二次創作小説(紙ほか)
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- 【文スト】絡み合うアイビー
- 日時: 2017/08/14 07:39
- 名前: なつめぐ (ID: eH6OJcrU)
忘却の彼方に君はいる
【注意】
◯文豪ストレイドッグス
◯二次創作
◯キャラ崩壊
◯シリアス
◯文才力皆無
◯腐注意
初めまして、なつめぐです!
どんなお話を書くのかと言うと、双黒、つまり太宰さんと中也の話ですね!
ちょっと腐フィルターがかかってるので、苦手な方はお控えください
- Re: 【文スト】絡み合うアイビー ( No.1 )
- 日時: 2017/08/13 17:26
- 名前: なつめぐ (ID: eH6OJcrU)
序章 said.N
「俺達は"相棒"と言う一線を引く」
俺と太宰との関係は、相棒だ。
一夜で敵対していた異能組織を壊滅させ、黒社会最悪のコンビとまで吟われた"双黒"。
それが俺達だ。
「俺達は"そういう"関係じゃない。"相棒"と言う絶対的信頼関係にある」
遊びだと、どちらかが好意を抱いていようと、ただ快楽に溺れ、処理の為に行われている行為でさえ、恋人なんて甘い響きの関係だからじゃない。
相棒だから、だ。
「だから、俺は"汚濁"を使う」
俺は相棒である太宰の選択肢を疑わない。
彼奴の作戦立案が間違っていたことはないし、嫌いだろうが絶対的信頼を置いているからだ。
それは太宰も同じはずだ。
だから俺は死をも覚悟する汚濁を使うことを躊躇わない。
「そう、だね」
ハッキリとしない曖昧な答え。
それでも太宰は俺の気持ちをわかっているのだろう。
だからこそ、信頼を置いてるからこそ、相棒だからこそ、
あのとき置いていかれたことに、反動が大きかった。
俺にとって、彼奴と恋人としてよりも、相棒として置いていかれることの方が辛かった。
そこで初めて気づいたのだ、太宰に抱いていた胸の内に。
でもそれはもう遅くて、怖くて怖くて、その感情に飲まれていきそうで。
だからあの日と同じように、平凡だった非現実的日常は、突然に崩れていく。
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