二次創作小説(紙ほか)
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- ピカチュウとポケモンおんがくたい 前夜篇
- 日時: 2018/01/05 12:53
- 名前: メロディー (ID: Ag1rlUDl)
こんばんわ、メロディーです。
本作品が完結するまで残り2話(特別篇は次の完結篇で発表)です。
今回の見どころは短編の方では描かれなかった「きのみ開き」の前夜に纏わるエピソードも入っていますのでお楽しみください。
ー前回のあらすじ—
明日の「きのみ開き」のためにピカチュウたちは歌の練習をしていたが、途中でハリマロンとヤンチャムが喧嘩を始めてしまい、二人はそのまま森の方へと行ってしまったので連れ戻しに行くことになった。しかし、ハリマロンとヤンチャムは道端で眠っていたカビゴンと共に凄まじいスピードで坂の下へと転落する事態が起きてしまう。ピカチュウたちは二人を救出するためにカビゴンを止めようと動き出す—。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ピカチュウ「・・・・・・来た!!」
ピカチュウ「皆、構えて!!」
ゲコガシラたち「・・・・・・・・」スッ
カビゴン「グー グー」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!
ピカチュウたち「・・・・・・・・」ガシ!!!
ビュウ———————ン!!
ハリマロンたち「うわ————!!!」
オーロット「フラージェス!」
フラージェス「ええ!」
ビュウ———————ン!!
オーロット「よっと!」ガシ!
ニャース「ニャ—————!!」
フラージェス「サイコキネシス!!」スッ
ニャース「!」ピタ
ザザザザザ!!!
ピカチュウ「ぐぐぐぐぐ!!」
テールナー「お願い、止まって!!」
ゲコガシラたち「止まれ————!!」
ピカチュウ「止まるんだ!!」
ミミロル「ピカチュウ、皆頑張って———!!」
ザザザザザ
ザザザザザ・・・・・・
ピカチュウ「・・・・・・止まった!?」
カビゴン「グー グー」
テールナー「・・・・・止まってるわ!」
ピカチュウ「ふぅ・・・・・」
ヒコザルたち「や、やった—————!!」
ゲコガシラ「止まったでござるな」
ルチャブル「ああ」
ヒノヤコマ「凄いわ、皆!!」
オンバット「皆凄————い!!」
ホルビー「止まったね!」
レントラー「ああ、そのようだな」
デデンネ「わ———————い!!」
マーイーカ「た、助かった・・・・・」バタン
パンプジン「ふふふ、お疲れ様♪」
ソーナンス「お疲れっす!」
ニャース「た、助かったニャ・・・・・」
フラージェス「・・・・・・・・・」スッ
ニャース「! うわっ!!」
ドスン!
ニャース「・・・・・・・・・」
フラージェス「全く・・・・・・」
オーロット「お前たちもだぞ!」
ハリマロン&ヤンチャム「ご、ごめんなさい・・・・・・」
オーロット「ほら」スッ
ザッ
ハリマロン「・・・・・・・・・」
ヤンチャム「・・・・・・・・・」
ハリマロン「ごめんね、ヤンチャム」
ヤンチャム「俺の方こそ、ごめんな」
ハリマロン&ヤンチャム「えへへへへ」ギュ
タタタタタ
ミミロル「ピカチュ———ウ!!」
ピカチュウ「! ミミロル!!」
ミミロル「大丈夫!?」
ピカチュウ「うん、大丈夫だよ!」
ミミロル「よかった!」
テールナー「・・・・・・・・・」
ピカチュウたちの活躍もあり、無事にカビゴンを止めて、ハリマロンたちを救い出すことに成功した。その後、ピカチュウたちは歌の練習を再開し、明日の「きのみ開き」への準備を進めたのだった。そして、時刻は夕方になり—。
ピカチュウ「・・・・・・・・・」
スタ スタ
テールナー「こんなところにいたのね」
ピカチュウ「! テールナーにゲコガシラ!!」
ゲコガシラ「ここで何をしているのでござるか?」
ピカチュウ「あ、うん・・・・・ちょっと・・・・考え事をしていたんだ」
テールナー「考え事?」
ピカチュウ「うん」
ゲコガシラ「珍しいでござるな」
ピカチュウ「そう・・・・・かな?」
テールナー「考え事って・・・・・・もしかして、明日の「きのみ開き」のこと?」
ピカチュウ「! どうして、わかったの?」
テールナー「ん—・・・・・何となくね」
ゲコガシラ「そうでござったか」
ピカチュウ「・・・・うん」
ピカチュウ「テールナーの言う通り、明日の「きのみ開き」のことなんだ」
ゲコガシラ「緊張しているのでござるか?」
ピカチュウ「う—ん・・・・・緊張はしていないかな?」
ピカチュウ「ただ、ボクがちゃんと皆を引っ張って行けるかなって思って・・・・・」
ゲコガシラ&テールナー「!!」
ピカチュウ「本当は今日のことだって、ボクがちゃんとしていなかったというのもあったからあんなことになって・・・・・・」
ゲコガシラ&テールナー「・・・・・・」
川辺のところにいたピカチュウは考え込んでいる表情をしていた。そこに、ゲコガシラとテールナーが来て、何をしているのかを聞かれたピカチュウは自分がちゃんと務めを果たせているかについてを二人に話した。ピカチュウは今日のこともあり、自分がちゃんと務めを果たせていないことに責任を感じてしまっていた。
ピカチュウ「・・・・・・・」
テールナー「そんなことないわ!」
ピカチュウ「!」
テールナー「ピカチュウはちゃんと私たちを引っ張って行ってるわ!」
ピカチュウ「テールナー・・・・・」
ゲコガシラ「テールナー殿の言う通りでござる」
ピカチュウ「!」
ゲコガシラ「ピカチュウ殿は俺たちに色々と指示を出しながらサポートしてくれているでござる」
ゲコガシラ「しかし、いつまでもピカチュウ殿ばかりに任せていくわけにはいかないでござる」
ゲコガシラ「俺たちにできることはピカチュウ殿を後ろからサポートしていくことだけでござる」
ピカチュウ「ゲコガシラ・・・・・」
テールナー「だから、あまり一人だけで抱え込んだりしないで・・・・」
ゲコガシラ「ピカチュウ殿には俺たちがいるでござる」
ゲコガシラ「何でも相談すると良いでござる」
ピカチュウ「・・・・・・・・」
ピカチュウ「うん、そうだね・・・・・・」
ピカチュウ「ありがとう、二人とも!!」
ピカチュウ「よし!」スッ
ザッ
ピカチュウ「明日の「きのみ開き」・・・・・必ず成功させようね!!」
ゲコガシラ「ああ!」
テールナー「ええ!」
タタタタタ
ミミロル「ピカチュ———ウ!!」
ピカチュウ「! ミミロル!!」
ミミロル「もうすぐ、夕食の支度ができるわ!」
ミミロル「ピカチュウたちも早く行きましょう!」
ゲコガシラ「もう、そんな時間でござるか・・・・」
テールナー「私もお腹が空いてきたわ」
ピカチュウ「わかった、すぐに行くよ!!」
グ—————!!
ピカチュウ「!」
ゲコガシラ&テールナー「!!」
ピカチュウ「あ・・・・・あはははは・・・・・」
ピカチュウ「ごめん・・・・」
ゲコガシラ「ふ・・・・・ははははは!!」
テールナー「ふふふふ♪」
ピカチュウ「えへへへ」
ピカチュウ「よし、行こう!!」
タタタタタ
テールナー「元気になったわね、ピカチュウ」
ゲコガシラ「ああ、悩みを全て話したから気持ちが楽になったでござるよ」
ゲコガシラ「これからは俺たちもピカチュウ殿を支えていくでござる」
テールナー「ええ」
ピカチュウ「二人とも、早く皆のところへ行こう!!」
ゲコガシラ「待つでござる!」
テールナー「待って、ピカチュウ!」
タタタタタ
悩んでいたピカチュウだったが、ゲコガシラとテールナーに励まされたことで自信を取り戻す。その時、ミミロルから夕食の支度ができたことを告げられたピカチュウたちは皆の待つところへと向かった。明日の「きのみ開き」への決意を固めたピカチュウと彼を支えるゲコガシラとテールナー。三人の絆が更に深まったことでいよいよ明日は「きのみ開き」本番—。ピカチュウたちは無事に「きのみ開き」を成功させることができるのか—。
次回「ピカチュウとポケモンおんがくたい 完結篇」に続く
- Re: ピカチュウとポケモンおんがくたい 前夜篇 ( No.1 )
- 日時: 2020/05/03 20:05
- 名前: みぃみ (ID: FRnJyOeS)
色々なポケモンが出てきて面白いです
続き楽しみにしてます
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