二次創作小説(紙ほか)
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- モンスト−forth element−
- 日時: 2018/01/28 12:47
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
お前たちがどこにいても必ず助けに行く。
俺たちがいない間、彼女を頼んだぞ——。
- Re: モンスト−forth element− ( No.1 )
- 日時: 2018/01/28 13:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第一話 隣の転校生
冬休みも終わり学校も再開している。
辰井ジュリの隣には前まではなかったはずの机と椅子があった。
「ジュリの隣に机なんてあったか?そこ確か一人席だろ?」
「もしかして転校生、かな?」
茶色っぽい髪に緑の目をした男と黄色がかった黒い瞳をした
女が立っていた。
男の方が風井風魔(かざい ふうま)、女の方が月見 友美。
「はーい全員席に着け。ホームルームを始める」
ホームルーム、どうやら本当に転校生が来るらしい。
「気付いた人もいるかもしれないけど新しくこのクラスに
仲間ができる。じゃあ中に入って自己紹介してくれ」
ガラガラ、と戸が開き、一人の男が入ってきた。
真っ白い肌にかなり整った美形の顔をしている。
「三日月トウカです。えっとよろしくお願いします」
「じゃあトウカくんの席はあそこ、ジュリの隣の席、分からないことが
あればジュリに聞いてくれ。じゃあホームルーム終わり」
トウカはジュリの隣にあった机に荷物を置き準備を始めた。
「トウカくん、私は辰井ジュリ、よろしくね」
「…よろしく、ジュリ」
- Re: モンスト−forth element− ( No.2 )
- 日時: 2018/01/28 16:13
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第二話 平安の暗殺鬼
「じゃあトウカもモンストやってるんだな、トウカの腕も見てみたいぜ!
強そうだしさ」
四人での帰り途中、トウカもモンストをしていることを知り
みんなでガヤガヤとしていた。
トウカの指には青色の指輪が嵌められ水属性を使うようだ。
「あ、オイ!ジュリ!」
「え?いてっ!!」
何か見えない壁に額をぶつけ痛みを堪える。
周りはいつの間にか平安時代の街並みのような場所に変わっていた。
「これって…」
「間違いないみたいだな、見ろよ上を」
風魔は上を指さし全員が上を向く。
「あれは…羅刹か!」
全員が構える。
そして四体のモンスターが同時に現れ羅刹を迎え撃つ。
「羅刹は火属性、木属性のマルドゥークは少々不利だな」
「何言ってやがる、トウカ!俺はそんぐらいじゃあ諦めないぜ?」
不敵に笑う風魔にトウカも少し微笑んだ。
そしてトウカはジュリのモンスターであるアヌと友美のモンスター
ティターニアと戦っている羅刹を目に写し構えた。
「行くぞ瑠璃!」
指を話すと羅刹の元へ瑠璃が駆けていき斬りかかった。
その速度に驚きつつ風魔もマルドゥークを放った。
- Re: モンスト−forth element− ( No.3 )
- 日時: 2018/01/28 16:49
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第三話 羅刹討伐
その様子を遠く離れた場所から二人の青年と少女が見ていた。
■
「はぁぁっ!!」
瑠璃を軸に残りの三体も羅刹へ攻撃を仕掛ける。
「効かぬ!」
瑠璃の腕を掴み火を噴く。
「瑠璃!」
火の中から瑠璃と瑠璃を助けてくれたのだろうティターニアが
出てくる。
「友情コンボよ!」
ティターニアは瑠璃の手を握ったまま空いている手の掌を羅刹に向けると
黄色のブレスが放たれ羅刹がよろめく。
「アヌ!」
「分かってる。こっちも受け取れ羅刹!」
背後にいたアヌもロックオン衝撃波を放ち羅刹の弱点に攻撃を
与えた。
「何!?」
「マルドゥーク、ストライクショット!」
マルドゥークは緑色のオーラを纏い羅刹の周りを駆けていく。
羅刹は放たれたメテオを受け倒れる。
「まだ…我は!倒れては…」
「「ストライクショット!」」
アヌと瑠璃は同じぐらい速いスピードで駆けていく。
「秘剣・瑠璃蝶ノ太刀!はぁぁ!!」
「喰らえ!」
二人の一閃が羅刹を真っ二つに切り裂いた。
■
周りは元の街並みに戻り夕日が照らしていた。
- Re: モンスト−forth element− ( No.4 )
- 日時: 2018/01/28 18:07
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第四話 四天王
「お、ジュリ達じゃねえか奇遇だな」
黒髪に白や金のメッシュの入った髪をした男がジュリ達に
声をかけた。
銀 慧瑠(しろがね える)だ、それ以外に彼の仲間もいた。
少々小柄な日野 美咲、黒髪の木陰 瑛斗、おさげの三つ編みをした
夢伊 衣久。
「そっちのが新しい転校生?」
「ん?あ、あぁ三日月トウカだよろしく」
「よろしく」
二人は握手する。
何かを思い出したかのように慧瑠は携帯を取り出し、画面をジュリ達に
見せた。
「四天王がコロシアムで戦ってくれるんだってさ。俺たちも
前に一回、戦ったんだよ」
「ふーん。で、誰と戦ったんだ?この四人の中で」
携帯の画面に映る四人の男女の写真を見ながらそう聞いた。
「あ、この女の人だよ。主宰神使いの紅 波香さん」
美咲は一枚の写真をタップし大きくした。
赤茶色の長い髪を片方で一束にまとめていてブラウンの瞳をした
綺麗な女の人だ。
「へぇ、で勝ったの?」
「もちろんさ。バッチリ勝利した」
満面の笑みでそう言った。
「そうだ俺たちもついていくからさ、ジュリ達も戦ってみれば?
絶対お前らなら勝てると思うぜ」
- Re: モンスト−forth element− ( No.5 )
- 日時: 2018/01/28 19:03
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第五話 天叢雲の皇子
コロシアムに行くとたくさんの人たちが何かを見ていた。
人混みを掻き分けてやっと見える場所まで来るとヤマトタケルが
相手のモンスターを倒したところだった。
決着が着くと同時に歓声が上がる。
そこには片手を上にあげ、ガッツポーズをしている青年がいた。
その青年はジュリ達の方に目を向けていた。
「ジュリちゃんのこと見てるんじゃない?」
「え?」
「確かあの人って天叢雲の皇子使い叢雲 奏斗さんだよね。
やっぱり本物もカッコイイね」
「なるほどなーそりゃあ女の人がたくさん集まってくるわけだ」
風魔は辺りにいる人たちを見た。
男性もいるが目を輝かせている女性の方が圧倒的に多く感じた。
「君たち!」
「え、あ、はい!私たち、ですか?」
奏斗は頷き、ジュリに手を差し伸べた。
「君たちもグループなんだろ?どうかな俺と勝負してくれるかい?」
ん?
全員が沈黙する。
ジュリは両隣を見た。
風魔もトウカも友美も頷き、ジュリも全員の反応に頷いた。
「…私たちでよければお願いします、奏斗さん」
奏斗の手をジュリも握った。
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