二次創作小説(紙ほか)

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東方鱗片録
日時: 2018/01/03 21:26
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

女子主人公は漢字を少し変えた葵ちゃんです。

第一章 外来人、真唯 廉 >>01-06



Re: 東方鱗片録 ( No.1 )
日時: 2017/12/31 22:40
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

東のはずれの古い神社、そこは無人の神社である。
偶然か必然か一人の男はその神社にたどり着いた。

「…博麗神社?初めて聞くなかなり昔に作られたのか?」
スマホで博麗神社と検索しても出ることはなかった。

突然、何者かに手を無理やり引っ張られた。
「うおっ!?なんだこれ、誰の手だ!?」
そのままスマホを手放しその中へ入っていく。

 □

ふと男が目を覚ますとどこかの建物の中だった。
「あら起きたみたいね、大丈夫?」
赤いリボンを付けた少女と黒髪の少女がいた。
「あ、あぁ特にケガも…で、ここって?どこかの小屋か?」
二人の少女は「あ〜」と言って何かに納得したようだ。
「ここは幻想郷にある博麗神社よ」
「あ、そうだほらここまでに至るまでに博麗神社があったでしょ?
 ここの神社は幻想郷と外の世界の境目にあるんですよ」
「そ、外の世界?ってことはお前らからすれば俺は異世界人に
 なるのか?」
「まぁそんな感じね、葵や貴方のように別のところからここに来た人を
 ここでは外来人というの。って、まだ自己紹介してないわよね?
 私はここで巫女をしている博麗霊夢よ」
「私は伊達葵です、よろしく」
赤いリボンをした方が霊夢、黒髪の方が葵、と彼は記憶しちゃんと
覚えた。

「そうか俺は真唯 廉(まゆい れん)、よろしく霊夢、葵」

Re: 東方鱗片録 ( No.2 )
日時: 2018/01/01 00:01
名前: ルイージ (ID: j/F88EhV)

あけおめです

Re: 東方鱗片録 ( No.3 )
日時: 2018/01/01 22:58
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

博麗神社の外に出ると数人の人影が見えた。

「…霊夢と葵、それと…そっちは?」
「俺たちのことを知らないようだし外来人か」
金髪の二人は廉を見ながらそう言った。

「えぇ、彼はさっき外の世界から来た真唯 廉よ。廉、二人は
 魔理沙と響樹よ。で」
霊夢は何もない場所を指さした。
「あそこにいるのが紫と式神の藍と私の兄の勾時よ!」
するとそこに廉を引き込んだ時と同じスキマが開いて中から二人の
女と一人の男が出てきた。
「言わんこっちゃない紫。コソコソと隠れる必要はないだろう?」
「そうですよ紫様、それと私は八雲藍だ」
「私は八雲紫、よろしくね?」
「俺は博麗勾時、よろしく。お前のことはこのスキマ妖怪から
 聞いてるから自己紹介はいらない」
廉は何かに気付いた顔をしていた。
自分を引き込んだ人物はさっきと似たようなものから手を伸ばし
自分の腕を掴んだ。

「なぁ紫、もしかしてお前が…」
「えぇ気まぐれだけど。貴方をここに連れてきたのは私よ。
 で、貴方はこれから霊夢の元で修業してもらうわ!」
「え!?霊夢のところで!?」
紫はパッと扇子を開き扇いだ。

「ここではいつどこで妖怪に襲われるか分からない。だからこそ
 貴方は戦えるようにならなければいけない生きるためにね…
 じゃあ霊夢と勾時、彼の修行は頼んだわよ」
二人は溜息をついた。
嫌だからではない、なぜ自分たちにやらせるんだという気持ちで
いっぱいだからだ。

Re: 東方鱗片録 ( No.4 )
日時: 2018/01/01 23:27
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

この一ヶ月、廉は霊夢たちに修行付けられていた。

廉を目掛けてをお札が飛ばされる。
霊夢のモノでも勾時のモノでもない葵のモノだ。
十分霊力も扱えるようになったので後は自分の能力を使えるように
するのみということだ。

「…ッ!葵、弾を変えてみてくれレーザーに」
「あ、はい!!」
葵は数本の青いレーザーを放った。
廉の右手がレーザーの先に当たると少し方向が変わった。
同時に全部のレーザーが方向を変え勾時の方へ。

「うわっ!」
すぐに結界を張り自身の身を守った。

「今のは!?」
「さっき右手で触れたレーザーが全部方向を変えた…方向を変える、
 程度の能力?」
「としか考えられないな。なら次だ、方向を変えることができるなら
 自由にその方向を変えられるようにする。だからどんな弾にでもに 
 どんな攻撃にも対応できるようになれ」
勾時は突然札弾を放った。
廉はすぐに手で触れ能力を使った。

「廉さん廉さん。その攻撃をどこに飛ばしたいかちゃんと考えておいて
 能力を使えば思った方向に変えられと思うよ」
「なるほど、分かった。やってみる!」
廉は次に飛んできた陰陽玉を自分の右側に飛ばそうと考え能力を
使った。
その通り右の方向へ向きを変え弾が飛んでいった。


Re: 東方鱗片録 ( No.5 )
日時: 2018/01/02 11:43
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

今まで能力を使い廉は自分の能力の欠点を見つけた。
それは物理攻撃は流せないということ。
刀剣や拳、蹴りなどは能力を使っても方向を変えることは不可能、
ということだ。

そしてその日に起きた事件だ。
「っ!?」
廉は能力で霊夢は頭を傾け、勾時は避け掴み、葵は結界で
攻撃から守った。
「これは…包丁か?ていうか包丁を投げる奴なんているのか?」
「咲夜はナイフだしね…あんまり思い浮かばないわ」
「…?咲夜ってのは?」
「あぁ廉は会ったことなかったわね。十六夜咲夜、紅魔館ってところの
 メイド長よ、時間があれば紅魔館に案内するけど?それよりも
 この包丁、誰が投げたのかしら?結構狙いは良かったわね」
霊夢は相手を睨んだ。

黒い仮面をつけた女は霊夢を睨み返す。
「そうね博麗の二人には当たるとは思っていなかったけど、まさか
 そっちの二人にも当たらないなんて私の腕が堕ちたのかしら?」
「…侮辱?」
「…だな」
二人の言葉を女は聞き流し話を続ける。
「ねぇ私は何だと思う?」
「…さぁ?知らないわよ、それよりも貴方は何を企んでるのかしら?」
女は笑った。
小悪魔のように…。
「そうねぇ、誰でもいいから生贄になってもらうわよ!」
さっきの包丁全てに紐が括りつけられ女の手元に戻る。
女はまず初めに一本の包丁を廉に向けて放った。
それを廉は能力で方向を真逆に変え女の方向へと変えた。
「嘘っ!?」
女は紐を取り外しその包丁は地面に落ちた。


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