二次創作小説(紙ほか)
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- 暗殺教室2
- 日時: 2018/03/05 17:04
- 名前: 白銀 (ID: uJjLNBYk)
皆さんこんにちは。白銀です。
すぐに続きを書くつもりが一週間ほど空いてしまってすみません。
これから先をどうやって展開させていこうか迷っていました。
↓どうぞご覧ください。
——ギギィ
詩織は重い扉を開いた。そこには自分と同じマントを付け仮面だけが違う集団がいた。
そして詩織が扉を閉めたと同時に部屋のライトが消された。
そして一つのスポットライトがある人物を照らした。
「今宵は私の館へようこそ。諸君を集めたのはほかでもない。君たちに殺し合いをしてもらうためだ」
室内が一気にざわついた。受付では殺し合いはするなといっておきながら、この館の主人らしき人物は殺し合いをしろという。矛盾していた。
「誤解をさせてしまったのなら済まない。ここで殺し合いをしろというわけではない。明日からここにいる諸君には別の場所で戦いをしてもらう」
その言葉を聞きリアルな狸のお面を付けた殺し屋が一歩前に出た。
「我々になぜそのようなことを?」
「・・・・・・この国には殺し屋が多すぎると思わんか?ここにいる者たちだけで200人以上はいる。殺し屋の世界も弱肉強食だろう。故に、私が場を設けて少しでもこの国にいる殺し屋を減らそうと思ってな。この場には数々の功績を残してきたものも、まったくの無名のものもいる。お互いランダムにくじを引き、当たった者同士で戦い死ぬまでその勝負は終わらん」
すると遠くのほうから声がした。
「冗談じゃない!俺は帰らせてもらう!」
その人物が扉を開けようとしたその時、
「うっ、あああっ!!」
突然胸を押さえて苦しみ始めた。その人物からあっという間に人が遠ざかっていく。
「これを拒否すればそのもののように死ぬことになるぞ。その仮面は私がスイッチを切らない限り顔から外れることはない。そして無理に外そうとしたり、私の意志に逆らうものがいれば、その仮面から電気信号を心臓へ送り死に至らしめる。さぁ、わかっただろう、君たちに逆らうことなどできないのだよ」
館の主人がそういうと、苦しんでいた人物が床に倒れていた。詩織はその人物にゆっくりと近づき、首筋に手を当てた。
主人が言う通り本当に死んでいた。
詩織は主人を見据えた。
「こんな理不尽なことが許されるとでも?」
「これまで散々人を殺してきたお前が何を言う。これはこの国を救うためでもあるのだ。それに勝ち残れば生きることができる。標的を誰かに奪われるようなこともなくなる。ここで死にたくなければ戦え。私からは以上だ」
主人はそれだけ言うとその場から姿を消した。するとお面からカチッというような音が聞こえた。どうやらお面のロックが外れたらしい。詩織はその館からそそくさと立ち去った。
(変なことに巻き込まれたな・・・惟臣たちには内緒にしておこう、何をするかわかったもんじゃないしな。けどあの主人、いったい何がしたいんだ?殺し屋の数を減らす、とか何とかわけのわからないことを言っていたけど・・・とりあえず、殺るしかない)
詩織はこれから巻き起こる戦いに闘志を燃やしていた。
続く
あとがき
いかがだったでしょうか?楽しんで頂けましたか?
次回、お楽しみに!