二次創作小説(紙ほか)
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- 銀魂 短編 カタカナ英語はヒアリング能力を著しく低下させる
- 日時: 2018/02/07 17:30
- 名前: 白銀 (ID: zKniY0ST)
皆さんこんにちは。白銀です。
自分の作品を見返してみると、誤字がありました。
今後気を付けます。
さて今作は、前作のエピローグというような感じで書いていきたいなと思っています。
銀さんが少し苦しそうです。
苦手な方はここで戻ってください。
↓どうぞご覧ください。
「ああ、なんだか頭がくらくらする・・・」
「陽、浴びすぎてくらくらするヨ。おんぶ〜」
春雨の船から救出された新八と神楽が銀時に言った。
「な〜に言ってんだ。こんなボロボロの状態で頑張ったんだよ銀さん!」
「僕たちだってボロボロですよ」
「そうアルヨ、ブラブラあるよ〜」
「俺は知らねぇからな。おいてくぞ」
そういうと銀時は二人を置いて歩きだした。二人が付いてくる様子は一切ない。するとしびれを切らした銀時が、
「いい加減にしろよてめーら!上等だ!おんぶでも何でもしてやらぁ!!」
そういうと二人は先ほどのぐったりとした様子がなくなり銀時のもとへ飛びついてきた。
「元気爆発じゃねぇか・・・・・・」
銀時は新八を小脇に、神楽を背中に背負うとゆっくりと歩き出した。
「私おいしいものが食べたいアル」
「僕は寿司でいいですよ。」
二人がそういうと、
「馬鹿言ってんな。寿司みたいなやつはなぁ、特別なことがない限り食えねぇんだよ。・・・・・・ったく、重てぇなちくしょう」
そんな温かい三人の光景を桂は優しい目で見つめていた。
万事屋に向けて歩いている銀時の様子が少しずつ変わっていったのは、港を抜けてしばらくたったころだった。
「銀ちゃん、大丈夫アルか?汗がすごいアルヨ」
神楽の言うとおりだった。銀時の顔には大量の汗が浮かんでいた。それにどことなく呼吸も苦しそうだ。
「あぁ?んなことねぇよ」
その様子に新八も銀時の顔を見つめる。銀時の顔は血色が悪く蒼白かった。
「銀さん、どこか具合でも悪いんですか?そういえば春雨の船の中で傷口が開いたって言ってましたけど・・・・・・」
「あれは大したことじゃねぇよ。大体お前らだって疲れてんだろ?だったら俺のことはいいから休んどけ」
二人の心配をよそに銀時は歩き続けた。三人が万事屋についたのは日がとっくに暮れてからだった。
「新八ぃ、お前帰るのか?」
「いや、今夜はここに泊まっていきます。もう歩く気力もないんで」
「そうか、お前ら風呂入っておけよ。特に新八、お前の服水かけられてびしょびしょだったからな。風邪ひくなよ」
そういうと銀時は自分が寝室として使っている部屋に入っていった。
「あの時の銀ちゃんの様子、どう思うアルか」
「何か隠しているとしか思えないよね。お風呂だって僕らを遠ざける言い訳みたいだし」
「どこか怪我してるなら私が手当てしてあげるアル」
銀時が閉めたふすまに耳を付けて中の様子をうかがうが何も聞こえなかった。
「銀さんもお風呂入らなきゃだめですよ。もう寝ちゃったんですか?」
そう聞いても銀時からの応答はない。
「寝るにしてもちゃんと着替えなきゃ風邪ひきますよ。どうせ布団も敷いてないんでしょう?」
それでも銀時の部屋からは何も聞こえない。物音ひとつしない。寝ているのであれば布団などが床に擦れる音が聞こえるはずなのに何もしない。
嫌な予感がした二人はふすまを開けた。
二人の嫌な予感は当たってしまった。ふすまを開けてまず最初に目に飛び込んできたのは、苦しそうに喘ぐ銀時だった。
「銀ちゃん!!」
神楽は銀時を抱き起こした。銀時は気を失っており神楽の呼びかけにも応じない。ただ苦しそうに息をするだけだった。
ふと血のにおいがして神楽は銀時が来ていた服を脱がし始めた。服を脱がして見えたのは真っ赤な血の色に染まった包帯だった。
「新八、姉御を呼ぶアル!!」
「わかった!」
新八が出ていこうとすると、
「よせ、新八・・・・・・」
銀時が新八の名前を呼んだ。
「銀さん!でも手当てをしなきゃ・・・!」
「いいか、このことは俺たちの秘密だ。誰にも言うな。絶対に他言無用だ」
「でも銀ちゃん!」
「手当てくらい自分でできる。いいからお前たちは風呂入ってこい」
「銀さん!」
それでもなお食い下がろうとする新八と神楽を銀時は半ば無理やり追い出した。
「これ以上お前らに俺が苦しんでる姿を見せたくないんだよ。お前らはきっと心配してくれる。けどな、俺は自分が傷つくのは構わねぇ。だがお前らが怪我したり傷ついたりすることだけはどうしても許せねぇんだよ」
「銀さん(ちゃん)・・・・・・」
そういわれてそれでも反論できる性格ではない二人はおとなしく風呂に入った。
その間に銀時は自分で手当てを済ませた。そのあとも普段と変わらぬ生活を過ごした。
終わり
あとがき
今作はこれで完結です。ちょっと無理やりでしたかね・・・?
次回は、何を書くのか自分でもわかりません。
でも楽しみにしていてください。
ファンとまではいいませんが、私の作品を読んでくださる方に感謝します。
では次回、お楽しみに!