二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 授業の時間2
日時: 2018/02/02 19:34
名前: 白銀 (ID: zKniY0ST)

皆さんこんにちは。白銀です。
今日もまた雪が降りましたね。学校は二時間遅れで始まりました。
だったら休みにしてしまえばいいというのに・・・
すみません、これは私の愚痴ですね。
さて今作は前作の続きで鷹岡が出てきます。
どうやって学校から追い出すのか、渚だけでなく詩織も活躍させたいなと思っています。
苦手な方はここで退室してください。
↓どうぞご覧ください。



「・・・何か打開策がない限り今は手を出せん。」
「指をくわえてみていることしかできないのか。」
詩織の言葉通り教師である三人は拷問のような訓練を黙ってみていることしかできなかった。
「あれでは生徒たちがつぶれてしまう。」
殺せんせーは生徒たちを見つめながら言った。
「き、きつすぎる・・・」
生徒たちからの苦痛の声が聞こえる。すると女子生徒の倉橋がついに動けなくなってしまった。
「もう、無理だよ・・・烏間先生、詩織君、助けて・・・」
するとその声を聴いた鷹岡が倉橋の前に立った。
「何してるんだ倉橋。烏間は俺たちの家族じゃないぞ。悪い子だな、そんな子にはお仕置きをしなきゃだな。」
鷹岡が握りしめたこぶしを倉橋に振り下ろそうとしたができなかった。
烏間が鷹岡の腕をつかんでいたのだ。
「何だ烏間。これは教育だぞ。俺のやり方に何か文句でもあるのか?」
「これ以上は見過ごせない。お前のやり方は間違っている。」
「か、烏間先生・・・」
鷹岡は烏間の手を振りほどくと、
「ちっ、仕方ねぇなぁ。じゃあ勝負するのはどうだ?お前一押しの生徒と俺が選んだやつで勝負をさせる。使うのはこれだ。」
そういうと鷹岡は懐から本物のナイフを取り出した。
「殺し合いだ。安心しろ。寸止めでもあたったことにしてやる。お前が選んだ生徒が勝てば俺と勝負だ。」
「待て、この子たちは人を殺す訓練はしていない!」
「俺は素手で勝負だ。それでハンデをくれえてやる。これ以上ないハンデだろ?なんだ勝負を受けないつもりか?だったら俺はここに居座るぞ。それでもいいのか?」
「・・・・・・」
鷹岡が差し出したナイフを烏間は受け取り生徒たちを見つめ歩き出した。烏間が選んだ生徒は・・・
「渚君。できるか。」
渚だった。
「えっ・・・僕・・・?」
鷹岡が選んだのは生徒ではなかった。
「おい、殺し屋。俺はお前を選ぶ。」
「・・・・・・断る。」
「これは正式な依頼だ。金でお前を雇うんだよ。」
鷹岡は詩織にかなりの額の金を差し出した。たった一つの仕事では有り余るほどの金を・・・
詩織はその金を受け取った。
「勝てよ。まぁ勝たなくても俺があいつをぼこぼこにして公開処刑だけどな。」
鷹岡が下卑た笑みを浮かべながら言った。
「渚君。君がこれを受け取る義務はない。だが、俺は君に頼みたい。」
(潮田渚。彼は自分では気づいていないようだが殺しの才能がある。その才能が目覚めれば今のところクラスで最も優秀な赤羽君おも軽く凌駕するだろう。)
渚は烏間が差し出すナイフを見つめながら思った。
(僕はこの人の目が好きだ。まっすぐな目をしている。本当なら逃げ出したいところだけど、この人のナイフなら・・・・・・信用できる。)
そう思った渚は烏間からナイフを受け取った。
「渚・・・」
茅野カエデが渚を心配しながらつぶやいた。
「潮田渚。お前こんなやつを選んで大丈夫か?おい殺し屋、ちゃんと勝てよ。」
その言葉がまるで聞こえていないかのように詩織は渚に歩み寄り耳元で何かをつぶやいた。
「渚、俺はお前の才能を見込んで言ったんだ。頼むぞ。」
そういうと詩織は渚から離れた。
「勝負・・・開始。」
鷹岡の合図で勝負は始まった。だが二人とも動かない。時間が止まったかのように思えたその時、渚の姿が消えた。その場にいた詩織以外の全員が驚愕した。
渚が詩織の背後に回りナイフを当てようとしたその時、詩織は鷹岡の振り向きこういった。
「俺は先ほどの依頼を・・・・・・放棄する。」
詩織が持っていた金を放り出した。そして渚は詩織の首筋にナイフを当て勝負は決した。
「俺の負けだ、渚。」
「くそっ!おい小僧。次は俺と勝負だ。こいつじゃ話にならない。」
「渚。」
鷹岡のもとへ向かおうとした渚を詩織が呼び止める。
「渚、よく聞け。あいつは今お前を見せしめにしようと躍起になっている。その興奮状態を利用しろ。相手は大人だ。確かに不利かもしれない。だが・・・・・・当てれば勝ち、殺せば勝ちなんだ。」
詩織は渚の肩をたたき後ろに下がった。
「いつでも来い。」
(さっきも詩織君にいわれたように殺せば勝ちなんだ。)
そう思った渚は殺気などこれっぽっちも見せずに普通に鷹岡のもとへと歩み寄った。そしてあと少しで届くというときに鷹岡は気づいた。自分が今殺されかけていることに。鷹岡は渚が付きだしたナイフを紙一重で躱した。すると鷹岡の足元からまるで蛇が獲物を絞め殺すような巻き付いてきた感覚に襲われた。
渚の才能の片鱗が見えた瞬間だった。渚は鷹岡の目をふさぎ首筋にナイフを当てた。
烏間はただただ驚愕していた。
(予想をはるかに上回る才能だ。なんてことだ。俺はこの子の才能を目覚めさせてもいいのか・・・?)
「あれ、寸止めじゃダメなんでしたっけ?」
鷹岡は全く動けなかった。我に返った鷹岡は渚を突き飛ばした。
「もう一度だ。もう一度来い。次は絶対に負けない。」
「確かにもう一度やればあなたが勝つでしょう。お願いです。僕たちの邪魔をしないでください。もうこの学校に来ないでください。お願いです。出てってください。」
渚が頭を下げた。
「烏間先生、詩織さん。生徒たちがあれだけはっきりとした答えを出したのです。私たちもその答えにそぐう行動をとらなければいけませんね。」
「くそっ!くそーー!」
鷹岡は自暴自棄になって渚に殴りかかった。すると渚の前に二人の人影が現れた。
烏間と詩織だった。烏間が手刀で鷹岡の顔をはたき、詩織は鷹岡の腹に蹴りを喰らわせた。
「身内が迷惑をかけてすまなかった。これからも俺が体育を見られるように上に掛け合う。」
「もう二度と俺たちの生徒に手出しはさせない。俺は金で動く殺し屋じゃない。よく覚えておけ、雑魚が。」
生徒たちが二人の言葉に喜んでいたとき、
「すべて見ていましたよ。」
突然理事長の声が上から降ってきた。
理事長は鷹岡の顔を上げさせると、
「教育に恐怖は必要だ。だが暴力でしか与えられない教師は三流以下だ。」
鷹岡の口に解雇通知を突っ込んだ。鷹岡は解雇通知を口に入れたまま学校から出ていった。
「「「やったー!!」」」
生徒たちが撃退に成功し喜んでいるとき、烏間は詩織にこう聞いた。
「さっきの勝負、手を抜いたのか?」
「ううん、手は抜いてないよ。実際に体が動かなかったんだ。渚の殺気に体が硬直した。まるで蛇が巻き付いてくる感じだったよ。不気味だった。それでもそれをごまかすためにわざと金を放り出したんだ。実際にあの依頼は正式なものじゃない。俺を金で利用しようとした時点であいつの負けは確定していたんだよ。」
「そうか。」
「よかったね。またみんなの面倒が見られるよ。」
「そのためには頑固な上の連中を説得する必要があるがな。」
「俺も行くから大丈夫だよ。俺も一応教師だからね。」
こうして鷹岡の撃退に成功し再び暗殺教室は戻ってきたのだった。

終わり




あとがき
一応これで完結という形にさせていただきます。原作ではリゾートにいる三年E組を鷹岡が復讐のために再び襲うという流れですがその話はまた今度書いていこうかなと思っています。
ここまで読んでくださった読者の方、本当にありがとうございます。
では次回、今度は何の話を書くかわかりませんが今後ともどうぞよろしくお願いします。


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