二次創作小説(紙ほか)

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恋する資格
日時: 2017/11/23 23:38
名前: なき (ID: Mm9jHYga)

テニプリ虹夢なら。

Re: 恋する資格 ( No.1 )
日時: 2017/11/23 23:51
名前: なき (ID: Mm9jHYga)

頭脳明晰、容姿端麗、両家育ち、スポーツマン。常に彼を放っておかない人間は周りにいなかった。

「さすがだな、蓮二は」

小さいときからそんなことを言われて育った。

俺は、ある程度の教養、礼儀、周りの大人からの評判があれば生きていけることを知っていた。小学生のときから。

基本的に俺が全ての人間にたいして見下しているという感情を、人に対して、そのまま表さなければ事は済む。俺が常に含笑いをしても尚気が付かない。

バカだな。



ゲスっ子坊や柳蓮二くん(高校生)と闇っ子お嬢様貴八木あみちゃんのお話。

Re: 恋する資格 ( No.2 )
日時: 2017/11/24 00:02
名前: なき (ID: Mm9jHYga)

「あみは?!まだ家に帰ってこないの?!」

ガラスのテーブルを壊れんばかりに叩いたのは貴八木冴子(38)だった。深夜2時を回ったが、娘のあみは帰路にもつく気配がない。家に帰って来ない。

「本当に…あの子は自分のしてることがわかってんの?バカじゃないの、ガキのくせに夜遊びなんて!死ねばいいのに!」

泣き崩れる冴子の肩を支えるのは貴八木昌信(58)。貴八木家に「今年の8月」婿養子入りをした冴子の再婚相手である。

「もうやだぁ…なんなの…」
「さえちゃん、大丈夫だよ」




一生かけて私は母親を殺す。

Re: 恋する資格 ( No.3 )
日時: 2017/11/25 22:59
名前: なき (ID: Mm9jHYga)

女子には派閥とグループが憑き物である。

なにかに属してないと不安が常に押し寄せる状態に立たされる毎日。

「あみ〜!!今度のテニス部の試合見に行こ!」

立海大付属高校。難関大学選抜コースからスポーツ特待生まで扱う有名な私立の高校。特に硬式テニス部は男女共に、オリンピック選手を輩出していたり
、全本の強化選手も在学している。

「うん、公式戦?」
「違うよー練習試合」
「もちろん新人戦も見に行くよね?」
「それなー!」

いや、テニスとか興味無いし。大体他人の試合なんか見て何になるわけ?そんな暇あったら寝るかゲームしよ。

貴八木あみ。飲料水を販売する大手企業・株式会社貴八木の令嬢。どこからか湧き出る品のよさと(既に尽かしまくってる)愛想が、周囲に癒しを与えている。いわゆる癒し系アイドル。

「幸村くんたち早速試合出てんの!」
「やばい〜私の天使〜」
「早里奈、幸村くん大好きだもんねw」
「てか、あみと佑利子中学から持ち上がりじゃん?めっちゃ羨ましす」
「ずる〜」

どwこwがwずるいんだよ。私と佑利子ちゃん何もお前に対して悪いことしてなくね?

心の声がダダ漏れになる。自分本当に性格クソすぎて草生える。

「あみは幸村様と普通におしゃべりしてたよ」
「は?まじ意味わかんねー」
「うちも喋りたいぃ」

いや〜であればテメェらで話しかけに行けや〜

実を言うと、中学のとき幸村様と私の仲良かった子が付き合ってて、幸村様とその子が性不純行為大分やらかしてたの私が聞いたから、幸村様に固く口を閉ざすよう毎日言われてたんだよね。幸村様があまりにもしつこいし、意外とろくでもない奴だったから、結局別れちゃったんだよね。

その子の名前は河島真幸(通称・まさよし)。みゆきと読む。今も毒吐き会を開いている。県で一番頭がいい。

「席近かっただけだよ、幸村様に話しかけてみたら?」

地雷を踏ませに行くスタイル。


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