二次創作小説(紙ほか)

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ポケットモンスターThe・VS
日時: 2017/08/21 18:02
名前: 鈴怨 (ID: vyKJVQf5)

 「・・・っ!」

 激しい風が吹きすさぶ荒野で、3つの影が満月に照らされ長く、長く伸びていた。一瞬の静寂の後、2つの影は激しく衝突し、片方の影は吹き飛ばされた。

 「ぅ、ぅう・・・」

 吹き飛ばされた青年が起き上がると、既に目の前にはその青年を吹き飛ばした張本人が次の一手に転じていた。

 「!?(・・・早いっ!)」

 「ほう、今のを防ぐか。おもしろい」

 青年はかろうじて攻撃を防いだが、相手の猛攻に手も足も出ずにいた。

 「ホラホラホラホラホラァッ!!防御ばかりでは戦いにならんぞっ!!」

 一度距離をとってもすぐに間合いを詰められ、再び嵐のような攻撃が青年に降り注ぐ。

 「あれが・・・」

 青年の戦いをただ見守ることしか出来ない少女。その少女は無意識のうちにこう呟いていた。

 「あれが、伝説の・・・力・・・!!」

Re: ポケットモンスターThe・VS ( No.1 )
日時: 2017/08/21 18:30
名前: 鈴怨 (ID: vyKJVQf5)

 「さて、教科書のp121を・・・そうだなぁ、ハイロ、読んでみろ」

 「ぇ、あ、ぼ、ボクですか?」

 「早く!」

 「あ、はい!!」

 教科書のp121—ポケルギー—

 ポケモンの能力の一部分を薬に変化し、それを人間に投与することによって人間はポケモンの能力の一部を得ることに成功した。

 この薬の根元を発明したオーキドと呼ばれる人物はある年を境に一線から手を引いているが、彼を受け継ぐ物たちがその根元から薬を作り出すことに成功した。

 その薬は主に反乱軍(p97参照)や狂者(p221参照)の討伐や捕縛に持ちいられる。

 教科書のp97—反乱軍—

 2002年辺りから(理由は判明していないが)知能指数が異常に高いポケモンの存在が確認されるようになる。そのポケモン達は1つの軍を形勢し、人間の殲滅を宣言した。これによって以前から少しずつ着手されていたポケルギー関連の研究に対して莫大な予算が投資されることとなる。

 教科書のp221—狂者(きょうじゃ)—

 ポケルギーを悪用し犯罪行為を行う人間の事を指すが、基本的に狂者は単体での活動を行わず組織を形成していることが多い。狂者はポケルギーの過剰摂取により理性を失っている者も存在するが、これには激しい個人差があり、狂者級の力を保持していながらも平然としている者も存在する。(もちろん極少数である)

 「このあたりは特異重用だから丸暗記するように!ではこれで授業を終わります」

 「はい!!」

 生徒達が大きな声で返事をするとその教師は満足気に教室をあとにした。

 ポケルギーを体に摂取した特別な人間達。人は彼らをこう呼んだ。

 ザ・バーサス、と・・・。
 


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