二次創作小説(紙ほか)
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- BLEACH−新−
- 日時: 2017/12/20 21:10
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
二人の親子、天堂 千月(てんどう ちづき)
15歳、長身の163㎝の女子。
その父親、飛永(ひなが)もまた長身、そして高校生じゃないの?と
思わせるぐらい若く見える。
「は、はい?お父さん一護くんと同じ死神だったの?」
「まぁ今は人間として生きてるがな。だからこっちの刀を
千月にくれてやる」
その形はまさしく日本刀、ほんのり白い輝きを放つその刀、
斬魄刀・・・。
「それは斬魄刀、神楽っていうんだ。じゃ、とりあえず実戦で
戦い方を学べ」
「え?」
- Re: BLEACH−新− ( No.1 )
- 日時: 2017/12/21 14:57
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
瀞霊廷
片膝をつく一人の若い死神の少年。
「なっ、それは本当なのか!?桜月(さつき)」
桜月と呼ばれた少年は立ち上がり懐に持っていた紙を
取り出す。
「皆様より前の世代の死神の中でとびぬけた強さを誇っていたみたいで、
茉莉 飛永、彼の斬魄刀の名は神楽、詳しいことは分かりませんが、
時には刀に、時には短刀にもなったと書いてあります。
ルキア様から聞いた話ですがどうやら彼の娘にその刀が渡ったようです
名は
——千月と」
★
「あれが虚(ホロウ)!?」
黒い服に身を包み死神となった千月の目に怪物が映る。
「あぁ、つまりあの怪物と戦うってことだ、行くぞ!」
自分以外の全員が一斉に動き出す。
千月も慌てて飛び出そうとするもすでに後ろに虚がいた。
「っと!」
慌てて神楽で防いだ。
「確か・・・“光輝解放!神楽!”」
「なんだ!?この霊力と霊圧、まさか千月から!?」
「たわけ!まだアイツはなり立てだ、そんなはずは・・・そんなはずは
だが・・・飛永という男について桜月が」
言いかけたときだった。
「ルキア様、調べてまいりました」
桜月は調べた全てのことを話した。
「な、先代時代に最強ともいえる力を持つ茉莉 飛永が!?」
「私の推測は正しかったようだな。それが本当だという証拠は
すでに目の前にある、桜月見ていろ」
「“火炎乱舞”」
千月は神楽を横に薙ぎ払う、するとそこから赤い火炎が放たれ
虚を包み込み燃やし尽くす。
「・・・で、いいんだよね?」
- Re: BLEACH−新− ( No.2 )
- 日時: 2017/12/21 17:08
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
また翌日、夜中に一護に連れられ千月はその後を追う。
遅れてたどり着いた千月の目にルキアと両肩を斬られた一護、
そして二人の死神。
「っ!二人ともっ!!」
神楽を振り下した。
二人の死神と一護の境目に白い結界が現れる。
「千月!?なんでお前・・・」
「そこのところは触れちゃダメだよ、兎にも角にも
これ以上のことはさせませんよ」
神楽に結界が吸い込まれていく。
★
で、展開は早いが尸魂界へ乗り込むことに。
千月だけは別のところにいた。
「尸魂界に乗り込むか、随分とド派手な作戦に出たな」
飛永はその話を聞き、喉を鳴らし笑った。
「俺の血を引き継ぐお前だからこそできることを教えてやる。
尸魂界の瀞霊廷は球体上に霊力を弾くだったかな?結界が
張られている。力は温存したいだろう、だから結界に干渉して
お前だけが自由に出入りできるようにする」
「やり方ってどうやって?」
「簡単だ、少し神楽を貸せ」
神楽を飛永に手渡し、飛永は近くの大木に強い結界を張る。
「いくぞ、神楽!“一刀両断”」
静かに結界が消え、白いワープゲートが開いた。
「言っとくが一刀両断は俺がなんとなくで叫んだだけ名前は
お前が付けろ。そしてこのゲートがどこに続いてるかも知らん。
そこらへんは覚悟しとけよ?」
「う、うん」
各々の準備はでき、ついに瀞霊廷へと足を踏み入れる
- Re: BLEACH−新− ( No.3 )
- 日時: 2017/12/21 18:12
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「よかった一護くん。頑張ろうね」
「あぁ絶対ルキアを助け出すぞ!」
そう言いつつ駆けていた時だった。
桜色の髪をした少年の死神がいた。
「テメエ・・・桜月!?」
「ま、まさか邪魔しに・・・!?」
「そ、そんなまさか僕は手助けしに来たんですよ。
近道があるので見つかる前に!」
桜月の後を追い二人は駆けていく。
どこを走っているか二人には分からない。
「桜月くん、こんなことして大丈夫なの?私たちは侵入者で
敵みたいなものでしょ?」
「大丈夫ですよ、ルキア様に頼まれましたからね」
桜月は目を細め斬魄刀を抜いた。
「“桜花の円舞”(おうかのワルツ)」
一振りすると桃色の斬撃が死神の軍団を切り裂いた。
「もう気づいたみたいだ、急ごう」
更に速度を上げ道を進む。
数十分走り続け足を止める。
「剣八!?となると先で待ち構えているのは・・・」
「あぁ恋次だ」
「・・・なら二人とも私がここでどうにかするよ」
「大丈夫なのか!?」
「ノープログレム、一護くん。どうにかなるって、さぁいったいった」
二人の背中を押し強制的に行かせる。
その勢いに押され一護と桜月は先へ進む。
その様子を見つつ、神楽を握る。
「光輝解放!神楽」
「ッ!神楽、だと!?」
「さぁさぁ少し急いでるので早めに終わらせますよ!
(とはいっても倒れてくれそうもないしどうにか拘束して
逃げるしか方法はないか)
“奥義「高貴な向日葵(ロイヤルサンフラワー)」”」
「ッ!?」
すぐのことだった、いつの間にか相手は大きな向日葵に縛られていた。
- Re: BLEACH−新− ( No.4 )
- 日時: 2017/12/22 16:13
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
まだあまり時間は経っていないことを確認し
急ごうと走っていたがすぐ足を止めた。
大きな桜色の狼が千月のもとに歩み寄り、そばまで来ると
屈む。
「・・・もしかして乗れってこと?」
そうなのだろう、狼は小さくうなる。
千月が上に乗るとすぐに走り出す。
颯爽と道なき道を駆けていく狼と千月。
★
「やぁやぁルキアちゃん、大丈夫かい?」
暗い牢に明るい男の声がする。
「その声、まさか!でもどうやって来たんです?千月の御父上、それに
その姿、本当に死神だったのですか!?」
黒い服に刀を佩いた飛永の姿だった。
黒髪に一筋金色のメッシュが入っていた。
「簡単だ、一護くんと千月が来る前に君のことをどうにかして
二人を手伝うって話さ。じゃあ少し我慢してくれ」
飛永は隊長らなどが集まる場所へと向かった。
ドンッとドアを開け部屋へと足を踏み入れた。
「何者だっ!?」
「おわっと、驚いた。俺はただの死神、ちょっと話をしたくて
ここまで来たんだ」
首筋に斬魄刀があてられる。
「・・・そうだな茉莉 飛永って名前だ」
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