二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ピカチュウとポケモンおんがくたい後篇
- 日時: 2018/01/05 12:56
- 名前: メロディー (ID: Ag1rlUDl)
こんにちは、メロディーです。
読者の皆さん、明けましておめでとうございます。
私の名前を久々に聞いた方も多いと思いますが、お久しぶりです。
続きを書く前にまずは2年半近くも投稿できなくてすみませんでした。
理由としては、ほとんどが仕事による都合で続きを書く時間も取れない状態になり、さらに多忙の日々を繰り返していたことによる疲労感と精神的に余裕がなくなってしまったことが原因です。しかし、今現在は仕事の方も一段落が付き、時間にも余裕ができたことを機会に本作品を再開し、完結まで一気に書き上げようと思い、ここへ戻ってきました。
本作品は残り3話(特別編も書ければ書きたいので4話になるかも)になりますが、最後までお付き合いをいただければ幸いです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
—前回までのあらすじ—
明日の「きのみ開き」のためにピカチュウたちは途中で合流したミミロルたちを入れて、歌の練習を再開した。しかし、途中でハリマロンとヤンチャムが喧嘩を始めてしまったことで練習を中断。二人はそのまま森の方へと走って行ってしまった。ピカチュウたちは二人を連れ戻すために森の方へと向かう。
タタタタタタ
ハリマロン「着いてくるなよ、やんちゃ坊主!!」
タタタタタタ
ヤンチャム「そっちこそ、着いてくるなよ、食いしん坊バカ!!」
ハリマロン「何だと!?」
ヤンチャム「何だよ!?」
ドカ!
ハリマロン&ヤンチャム「うわっ!!」
ドサ!
ハリマロン「・・・・・・」
ハリマロン「いててて・・・・・」
ヤンチャム「何だよ・・・・・・・」
ハリマロン&ヤンチャム「・・・・・・・えっ!?」
森の中を走っていたハリマロンとヤンチャム。しかし、途中で何かにぶつかったことで弾き飛ばされてしまう。体を起こした二人は目の前に居た存在を見て愕然としてしまう。その正体は・・・・・。
カビゴン「グー グー」
ハリマロン「カ・・・・・・」
ヤンチャム「カ・・・・・・」
ハリマロン&ヤンチャム「カ・・・・・カビゴンだ——————!!」
カビゴン「グー グー」
ハリマロン「・・・・・・・」
ヤンチャム「う、嘘だろ・・・・・・」
ハリマロン「何でこんなところにカビゴンがいるの!?」
ヤンチャム「そ、そんなこと俺が知るかよ!」
ヤンチャム「だけど、流石にこれはマズイのは確かだ」
ハリマロン「うん・・・・・」
カビゴン「グー グー」
ハリマロン「と、とにかく・・・・・ピカチュウたちの所へ戻ろう!!」
ヤンチャム「あ、ああ・・・・・そうしよう」
ヤンチャム「取り敢えず、奴(カビゴン)が起き出さないように静かに行こう!!」
ハリマロン「うん!!」
二人がぶつかった物の正体はカビゴンだった。道を塞いでいる状態で昼寝をしているカビゴンに対し、二人はこのままではマズイと思い、カビゴンが起き出さないように慎重にその場を離れることにした。しかし、そんな二人に思いも寄らぬ出来事が起きようとしていた。
カビゴン「グー グー」
ハリマロン&ヤンチャム「・・・・・・・よし!!」スッ
スタ スタ
カビゴン「グー グー」
カビゴン「グー グー」ゴロ
ゴォオオオオオオ
ハリマロン「ん?」
ゴォオオオオオオ!!
ヤンチャム「何だ?」
ゴォオオオオオ!!!
ハリマロン&ヤンチャム「! なっ!?」
カビゴン「グー グー」
ハリマロン「や、ヤバイ!!」
ヤンチャム「と、止めろ—————!!」
ゴォオオオオオ!!!
ハリマロン&ヤンチャム「・・・・・・・・・」ガシ!!
ハリマロン「ぐぐぐぐぐ!!」
ヤンチャム「ぐぐぐぐぐ!!」
カビゴン「グー グー」
ゴォオオオオオ!!!
ハリマロン「だ、駄目だ!!」
ヤンチャム「抑えきれない! 避けろ———!!」
ゴォオオオオオ!!!
カビゴン「グー グー」ゴロン!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
カビゴンの元から離れようとしていた二人だったが、カビゴンが寝返りをする形で体を倒し始めてしまい、二人はなんとか止めようと試みる。しかし、巨体であるカビゴンの重さを受け止め切れる筈がなく、二人はカビゴンの体の上に飛び乗るがそのまま下へと転がり落ちてしまった。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ハリマロン「・・・・・・」
ハリマロン「ふぅ・・・・・助かった」
ヤンチャム「いや、全然助かってねぇぞ!!」
タタタタタ
ハリマロン「うわ————!! どうなってるんだよこれは!?」
タタタタタ
ヤンチャム「口よりも足を動かすことに集中しろ!!」
ヤンチャム「一瞬でも走るのをやめたら・・・・・そのまま落ちてお終いだ!!」
ハリマロン「い、嫌だ————!!」
カビゴン「グー グー」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ハリマロン「うっ・・・・・こんなことなら・・・・・喧嘩するんじゃなかった・・・・」
ヤンチャム「・・・・・・・俺もだ・・・・・」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ハリマロン「誰か・・・・・・・」
ヤンチャム「誰か・・・・・・・」
ハリマロン&ヤンチャム「誰か助けて——————!!」
タタタタタ
ピカチュウ「ん?」ピク
テールナー「どうしたの、ピカチュウ?」
ピカチュウ「今、ハリマロンとヤンチャムの叫び声が聞こえたんだ!」
テールナーたち「!!」
ホルビー「ハリマロンと!?」
テールナー「ヤンチャムが!?」
ピカチュウ「うん・・・・・」
デデンネ「二人に何かあったのかな?」
ニャース「ニャ、ニャにかって・・・・ニャんニャのだ?」
ソーナンス「何なんすか?」
ピカチュウ「わからない・・・・・けど、二人に何かがあったのは間違いない!!」
ヒノヤコマ「それなら、急ぎましょう!!」
転がりながら坂を下り続けるカビゴンに対し、ハリマロンとヤンチャムは必死に走り続けていた。しかし、このままでは二人の体力がなくなってしまい、そのまま下へと落下してしまうかもしれない中、二人は何とか助けを呼ぼうとした。そんな中、二人の後を追ってきたピカチュウたちは遠くの方から助けを求める声を聞き、急いでその場所まで向かった。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ハリマロン「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
ヤンチャム「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
ハリマロン「もう・・・・限界だ・・・・」
ヤンチャム「このままじゃ・・・・・・」
ヒュウ—————ン
ヒノヤコマ「! 皆、あれを見て!!」
ピカチュウたち「!!」
ハリマロン&ヤンチャム「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
ピカチュウ「ハリマロン!?」
テールナー「ヤンチャム!?」
ホルビー「何でカビゴンの上に乗ってるの!?」
デデンネ「二人とも凄い!!」
ニャース「! ちょ、ちょっと待つニャ!!」
ピカチュウ「どうしたの、ニャース?」
ニャース「このままじゃ、ニャーたちまで巻き添えになるニャ!!」
ピカチュウたち「!!」
テールナー「何ですって!?」
ヒノヤコマ「大変!!」
ホルビー「早く逃げなきゃ!!」
ピカチュウ「でも、二人を助けるためにも・・・・・」スッ
テールナー「! ピカチュウ!?」
ホルビー「何をする気だい!?」
ピカチュウ「二人を助けるためにここで止めるんだ!!」ザッ
ヒノヤコマ「そんな危険よ!!」
ニャース「無理ニャ、巻き添えになるのがオチニャ!!」
ソーナンス「そうなんす!!」
タタタタタタ
ピカチュウ「! ちょ、ちょっと待って皆!!」
ピカチュウ「・・・・・・全くもう・・・・」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ピカチュウ「あ・・・・・・・あ・・・・・・・」
ザッ!
ピカチュウ「や、やっぱり無理だ————!!」
タタタタタタ
テールナーたち「うわ————!!」
ニャース「早く逃げるのニャ!! このままじゃ・・・・・」
タタタタタタ
ピカチュウ「うわ————!!」
ニャース「! ピカチュウ、おまニャも逃げるのニャ!?」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ニャース「! マ、マズイニャ!!」
ニャース「追いつかれるニャ——————!!」
(マリオがゴールテープを切った時の効果音)
ニャース「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
ニャース「助けてくれニャ—————!!」
ハリマロン&ヤンチャム「助けて————!!」
タタタタタ
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ザッ!
ピカチュウ「皆でカビゴンを止めるんだ—————!!」
ゲコガシラたち「お——————う!!」
ハリマロンたちを見つけたピカチュウたちだったが、勢いよく転がり落ちるカビゴンにどうすることもできず、逃げ出してしまう。一人残ったピカチュウはカビゴンを止めようとしたが、ピカチュウまでもが逃げ出してしまう。ピカチュウたちが逃げる中、ニャースまでもがカビゴンの上に乗ってしまい、そのままハリマロンたちと一緒に転がり落ちてしまう。勢いの止まらないカビゴンに対し、ピカチュウたちは全員でカビゴンを止めようとする。果たして、ピカチュウたちはカビゴンを止め、無事にハリマロンたちを救い出すことができるのか—!?そして、「きのみ開き」の行方は—!?
次回「ピカチュウとポケモンおんがくたい 前夜篇」に続く