二次創作小説(紙ほか)
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- AI少女は不思議な人格をもっている。2話〜友達〜
- 日時: 2017/12/28 16:16
- 名前: ねこましゅまろ☆ (ID: 3KWbYKzL)
白「おはよう」
はるとが目を覚ますとキッチンに白がいた。白は暗い顔だった。
はると「うん。おはよう」
白「昨日は…ごめん…。けどね…あの言葉は…」
はると「わかってる。白は本当に思ってなかったんだよね。大丈夫だよ。何も傷ついてもいないし、悲しんでもいないからね」
とたんに白の表情は明るくなった。
白「よかった…。ご飯、つくったよ。食べて…くれる?」
はると「うん。もちろん。器用だね…!いいなー」
白がつくったのはオムライスであった。
白「白ね…今日ここからでてく。だから」
はると「え…。どうして?まだ1日もいないよ?別にここにずっといてともいないし…、危ないんだよ?」
白「白…」
涙目になった。白は暗い顔にまた変わった。
はると「危ないんだよ。命に関わるんだよ?」
白「白…それで…はるとが傷つくの見たくない」
はると「何いってるの?白とここにいるんだから白もばれないんだよ?」
白「いずれバレる。人間ハ…ウラム…。オ、カアサん」
はると「白?」
白「!もしかしてまた変なこといってた?」
はると(こういうことはいってないといったほうがいいんだよね…)
はると「え?なんのこと?オムライスの話だよ」
白「ごめん…食べていいよ」
はると「いただきまーすゥ……」
白は暗い顔のままだった。どうにもならないだろうとはるとは思った。
白「白…あのっ…今日…ここか…」
同じことを言おうとしてる白にはるとがいった。
はると「よおーしっ!ご飯食べたあと『彩音』って子にあってみないか?」
白「彩音?…だれ?」
はると「俺のもう1人の友達だ!きっと白も彩音と友達になれるよ」
白「あってみたい!友達に…なる!」
はると「よおーしっまっててー」
はるとは急いでご飯を食べた。そして彩音にメールをした。
はると『今日、今から俺のあたらしい友達そっちにつれていっていい?』
彩音『えー!嫌よ。汚い…』
はると『男じゃないよ〜』
彩音『ホント!?OKOK〜』
そして白ははるとを背負った。
はると「わあっ!」
白「私が背負うね。道はわかるから。坂崎彩音ちゃんだよね!」
はると「うん。ありがとう…(そっか…すごいね…本当に…)」
白「ついたよ」
はると「てはやいっ」
白「では2階の107号室へいきましょう」
はると(そこまで……俺の家にこなくてもよかったと思えるほどだな〜)
白「では」ピーンポーン
白は彩音の家のチャイムをならした。
白「ごめんください…ー…はるとの友達の…」ガチャンっ
彩音「あー、はじめまして〜✿はるとの友達の坂崎彩音です〜」
白「はじめましてです。白です…」
彩音「中はいってねー」
白「ありがとうございます。では」
靴をぬぎ、そろえ、ゆっくりと家の中へ白は入っていった。
彩音「いい子つれてきたじゃーん…美少女だし☆超可愛い!あんたにしてはやるじゃーん」
はると(ほめられてるのか馬鹿にされてるのかわからない感じの言い方だな…)
そして彩音もはるとも白に続き家へ入った。
彩音「いらっしゃい〜。どうしてふたりはあえたの?」
白「……」
はると「話していいかな?」
白「うん」
はると「実はー…」
はるとは全て話した。もちろん研究所のことも。
彩音「……白ちゃん…ごめんね」
白「え?何がですか?!」
彩音「ぱっと見さ、可愛いし綺麗じゃん。白ちゃん。でもその話きいたらさ、白ちゃんの前でさっきまででも笑ってる自分がバカバカしくなるんだよね…。自分だけ平和でいるなんて」
白&はると「そんなことないよ!」
彩音「えっ…」
はると「だけどさ、俺のこと助けてくれたし、友達になってくれたよ!自分都合じゃなくて俺のことも思ってくれてたよ」
白「私だって…私が悪いのにそんなこと自分から言う人なんてそうそういないですよ!」
彩音「どうして白ちゃんそこまで…」
白「だって…私たち、はると・彩音さん・私はみーんな友達じゃないですか!」
彩音「え…。友達っていってくれるの?」
白「もちろんです。こうやって話してくれてますもん!笑い合ってますし」
はると「その通りだよ」
白「そうですそうです〜」
彩音「…わかった。そうだね…。友達だね!私ら…ね」
白「はいっ」
白は笑みを浮かべ、彩音は涙をながす。はるとはにこりとほほえんでこういった。
はると「友達だから、笑い合えるんだよ」
彩音「…うん。ありがとうありがとう」
次第に涙は跡形もなく消え、そこにはかわりに笑みがあった。何分か立ち、白がいった。
白「白気になります…!昔、彩音さんとはるとの間にはなにがあったんですか?」
彩音「おーそれ聞く??いいこと聞くじゃん〜」
はると「って…ふ…まあ…いいよ」
彩音「昔ね、はるとはいじめられてたんだよ。それを1年間もたえてたんだ。はるとは…でもな、ある日『自殺する姿がみてみたい』て言われてたんだよ。それを私が見てたんだ。そしてこういってやったんだ。『そんなに自殺するとこみたいなら…自分で仲間を殺してその姿をみればいい。なんなら私が…』っていってやったんだよ。そんときなあ、はるとボロ泣きしたんだよ。もともとクラスのやつら全員いじめられてるやつは関わらないことにしてるんだ。そのことをしってからだれも手がだせないってね。だから私が助けたんだ。その後はるとなんて言ったと思う?よりによって『友達になってくださいっ』ていわれたんだよ。腹いたくなってさ〜wまあそういうこと」
白「彩音さんは優しいんですね☆」
はると「まあ…な。命の恩人ってとこだ」
白「命の恩人グループだね!はるとは私の命の恩人。その命の恩人の命の恩人は彩音さんってことだね」
はると「そうだね。面白いね」
彩音「まあこんくらいでいいかな。バイト行くんだ」
はると「うん。邪魔してすまなかったね。また。バイバイ」
白「バイバイ」
彩音「うん。また会おうね。白ちゃん。あ、あと、私のこと、あやでいいよ」
白「じゃあ、私のことは白でいいよ。あや!」
彩音「じゃあね。白、なんかあったら言ってね」
白「うん!」
はると「いこっか」
白「うん!」
坂道から見える夕焼けを見ながら、二人はゆっくり歩いて帰った。
第2話 終
〜あとがき〜
いやいやついに連続ででちゃいましたよ〜2話!といいますか、BGMとかききながらやってるんですが…、集中しすぎて1時間もはやく感じられ、いままでの最大2000以上の文字数になってしまいました。長いと私が思っていても、できたものは短いのです。あ、次回 『AI少女は不意義な人格をもっている。3話〜真実〜 』じつはAIだということを知ってしまった白。結構ショックをうける。真実をつげられた白のもとに変化が…ーはると彩音大ピンチ!? AIシリーズ③をお楽しみに!
長くなるので短くして『A少』とお呼びください。
他で使用する場合は連絡してください。
作者:ねこましゅまろ☆ A少(えーしょう)シリーズ2話 終
ありがとうございましたm(_)mこれからもよろしくお願いします!!