二次創作小説(紙ほか)
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- ENTRANCE ANSWER カゲプロ 3
- 日時: 2017/08/06 19:00
- 名前: 虚偽 (ID: Aj4Ev7bA)
こんにちは!虚偽です。今回で投稿3回目です。
今日の投稿数も3回目です。 はは。
投稿できる日時が限られてしまうので、今日みたいなことがこれから何回かあると思います。
逆にしばらく投稿されないってこともあると思います。
そこらへんは多めに見てもらえると有り難いです。
では、前回の続きをドウゾ!
前回までの話を知らない人は、
『ENTRANCE ANSWER カゲプロ』
と、
『ENTRANCE ANSWER カゲプロ 2』
をご覧ください!!
「なんだよ…!何がおかしいんだよぉ!」
俺は、そのふざけた様な態度が気にいらなかった。
「ああ、ごめんごめん。そりゃあ怒るよねぇ。…ま、今すぐに思い出させてやるよ。」
そう言って、ソイツは指を鳴らした。
パチン、という音が響いた瞬間、ーーー変な記憶が頭の中に流れ出した。 その記憶は、どこまでも痛く、残酷なものだった。
知りもしない奴らが、無数の蛇をまとった黒髪の青年に、つぎつぎと殺されてゆく。
殺された奴らから出て来た数匹の蛇が、白髪の少女へと向かい集まってゆく。
そして、少女は終わらないセカイを開いた。
記憶は、そこで途切れた。
何なんだよこの記憶!誰のだよ。知らねぇよ、こんな話。
なのに。なのに、目からはボロボロと涙が零れてゆく。
…何泣いているんだ?俺。全く知りもしない話の筈なのに。
でも、なんだ?この胸に突き刺さるような痛みは。
まるで…
まるで俺がそいつらを知っていて、
その現場にいたみたいじゃ「まるで俺がそいつらを知っていて、その現場にいたみたいじゃねーか、か。…ほんっとうに覚えてないの?キミ。」
続く
- Re: ENTRANCE ANSWER カゲプロ 3 ( No.1 )
- 日時: 2017/08/04 15:21
- 名前: 虚偽 (ID: Aj4Ev7bA)
「なっ…!!お前、俺の思っていることがなんでわかるんだよ!っていうか、本当に誰だよ。」
何者だよ、コイツ…。
俺の何かを知っていて、俺の考えてることがわかって。
それじゃあ…俺自身みたいなものになっちまうだろ。
いや、待てよ?
これって、もしかして………
もしかしてじゃねーか…。
あぁ、現実に俺はいないのか…?
「僕は、君自身だよ? つまり、如月シンタロー。でも、君も如月シンタロー。」
意味分かんねーよ。
「ふふっ!面白いでしょう?」
「お、俺自身って。お前、***に格好がそっくりだぞ?」
でも。
***ジャナイ。
ソイツはニヤッと笑って
「うん。そうだねぇ。だって***は、君の1番大切な 人 でしょう?」
…は?
「だから僕はこんな姿なんだ。」
- Re: ENTRANCE ANSWER カゲプロ 3 ( No.2 )
- 日時: 2017/08/04 15:34
- 名前: 虚偽 (ID: Aj4Ev7bA)
?俺の大切な 人 ……?
な、なわけ無い。
なんだよ…なんだよぉ!
「くっ……!」
俺はあまりにも現実が痛すぎて嗚咽を洩らしてしまった。
「クッハハハハハハ!」
夕焼けにソイツの高笑いが響き渡る。
「あぁ、この言葉は君にとっては禁句なんだっけ!ついつい口が滑っちゃったよ〜。」
- Re: ENTRANCE ANSWER カゲプロ 3 ( No.3 )
- 日時: 2017/08/04 17:58
- 名前: 虚偽 (ID: Aj4Ev7bA)
「そ、それで!本当にここ何処なんだよ!教えてくれよ!」
俺の悲痛な叫びが虚しく響く。
目の前のヤツがため息を吐いた。
「はぁ……。」
クッソ、こいつ…!
「お、俺!記憶があるのは、自分の部屋でいつも通り
引き篭もってたところまでで……。
もう、家に帰r「もう戻れないよ?」
…?
コイツ…何言ってるんだ?戻れないって。
「だって、君…」
は?おいおいおい。嘘だよな?
ソイツは言いにくそうに途切れ途切れに喋る。
「君は…」
言わなくて…言わなくていいんだ!
「ーーーー君は、死んだんだよ?」
- Re: ENTRANCE ANSWER カゲプロ 3 ( No.4 )
- 日時: 2017/08/04 21:21
- 名前: 虚偽 (ID: Aj4Ev7bA)
なんで…?
本当に死んじまったのかよ、俺。
いつ死んだんだ?
どうやって?
自分で言うのも難だが記憶力は結構いいほうだ。
テストでも毎回100点を取っていたし、
最近の会話なら、明細に覚えている。
そんな頭をフル回転しても混乱するばかりだ。
俺が悩んでるのを読み取ったのか、ヤツは落ち着かせるように話す。
「まぁまぁ。落ち着きなよ。まだ絶対に戻れないなんて言ってないだろ?」
「じゃ、じゃあ…じゃあ!!」
どうすりゃあいいんだよ!
ちくしょう!
「慌てないで。僕が全部話してあげる。」
そう告げると、淡々と語りだした。
『非常識』にあふれかえったゲンジツのものがたりをーーーー