二次創作小説(紙ほか)
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- 捕まった烏間先生
- 日時: 2017/12/26 13:07
- 名前: 白銀 (ID: zKniY0ST)
皆さんこんにちは。白銀です。今度は銀魂ではなく暗殺教室の夢小説を書いてみようと思います。
今作ですが、イリーナ先生は出てきません。イリーナファンの方ごめんなさい。代わりにオリジナルキャラクターを入れてみました。イリーナ先生と同様に殺し屋です。プロフィールを書いておきますね。
名前 詩織
年齢15歳
なぜ椚が丘中学校にいるのか 烏間先生に恩があるから
職業 殺し屋
殺し屋としての名前 夜叉(他の殺し屋から恐れられている)
殺し屋になったきっかけ 殺された家族の復讐
性格 3年E組の人には警戒されないように優しく明るく接している、だが本性は無表情無口、本当は女だけど男っぽいしゃべり、烏間先生を「惟臣」と呼んでいる、自分のことを「俺」と呼ぶ
見た目 全身黒い服を着ている、オッドアイ(右目は黒、左目は光の加減で色が変わる)例:赤、灰色、青、緑、etc そのため左目は髪の毛で隠している、男に間違われる、背中と腰に刀をさしている、体の至る所に武器を隠し持っている、背中に深い傷がある
好きなもの 犬
嫌いなもの 虫
その他 自分では気づいていないが烏間先生が好き、烏間先生と一緒に住んでいる(家がないから)
こんなふうな設定で行きます。苦手な方は読むのを中止してください。
↓ではどうぞご覧ください。
——ガラガラ
職員室に誰かが入ってきた。
「惟臣、まだいたのか」詩織だった。
「ああ、まだ書類が残っていてな。」
「手伝おうか?」かける言葉はどこかやさしげだ。
「いや、もうすぐで終わるからいい。」
「そうか、帰れるのか?」
「ああ、だが先に帰っていいぞ。」
「わかった。」そういうと詩織は学校を出ていった。
「ふぅ・・・少し外の空気を吸いに行くか。」
気分転換のため外に出た烏間は異変に気付く。そしてすぐに臨戦態勢に入る。
「何者だ。」暗闇に向かって話す。
「くくく・・・」不気味な笑い声が返ってきた。そしてその声のする方向へ向き直ると、そこには見たこともない人物がこちらへ歩み寄ってきた。
「何者だ。」烏間はもう一度聞いた。
「何、怪しいものじゃない。少しあんたに聞きたいことがあってね。どうだい?俺の頼み聞いてくれないかい?」不気味な笑みを浮かべた男はそういった。
「断る。あいにく俺も忙しいんだ。それにまだ仕事が残っている。」烏間はそういった。
「だろうな。あんたならそういうと思っていた。いうことを聞けないのなら、力ずくでついてきてもらうぞ。」
「お前は何を知りたい。」
「お前がよく知っているだろう。殺し屋夜叉について。くくく・・・」
「知らんな。俺は殺し屋のことなんてあの有名な死神くらいしか知らないぞ。」
「嘘はよくないなぁ、嘘ついたら針千本って知らないのか?」男はそういうとふところから、長くて鋭い針を何本も取り出した。その針は妙にきらきらしていた。
「この針にはなぁ、ちょっとした細工がしてあんだよ。触らないほうがいいぜ。くくく・・・」
(まずいな・・・ここはいったん退くか)烏間が距離をあけようと後ずさった途端、男から針が飛んできた。それも一方向だけではない。四方八方から飛んできた。
「なっ・・・!」烏間は飛んできた針のうち何本かはよけることに成功したが、完全によけきることはできなかった。烏間の頬をかすめたのだ。
「くくく・・・さすがによけきれないだろう?そろそろ効いてくるはずだ。」何がと聞きたかった烏間だったが、それはできなかった。視界が急に歪み始めたのだ。平衡感覚がなくなり地面に膝をついてしまう。
「うっ・・・」頭がくらくらして気持ち悪くなる。意識が遠ざかる。何もかもぼんやりしてきたが、男がこちらに歩み寄る足音だけがはっきり聞こえた。かすむ視界の中、男の顔だけが妙にはっきり見えた。
「お・・・・・・ま・・・え・・・は・・・」そこで烏間は意識を失った。
そのころ詩織は、携帯に連絡しても返事がなく、家にも帰ってこない烏間を心配した詩織は、次の日の朝、すぐに学校へ向かった。職員室に駆け込んだが烏間はいない。机の上に置いた書類もそのままになっている。職員室の中は特に荒らされた様子はなかった。
「惟臣・・・どこだ。」詩織は烏間の名前を呼びながら、学校を捜しまわった。するとそこへ、殺せんせーが来た。
「おや、どうしたのですか?そんなに焦った様子で?」
「いないんだ・・・」
「いない?」
「惟臣がいないんだ・・・どこにも・・・」
「何ですって!?詩織さん。何か心当たりはないのですか?」
「知るわけないだろ!殺し屋は恨まれて当然だ!心当たりなら多すぎて絞り込めるわけないだろ!!」
「あの、どうしたんですか?二人ともそんなところで?」登校してきた渚だった。
「あっ、これはですね・・・その・・・えっと・・・」
殺せんせーが答えに迷っていると渚が手紙を渡してきた。
「あの、これ、朝知らない男の人が門の所に立っていて、この手紙を詩織君に渡してくれって、預かったものなんですけど・・・」詩織はその手紙を受け取り中を見た。手紙の内容はこうだった
『殺し屋夜叉へ やあ、元気かい?俺はとても元気だよ。なぜなら俺にとってとてもいいことがあったからね。知りたいかい?知りたいのなら封筒の中に手紙と一緒に入れた写真があるからそれを見るといいよ。後俺、一回こういうの書いてみたかったから書くね。烏間惟臣は預かった。返してほしければ夜叉ひとりで来い。指示が聞けない場合にはただちに人質を殺す。それじゃ、君の大事な人が死んじゃう前に俺の所へ来てね。場所は群馬県赤城山その山には今はもう廃墟と化した山小屋があるんだけど、そこに来てね。待ってるよ。』と、書かれていた。詩織はあわてて封筒の中の写真を引っ張り出した。そこには、椅子に座らされ手を後ろで拘束され、上半身裸でぐったりしている烏間の姿が映っていた。
「・・・これはっ」殺せんせーも驚いた様子で写真を見つめている。
「そんな・・・俺のせいで・・・惟臣が・・・」
詩織はひざから崩れ落ちた。
「詩織君、しっかりして!」渚があわてて詩織を支える。
そんな声を聞いたのか3年E組のクラスメイトがぞろぞろとこちらへやってきた。
「渚君、どうしたの?」赤羽業だった。
「業君、実は・・・」渚は今の状況をクラスメイトに伝えた。
「助けるためには、詩織君が一人で行かなきゃいけないんだけど・・・」渚は、力なく写真を見つめる詩織を見た。
「俺が行く。俺が助ける。」そういうと詩織は立ち上がった。
「行くって、どうやっていくんだよ?」寺坂だった。
「寺坂君の言うとおりです詩織さん。まずは作戦を練りましょう。」殺せんせーがそういうが、
「そんなことをしている時間はない!あの写真を見たか?今にも死にそうだったじゃないか!それに犯人は俺を名指しで指名してきている。お前たちは足手まといになるだけだ!」
「詩織さん、落ち着いてください。こういう危険な状況こそ冷静になってこの状況からどうやって脱出するかを考えなければいけないとこの子たちに教えたのはあなたですよ。それを教えたあなたがそんなことではいけません。」
「けど・・・惟臣が・・・」詩織は消え入りそうな声で言った。
「大丈夫、烏間先生がちょっとやそっとで死ぬと思いますか?あなたが一番そばで彼のことを見てきたのではないですか。」
「・・・・・・わかった。」
「では、まずどうやってその指定された場所まで向かうかですが、私が詩織さんを抱えてそこに行けばいいと思います。マッハ20ならばすぐにつきます。」
「せんせー、待って!」倉橋だった。
「私たちも参加させてください!」他の生徒たちからも声が上がった。
「どうしますか、詩織さん。」
「・・・さっきはごめん。ちょっと動揺してた。惟臣を助けたい人」
全員が手をあげた。
「ありがとう。・・・律!」
「はい、ここに。」
「敵はおそらくひとりじゃない。何十人も山小屋の周りに配置しているはずだ。それぞれの位置の把握と、生徒たちにアドバイスを与えてほしい。」
「了解です。」
「千葉、速水」
「ここにいる(わ)」
「二人は援護射撃を頼む。」
「「了解」」
「寺坂、村松、吉田、」
「「「おう」」」
「三人は少し危険だけど、俺と一緒に正面突破だ。」
「おれはどうすればいいの〜?」業が聞いてきた。
「業も俺と一緒に。・・・渚も、頼める?」
「僕が烏間先生を助けるのに役に立つなら、何でもするよ!」
そのあとも詩織は生徒たちに指示を出し、烏間がいる所へ向かおうとしていた。 続く
ごめんなさい。続いちゃいました。なんか文字数がオーバーしそうなので。でも続きはすぐに書きます。これを読んでくれた方、ぜひ続きを楽しみにしていてください!
駄作ではありますがよろしくお願いします!