二次創作小説(紙ほか)

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カラ松事変もの
日時: 2017/12/26 17:39
名前: とあ (ID: aU2V5DNl)

どーもー、とあです!
まー、いまだにカラ松事変を引きずってるカラ松ガールですw
まあ基本カラ松事変ものを書いていきます。
私の他にも書いてくれる人がいたら大歓迎です!(事変もの以外でも、おそ松さんならおk)
駄作なうえに亀更新ですがよろしくお願いします。

※ストーリーによって、流血表現、病気表現、死ネタなどが入る場合が あります。それでも大丈夫な方のみお進み下さい。

Re: カラ松事変もの ( No.1 )
日時: 2017/12/27 19:48
名前: とあ (ID: aU2V5DNl)

早速一個目書いていきます。(シリーズものなのでながくなるかも…)



頭の包帯をゆっくり、慎重に取る。よし、傷はそこまで目立たない。
この怪我を負った原因はあの誘拐事件。
幼馴染のチビ太が経営するおでん屋のつけを溜めに溜めた結果、六人兄
弟の次男である俺がチビ太に誘拐された。
俺の身代金は100万。もちろん、ニートで親の脛を齧って生きている兄弟にそんな金はなく、さらにおやつの梨が出てきたことによって俺は忘れられてしまった。
その後リベンジということでチビ太に家の前で火炙りにされていたところを兄弟達に鈍器を投げられた。
チビ太に道路に放置され、車に轢かれ、俺はだいぶ危険な状態で病院に運ばれたらしい。
さらに後日。医者を説得し、ボロボロな体で家へ帰る最中に真っ赤な夕日に照らされ、一列に並んで微笑ながら帰る兄弟の後ろ姿を見つけた。
「扱いが全然違う!」
俺は叫んだ。兄弟には届かない。でもそれでいい。
大声で叫んだことによって、気持ちが整理出来た。

(仕方ないよな…。ご近所さんからの梨は魅力的だし、貴重な睡眠時間を邪魔した俺が罰を受けるのは当然のことだ。それに、俺を助けたところでなんの得もないしな。)

家に帰ったあとも周りの反応は冷たく、心配なんてされなかったがそれは当然だろう。
みんなは何も悪くないからな。


Re: カラ松事変もの ( No.2 )
日時: 2018/01/12 17:06
名前: とあ (ID: aU2V5DNl)

<一松SIDE>
『しばらく療養のために客間にいることにする。』
これが一番最近のあいつの言葉。最近といっても三日前。随分長いことあいつの顔を見れていない。本当は今すぐにでも客間に飛び込みたいのだが、松野家の神である松代に立ち入り禁止といわれているため、それも叶わない。
(まあ、怪我させたの俺らだしな…)
忘れているわけでもないし、言い訳をするつもりもない。
兄弟喧嘩により相手に酷いことをするのも少なくはないが、あれはあまりに一方的で、大きすぎた。
あいつが帰ってきたときは動揺してつい心にもないことを言ってしまったが、あいつはなにも悪くない。
その日の兄弟会議(カラ松を除く)でいつもはクズな長男が
「ある程度良くなったら、全員で土下座した後にうんと甘やかしてやろう!」
と兄貴らしいことを言い、俺らも賛同した。
(あいつのことだし、それでいつも通りになるだろ)








この時の俺はなんて馬鹿だったのだろう。
俺らの非道な行為と甘えた考えは、ある意味で最も最悪な結果を生んだ。

Re: カラ松事変もの ( No.3 )
日時: 2018/01/17 20:14
名前: とあ (ID: aU2V5DNl)

<チョロ松SIDE>
「何を謝っているんだ?」
一つ上の兄の言葉に僕の体は硬直した。
(相当怒ってるんだろうな…どうしよう。)
少し前、僕達はカラ松に酷いことをして、大怪我を負わせた。
カラ松が家に帰ってきてからしばらくの間は怪我を悪化させないようにと、松代からカラ松のいる客間の出入り禁止を言い渡されていた。
その禁止令が解けた今日。僕達五人はカラ松に謝った。
謝っても許されないようなことをしたという自覚はあったがそれは謝らなくてもいいということにはならない。
僕達なりに誠心誠意謝った。その返事がこれだ。
顔をあげることが出来ないからカラ松がどんな表情をしているのかは分からないが、きっと怒った顔だろう。
しばらく緊迫とした空気が漂う。みんなもきっと同じことを考えているのだろう。誰も何も言わない。
(仕方ない。)
僕は顔をあげた。
「何って…ほら、この前の、誘拐事件?で、、、あの、、僕ら結構酷いことしたじゃん?それのこと、、だよ。」
おそるおそる切り出す。カラ松も俯いているため、表情は分からない。
カラ松が急に顔をあげた。
「それは皆が謝ることじゃないだろ?」
微笑みを浮かべたまま続ける。
「海は結構遠いし、お金もあまりないだろ?梨もおいしいし、助けにいくのは面倒くさいからなあ。それに鈍器の件に関しては完全に俺が悪い。騒いでしまったからな、、、。ホント、迷惑かけてごめんな?」
なぜこいつはこんなことを言っているんだ?
目の前の人間の思考回路が分からない。
あの事件に関してこいつに非はない。なんでこいつが謝るんだ?
真横を赤い影が過る。
「お前は悪くないでしょ。なんで謝んの。」
ドカッとカラ松の横に胡坐をかき、カラ松の頭をなでながらこう言ったのはおそ松だ。
「しかし…」
「そうっすよ、カラ松兄さんは悪くないっす。悪いのは、、、僕達っすから。」
項垂れたままの十四松が言う。
「本当ごめんなさい。怪我、、、痛かったよね?」
大きな瞳に涙を溜めたトド松が言う。
「その、、、、、ごめん。」
強く拳を固めた一松が言う。
「謝って許されるようなことじゃないけど、、その、、、ごめん。」
絞り出すような声で言ったのは僕だ。
その後、また静寂が訪れる。
「まだ怒ってる?」
おそ松が静かに問う。
カラ松は
「そんな訳ないだろう。」
と首を横に振った。
(許された、、、のかな?)
「ごめんな?」
「ほんとごめん」
「…ごめん」
「ごめんなさいっす」
「ごめんなさい」
もう一度頭を下げる。その返事は
「気にするな、マイブラザー」




なんでその心の声に気づいてやれなかったんだろう。
なんでその言葉の意味に気づいてやれなかったんだろう。
僕がもっと早く気づけたなら、片割れの愛は
失われずに済んだのかな

Re: カラ松事変もの ( No.4 )
日時: 2018/01/16 21:50
名前: ことこと (ID: GIGCA8D2)

カラ松好きです。サングラスの所・・・・
ブラザーと言うとこもです。


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