二次創作小説(紙ほか)

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珍遊記
日時: 2018/02/01 18:24
名前: greentime (ID: ejIoRkVP)

珍遊記
漫画でありましたが、西遊記を子供の頃好きで、
よく読んでいました。
小説に関心ができ、なんとなく書いてみようと思いました。
珍遊記もコメディに走らず、
小説のような作品にしようと考えています。
ただ、出来るかどうかは分かりませんが、
頑張りたいと思うので、よろしくお願いします。

Re: 珍遊記 ( No.1 )
日時: 2018/02/02 00:32
名前: greentime (ID: ejIoRkVP)

その昔、天がまだ霧のような物に包まれていた。地はまだはっきりした物が決まっていなかった。その内、太陽の光が当たっている所だけ、水とともに蒸発していき、天となった。影で暗くなっていた所は地となった。唐の都長安で農業を営む老夫婦がいた。夫は御年60を超え、その妻も同じであった。二人はこの歳まで仲むつまじく暮らし、仕事を分担し、今は村一番の金持ちとなって、それだけの蓄えもあった。ある休みの事、二人は村の知り合いや多くの若者達のために、歳のいった同僚達や村長と話しあい、私財を売って、祭りを開く事に決めた。その祭りの夜はとても盛り上がった。多くの酒や食事を振る舞って、同僚達がうとうと眠り心地になる中、老人は浮かない顔をして、宴会の境内を見つめているのを見た同僚が気になって話しかけた。
「お前さん、何浮かない顔をしているんだい?今日は本当にありがとう。でも浮かないなぁ。どうしたんだい?」
老人は言った。「わしの嫁の事なんだが、近頃、夜な夜な泣くので可哀想でしかたがない」
「どうゆう事だ?」
「わしもこの歳になってずっと悩みがある。この歳になって子宝に恵まれなかった。このまま歳を重ねて亡くなるのが残念でしょうがない。妻もそれが心残りといっておる」
それを酒宴と聞いて、人間のふりをして嘆いた土地神さまが、天上の仏さまにお願いしてくれた。
それを聞いたもっと偉い神さまが、「人間の老夫婦が子宝に恵まれず困っているようだ」といろいろ相談してくれた。だが、これから生まれる人間の帳簿をつけている神様が人間の子宝を変える事は出来んと言った。そこで人間ではなく神様や仙人ならよいと許してくれた。
天上では言い伝えがあり、1000年に一度に災いをもたらす神様が、
もう時期生まれるとゆう事であった。その子は天上に災いをもたらすと
言われており、それを知っている神様が帳簿を確認して、天には困ると、相談していた。それでは、神さまが魔物として生まれさそうかと地の魔物達と話し合いをしたが、地の魔物達までもその子を恐れて、地をめちゃくちゃにされては私達も困るとしぶった。そこで人間の子供になら構わないだろうと、その老夫婦の子供にしてくれた。

Re: 珍遊記 ( No.2 )
日時: 2018/02/02 21:10
名前: greentime (ID: FGLM7kra)

その子供は白虎昇天とゆう戦いの神様の子供で、帳簿を見た神様は、
「天のいいつたえでは1000年に一度生まれる天地の息子だが、天に騒ぎを起こしそうな物だ。ぜひ魔物どものいる、地の生まれにしてはどうか?」と提案した。それを帳簿に地生まれとしようとしたら、今度は、別の物が地にいる地の住民に神様が聞いてみたが、
「そんな厄介物、神さま地の魔物達も怖がって地にするなと反対意見をいっておりますが」それを聞いて困り果てた神様が「では人間の子供にしよう」と仰せられた。「人間の子供なら、悪い事も出来まい」と人間に帳簿に黒い墨で人間と大きく書き記した。
それから数ヶ月後、王妃は子供を産んだ。生まれた赤ん坊を見て、産婆達は非常に驚いた。「なんと醜い赤子じゃ」「王妃は魔物の子供をはらんでおられる」その時訪れていた、仙人が必ずや災いをもたらすだろう」と告げた。それを聞いた王は赤子を見ると怖くなって自分の部屋に閉じこもって中から鍵をかけて誰とも会おうとしなかった。
「この子の名前は何にする?」
「そうだな姓は山田。名は太郎とするのがよろしいでしょう」歳のいった仙人が言った。
赤子の顔は万民が見れば恐ろしくも勇ましい顔で宮廷を騒がせる事となった。それから長い月日が経った。太郎は学問を学び、王宮で暮らしていたが、武芸に優れて、その強さは人間物とは言えなかった。だが、その横暴さに民達は恐れをなしていた。ある年、北方の異民族が反乱を起こした時、太郎は4000の味方兵で20000の異民族の軍を迎え撃った。金襴の鎧を纏い、迎え撃った。その体、身の丈9尺。顔は鬼のような姿で。「あれが、天下の化物の歌舞伎者、山田太郎だ。と敵兵を恐れさせた。その強さは獅子奮迅。何倍もの敵兵を破り、食料を取り上げ、都に凱旋した。

Re: 珍遊記 ( No.3 )
日時: 2018/02/08 12:03
名前: greentime (ID: 8R/poQo9)

太郎が数千の味方で異民族を平定したことは、国中の話題となった。そんな頃、国王は太郎ではなく、別の子供がもう一人ほしいと、仏へ毎晩とゆう物、寺や儀式を行い、子供が后に生まれる事を祈っていた。
そんなかいあってか、王は新たに子をもうける事に成功し、その子供の名前を麟次郎とした。燐次郎が成長するにつれ、その頃、国王は子供をもうけさせてくれた仏に対して国の繁栄を願い毎年一度、大規模な法会を執り行う事に決めた。そんな頃である。毎晩宴会をとりおこなっている太郎の屋敷にあやしい男が捕まった。
拷問のとりおこわれている中、太郎がそこへ来た。
「何の騒ぎだ?」
「怪しい男を捕まえたので拷問をしていたのであります」
「お前は何をしにきた」
男は言う「命を助けてください」
「回答によってだ。何をしにきた」
「この物が国王陛下様の家臣が次の国王の座を燐次郎様に画策していまして、太郎様の命を狙っておりました」
太郎それを聞くと、その間者の首をはねて、自分の部屋に行ってしまった。そこへ部下の一人が太郎の部屋に行ってみた。
太郎は、布のカーテンの奥の机で考えこんでいた。
「父上が私の命を狙っていたのか?」
「いえ、国王様ではありません。配下の物です。しかるべき措置を」
「いや、父上には黙っておけ、配下の者は、事故に見せかけて殺せ、父上が次の位を燐次郎にゆずるとゆうのは隠しておけ。」
法会には多くの各国の知識人が招かれ、その豪華さは素晴らしかった。多くの国民がそれに参加して、法会の執り行っている寺や都の周りに集まり、式典を祝った。大規模な僧達の経の聞こえる中、その法会の席に国王が現れた。

Re: 珍遊記 ( No.4 )
日時: 2018/02/14 04:13
名前: greentime (ID: aH1sOqbi)

法会は音楽とともに多くの女性の舞がなされ、歌が流れながら、ドラの音が響く。国王は金色で出来た仏像に多くの家臣達とともにおじきを何度もして、盃の酒を捧げた。音楽が大きく流れ、法会は豪華絢爛さを迎えた。そしてそのまま白の法衣を着て多くの物と祈り続けた。数時間、教が流れる中、その日は法会は幕を閉じた。法会の日は国の記念の日とされた。その夜、法会を終えた国王は次女の物をつれ自分の寝室でいた。「国王様。今日は大変な一日でございました。今日はゆっくりとくつろぎなさって下さい」「おおでは今日は遅いから早く休もう」「では、お酒でもゆっくりたしなんで下さい」「おお。ではいただこうかの」そのまま、次女にも酒を進めて、自分も進めてくれた、容器の酒を全部飲んでしまった。そしてそのまま眠ってしまった。
その夜、悲鳴が聞こえ、家臣の物が駆けつけると、次女と国王が苦しんでそしてそのまま亡くなってしまった。その3日後、国王の葬儀が執り行われた。国王を毒殺したのは誰か?家臣達は揃って噂した。燐次郎は青い着物をまとい、その頼もしさや聡明さ勇敢さで多くの家臣の信頼を集めていた。「父上が死んだことは国民に伝えよう。ただし、毒殺とゆう事は伝えるな。家臣達も動揺する。毒殺とゆう事は、近親の家臣達の内密にしておくのだ。父上は病を患っていたと。そうゆう事にしないと民に噂が流れては困るし、国王が毒殺ともなれば、大変な事となる」
「燐次郎様には次の国王に是非おなりいただけると家臣一同の意見でございます。」「私は国の事を思っているだけだ」
国王に次の国王は誰か、遺書がなかったため、跡目問題に国は揺れた。
国王を毒殺したのは太郎で、その日太郎は部下にありもしない理由を言いつけて、国王を毒殺したことを知っている家臣の宅に間者をやり、
口封じのため殺してしまった。だが、一人だけは、間者が押し入る時に遊びに行っていて難を逃れた。

Re: 珍遊記 ( No.5 )
日時: 2018/02/16 22:20
名前: greentime (ID: Y0bUbKlP)

その間者は、追っ手を逃れ、燐次郎の屋敷に逃げ込んだ。追っ手達は門の所まで来たが、さすがに、王の次男である燐次郎の屋敷に逃げ込んだとなっては手が出せない。追っ手は戻っていった。
燐次郎は自分の部屋にいたが、騒ぎを聞いて、部屋から出てきた。
「なんだ、どうした」使用人が言った。「なんでもこの屋敷に誰かおるようです」「こんな夜中に失礼だぞ」「何か大事のようです。家臣の者のようですが、命を狙われているようで」そのうち庭の所で着替えをすませた燐次郎を見つけて、その家臣の者が慌てた表情で燐次郎にひれ伏してこう述べた。「命を狙われております。匿っていただきたい」
「何を言っている。そちの事は知っている。どうして命を狙われているのだ」「それがしもよくわかりませぬ。
ですが危険なのでどうか・・・」燐次郎は考え込んだ後、「そちを狙う者はわからぬ。狙われるには理由があるはずだが」「そこの所はご勘弁を」「ええい、怪しい奴だ。こいつを牢に入れておけ」燐次郎が言って、部下の4.5人がその男を取り押さえた。その次の日に、その家臣により太郎が国王を毒殺したのが燐次郎の知れることとなった。
「兄上がか」燐次郎はそう言って、以外にも静かにその事を聞いていた。そして、次の日、燐次郎は自分の屋敷に信頼できる大臣や軍をつかさどる者を密かに招いた。碁を打ちながら、人がいないのを確認すると、燐次郎は家臣達に話はじめた。「今、国は国王陛下がおれらません。早く王を決めねば国が乱れます」燐次郎はそのもの達以外、人がいないのを確認すると、話し初めた。「父上を毒殺したのは、兄上だ」
家臣達がどよめいた。「私は次の王位を取ろうと思うが、どうゆうものか?」家臣は言った。「太郎様が生まれた時、仙人の一人が太郎殿は国に災いをもたらすと言っておりました」「太郎殿は元凶です。あの魔王の如き者は滅ぼさねばなりません」「次の王位はぜひ、燐次郎殿をおさせてください」と言った。


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