二次創作小説(紙ほか)
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- 東方幻想女
- 日時: 2017/08/11 16:03
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
プロローグ 攫われる珠美
魔理沙「・・・?なんだこれ?」
珠美から渡された黄色のネックレスを見ながら言う。
真ん中には銀色の鍵が付いていた。
もちろん霊夢や妖魔、大雅、珊瑚、真斗、フロルにも色は
違うものの銀色の鍵がついたネックレスが渡された。
珠美「う〜んと、お世話になってるからお礼にって思って。
鍵には希望や可能性の扉を開くっていう意味があるんだ。
だから、いいかな〜って・・・。」
霊夢「えぇ、有難くもらっとくわ。ありがとう珠美。」
だが、この日の夜、全員が予想だにもしないことが起こる。
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???『・・・迎えに来たよ、おとぎ話のお姫様。』
珠美「え?」
そう言ったとたん、バタンと倒れた。
妖魔「珠美っ!?大丈夫か?・・・・ッ!?」
触れた途端、手に痛みが走った。
???「触れないでくれよ、この子は僕のものだからさ。」
妖魔と大雅は声のした方を向いた。
不気味に笑い、ゆっくりと珠美に近寄る。
そして珠美を抱いた。
妖魔が力ずくで、と思い立ち上がるといつの間にか珠美から手を離し
妖魔の腹に拳をめり込ませていた。
妖魔「ぐはっ!?」
そして、腹部に刀を突き刺した。
大雅も殴り、お札で拘束した。
???「じゃあね?付喪神、楽しみにしてるよ。」
すっと闇の中に消えていってしまった。
- Re: 東方幻想女 ( No.1 )
- 日時: 2017/08/11 19:30
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
第1話 あっと言う間に・・・
霊夢「・・・そう、一応襲った奴の姿は分かるのね。
なら教えてくれない?」
妖魔「詳しくは分からないが、黄色と緑の目をしていたな。
身長は俺ぐらいだったか・・・。すまないがこれぐらいしか。」
霊夢「それだけわかれば十分よ、ね?紫?」
スキマが開き、紫が現れる。
紫「えぇ、後、大きな情報を持つ方がいらしてるわよ?」
紫の後に続き、綺麗な女性が姿を現した。
その体は微かに透けている。
???「名前のことや体のことは気にしないで。
珠美ちゃんの居場所は紫さんの能力ですぐ行けちゃうわ。
頑張ってね、そして気を付けるのよ。」
女性は手を振り、消えてしまった。
紫「・・・と、言うことだから行きなさい。もう繋げたから。」
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???「ねぇ、お姫様まだあの付喪神たちを信じてるの?」
珠美は眠ったままだ。
???「でもさ、来たら僕が殺しちゃうよ。」
普段のような狂気的な笑みではない。
どこか儚く感じるような慈悲深い笑みだった。
- Re: 東方幻想女 ( No.2 )
- 日時: 2017/08/11 19:59
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
第2話 第二の危険
???「・・・僕はね、幻想郷だよ。君と君の友達を
試したかったんだ。」
足音がして、そっちの方を向く。
妖魔「・・・返してもらう、珠美を。」
???「・・・うん、構わないよ?僕は君たちを試したかったんだ。
だから・・・。」
片手を握ると真斗が苦しみ始めた。
???「僕の代わりに彼が殺すんだ。」
すっと消える。
それと同時に異変に気付く。
真斗「・・・ククッ、ハハハハハハハハハッ!!
やっと、やっと人間の血が飲める!!!」
水輝「なっ!?」
瞬く間に水輝の懐に潜り込んでいた。
長く伸びた爪で右肩を貫いた。
すぐに抜き、後ろに回り右肩に噛みついた。
妖魔「・・・まさか・・・!?」
水輝の力が段々抜けていく。
完全に抜け切ると、真斗も離れゴクリとすべての血を飲み込み、
口元を舐めた。
大雅「あれが吸血鬼の時の姿ってことかよ。」
妖魔「・・・俺たちで止めれるかどうか、だが・・・。」
すでに真斗は狙いを定めていた。
その狙いは・・・・。
それに気づき、妖魔が走った。珠美のもとに。
- Re: 東方幻想女 ( No.3 )
- 日時: 2017/08/12 10:36
- 名前: ウェンズ (ID: 59nFPquI)
第3話 封印
妖魔「ッ!!」
真斗の牙は深く食い込んでいた。
妖魔は痛みに耐えながら真斗の首元を握る。
そしてそのまま引きはがし、持ち上げた。
真斗「ァ・・・ァ・・・コワイ・・・!」
妖魔「・・・すまない・・・。」
ふっと力が抜けた。
真斗の目には涙が流れていた。
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霊夢「・・・終わったわよ、封印。」
真斗も元に戻り、珠美も目を覚ました。
真斗の背中に大きく『封印』という文字が浮かび上がっていた。
霊夢「まぁ、あの姿になることはできるけどなるべく控えてよ?」
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???「・・・あ〜あ、やられちゃったな〜・・・。」
???「当たり前でしょう、彼女は皆を惹く力があるんですもの。」
おわり
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