二次創作小説(紙ほか)
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- 暗殺教室 殺し屋の時間 エピローグ
- 日時: 2018/02/19 16:59
- 名前: 白銀 (ID: zKniY0ST)
皆さんこんにちは。白銀です。
前作は作品に入る前に私のことについていろいろと書いてしまってすみませんでした。書いた後にものすごく後悔しました。
知りたくもないのにこんなことを書かれて皆さん不快でしたよね。
本当にごめんなさい。
さて気持ちを切り替え、今作はエピローグを書こうと思います。
もう、妄想でしかないです。
それでもいい方は進んでください。
↓どうぞご覧ください。
「本当にありがとう。惟臣・・・・・・」
詩織は烏間に向かってほほ笑むとそのまま意識を失くした。
この日に戦うまでに様々な過酷なことをしていたのだ。いつ倒れても不思議ではなかった。
「おい、詩織!」
詩織は驚くほど軽かった。ろくな食事も与えられないまま過ごしたので体重が減りすぎていたのだ。
「呼吸が弱い」
詩織は今本当にかすかに息をしている状態だった。
「救急車を呼んでくれ!」
烏間の声に生徒たちが一斉に動き出した。烏間は詩織に応急処置をした。
そしてそのまま病院へ運ばれていった。
詩織は衰弱のほか、たくさん怪我をしていた。服で隠れるようなところに集中的に怪我を負っていた。
詩織は4日、目を覚まさなかった。
そして5日目の朝、
「・・・おり・・・・・・詩織」
誰かが自分の名前を呼ぶ声で目を覚ました。
「う・・・ん・・・・・・」
目を開けると目の前には詩織の顔を覗き込む烏間の姿があった。
「気が付いたか」
「ここは・・・どこ・・・?俺は・・・」
「ここは病院だ。お前は和歌を殺した後すぐに意識を失くしたんだ」
「そっか・・・迷惑かけたね・・・・・・」
「そんなことはない」
詩織は体を起こすと烏間の荷物が少ないことに気付いた。
「仕事道具がないけど、忘れたの?」
「いや、置いてきた。自分では気づいていなかったが、俺はお前の意識が戻っていなかった数日間、まったく仕事に身が入っていなかったらしい」
「なんで?」
「生徒たちやあのタコが言う分には、俺が心の底からお前のことを心配している・・・だそうだ」
詩織はその言葉を聞いてあの時のキスを思い出した。
「詩織どうした?顔が真っ赤だぞ?」
「えっ?いや、ううん。何でもない!本当に何でもないから!」
そういうと詩織は布団の中にもぐりこんだ。
(あの時のこと、惟臣はどう思ってるんだろう・・・?あんなことを思い出したら、まともに顔も見れないよ・・・!)
「変な奴だな」
烏間がふっと笑った。そして急にまじめなトーンになった。
「詩織」
真剣な口調で名前を呼ばれ詩織は布団から顔を出す。
「あの時、急にあんなことをして済まなかった。自分でも何を思ってあんなことをしたのかわからないんだ」
「俺もあの時はびっくりしたけど、今の気持ちとしてはうれしいよ。本当に心の底から俺のことを思ってくれているんだなって感じたから。だって俺のことを心から案じてくれる人じゃなきゃ、あんなことはしないでしょ?」
「ああ、そうだな」
詩織は烏間のほうを見つめながらこう思った。
(今なら、この気持ちを言葉にして表せるかもしれない。拒絶されてもいい。俺の気持ちを知ってほしい)
「惟臣」
「何だ?」
「えっと、突然なんだけど・・・その・・・・・・」
「?」
詩織は深呼吸すると最高の笑みを浮かべながら言った。
「好きだよ」
烏間は最初は詩織のこの言葉にかなり驚いていたがやがて、ふっと微笑むと、詩織に一切の隙を見せす、あの時よりも甘く、そして深いキスをした。
今度は詩織は拒絶せず素直に受け入れた。あの時よりもずっと長くキスをしていた。
やがて二人の唇が離れると、詩織は烏間の胸に飛び込んだ。
烏間は詩織が泣いていることに気付き、やさしく頭を撫でた。それを境にして、詩織は病院の個室の部屋で声を出して泣いた。
今まで我慢してきた様々な感情がここではじけたのだ。
家族を殺された悲しみ、人を殺したときのむなしさ、自分の大事な人が傷つけられた時の抉られるような痛み。
すべての感情が涙になってあふれてきた。
烏間は詩織のその涙を全部受け止めた。
烏間は詩織を強く抱きしめた。もう手放さないと言っているように。
完結
あとがき
これでこのシリーズは完全に完結いたしました。ここまで読んでいただきありがとうございます。
もう、妄想でしかないですよね・・・。
でもこんなシチュエーションあったらいいなって思いません?
私は思います。何せ烏間先生が大好きですから!
銀さんも大好きです!
次回はまだ何を書くか決めていません。
でもがんばります!
次回お楽しみに!!