二次創作小説(紙ほか)
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- あの懐かしい世界に
- 日時: 2017/11/03 09:00
- 名前: 青空 (ID: as61U3WB)
自分の目の前には一人の影があった。
ーえ?
痛い痛い痛い痛い痛い
ーなんでこんな!
痛いと感じて難病かしてから、自分の肩を見ると血だらけだった。
ーなんだこれは!やばい。
なにがあったんだというかのように考え込んで考えて考えた。
ー・・・
これはもしかして何日前かに実咲が言っていた...
ーくそぉ
俺はここで死ぬのか?まだ死にたくない・・・まだ俺はまだ死んでたまるか...絶対に
ー・・・
意識が遠くなっていく...少しずつ少しずつすると一つの光が見えた。実咲か?と思って焦りだしたが意識も朦朧としていて動けなかった。
ーホーブアウン!
という声とともに大きな音がして意識がとんでいったのであった。
- Re: あの懐かしい世界に ( No.1 )
- 日時: 2017/11/03 15:32
- 名前: 青空 (ID: V7PQ7NeQ)
日差しが痛いほど当たっていた。もう朝だ。とほんの少しずつ意識が覚醒していった。
「寝過ごした!?」
そして一気に歩の意識は覚醒した。
「くそ、学校の課題まだ終わってなかったのに。はぁ...これは正直に言うしかないかな」
昨日徹夜付でも学校の課題を終わらせようと決心したはずなのに数時間もしないうちにこの有様だ。
「今日から学校だってのに、課題残りすぎだろ!?」
「それお兄ちゃんが悪いんでしょ?」
歩の後ろから声をかけてきたのは妹の実咲であった。
「!?」
あまりにもビックリしすぎて机に足をぶつけ、痛がっていた
「お兄ちゃん大丈夫!?」
「あぁ、大丈夫だ、妹よ!それより、この課題どうすればいいと思う?」
「うん。お兄ちゃん自分で溜め込んだ物なんだから自分でどうにかして」
なんとも冷たい妹だ!と内心歩は思ったのであったがこれもまた仕方がない事なのだ。
「だから、何日か前にも少しずつやっておいたほうがいいっていったのにやらなかったお兄ちゃんが悪い。」
「そうだけど...」
「なに?」
「なんでもないです!!」
「そう。」
妹が今まで見たことないぐらい怒ってように見えたからである。
「あ、あの...妹様なぜ、フライパンを片手に僕を見てるのですか?」
「なぜでしょうね?」
妹の微笑にゾワッときた。
「とりあえず、早くご飯食べてお兄ちゃん学校遅れちゃうから!帰ってきてからお説教ね」
「はい、」
渋々頷くしかなかったのであった。歩は妹と違い自分の特殊能力に目覚めてなかったのだ。
「それより、お兄ちゃんさ最近近くで殺人が多いようだから気おつけてね?」
「はい。はい。」
めんどくさいので適当に流したところ1発フライパンで殴られるハメになった。
「痛てぇ...」
「お兄ちゃんが悪いのです。反省してください」
妹が朝から機嫌が悪いのはなぜだろうかと考えたところ休み中ずっと構ってやれなかったからだ。親はたんしんふにん父母と単身赴任で仕事が忙しいのかあんまり帰ってこられないのだった。
「妹よ、もうそろそろ機嫌を直してくれないか?」
「別に機嫌が悪いわけじゃないし」
「あんまり怒ってれば可愛い顔が台無しだぞ」
「・・・べ、べつに!?か、可愛いいなんて照れる」
「何二人揃ってイチャイチャしてるんだよ」
咄嗟に後ろをむくと翔がいて二人してビックリして転びそうになった。
「おいおい大丈夫かよ久しぶりに会ったからってそれは無いぜ」
やれやれというような顔つきで翔は手を差し伸べた。翔は同じ学校の同級生で至って普通の友達だ。
「大丈夫か?」
「すごくビックリしたぜ」
「ほら二人とも!学校遅れるよ!」
3人で学校まで走りギリギリ遅刻せずにつけた。
「体育館に集合するように言われてたな」
翔がそう言い体育館まで行くとほとんどの人がいて焦って席に座った。
「えぇ...では...生徒会長からの話です!」
先生がやる気のなさそうな声でそう言うと会長が出てきて話していた。
「・・・」
少しずつ眠たくなり眠りについてしまったのだ。
「約束だからね?またいつかどこかで絶対に会おうね?」
と一人の幼い子が目の前にいて歩はその子にうん!っと言って返したのであった。
「そこ!」
キーンとなるような音で生徒会長が呼んだ。歩はピクッとして夢から覚めたのであった。
「失礼、ではこれで私からの話は終わりにしたいと思います。」
「全員各教室に戻るようにそれでは解散!」
歩は教室に戻るとクラスはにぎやかだった。
「はぁ・・・まじ、ビビったぜ。」
今日1日で3回もビビらされている。
「何寝てんだよアホ」
「いや...眠たくて」
「お前さ、眠たいのはお前だけじゃないんだぞ」
「分かったから。で?生徒会長はどんな話をしてたの?」
はぁ...と言わんばかりに翔は説明してくれた。翔がいうには
ここは特殊能力に目覚めた者を育成する学校でその能力にはレベルが付けられていてトップの人ほど強い人の集まりだということだ。レベルを上げるには努力するしかないとの事。
「Lv0は俺だけかよ」
「まぁ、そーだな。どんまいどんまい。」
「そーいえばお前ってLv何ぼ?」
「Lv5だよ?」
Lv5レベルは8まであってLv5は結構強い方だった。
「目覚めた時からLv5にはなれる能力だったってだけだよ」
「どんな能力だよ!」
そのまま何事もなく授業も終わり帰ろうとしたら、
「ちょっと歩くんいいかしら?」
「あ、はい。」
生徒会長に呼び出されて歩は教室を出て廊下を歩いていると
「歩くん私のこと覚えてるかしら?」
「はい?」
「いや、何でもないわ」
教室につき中に入ると鍵をかけられた。
「歩くん話したいことがあるの」
「はい?」
「あなた自分がLv0って知ってわよね?」
「はい。」
「Lv0なのに何故ここに入れられたのはなぜだと思う?」
「目覚める可能性が高いからではないでしょうか?」
歩の親は父も母も目覚めていてLv8であった。妹の実咲も目覚めていた。
「そうでもあるわでもね?もう一つ理由があるの。」
「理由とは?」
「あなたを監視するためなのよ。」
生徒会長は静かな声で歩にそう伝えたのであった。
「なぜですか!?」
「あなたが危険な存在だからよ」
「でも、僕は能力どころかなにも出来ませんしなににも目覚めてないですよ?」
「うん。それでも上があなたは危険だと決めて監視をつけると決めちゃったの。」
「いや、でも!」
「だから、今日から私があなたの監視役として生活を共にしてもらうわ。」
「生活を共にって...」
「あなたの隣の家に引越しさせてもらったわ。」
「何故そこまで!?」
「ごめんね。詳しい話は今できないのでも、これから起こること全て自分のせいにしたらダメよ?」
「・・・」
あまりにも急すぎて歩もビックリし何も言い返せなかった。
「これだけ。帰っていいわよ。」
「はい。ではさようなら。」
静かに教室を出て歩は帰りながら考えていた。
「まぁ、考えてもわからんものは仕方が無いか...」
その夜のことだった。ピンポーンと家のチャイムがなり外に出てみるよ生徒会長がいた。
「今日隣に引っ越してきました宜しくお願いします」
「生徒会長!?ど、どうして来たのですか?」
「私をくることに疑問が?来て欲しくなかった?私悲しいわ」
と今にも泣きそうな顔で言われて慌てていると妹が出てきて、ビックリしていた。
「生徒会長じゃないですか!?」
「あなたは、実咲さんですね。今日からあなたのお兄さんを監視させてもらいますので宜しく」
「はい!?お兄ちゃんどうゆうこと?」
「いや、その...俺にもさっぱりだぜ」
歩は笑いながらそういった。
「あの...生徒会長説明してもらえますか?」
「ごめん。いまはできないのだから実咲さん。ことが過ぎるまで待ってもらってもいいかしら?」
「わかった。」
「それでは、おやすみなさい。」
とそれぞれ解散し部屋にもだったのであった。
「はぁ...何なんだろうな」
歩は寝っ転がりながら考え込んでいるといつの間にか寝てしまってたのであった。
「歩くん!大好き絶対ね」
と女の子が目の前に立っていた。
- Re: あの懐かしい世界に ( No.2 )
- 日時: 2017/11/03 15:38
- 名前: 青空 (ID: V7PQ7NeQ)
いつも朝が来るのは突然だと思っていた。
朝起きるとそこにはだれかがいた。
「実咲?おはよう」
「おはよう。」
いつもの実咲の声と全く違っていた。
急に焦りだし目を覚ました。そこには生徒会長がいた。
「せ、生徒会長!?」
「えぇ、生徒会長よおはよう歩くん。」
「何故ここにいるんですか!?」
「あなたの監視役だもの朝昼晩とあなたのそばに居るのは当たり前でしょ?」
生徒会長はスタイルがよく胸もそれなりに顔も可愛いというより美人だと思うほうだ。
いつももててる感じだが、彼氏がいない何故か疑問になる事があった。
「あの...生徒会長、一つ質問していいか?」
「なに?」
「彼氏っていないの?出来ないの?」
「はい?歩くん君は何を言ってるの?」
「いや、気になって」
「別にいいけど、まぁ、1日に1回は告られてるわ、断ってるけど」
「そ、そうですか...」
「何気になったの?」
これ以上聞いても逆に怒られそうだからやめとこうと話をすりかえ朝食を食べ外を出た。
「歩くん改めてよろしく」
「宜しくお願いします。」
「何お兄ちゃん改まっちゃって」
実咲が隣に生徒会長が隣挟まれてる歩は少し慣れない違和感があった。
「せ、生徒会長そ、そのぉ、何故か僕すごーく、睨まれてるような気がするんですけど」
「きのせいよ。」
「そー気のせい。お兄ちゃんは誰にも睨まれてません」
話を今にも終わらせようと実咲が無理やり動いたのであった。
その風景を見ていた登校している男子生徒は歩に少し怒りを感じていた。
「いや!やっぱり睨まれて・・・」
「そんなこと一回ずつ気にしないの!」
「はい。」
なんとなく理由がわかってきたきがした。生徒会長はもちろん実咲もかなりモテるという噂だ。そんな2人と一緒に歩いてれば勘違いされても仕方が無いとおもっていたのであった。
学校に着き教室に入ってからずっと痛い視線がそそがれていた。
「はぁ...今日も大変な1日になりそう。先が思いやられるぅー」
お弱音を吐き過ごしいた。
昼になり昼食を取り終えると次の授業の準備をしていた。
そして教師が入ってきて
「今日はここのクラス全員の特殊能力知っとくために外で授業を行う。皆外に出るように」
「めんどくせぇー」
と歩だけ、一人そう思っていたのであった。
皆外に出て1人ずつ自分の特殊能力を紹介していくうちに歩の出番になった。
「えぇ...僕はまだ特殊能力に目覚めてませんので見せるものがありません。」
適当に歩がいうとみんなびっくりしたのかえぇー!!!といわんばかりのこえをあげていた。
その中の1人梧桐が歩に向かって怒声を浴びせた。
「てめぇ、調子にのってんじゃねぇぞ!特殊能力に目覚めてない?目覚めてねぇのになんでこの学校にいやがるんだよ!」
「いや...それ僕に聞かれても...なんでだろう?」
ほんとに自分でも分からないのでそのままの形で話したはずが気にくわなかったのか、梧桐が歩の袖口掴んで
「おいおい、お前、目覚めてねぇならとっとと帰れよ!てめぇの居場所なんざねぇんだよ!」
「ちょっと梧桐くん、言い過ぎだよ!」
一人の女の子がそう言って近づいてきた。そのひとりの女の子は歩の幼なじみで同級生の相葉沙羅。事情があって最初の何日かは休んでいたものの丁度今日から復帰したのであった。
「なんだ?てめぇ、雑魚は引っ込んどけよ!てめぇ見てぇなのが一番うぜぇーんだよ。なにこいつ助けてヒーロー気取りか?」
「そ、そんなことないもん!歩くん私の友達だから友達として助けようとしてるだけだもん!」
ちっと梧桐が舌打ちをすると、
「てめぇ、こいつと違って特殊能力に目覚めてんだよなぁ?このまま終わってもこのイラつきが納まりそうに無いのよな。俺の相手しろよヒーロー気取りのおチビさんよぉ」
「目覚めてるけど...私の能力は...」
「あぁ?別にこいつとやってもいいんだぜ?能力目覚めてねぇやつとやったってすぐ終わるからてめぇと代わりにやるって言ってんだよ。」
「分かった!その勝負受けてやろうじゃないの!君みたいな人のことも考えずにベラベラ喋るような人は勝負で決めないとわからないもんね!」
そして放課後決闘することに決まった。
「今日はここまでみんな教室に戻るように。」
教師がそう言うとみんな戻って行った。
「おい、沙羅、その、ごめんな。面倒ごとに巻き込んじまって」
「別に歩くんのせいじゃないでしょ?それに歩くんにひどいこと言ったんだからちゃんと誤ってもらわないとこっちが気が済まないの!」
昔から面倒見のいい沙羅はいつも歩が問題ごとを起こしたり巻き込まれたりすると力になってくれたのだった。
「ほんとに大丈夫か?お前の能力まだめざめたてじゃん。それにあの梧桐ってやつ結構強いらしいぞ」
「大丈夫よ!あんな人こてんぱんにしてやるわ!だから見てて」
そして、授業も終わり、放課後試合場に集まったのであった。
「おい、よく逃げないで来れたもんだなぁ!」
「あなたみたいな人を怖がるほどこわがりじゃないの!」
「ちっその面叩きのめして謝らせてやるよ。」
「えぇ、上等よ」
戦いのルールは至って簡単。1人1本同じ木刀を持ちその木刀と能力を同時に使いこなし相手が降伏するか、気絶するかで勝負が決まる。
「あぁ、始めさせてもらうぜ!」
「えぇ!」
試合開始のホイッスルがなると二人同時に動き出した。
梧桐が木刀にエンチャントをかけ強度を強めると、
沙羅同じようなことをして木刀で戦っていた。
「──ッ」
木刀での試合は続き沙羅も少しずつ体力が削られていった。
「ハァハァ」
「まだまだいくぜおい!」
沙羅と梧桐の体力の差は大きかった。能力は何も一つではなかった。実戦をしていくうちにどんどん習得できるようなものだった。
「──!?」
急に沙羅が焦り始めたのであった。木刀の強度が足りなくて今にも折れそうなぐらい軋む音をたてていた
「ハァハァ」
「おまえ...やるじゃねぇかハァハァでも、まだまだこれからだぜ!」
「わ、私、私だって!」
2人は次の一撃で決めるようなかまえをとりほんの少しの間沈黙が続き、沙羅から乗り出した。
「おりゃぁぁぁあ」
「バシッ」
「バキッ」
一瞬のことだった。沙羅が突っ込んで行ったのを梧桐は交わし思いっきり木刀を叩きつけ、沙羅の木刀が折れたのであった。
「──!?」
「そこまでだな。」
そう言って梧桐は木刀を沙羅に振りかざすと、沙羅の背中に当たり沙羅は倒れそのまま動かなくなった。
おぃ!沙羅!試合を見ていた歩は観客席から飛び降り紗羅の所へと近寄り息があるか確認して梧桐にいった。
「おいおまえ、もう、木刀が折れてるの知ってたんだからここまでやる必要はなかったんじゃねぇのか!」
「その生意気な女が木刀折れたぐらいであきらめるかよ!」
おまえ!と言い掴みかかろうと思ったのであったがこれより先に沙羅を保健室まで連れ出さないとと、おぶっていったのであった。
- Re: あの懐かしい世界に ( No.3 )
- 日時: 2017/11/03 20:13
- 名前: 青空 (ID: V7PQ7NeQ)
「──ンッ?」
「大丈夫か!?沙羅!」
「歩くん?あぁ、私負けちゃったの...ごめんね。」
「んーん。そんなことない。俺の方こそいつもわるいな。」
歩が、暗い顔で言うと沙羅は飛び起きて顔を近づけてきた。
「──!?なんだよ!」
「いいや、歩くんにその顔は似合わないなって思ってさ」
「そうか?」
「うん!だから笑顔で行こう!」
歩のために戦いボロボロになって、負けたのにも関わらず沙羅は笑顔だった。
その笑顔を見て、歩は決心した。能力目覚めないなら無理やり目覚めさせようと、能力は誰もが目覚める訳では無い。なので、特訓して目覚める保証がないのも分かっていながらそう固く決心したのであった。
「俺絶対に能力使えるようになるから。」
「つかえるといいね。でも!無理はしたらダメ!」
「わかった。だから沙羅今はやすんでおけ。」
そう言って歩は保健室を後にした。
「はぁ...あいつ一体何考えてんだよ。」
心の中では感謝はしてるそれでも能力のない俺の代わりに出てくるなんて...いくら幼なじみだからと言ってやりすぎな事だ。
「あのさぁ〜さっきから何ひとりでぶつくさ言ってるの?」
「!?」
誰だと言わんばかりに後ろを向くと実咲がいた。あぁ、実咲かというような顔で
「なんだ?急に」
「いや〜お兄ちゃんが、いつもより怖い顔してるなーって思ってさ」
「そ、そんなことないぞ!」
いまは面倒ごとに関わらせたくないので何とか話を誤魔化してにげきり、歩は試合場まで足を運ぶとそこには丁度先生がいたので能力について特訓について聞いてみたところ
「あぁ...特訓したからと言って目覚めるものでもないんだよいや、そのまえに君みたいな能力に目覚めないでここに来た子はじめてだから、そればりは力になってやれない。すまん」
「いいえ、ありがとうございました」
それでなくても困ってしまった。どうするか...と考えていたところ生徒会長がきた。
「生徒会長!?どうしてここに」
「たまたまよ歩くんをたまたま見かけたから見に来たのよ。ここでなにしてたのかしら?」
「いや...特にそんな理由というか」
「能力について特訓でもするきだったのかしら?」
「はい。」
先生から話があったとおり生徒会長にもわからないそうだ。
それでも特訓って言っても何をすればいいのかわからなかったので、木刀をふりつづけていた。
そして何時間かたって、
「おいおい、能力がない奴が木刀を振ってるぜ」
「だっせぇなー能力目覚めねぇなら帰ればいいのに」
梧桐ともう1人梧桐の友達だろうか2人が歩に近づいてきた。
「おい、あの強がり元気か?俺にフルボッコにされて泣きじゃくってたりしてなかったか?」
と大笑いをして沙羅のことをばかにしていた。
歩は最初は気にしないようにしていたがあまりにも酷すぎることから少しきれて
「お前らさぁ1人のことをずっとバカにしてるけど恥ずかしいとかおもわないの?執着心どんだけあんだよ」
「あぁ?てめぇ、何調子に乗ってんだ?俺が今ここでおまえをぶちのめしてもいいんだぜ?」
少し気が引けたがもう下がれはしなかった。
「あぁ、決闘だ沙羅の分お前をぶっ飛ばして謝らせてやるよ」
「あぁ、お前が勝てたらな!無理だろうけど」
歩も梧桐も本気で言ってるそうで梧桐の友達がやめようぜと止めてきたのにも関わらずやることになった。
「明日の放課後ここで決闘だ。」
「あぁ、いいとも。」
ここで2人は別れそれぞれの場所へ行ったのであった、
そして帰り生徒会長とたまたま偶然にあってその事を話すと
「なにやってるのよ!馬鹿なの!いや!歩くん君馬鹿だよね!」
少し怒ってるようで心情が乱れながらも生徒会長は歩にあーだこうだと言っていた。
そして家につき家に入ると誰もいなくて
「あぁ、実咲はバイトかな?」
はぁ疲れたなと思いベッドにダイブそれからそのままクタクタしてねてしまったのであった。
「この先も必ず私のこと覚えててね約束ね」
また同じ夢を見た。目の前には女の子がいて自分に話をかけている。
その話をしている女の子の顔をよく見ると誰かに似ていた。
最後に
「やくそくね?」
といって、歩は目が覚めたのであった。
「はぁ、約束約束って俺どんだけ約束してんだろうな...まだ4時じゃねぇかよ!」
二度寝するかなと思い寝ようとすると布団の中に何か何かがいた。
「まさかこれって実咲じゃぁ」
覚悟を決めて布団をめくると実咲がいた。
あ...っと少し考え込んでなぜ実咲がここにいる?
俺の部屋だよなここ...そして数分考え込んでいると
ガサガサという音と共に実咲が起き始めたのだった。
そして実咲の格好をみると
「み、みさき!お、おまえ、なんで下着姿なんだよ!」
下着姿の実咲を見て歩は少しビックリした
「お兄ちゃん?おはよ。別に妹の下着姿見てもなんともおもわないでしょ?」
なんとも強引なと思いながら歩はベッドをでてみるとあまりの寒さにベッドに逆戻り
「お兄ちゃんまだ寒いからいて」
「そ、そうだな。」
「なぜ実咲がここにいる?」
「え?さむいから?」
じゃぁ、ちゃんとパジャマ着ろよと言い少し暇だったので背を向け合いながらスマホいじっていたら
「ねぇ、お兄ちゃん最近生徒会長と話してる?」
「なぜだ?なにきになるのか!妹よ」
と少しテンションあげめで言うと
「いや、監視するってことになってからお兄ちゃんと生徒会長が話してるの見てないなって思ってさ」
「いや、昨日一緒に帰りながら話してたぞ?」
ええ!?というような顔をして
から後に少し真剣気味に
「お兄ちゃんあの人には気をつけてね監視とか急に言われても普通なら理由を聞くのがあまたり前なのにきかされてないし」
「そうだな〜詳しくは聞かされてないな・・・事が済んだら話すって言ってたけどその事自体わからんしな」
二人で悩みながら話していくうちに日もすっかり上っていた。
「よし。学校行く準備をするか」
「うん!」
と言い歩はとっさに出たいくら兄弟だからといいいい年頃のなのだから。
「ふぅ〜やっと抜け出せた...」
そして普通に一日がすぎ放課後
試合上へ行き
「あぁ、来たじゃねぇか、能力も使えないやつがよく来れたもんだなそうだな〜ハンデを与えてやるよお前木刀2本でいいぞ」
ここは能力が使えないので仕方がなくそのハンデを受け試合が始まった。
「いくぜ!おりゃぁ」
「バシッ」
「バシンッ」
木刀と木刀のぶつかり合いで色々な音が出ていた。それでも梧桐の方が一つ上で少しずつ欠けていた。
「クソォー」
「はぁっ!てめぇ、能力のないのによくやるぜ、だからもうそろそろ楽になりやがれぇ!」
梧桐がそう叫ぶと木刀が1本半分になるまで折れていた。
それでももう一本は使わずに歩は戦い続けていた。
プライドができるだけハンデを使わないようにと使わせないようにしている。
「バシッ」
「ちっさっさっと」
バンッ!となった途端に歩は吹き飛ばされた。
それでも、戦い続けて
やっと、梧桐の木刀も使えないぐらいにまでなった。
梧桐は舌打ちをして言った
「だから!さっさっと寝ちまえよ!ぉぉぉぉお」
「!?」
梧桐の叫び声とともに何か異変が起きた。いや、梧桐の身体からすごい波動がでていた。
すると、人がぞろぞろ集まり出して実咲や生徒会長もいた
「お兄ちゃん!なにやってるの!?」
「歩くん!!それ以上は!」
ッという声とともに
「もうおっせぇんだよおまえ、死なねぇように頑張れよ。」
歩は少しずつあせりだした。これはやばいと
「ホーブソードぉぉぉお!!」
という叫び声とともに梧桐の手には剣が生成されていくようになった。
ホーブソードは基礎中の基礎能力が目覚めているものにはほとんど使える技だ。
歩以外は使える。これはやばいともう1本の剣を構えた。
「それいじょうやったらだめぇえ!」
実咲こえとともに梧桐が突っ込んでいった。どうにかもう1本の木刀でどうにかしているが、
相手は本物の剣。すぐに使えなくなる。
「くそぉー!」
という声とともに歩むも突っ込んでいった
「バシッ」
梧桐が剣を振るうと木刀がすぐに折れ歩は吹き飛ばされた。
「おにいちゃん!!!」
実咲がおおきいこえをだしてよんでいる。
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