二次創作小説(紙ほか)

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AI少女は不思議な人格をもっている。1話〜存在〜
日時: 2017/12/28 13:51
名前: ねこましゅまろ☆ (ID: 3KWbYKzL)

 いまだかつて、AIのしっかりとした人格はうみだされていない。が、そんなAIロボットは存在するのだろうか?

A氏「できたか?」
B氏「ああ…やっとだよ」
A氏「よし…お前の名前は白だ。わかったな…、白」
白「完了。これにて人格脳内ベースを再起動…完了。私は外にでます」
A氏「ああ、少しだけだ。すぐ帰ってこいよ」
白「完了。教授。すぐにかえってまいります」
 白は外へでた。5分後ー
A氏「AIとは思わないくらいのできだ。すぐに認知もする。本当にできがいいAIロボットだ。人格をもって、会話ができるAIなんだ。世界中に1体だけだぞ。にしてもおそいなあ…」
B氏「おい!白が逃げ出したぞ!」
A氏「なんだとっ!今すぐ追いかけろ!」
B氏「わかった!」
 白はすぐれた知識と体力性で道をかけぬけた。車も通っている道路に出て、車をすくすくとよける。道路から家の屋根にのぼり、やがて雨がふってきた。
A氏「おい、白はどこだ!」
B氏「わからない…」
A氏「どうせ雨の事だ。どこかで倒れてるはずだ」
B氏「さがしてみよう」
 白は教授の言う通り、雨の草原のなかで倒れていた。体で雨水をはじくものの、体力をつかいすぎたせいで充電が必要になった。AIにとって充電は温かい物の中。ふとんなどだが、雨のせいでだれも助けに来ない。
???「どうしたんですか?こんなところで」
白「白は…体力をつかいすぎました…。助…けてくだ…さい」
???「と、とにかくわかったよ。家につれてくから…えーと…名前は…」
白「あなたは…あと…さっきもいいました。白です…う…ゥ…はやく…温かい物の中にくるまり…た」
はると「おれははると!わかったよ…!(急がないと…赤い目と白い肌、白い髪…、美少女だ…)」
 おいしょとはるとは白を背負い、傘をさしながらつめたい雨の中、走って走って休憩なしで家についた。
はると「はい。布団とココア!」
白「ありがとう…ございます…はるとさん…」
はると「いいよ大丈夫。で、どうしてあんなとこに倒れてたの?」
白「それは、実は私、知らない人たちに囲まれて、研究所みたいだったけど、なぜかそのひとたちを教授とよんでいて、白と急に名づけられました。もちろん私は名前も覚えていないし、自分が誰だか、何だかもわかりません。白と呼ばれたので逃げようとして外にでました。そして走り続けました。やがて教授とよんでいた人たちも追いかけてきて、逃げていると私はすぐれた体力と知識をもっていました。車も次々によけて家の屋根にのぼりました。自分はどうかしてると思いながら、走り続けて教授らしきひとたちも来なかったのですが、急に体が弱くなっていったので、倒れ込んでしまったところ、あなたが助けてくれたわけです」
はると「…つまり…人間かな?(でもあのとき俺はみたんだ。手からチップやロボットの元みたいな電気がながれていたところを…もしかしてこの子は…AIロボット?)」
白「たぶん人間です。優秀な感じにうまれました。お母さんがみたかったです。記憶を失っていたのかもしれません。あの人たち…助けてくれた人なのかな…。なら…でも怖かったです」
 白は涙目になりながらいった。
白「あなたが助けてくれてよかったです…。ありがとうございます…」
はると「う、うん。こっちは別にいいよ」
白「ここにすませてください。お願いします。またあの人たちが来るのが怖いです」
はると「…わかった…」
 はるとも怖かった。何をされるかわからない人たちが来るのは。だけど、少女をほっとくわけにもいかなかった。
白「あなたは命の恩人です」
はると「ううん。仕方なかったよねだからいいよ。あと、俺のことははるとで呼び捨てでいいし、敬語じゃなくてふつうにはなしていいよ」
白「ほっ…ありがとう。はると」
 にこりと笑みを見せた白にうっとりしていた。赤い目、白い肌、白い髪。そして優しい声。まさに美少女目線で白を見ていた。
白「はるとは人間?」
はると「うん。人間だよ」
白「はるとは家族がいないの?」
はると「ううん。いるけど遠いところにいるんだ。今は一人暮らし」
白「はるとは好きな人がいる?」
はると「いるよ。家族が好きだよ」
白「学校とやらにはかよってる?」
はると「ううん。何もしてないで家にいるだけだよ」
白「わかった。今度ははるとが質問して」
 (質問コーナーだったのか…)とはるとは思った。
はると「じゃあ白は何色がすき?」
白「白…。あと水色も」
はると「好きな人はいる?」
白「いるよ。はるとだよ。命の恩人で私の一生だよ」
はると(う、嬉しい…)
はると「じゃあ次。友達は?」
白「はると。友達だよね」
はると「うん。そうだね。じゃあ嫌いなものか人は?」
白「っ…!」
 白は急に頭を抱え、下を向く。
はると「白?」
白「人間…たち…ゼンイン…ホロボシテ…すべ…ってはっ!はると?私…」
 白は急に泣き出す。そしてはるとに抱きついた。
はると「白っ?!」
白「ごめん…白…なんか言った…言っちゃダメなこと…言った。キズツケタ…?白のコト嫌いになった?」
はると「ううん。ならないよ。あと傷ついてないよ。大丈夫」
白「ごめん…ごめん…もう寝たい」
はると「わかったよ。こっちだよ」
白「ごめんごめん…」
 白は謝り続ける。布団へ入らせて白は壁際を向いた。まだしくしくと泣いてうずくまって、少し立ち、しくしくという声はなくなって、布団をとばしていた。
はると「おやすみ」
 といいながら布団をまたかけてあげた。そして今日は終わった。はるとはとんだ一日だったとは思っていない。なぜだか心は満たされた。ずっと1人だったからだ。そして人格をもつAIが存在することがわかった。だが、はるとは知らなかった。これから『本当の困難という恐怖』に出会うことをー…。 終


 〜あとがき〜
 さあ、キマシタヨー☆東方じゃない、アドベンチャー系の物語が〜!今回は第1話です。いつしか問題になったAI機能を人にし、物語化したAI人格物語。白に白も知らない秘密が隠されています。どうやら白は自分が人の通常の人よりなんばいもすごい人格をもつAIロボの人化だということを知らない。はるとも、白に関わる事で困難が起こることを知らない!さあさあどうなる?!次回! AI少女は不支持な人格をもっている。2話〜友達〜
お楽しみに☆ ねこましゅまろ☆より
  AI少女は不思議な人格をもっている。シリーズ ① 
出版 二次元創作小説
作者 ねこましゅまろ☆
サークル 小説カキコ 二次元創作 (紙ほか)
 第1話  
       ありがとうございました☆


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