二次創作小説(紙ほか)
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- 怪盗クイーンと旅行!?
- 日時: 2017/09/26 19:51
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
夢主です!
設定いろいろぶち壊す?
コメントくれたら嬉しいです!(屮°□°)屮
では。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.1 )
- 日時: 2017/09/26 19:56
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
opening
「紗那丸…。イヤよ、お姉さまを見つける前に、お前を失うなんて!」
少女は、絶叫して銀の狼にとりすがった。
しかし、狼は二度と泣いた少女を守ることも見ることもできなかった。
「私は、お姉さまを見つける。必ず」
彼女にとったら、地獄は無いにひとしい。
地獄の業火さえも彼女を煮ることはできない。
─────私は、誰よりも強くなる。強くならなくては。
彼女は、紗那丸の亡骸を抱えて夜空を見上げた。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.2 )
- 日時: 2017/09/26 20:08
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
scene1 陽香の怒り withジョーカー&RD
「クイーン!」
そう叫んだのは、ジョーカーじゃない。
ジョーカーのかわりに叫んだのは、黒髪を後頭部で結った漆黒の目の美少女。
つり上がった目から、彼女の怒りが分かるだろう。
「あなたは、私に約束しました。そして私も、いつかあなたが約束を果たしてくれると信じてました!でも、あなたは何もしません!これはどういう事ですか、説明をお願いします!」
ジョーカーとRDは、内心同じ気持ちだった。
しかし、銀髪の美の神に愛された美形の人物はのんきそうに、答えた。
「そうか。しかし、その約束はつい2、3日前じゃないかい?」
ブツッと切れたのは、陽香の堪忍袋の緒。
「365日前────1年前です!」
クイーンは耳をそらせて、知らん顔。
陽香はボソッと、
「それなら、やっぱり皇帝の方に行った方が良かったのかな?クイーンより、頼りになるし」
それを聞いて、クイーンは立ち上がった。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.3 )
- 日時: 2017/09/26 20:23
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
「この私が、お師匠さまに負けるって?それはないよ?ってことで、きみの約束を果たそうじゃないかっ!」
わざとらしいクイーンに、RDがぼそりと言う。
[それを365日前に言ってほしかったです]
クイーンは耳を後ろへ向けて、知らんふり。
「何はともあれ、あなたがやる気になってくれて嬉しいです」
ジョーカーが言うと、陽香も笑顔でうなずく。
そしてボソッと、
「紗那丸も、喜ぶよ。クイーンがお姉さまに会わせてくれるって」
と、陽香のスマホが鳴る。
相手の名前に、『エレオノーレ』と表示される。
「どうしたの、エレオノーレ」
『フフッ。陽香、今度ショッピングしたいの』
「ええっ、私もいいなーと思ってたの!」
会話が弾んで喜んでる陽香を見て、RDがつぶやく。
[良かったですね。彼女がもう1度、人を信じることができるなんて]
ジョーカーもうなずく。
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