二次創作小説(紙ほか)

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東方以心録
日時: 2017/12/11 16:57
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

—じゃあ天理ちゃんの名前の由来はなあに?

—えっと四字熟語の天理人情です。

—世の中で正しいとされる物事や、人に受け入れられたりする
 物事の意味よね。変わった名前だけどとてもいい名前ね。

高世 天理(たかせ てんり)、母親は幻想郷に詳しく
紫と仲がある、そのため母親は私を幻想郷に送った。

〜そして今〜
私を住まわせてくれたのはアリス。
アリスは天風 奏真という人と夫婦関係にある。
まぁ仲が良くていいことだけど・・・だからその時は黙ってる。
まぁ妥当でしょ?

で、この奏真さんはなんとスサノオの魂を持っている。
アリスが出かけて二人だけが残された。

異変の序章 >>1-7


Re: 東方以心録 ( No.1 )
日時: 2017/12/10 17:44
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

其の壱 アリス留守中

アリスが出かけて数分。
前不利なしに紫が二人の前に現れる。
「ビックリした!紫さん、せめてノックして・・・」
「ごめんなさいね、アリスがいなかったのは想定外だけど
 はい、これ」
紫は少し古ぼけたノートをテーブルの上に置く。

「なんだこれ?ノートか?」
「えぇ、天理の祖先についてのね」
「なんでご先祖様のことが書かれてるノート?」
「じゃあ私はこれでアリスとかが来てから見ときなさい」
「え、ちょっと・・・!」
引き留めようとするも消えてしまいノートだけが残っていた。



数十分後、帰ってきたアリスに事情を話した。
「・・・そうなら見てみましょうよ、それ」
「そうだな、開いてみるか」
奏真がノートを手にすると辺りは光に包まれた。







そして三人は高天原に立っていた。
「ここは高天原か・・・」
「あ、ねぇあそこにいるのって・・・」
アリスの指差した方向に二人の神がいた。
転生前の奏真、須佐之男命と伊邪那岐と伊邪那美だった。
そしてその前に立っていたのは黒髪の女性。

Re: 東方以心録 ( No.2 )
日時: 2017/12/10 18:21
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

其の弐 神と高世

どうやらアリスたちの姿は見えてないらしい。
「人間、名を名乗れ」
黒髪の女性は深く下げていた頭を上げる。
「はい、高世と申します」
「高世、貴方は私たちが見えるのね?」
「はい、でもなぜ私をこんな美しい場所へ?私のような者には
 もったいないですよ、他にも私より良い人がいると思います」
「なぜ、ですか・・・私と伊邪那岐はずっとあなたを見ていたのです。
 貴方ほど明るく慈悲深い者を見たことがない、そして貴方は
 巫女をしている、どうでしょう?私はもっと貴方を知りたいわ。
 此処にいてくれないかしら?もちろん地上への行き来は貴方の
 自由にするけれど・・・」
高世は少し考え頷いた。



高世は地上に降りた。
「高世様、ありがとうございます」
そのうち彼女は村で『現人神の巫女』と呼ばれるようになった。



そして数億年後、次は高世 神埜(たかせ かみの)。
母親も父親もいなくて辛そうだった。
「そうだな高世の子孫のことなら覚えておこう」
「えぇありがとうございます伊邪那岐様」
「お前ももうすぐ婆さんになるんだろ?孫はなんて名前を
 付けるんだ?」
「ちょっと今じゃ変わった名前だけれど天理、四字熟語からって
 意味もあるけど高天原の天、理は理つまり道理の意味です」
「・・・その名前、覚えておいてやる」

Re: 東方以心録 ( No.3 )
日時: 2017/12/10 18:53
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

其の参 少女と剣神

そして天理が生まれた。

静岡にある小学校。
その日、二つ年上の男の子に声をかけられた。
「なぁなぁ名前、なんていうんだ?」
「高世 天理、です」
「天理?なんかカッケエ名前だな!」
「そ、そうかな・・・///」




そしてアリス邸に戻ってきた。
「高世、なんとなくだが思い出してきたな」
「すごいわね天理の先祖は神様と仲が良かったなんて」
「自分でも驚いてるよホント・・・」


炎の森の中、一人の少女が迷い込んでいた。
「きゃあ!」
その少女はつまずき後ろを振り向く。
異形の怪物が少女を喰おうとしていた。
「こ、来ないで・・・誰か、誰かぁ!!」
怪物の触手が捉えようと伸びてきたその時だった。
「邪魔だ」
ドサッという音がし少女は恐る恐る目を開ける。
一人の男がこちらに近寄り屈む。
「大丈夫か?立てるか?」
「は、はい・・・あのありがとうございます」
「迷ったようだな。俺が出口まで連れてってやろうか?」
「え、えっとありがとうございます。ぜひお願いします」

Re: 東方以心録 ( No.4 )
日時: 2017/12/10 19:24
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

其の肆 帰還する少女

「あのお名前を聞いてもいいでしょうか・・・?」
少女はそう口にした。
「俺はガイト、お前は?」
「えっと私は瑠奈です・・・私、紫っていう人に連れてこられて
 そしたらいつの間にかここにいて・・・」
「・・・そうかこの先を歩いていけばアリスの家だ。
 一人が怖いならそこにでもいさせてもらえ」
ガイトは後ろを向き森の中へと帰っていく。

「あ、あのぉ!・・・行っちゃった・・・」
瑠奈はガイトに言われた通りまっすぐ歩いていく。
そしてアリスの家を見つけた。
丁度その時、天理がドアを開けた。
「あ!どうしたの?とにかく入ってきなよ」
天理は瑠奈の手を引き家の中へ入った。


「そうガイトが、ここを・・・?」
「はい・・・あの私、外の世界に戻りたいんですけど」
「あーその辺は問題ない。紫、この子を返してやれよ」
紫はスキマから顔を出す。

「分かってるわよ、ごめんなさいね急に・・・さ、ここを通れば
 貴方が元いた世界よ」
紫のスキマの中に瑠奈は入っていく。

Re: 東方以心録 ( No.5 )
日時: 2017/12/10 21:02
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

其の伍 異変が始まるころ

仁凪 礼夜(ひとなぎ れいや)という少年は
奏真の弟子的存在だった。
「礼夜くん、お疲れ!」
天理とアリスが出てくる。
「じゃあ今日は終わりにするか」
「もう昼食はできてるしみんなで食べましょうか」

 ★

「・・・これから我らの願いのため理想郷計画を始める」
一人の男は周りにいる者たちにそう告げた。
「シャグラン、では影たちの完成を急いだほうがいいですよね?」
「あぁ、頼んだぞ?翔魔(しょうま)」
「もちろん」
「俺はとりあえず彼らのところにでも行ってくる」
「しかし貴方がこれから異変を起こすと知れば彼らは!」
「あぁ分かってる、だが気にするな」

 ★

アリスは翌日、突然消えてしまった。
三人も冷静だっただが異変は怒った。
「誰?なんでアリスと同じ姿を・・・」
赤い目をしたアリス?が家の前にいた。
「誰ってそんなの見ればわかるでしょ?私はアリスよ
 もしかしてたった一日で忘れたってわけじゃないわよね?
 でも私と奏真以外、ここにはいらないわ」
三人が同時に攻撃を避ける。

「やっぱり三人にこんなのはきかないのね」
「アリス、じゃなさそうだね」
「えぇさっき私はアリスと言ったわね?でも私はアリスを基に作られた
 影、そうね狂愛っていうの」
可愛い笑顔だがその笑顔の裏には何か恐怖を感じるものがあった。


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