二次創作小説(紙ほか)
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- 東方繋勇気‐けいゆうき‐
- 日時: 2017/09/29 19:21
- 名前: 桜之夢‐サクラノユメ‐ (ID: 59nFPquI)
私は田神 月(たがみ るな)。
運動は絶対無理、勉強はまあまあかな。
第一話 眉目秀麗ってこの人じゃね?
青空には吞気に雲が流れ、太陽が輝いている。
今日は少し暑い。
それでも大変な修行に挑む者だっている。
絶対に成し遂げたいなりたい目標があるから。
月はただ見に来ただけ。
それにお手伝いをしに来ただけなのだ。
窓拭きも箒掃除も終了。そのため少し見ていたのだ。
その中でも「え?」と目を疑うような綺麗な顔立ちの少年を見つけた。
臙脂色の髪に藍色の瞳、おまけに相手を圧倒するほどの強さ。
ここの剣術指南場の先生も若い人、そして幻想郷の強者として広く知られる存在だ。
平波 風翔(ひらなみ かざと)という名で剣術のプロだ。
風翔「・・・悪いな月、呼び出してしまって。」
月「あ、いや大丈夫です。あの呼び出した理由って・・・?」
風翔「お前も見ていて気付いたはずだ、アイツ『色染 美音』の実力を。
それに文の新聞で見たんだぞ?お前が本物と偽物を見ただけで当てたらしいな。」
月「そ、それはなんとなくだけど・・・。」
風翔「だが俺はお前の目を信じるぜ?で、アイツはもう一人前か?お前の意見を
聞きたい。」
う〜んと考えに考えた末、出した答えは。
月「一人前じゃないかな?良いと思う。」
そう言うと風翔は礼を言い、美音の元へ向かった。
後日、話を聞くと美音自体もそう言われるとは思ってなかったらしい。
でも納得してくれて彼は一人前となった。
- Re: 東方繋勇気‐けいゆうき‐ ( No.1 )
- 日時: 2017/09/29 21:44
- 名前: 桜之夢‐サクラノユメ‐ (ID: 59nFPquI)
第二話 オリジナルデザイナー
ー???−
本当にあの人間は危険だ。
理由など死神になら簡単に理解できるだろう?
あぁ、あの人間はいろんな存在を惹きつける不思議なモノを持っている。
そして可能性が秘められている、そうだろう?
だから奴を危険人物とする。
ー幻想郷ー
今日もここの天気は晴れ。太陽は彼女たちを照らしている。
太陽があれば影ができる、それは世の中も同じだろう。
良い人もいれば悪い人もいる仕方ないことだ。
問題はそこからどうやってそういう人たちと付き合っていくか、だ。
霊夢「そういえば月、貴方ずっと言ってたあれは完成したの?」
霊夢は空を見ながら足をブラブラさせる。
あれ、というのは彼女がかなり本気で作っているある力だ。
月「え、まぁ完成したけどまだ秘密かな〜・・・。」
魔理沙「月のことだしな、すごいじゃないのか?」
月「ちょっ、ハードルは上げないで!」
でも月は幻想郷にいる存在の力を扱えるようになり、さらにはそれを自分らしくアレンジ。
恋符「マスタースパーク」は人符「ヴォーリアスパーク」
繋符「シンパシースパーク・メディウム」などになった。
霊符「夢想封印」は霊符「夢想神酒」 夢符「神奈備妙珠」
繋符「妙珠と化すスターダスト」となったのだ。
- Re: 東方繋勇気‐けいゆうき‐ ( No.2 )
- 日時: 2017/09/29 22:33
- 名前: 桜之夢‐サクラノユメ‐ (ID: 59nFPquI)
第三話 横暴な兄貴さん
今夜は上弦の月が暗闇を照らす。
そしてある者は一人の死神の顔面を掴みあげていた。
その死神が最後に残した言葉それは謝罪であった。
そのまま地面に叩きつけ掴んでいた掌は真っ赤に染まっていた。
肩に大鎌を担いだ男は舌打ちをしながら宙に浮かぶ男を睨む。
???「・・・ここまでは予想してなかったな。まさかあの数を数十分で
片付けちまうなんて・・・夜空 雷夜(よぞら らいや)。」
雷夜と呼ばれた男もまた返した。
雷夜「オイオイ、俺は異変解決なんてする気はない・・・だがここで暴れられんのも
困るな。死神、ロクトだったか。」
ロクト「お前のことも調べ済みだ、人妖の兄貴って言われてるんだろ?
横暴だと聞いたんだが・・・」
そこで言葉に詰まりそのうち「・・・ふっ」という小さな笑い声がロクトから
零れる。
雷夜「笑うんじゃねえ!!それにここまで派手にやったんだ、今は帰った方が良いと思うぜ?
・・・まぁ、こっちにも情報集めが得意な奴らがいるし、すぐお前らのことは
すぐ広がるぜ?」
それだけ言うと雷夜は大鎌を振り下し斬撃と強風を起こす。
しばらくするともう雷夜の姿はなかった。
あの一瞬ですぐに消えた。
- Re: 東方繋勇気‐けいゆうき‐ ( No.3 )
- 日時: 2017/09/30 13:15
- 名前: 桜之夢‐サクラノユメ‐ (ID: 59nFPquI)
第四話 情報、夢と現の蟄竜
その戦いの夜が明け、出来事は幻想郷各地に広まった。
霊夢や魔理沙などの異変解決専門の者、滅多に異変解決に参加することがない者。
???「・・・今度は今までよりでっかい異変だな。」
アリス「吞気ねぇ、本当に。マギヤって・・・。」
マギヤと呼ばれた男はアリスを見る。
マギヤ「そりゃそうさ、驚くことないだろう?アリスが入れた情報だぞ?」
アリス「そうだったかしら。」
‐博麗神社‐
文の調べた範囲に説明された。
霊夢「確かロクトとかいうのは雷夜が戦ったことがあるんでしょ?」
雷夜「戦ったのは雑魚だけだ。だが本気を出すとヤバい、ここにいる奴らでも
敵わないかもしれないが唯一勝る者がいるとすれば月ぐらいか・・・。」
魔理沙「ちょっと待てよ!私らじゃあ敵わないのにどうして月なら勝るんだ?」
雷夜「・・・文はさっきアイツらが夢と現の蟄竜と月のことを言っていたと言ったじゃねえか。
蟄竜っつのは隠れた英雄っつう意味だ。」
なるほどとうなずく。
文「つまりそういうことです。黒幕だと思われる存在のことも名前だけですが聞き取れ
ましたし・・・これで満足なら良かったです、それでは私はこれで!ご気を付けて!」
文は空へ飛び出し、すぐに見えなくなった。
霊夢「隠れた英雄、ねぇ・・・正直あんな優しい月がそんなだとは思えないわ。
・・・で、なんでアンタはずっとそこにいたわけ?彪雅(ひゅうが)。」
霊夢はそういうと屋根の上を見た。
白い風が渦を巻きやがて消える。そこに見えたのは金色の目をした男、彪雅だった。
雷夜「普通に来れば良いものを・・・。」
霊夢「ずっとそこで聞いてたわけ?で、なんか用でもあんの?月のことかしら?」
魔理沙「・・・図星のようだぜ。」
彪雅は霊夢の隣に飛び降りた。
さっきの話を聞いていたということは月の事で何か用があったのだろう。
彪雅「彼女の強み、それは粘り強さ、母譲りなところだ。」
霊夢「あーそういえば私も見たことがあったわね。すごい集中力を持ってたわね。」
彪雅「・・・そして全ての力、多彩な能力に恵まれている。そして可能性を上げることが
できる彼女自身の力、それが蟄竜と言われる理由だろう。」
- Re: 東方繋勇気‐けいゆうき‐ ( No.4 )
- 日時: 2017/09/30 15:24
- 名前: 桜之夢‐サクラノユメ‐ (ID: 59nFPquI)
第五話 脚術を扱う者
人里から少し離れた道を歩いていた月。
そこで足を止めた、そこにいたのは自分と同じぐらいの少年。
???「確か田神 月ちゃんだったよね?急に止めてごめんね少し話してみたくて。
僕は八百染 颯士(やおぞめ そうし)、僕は脚術、蹴り技を扱う。
よろしくね。」
明るい笑顔で自己紹介し握手を求めてくる。
月も手を握り改めて自己紹介をした。
月「改めまして田神 月です。よろしくお願いします。あ、あの失礼を承知で聞いちゃうんですが
何歳なんですか?私は13です。」
颯士「月ちゃんと同じ13だよ。僕からもいいかな?嫌なら無理に受けてくれなくていいんだ
僕と手合わせをしてくれる?」
突然で驚いた。
少し悩んだが急いでいるわけでもない受けても構わないかもしれない。
月「は、はいお手柔らかに・・・。」
二人は間合いを取る。
颯士「じゃあ始めようか。」
最初に動いたのは颯士だった。瞬間その場から消え月の右隣に移動し、蹴りを放った。
月は仰け反り、一枚のスペルカードを手にする。
月『人符「ヴォーリアスパーク」』
スキマを開き手を当てる、当てた場所は・・・。
颯士「ガハぁっ!?」
手を当てた場所は颯士のお腹。
そこにゼロ距離で透けた虹色の太いレーザーを放った。
数十メートル吹き飛び、やがて体を引きずり止まる。
颯士(これが夢と現の蟄竜の力。)
- Re: 東方繋勇気‐けいゆうき‐ ( No.5 )
- 日時: 2017/10/01 15:11
- 名前: 桜之夢‐サクラノユメ‐ (ID: 59nFPquI)
第六話 勝利、神社
颯士「そうだね、僕の手の打ちも少し教えてあげるよ。『八百染流「天雷脚」』」
颯士の左足に青白い電気が帯電していた。
月の顔面目掛けて蹴りを放つも月に当たることはなかった。
颯士「なっ!?捕らえられなかった!?」
月『夢符「神奈備妙珠」』
颯士の周りには七色の枝のようなものが張り巡らされた。
少しでも動けば当たるぐらい。
颯士「・・・降参、僕の負けだよ。」
枝は消え、ふぅと一息。
月「ありがとう、じゃあ私はもう行きます。」
手を振り先に歩いていく。
‐博麗神社‐
霊夢「・・・まだまだあったかいわね〜。これが続くのが一番いいんだけど
そうも言ってられないか・・・。」
魔理沙「そうだな、今回は一番大変になると思うぜ?神は神でも死神だしな。
まっ、頑張るっきゃないぜ。」
歯を見せて笑う。
それにつられて霊夢も微笑む。
霊夢「私たちなりに頑張るとしますかぁ〜。」
魔理沙「それが一番だぜ!どうせ異変と聞いたらみんな参加すると思うぜ。」
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