんだ。」
11「へ?」
そう。ジューゴたりは主任が来た瞬間、とっとと逃げちゃってます。
ウノ、ご愁傷様だね。
11「裏切りやがったなっ!ジューゴォォォォォォ!」
ウノの叫び声が、看守室に響いた。
- Re: 【ナンバカ】難波刑務所13舎恋物語 ( No.5 )
- 日時: 2017/06/30 20:22
- 名前: 白雪姫 (ID: CXVRcwYu)
11「たっく…酷いよなー。ジューゴたち、俺置いて行っちまうし…。」
「酷い目にあった。」とウノは主任に殴られた頭をさすった。
そして私は今、ウノを13房に送り届けるために一緒に13房に向かって歩いていた。
『でも、勝手に脱獄して来ちゃったのは、ウノも一緒でしょ?ジューゴに罪を擦りつけない。』
11「チッ、栞はそうやっていっつもジューゴの肩持って…。」
『はは。そういうんじゃないって。』
実は、私はこの南波刑務所に来る前にジューゴに会ったことがある。
以前、私が勤めていた刑務所にジューゴは服役していたのだ。
『ちゃんとみんな平等に接してるよ。看守も…勿論、囚人にだって。』
11「ほんと…。栞は優しいね。囚人にまでちゃんと平等に接するんだから。」
ウノは、そう言って柔らかい笑みを浮かべた。
ウノはたまに優しく笑う。そういえば刑務所の外には彼女もいるんだっけ?
モテる理由がわかる気がする。
11「まぁ、でーもー?」
あれ?さっきまでの優しい笑みは?
ウノはさっきまでとは一転、悪魔のような顔でニヤニヤしていた。
11「ハジメ"だけ"には平等に接せていないみたいだけどぉ〜?」
あぁ、分かった。こいつ、正真正銘悪魔だ。
わざわざ、だけを強調してる。やな感じ。
『……。』
バレたくないし、今更かもしれないけど無視を決め込んでみる。
11「んん〜?無視なんて栞チャンらしくないなぁ〜?俺、傷ついちゃう。」
『……。』
気にしない気にしない。ウノはこう…人を煽るのが得意なんだから。
歳下に負けるなよ、私。
11「……あ、ハジメだ。」
バッ
『え、どこ!?』
私は双六主任がいるという方向を勢いよく振り向いた。
そしてウノの指差した先には、…なにもなかった。
11「ギャハハ。うっそー!栞って、こんなのにすぐ騙されたうんだー!」
まぁ…そりゃね、気づかれてるとは思ってましたよ。ウノは勘がいいからね。
絶対に外さないからね。そう思ってましたけどさ。
でももしかしたらって思うじゃん。
そしてウノは、決定的な言葉を私にぶつけた。
11「そんなには、"ハジメが好き"なんだね。」
やめてくれ〜。
- Re: 【ナンバカ】難波刑務所13舎恋物語 ( No.6 )
- 日時: 2017/08/11 16:04
- 名前: 白雪姫 (ID: W0tUp9iA)
星「栞ちゃん、どうしたの?戻って来てからなんだか元気がないけれど…。」
『あぁ、気にしないで、星太郎くん。ちょっとライフが点滅まで追い込まれただけだから。』
ピコンッピコンッ
星「えっ!それってやばくないですか?」
全く…。こうやってちょっとのことでも気にかけてくれるなんて、星太郎くんは優しいな。
あの悪魔とは大違いっ!
大「栞殿っ!5舎にこの書類を届けて来てはくれませぬか!?」
看守室の扉をバンッ、と勢いよく開け、書類の束を持った大和さんがはいってきた。
『構いませんけど…どうして私に?ご自分で行かれないんですか?』
大和さんの方が歩くの早いし、書類を届けるのは大和さんの仕事だ。彼が途中で仕事を投げ出すなんて…。
大「いや〜、どうにも5舎とは相性が悪くてな!1人でたどり着けたことがないんだ!」
はっはっは、と大きな声で笑う大和さん。いや、5舎だけじゃないでしょう、あなたは。
極度の方向音痴なんだから。全く。
『そうゆうことなら、分かりました。届けてきますね。』
大「あぁ!すまんな、頼んだぞ!」
「それじゃあ私は13房の人たちと鍛錬に向かうとしよう!」と言って、大和さんは看守室から出て行った。
…ジューゴたち、ご臨終…。
星「…栞ちゃん、書類大丈夫?僕が持って行こうか?」
星太郎くん…神!
他の人たちもこのくらい人を思いやれればいいのに…。
『大丈夫だよ。それに、仕事任されたのは私だしね!』
『其れに、久しく猿門さんに会ってないしねぇ。』と付け加えると、星太郎くんはギギギ、と効果音がつきそうなほどぎこちなく私から目を背けた。
いや、私の後ろから…?
私の後ろに、何かいる?
『…?』
不審に思い振り抜くと、そこには双六主任がいた。
何故か、不機嫌そうなオーラを漂わせて。
……確かにこれは…目を背けたくもなるかも……。
『…あー、えっと…双六主任?』
一「………んだよ。」
やば、めっちゃ怖いー!
だってなんか睨まれてる気がするもの!目がいつも以上に細ぼっているもの!
でも、主任に他の舎に行くとこを報告しなくちゃ。看守として!
『あ、あの!私、5舍に書類を届けに行ってきます!』
一「…それ、大和の仕事だろ。」
「なんでお前がやってんだ。」と、双六主任は言った。
わぁ、さすが双六主任…。他の人の仕事までわかるんだ…。
『大和さん、方向音痴じゃないですか?だから、代わりに私がって……。』
なんでだろう。やっぱり、不機嫌そう。どうしよう。
これ以上機嫌を損なわせないようになんとかフォローしないと……。
えぇと、えぇっと………。
『……私っ!書類届けに行ってきます!』
ばっと勢いよく看守室を飛び出した。
無理だー!私にはできない!
だって好きな人だし!ヘマこきたくないし!
………普通に怖いし。
5舎へ道を、私は全速力で走った。
- Re: 【ナンバカ】難波刑務所13舎恋物語 ( No.7 )
- 日時: 2017/08/25 14:33
- 名前: 白雪姫 (ID: LS4Q//bs)
猿「…ん?は?おい、!!」
5舎に着いたのか、猿門さんの声が前から聞こえた。
私は全力疾走しながら、かろうじて目を開き、猿門さんがいるであろう前を見た。
走るの早くて、風の抵抗で全然前が見えない…。
(私、結構走るの早いんだなぁ。)
なんて呑気に考えてたけど、目の前に猿門さんが迫ってきて、このままじゃ…ぶつかる!
『ま、まって!と、止まらないー!!』
あんまり全力で走っていたものだから、急に止まれない。
廊下で全力疾走しちゃいけないね。
私は今日、一つ成長しました。
………なんて考えてる場合じゃない。
猿「は?ちょ、どうしたっ!?」
『わっ!ちょ、…きゃー!!』
猿「っ!っぶねぇ!」
間一髪。猿門さんが、抱きとめてくれた。流石、難波刑務所の中でもトップクラスの実力の持ち主だね。反射力も抜群。
……しかし。
やはり勢いが強すぎたというか、猿門さんに抱き着いたまま、視界がぐらりと揺らいだ
(やばい、倒れる…!)
目を瞑り、来たる衝撃に備えた。
しかし、その衝撃は想像よりもずっと穏やかで、暖かかった。
『…んっ、なんで?』
不思議に思い、ゆっくり顔を上げてみると…。
猿「痛ってー…、だ、大丈夫か!??」
猿門さんが下敷きになって、私の下にいた。
『あ、わぁぁー!!申し訳ございません!!猿門さん、お怪我ございませんか!?』
5舎の主任である猿門さんを下敷きにしてしまうなんて…なんと恐れ多いことを!
猿「い、いや、俺は大丈夫だけど…。」
そっ、と猿門さんの手が私の頬に触れた。
優しげな眼差し。
へ?猿門さんどうしたの?
……頭打ったか。
猿「キキッ。汚れてっぞ。つーかなんでそんな急いで来たんだよ。」
「そんなに俺に会いたかったか?」と、悪戯に微笑むもんだから、私の顔が赤く染まるのは不可抗力だ。
『…あ、ありがとうございます…///。』
猿「…あー、取り敢えず…どいてくんね?」
『へ?』
私は…今…………猿門さんの上にいるっ!?
『わぁぁー!ごめんなさいごめんなさい!重かったですね、なんて失礼なことを…!』
猿「いや、軽かったし、別に良いんだけど……。」
「だから、なんでそんな急いでたんだ?」起き上がりながら、猿門さんはそういった。
あぁ、そうだ。うっかり忘れるところだった。
『書類をお届けに参りました。はい、これ。』
すっと書類を差し出した。
ちょっとシワになってしまったが、気にしない気にしない。
猿「あぁ、サンキューな。」
パラパラと書類を確認する猿門さん。
特に何をするわけでもなく、ただ静かな空間ってちょっと苦手なんだよね。
猿「よし、異常なし。ご苦労さん。」
『はい、ありがとうございます。』
よし。任務は無事遂行された。
さっさと13舎に戻ろう。
あー…でも、
『帰りたくないなぁ。』
猿「ん?なんでだ?」
あ、声に出てたや。どしよ。
『あ、あぁ〜、えっと〜…。』
上手い言い訳が見つからない…。
かと言って、双六主任のこと言うのはやだし……。
猿「…………んじゃ、5舎で茶でも飲んでくか?」
おろおろしていると、見兼ねたのか、猿門さんがお茶のお誘いをしてきた。
『え?いいんですか?…あっ、でも…。』
まだ、一応勤務時間だし……。
バレたら、双六主任に怒られちゃう…。
「じゃあこうしようぜ。」と前置きを入れて猿門さんは無邪気な笑顔で言い放った。
猿「…5舎主任の俺の命令だっ!」
『は、はいっ!』
なんだろう?
猿「一緒に休憩しようぜ。」
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