二次創作小説(紙ほか)
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- 東方多数璋
- 日時: 2018/01/31 18:13
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
リムが出会ったのは能力を模倣する程度の能力を持つ少年だった。
1.
- Re: 東方多数璋 ( No.1 )
- 日時: 2018/01/31 19:00
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
episodeリム。 チートと友だちになった理由
私も外来人で例のチート能力者謙人間レベルじゃない人間の
薙野蓮夜も外来人ということで中々話が合う。
元々私は人と話すことがあまりできないからあっちから話を
振ってきてくれることは正直嬉しい。
紫は彼を私のところへ向かわせてきたのが出会いの始まりだった。
「な、なんで私に…?霊夢とかがいるんだし霊夢の方が良いと
思うんだけどなー…」
「何言ってるのよリム。外から来た外来人同士、仲良くしなさいよ。
それに貴方もそういう年齢でしょう?」
「う、うるさいよ!!そういう話は良いんだって!!」
「それに貴方だって十分戦えるでしょう?彼が危ない目にあったときは
貴方に全部任せるわ」
「そんな無責任な〜…」
とは言いつつ覚悟は決めていたし結局私が折れ、彼と行動を
共にするようになった。
- Re: 東方多数璋 ( No.2 )
- 日時: 2018/01/31 19:44
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
episode蓮夜。 紫に連れられて
いつの間にか俺は真っ暗な場所にいた。
えっと確か俺は友だちと別れ帰り道を歩いていた。
それで一人の女の人…。
「やっと目が覚めたのね?薙野蓮夜」
「うおっ!!?な、なんで俺のことを…」
「貴方の名前ぐらい調べ済みよ。私は妖怪、八雲紫よ。
そしてようこそ幻想郷へ」
紫とかいう女はそう言った。
それで紫は俺にある程度の能力の使い方を教えてくれてその後だ。
「なぁ紫、どこに行く気なんだ?」
「貴方と同じ外来人の子よ。年も近いし…」
■
そんなこんなで出会ったのがリムだ。
黒髪でThe・日本人と言った顔立ち、紫と何やら話しているらしい。
「じゃあ二人とも、仲良くしなさいよ?蓮夜、聞きたいことは
彼女にでも聞きなさい」
「お、おう…」
- Re: 東方多数璋 ( No.3 )
- 日時: 2018/01/31 21:05
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
1.寒い人里
あっという間の一ヶ月。
リムは寒さに凍えていた。
「寒い…」
紺色の少し厚手のコートを着て外に出た。
リムは凍えているが蓮夜はというとリムよりも少し薄手で
凍えている様子はなかった。
「(やっぱりなんか違うところで凄いんだよね…)」
紫に言われそして蓮夜の興味本位で人里へ夕方、出向いた。
どうやら切り裂き魔らしき人物が人間を殺していたらしい。
その様子を見た人によると笠を目深に被り素顔は見えず、
白を基調とした着物、良く見えなかったがところどころおそらく
血が付いていたらしい。
「そういえば人里にも戦える奴がいるんだろう?なんで倒され
ないんだ?」
「あー慧音さんと天騎さんのこと、かな?慧音さんなら
どうにかなるかもしれないけど天騎さんの能力は人に見られると
厄介なんだって」
「厄介?なにかマズいことでもあるのか?」
「彼の能力は合わせる程度の能力、例えばこの地面と私たちを
くっつけるとか本来結合するはずがないモノも結合させることが
できる、相手の攻撃の的を他のところに合わせたりもできる。
傷を瞬時に治すこともできる」
その説明で納得したらしく蓮夜もなるほど、と言いながら
相槌を打った。
- Re: 東方多数璋 ( No.4 )
- 日時: 2018/02/01 18:50
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
2.夜
「やっと見つけたぞ」
幻魔天騎は目の前で何かを啜っていた男を睨んだ。
情報通りの外見で白い服のおかげでかなり目立っていて
探しやすかった。
「…お前、付喪神か?俺が思うに妖刀の付喪神、といったところか?」
刹那、胴体に浅くもなく深くもない切り傷ができ、血が流れる。
天騎は目を見開き、傷を能力で治していく。
さらに、だ。
「…お前の血、人間と妖怪の血の味がするな。半人半妖か」
「(俺の、血?吸血鬼と似たようなことができるのか。相手の血を
糧に自身の力を上げているってことか…)」
改めてそう考える。
先ほどより膨れ上がった妖力、その妖力は周辺を包み込んだ。
「俺の糧になってもらうぞ?半妖」
「断る、それに先に倒れんのはお前だ」
■
足場の悪い道をリムたちは駆け抜けていた。
「ちょっと、本気で行くの!!?」
「当ったり前だろ。お目にかからせてもらうぞ」
突っ走り直線に突っ込んでいき開けた場所に辿り着いた。
「なっ!お前ら、なんでここにいるんだ!?」
「たまたま通りかかっただけだ。それよりもそいつが切り裂き魔か?
噂通りの容姿だな」
男、覚血は静かに刀を構えこう呟いた。
「お前らの血はどんな味がするんだ?」
「さぁ?割とマズイかもな、リムはどうなんだ?」
「え、なんでこっちに?でもまずいと思う、とてつもなく…」
二人の言葉に「フッ」と覚血は笑った。
「なら俺がお前らの血をすすってやる」
- Re: 東方多数璋 ( No.5 )
- 日時: 2018/02/02 18:38
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
3. 妖刀、成敗
覚血の刀を蓮夜は両腕に霊力を纏いガードしさらに右脚に霊力を
纏い覚血の脇腹に向けて蹴りを放つも軽々と受け止められ逆に
刀で薙ぎ払われる。
「近接戦でも構わないが刀には気を付けた方が良い。あの刀に付いた
血も奴の力になるようだしな…その辺ならリムが有利かもな」
一生懸命弾幕を放つリムを見つつすぐにナイフを手に持ち刀の
刀身を弾いた。
「俺がよそ見してるとでも思ったか?」
ナイフは完全に急所を突く。
だが、同時に天騎は右肩の激痛に気付き後退する。
目の前にいる覚血は薄っすらと笑みを浮かべ刀に付いた天騎の血を
舐めとる。
「流石としか言いようがねえな…この傷は…」
肩の傷を治し再び立ち上がりナイフを構えた。
「だがな、俺だけじゃねえんだよ、お前の敵は」
天騎は不敵に笑う。
「“天斬「合斬」”」
ナイフよりもさらに小さいナイフが大量にばら撒かれ一気に覚血の
急所目掛けて空を切りながら飛んでいく。
その速度に驚くも軽々と避け天騎に斬りかかるも上から何者かに
押さえつけられる。
「“模倣符「夢想封印」”」
零距離から霊夢の十八番、夢想封印が炸裂する。
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