二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 授業の時間
日時: 2018/01/31 17:10
名前: 白銀 (ID: zKniY0ST)

皆さんこんにちは。白銀です。
1月ももう終わってしまいますね。
ついこの間新年が明けたと思ったのに・・・本当にあっという間です。
さて今作は、前回と同様に暗殺教室です。
鷹岡を出そうかななんて考えています。
それが苦手な人はここで退室してください。それでもいいという方は私が作った駄作を読んでいってください。
↓どうぞご覧ください。




ボロボロの校舎の前に一人の少年が立っていた。その子の名前は潮田渚。
三年E組の生徒だ。
(暗殺教室が始まって少し日がたった・・・僕はいまだにあの超生物が何者なのか測りかねている。人に有害な水銀などを与えても全く通用しない。マッハ20で動くせいでナイフがちっとも当たりそうもない。こんなんで大丈夫なのだろうか・・・)
渚がそんなことを思っていると、
「渚く〜ん。どうしたのそんなところに突っ立ってさ。」
赤羽業だった。つい最近停学が解け三年E組に登校するようになった。
「おはよう業君。いや、僕たちも不思議なことに巻き込まれちゃったなぁって思ってさ。」
「そうだねぇ、でも楽しいからいいじゃん。殺しても罪にならないんだしさ♪」
(かなり過激な思想の持ち主だ・・・)
「ん?どうかした?」
「ううん、何でもない。そろそろ行こうか。」
そんな会話をしながら校舎に入っていった。
超生物・・・殺せんせーの授業は体育以外だ。烏間が渚たちの体育を見てくれている。詩織も一緒だ。体育と音楽も担当している。
詩織は殺し屋だが音楽の才能があったらしい。ヴァイオリンやピアノ、様々な楽器を弾くことができる。
この日は烏間と詩織の体育の授業があった。
「ナイフは八方向から振れるように!」
烏間の指示が飛ぶ。詩織はできない生徒がいると手を取り優しく教えてあげていた。
「微笑ましい光景ですねぇ、生徒たちがナイフさえ振っていなければ。」
殺せんせーもその様子を見ている。
「烏間先生。俺と勝負してください。」
業が烏間の前に立った。
「いいだろう。俺は今の君たちに負けるほど弱くないぞ。」
烏間が上着を詩織に預けた。
「がんばってね、惟臣。俺はここで応援してるから。」
「ああ。」
「烏間先生、行きますよ。」
「いつでも来い。」
業が対殺せんせー用のナイフを持って烏間の懐に飛び込み、ナイフを振り上げる。
それを烏間はいとも簡単にかわす。
「きゃーー、烏間先生かっこいい!!」
同じく三年E組の倉橋だった。どうやら彼女は烏間が好きらしい。
倉橋がそんなことを言っている間に勝負は白熱していた。
「さすが、烏間先生。ふっ、いくらやっても、当たらないや。」
「いや、最初の時よりも格段にうまくなっている。さすがだな。」
「そんなこと、言ってもだめですよ。よっ、だって息切れしてないじゃないですか。」
そんな会話をしながらも二人はナイフをかわし交わされを繰り返していた。そして烏間が業の不意を突いてナイフを奪い業の首筋にあてた。
「そこまで!」
詩織の声が聞こえた。
「ありがとうございました。烏間先生、また勝負してくださいね。」
「ああ、次はもっと強くなっているだろうな。俺も訓練は怠れないな。」
キーンコーンカーンコーン
「今日の授業はこれで終わりだ。」
「「「ありがとうございました!」」」
生徒たちも教室に戻り烏間と詩織も職員室に戻ろうと踵を返したとき、その男は現れた。
「よっ烏間。」
「誰だ。」
詩織が警戒心をあらわにして聞いた。
「詩織、安心しろ。こいつは俺の同僚の・・・」
「鷹岡だ。次の授業からお前の代わりに俺が入ることになった。よろしくな。」
「俺は聞いていないぞ。」
烏間が訝しむように聞いてきた。
「だろうな。俺もつい先ほど言われてここに来た。お前だけじゃどうやら力不足のようだってな。」
「・・・・・・」
「おい、黙って聞いてりゃ勝手なこと・・・」
「やめろ詩織。」
「でも・・・!」
「んん?なんだこいつも生徒か?名簿に載ってなかったぞ。」
「俺は生徒じゃない。教師だ。」
「お前が教師?・・・ああ、殺し屋か。」
鷹岡が詩織を見下ろしながら言った。
「まぁ、仲良くしようや。な、詩織君。」
そんな3人の様子を少し遠くから殺せんせーが見つめていた。
その次の日から烏間は体育の担当から外れた。詩織も同様だ。詩織の担当教科は音楽だけになったのだ。そのことで詩織は機嫌が悪いようだ。
「惟臣!いいの、本当にあんな奴にあいつらを任せても。」
「あいつは教官としての成績は俺以上だ。あいつが教えたほうがあの子たちの力もきっと伸びる。見てみろ。俺に向かってあの子たちはあんな笑顔は見せたことがなかった。」
烏間の見つめる先には笑顔で鷹岡の差し入れを食べている生徒たちだった。
「俺のやり方が間違っていたのかもしれないな・・・」
「でも、業はさぼりを決め込んでるよ。惟臣との勝負のために授業に出ていたのに惟臣がやってくれなきゃあいつだってさぼるよ。」
「・・・・・・」
「それに俺にはあいつは何か裏があるようにしか思えない。わざとらしいんだよ。」
詩織のそんな言葉を聞きながら烏間はパソコンに送られてきた鷹岡と鷹岡の教え子の写真を見ていた。その写真はいくつかあり、一番前には全員が笑って写っている写真だった。
「俺はやっぱり納得できない。あいつらを見てくる。」
詩織はそう言うと生徒たちがいる外へと向かった。
烏間は詩織を見送ると再びパソコンへと目を向けた。笑って写っている写真の下にもう一枚の写真があった。その写真をクリックするとそこに映っていたのは、背中が傷だらけの写真だった。その写真には鷹岡も写っている。
「!!」
烏間は息をのんだ。
そのころ、生徒と鷹岡は差し入れを食べきり生徒たちの前で今後の話をしていた。
「これからはちょっと厳しくなると思うが、がんばったら頑張った分だけお前たちの力にもなる。それにまたご褒美も用意するから頑張れよ。」
そういいながら鷹岡は自分が作った時間割表を提示した。そこには、中学生には荷が重すぎるほどの訓練時間が記されていた。
「夜の九時まで訓練!?」
「このくらいの時間まで訓練すればお前たちの力は飛躍的に上がりあの殺せんせーも楽に殺すことができる。」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
前原だった。
「いくらなんでもこんなの無理だよ。勉強だってあるし、遊ぶ時間も必要だし・・・」
鷹岡はそんな前原の頭を持つと思い切り膝蹴りを食らわせた。
「がはっ・・・!」
「やれないじゃない、やるんだよ。お前たちはあいつを殺したいんだろう?だったら父ちゃんについてきてくれるよな?なっ神崎?」
鷹岡は神崎の方に首を回しそう聞いた。すると神崎は立ち上がり、
「いえ、私はついていけません。烏間先生の授業を希望します。」
鷹岡は神崎の目の前に立ち上がり神崎のほほをたたいた。
華奢な神崎の体は地面にたたきつけられた。
「父ちゃんの言うことが聞けないのか?悪い子だな。そんな子にはお仕置きしなきゃだな。」
鷹岡が再び神崎を殴ろうとすると、背後から声がかかった。
「何してるのかな?」
詩織だった。穏やかな口調だった。
「何だ?お前はもう体育の担当じゃないだろう?俺の言うことが聞けないのか?」
鷹岡が詩織をつかもうと手を伸ばした。すると詩織はその手をつかみ鷹岡を投げ飛ばした。
「聞こえなかったか。何してるんだって聞いてんだよ。」
先ほどの穏やかな口調ではなかった。
「俺の大事な教え子に何してくれてんだ。」
そういうと詩織は神崎を抱き起して、
「大丈夫?首の筋はいためたりしていない?前原も大丈夫?」
「大丈夫だよ、詩織君。」
「俺も・・・大丈夫だ。」
「よかった。」
「よかったじゃないだろ、俺を無視するなよ。俺の言うことを聞け。俺はお前たちの父ちゃんだぞ?」
すると、顔を怒りの表情に染めた殺せんせーが背後からやってきた。
「いいえ、違います。あなたは彼らの父親じゃない。ましてや教師ですらない。あなたのやっていることは間違っている。」
「なんだ、もう出しゃばってきたのか。多少やり方が違うだけでお前はすべてを否定するのか?」
その言葉に殺せんせーも言葉が出ない。
「やめろ鷹岡!」
烏間がやってきた。
「これは体罰じゃない。教育だ。俺はこいつらを強くするためにここに来たんだ。多少強引でもやるしかない。お前らに俺を止めることはできない。それと・・・お前。」
鷹岡が指をさしたほうには詩織がいた。
「俺に何か言うことはないか?」
「何がだ?俺は生徒たちを守るために正しいことをしたと思っているが、それに何か間違いでもあるのか?」
その言葉が言い終わると同時に詩織の体は吹っ飛んでいた。鷹岡が詩織を蹴り飛ばしたのだ。
瞬時のことに受け身を取ることができなかった詩織は木に背中を思い切り打ち付けた。
「ぐっ!」
「詩織!」
「あいつは生徒じゃないんだろう?だったらいいよなぁ?あいつは殺し屋だろう、殺し屋は犯罪者だ。いなくなったほうがいい。」
烏間は背中を抑えてうずくまる詩織に駆け寄った。
「大丈夫か?」
「くそっ、体が反応しなかった。」
「出血はしてなさそうだが・・・」
「なら大丈夫だ。ごめん惟臣。心配させて。そんなことより生徒が・・・」
「さぁ、スクワット300回だ。」
「・・・何か打開策がない限り今は手を出せん。」
「指をくわえてみていることしかできないのか・・・」
詩織の言葉はその通りになり、殺せんせーと烏間、そして詩織はまるで拷問のような訓練を黙ってみていることしかできなかった。



続く




あとがき
今回はここまでです。中途半端になってしまってごめんなさい。又すぐに続きを書こうと思っておりますので、ここまで読んでくださった読者の方、どうかしばらくお待ちください。
次回は鷹岡をどうやって椚が丘中学から撃退するのか、そこのあたりを原作を交えて描いていけたらいいなと思っています。
では次回をお楽しみに。


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