二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

霧雨が降る森‐約束した少女たち
日時: 2018/02/18 13:07
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

シオリと少女は出会い二人である村へ向かうことを決心した。

その村に二人は行ってはいけなかった。

Re: 霧雨が降る森‐約束した少女たち ( No.1 )
日時: 2018/02/18 13:21
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第一話 阿座河村

「阿座河村、結構田舎の方だね」
叶井 ミライは辺りを見回す。
「そうだね。げげっ!次のバスが来るまであと三時間か…」
「仕方ないし気長に待とう」
二人で近くのベンチに腰を掛ける。
だんだん日が落ち始め真っ暗になった。

「そこの君たち!」
二人に手持ちの懐中電灯のライトを照らす男がいた。
「け、警察の人みたいだね」
「この村の交番に勤務している望月だ。で、こんな時間に
 どうしたんだ?」
「ここでバスを待っていたんです」
シオリがそう言うと望月は「え?」と口にした。

「人も少なくなってきてな。バスは来ないぞ」
「「え!?」」
「二人とも、どこに行きたいんだ?」
二人は事情を説明し行き先を話した。
彼はふむふむと頷きながら話を聞く。

「なるほど。よしパトカーでも良ければ送って行ってやろう。
 さぁ乗ってくれ」
「よかった話が分かってくれる人で…」
「うん、暗くなっちゃったし開いてると良いけど…」

二人は彼の運転するパトカーに乗り案内してもらった。
少し暗いそして不気味な場所にある。
ドアが開いているため中へ入った。

「流石資料館、広いね…」
「そうだね。その前に管理人さんを探さないと…」
二人は先へ進み階段を上っていった。

Re: 霧雨が降る森‐約束した少女たち ( No.2 )
日時: 2018/02/18 13:45
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第二話 佐久間との出会い

電気が付いていない。
もしかすると閉館時間を過ぎているのかもしれない。

扉の前に立つと誰かの声がした。
「誰か…いるの?」
「え!」
「まさか管理人じゃないよね!?」
「ち、違いますよ!ちょっと調べ物があって…」
「そう管理人じゃないんだね?じゃあお願いがあるんだけど
 外から鍵を開けてくれない?隠れてたら閉められちゃって…
 鍵はちゃんと渡すから…」
下のスキマから小さな鍵が出される。
シオリはそのカギを手に取り開けた。
同時に扉が開いた。

「ありがとう、私は佐久間。それよりお姉さんたちも隠れた方が良いよ
 ここの管理人、ちょっとおかしいからさ。お姉さんたち捕まっても
 私のこと言わないでね!」
そう言って佐久間はどこかへ走っていった。

「隠れる?」
「誰か来そうだったら隠れればいいんじゃないかな?とりあえず今は
 歩き回ってみようよ」
ミライはシオリにそう誘い二人で別の場所へ移動した。
そこにはたくさんの本がある本棚があった。

シオリはそこから一冊取り出した。
「…ことり、おばけ?」
「他にもあるよ。ほら——うわぁっ!!」
突然、箱が落っこちてきてミライの頭に直撃する。
その箱から青い光を放つペンダントが現れる。

「綺麗…ねぇなんだか懐かしい気がしない?」
「うん元々ここが故郷みたいな…」
シオリはペンダントを握った。

「これを受け付けのところに置いてこよっか。誰か持ち主が
 いるかもしれないし…」
「そうだね」
二人はそのペンダントを握り一階へと急いだ。

『ヤクソクカラハ』
『オイデ』

一階へとたどり着いた。
受付の紙きれを見る。

「な、なにこれ…」
それはメモ紙だった。それも何枚も何枚も。
コツ、コツ…という足音を聞き二人は近くに隠れた。

二人の目にはくっきりと見えたものがあった。
小声で話し出す。
「ね、ねぇあれって刀だよね…?」
「う、うん…一旦出よう」
シオリは玄関に手を伸ばす。
が、ガチャガチャと音がするだけで開く気配はない。
どうやら閉められてしまったらしい。


Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。