二次創作小説(紙ほか)
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- 暗殺教室4
- 日時: 2018/03/08 14:58
- 名前: 白銀 (ID: uJjLNBYk)
皆さんこんにちは。白銀です。
今日は雨が降っているなか外で掃除をしました。めちゃくちゃ寒かったです。
今作も続きです。
↓どうぞご覧ください。
詩織はヴィルディンを殺した後すぐに家に帰った。
「ただいま」
「おかえり、今日は早いんだな」
「うん、明日もこのぐらいに帰れるといいんだけど・・・」
そう言いながら詩織は烏間の横を通り過ぎようとした。だが烏間に腕を握られた。
「何?」
「・・・血の匂いだな」
「!!」
詩織は烏間から腕を振りほどいた。
「えっと、これは・・・」
「見たところ、お前の血ではなさそうだな」
「・・・・・・」
「殺しの依頼か?」
「似たようなものだよ」
「お前がやられるとは思わないが・・・気を付けろよ」
「わかってる」
詩織はそう言うと風呂に入った。服に血はついていなかったが、至近距離で殺したため血の匂いがついてしまったのだ。
「明日はもっとうまくやらないとな」
詩織はその後何事もなかったように過ごした。次の日もその次の日も、詩織は同僚を殺し続けた。そして200人いた殺し屋が25人になったとき、館の主人に呼び出された。
「今後も殺し合いを続けてもらうが、今一度、今回の殺し合いのルールを思い出してもらう、この勝負勝つのはたった一人だ」
詩織はまっすぐに主人を見据えていた。
200人いても広く感じた部屋が25人しかいないのでより広く感じる。お互いがお互いをけん制しあっている。これからぶつかり合うものかもしれない。そう思えば、当然の結果だった。
「君たちの敗北は死を意味する。死の恐怖におびえながら君たちはなんとか生き残ってきたのだろう。これからもそれを続けようではないか」
その言葉を言いきった後、今日の対戦相手が発表された。奇数なので一人あまりそのものはそのまま4回戦へ行ける。詩織はあまりの一人ではなかったが、3回戦を難なく突破、4回戦へと進んだ。詩織はそのまま勝ち残り、決勝まで進んだ。
詩織は闘技場へ足を踏み入れると、詩織よりもはるかに上回る体格の大男がたっていた。
「貴様が相手か」
腹の底に響くような声で男は言った。
「俺は夜叉だ。お前の名は?」
「俺の名は玄剛だ。聞き及んでいるぞ、夜叉。まだ年端もいかぬわっぱのくせに、殺してきた人間の数知れず。末恐ろしいガキだ」
「俺の名はそんなに知られるようになったのか」
((お二人とも、準備はいいですか?真剣勝負はじめ!))
初めの挨拶とともに詩織は足に巻いていたベルトからナイフを抜き取り玄剛に投げつけた。玄剛は詩織のナイフを背中に背負っていた金棒で粉々に砕いた。
詩織は玄剛の背後に回り首を掻き切ろうとしたが玄剛が振り回す金棒のせいで近寄れなかった。
(ナイフを投げつけても簡単に砕かれる。接近戦に持ち込むしかないが、あの金棒を何とかしなければ・・・!)
「ふん、もう終わりか小童。では次は俺の番だ」
玄剛がそういい終わるや否や、玄剛の体は詩織の目の前にあった。その大きな体からは想像もできないようなスピードで一瞬で詩織の目の前に移動したのだ。
「はっ!」
「あの幻の夜叉といえど、俺の前では所詮わっぱ。なすすべもなく俺の前にひれ伏すのが定めよ」
玄剛は詩織に金棒を振り下ろした。それを詩織は紙一重で躱した。だがすぐに玄剛の第二撃が続くため防御にまわるしかない。
(冗談じゃない!こんなバケモノじみたやつ、俺は知らないぞ!!)
玄剛が地面に金棒をたたきつけ砂煙を起こす。
「ゲホッ、ゲホッ、どこだ?」
詩織は砂煙の中に目を凝らすが玄剛の姿は見つけられなかった。
「後ろががら空きだぞ、小童」
その声に振り向くと、玄剛が詩織に金棒を突き出していた。一切防御できず詩織は吹き飛ばされ壁にたたきつけられる。
「がはっ!」
砂煙の中から玄剛が口に笑みを浮かべて詩織のもとへと歩いて行った。
「この程度か、夜叉」
玄剛は詩織の体を持ち上げた。頭から血を流しているが、その目はまっすぐ玄剛のほうへとむけられていた。
「ふん、その眼光の鋭さ、素早い身のこなし、状況を的確に判断できる冷静さは褒めてやる。だが、所詮子供は子供。大人には勝てん」
玄剛は詩織の体を投げ捨てた。
(くそっ、俺はここで殺されるのか・・・?まだ、あいつらに教えなきゃいけないことたくさんあるのに・・・惟臣にも俺はまだ何もできていないのに・・・!)
玄剛が詩織に金棒を振り下ろそうとしたその時、
「勝て!!詩織!!!」
「!?」
闘技場の扉を勢いよく開いたのは、烏間だった。
「な、なんで・・・・・・」
「お前の後をつけさせてもらった。この間の血の匂いで嫌な予感がしてな」
「貴様、夜叉の知り合いか」
「だとしたらなんだ」
「夜叉同様殺すまでよ!」
「くっ!」
烏間が構える。だが、
「そいつに手を出すな!」
詩織がよろよろと立ち上がりながら玄剛に言った。
「そんな体で何ができる。こいつが死んでいくのを貴様はじっと見ていることしかできないだろう」
玄剛が烏間に金棒を振り下ろした。手応えはなかった。
「おい」
詩織が玄剛の金棒を砕いたのだ。詩織は完全に切れていた。
「てめぇ、今こいつ狙ったな?手ぇだすなっていったよな?聞こえてねぇのか?てめぇについているその耳は飾りか?飾りなら必要ねぇよな?」
そういうと詩織は玄剛の耳を切り落とした。
「ぐっ!」
「恨むなら、こいつに迂闊に手を出した自分を恨め」
詩織は玄剛の首を跳ね飛ばした。
殺し屋同士の殺し合いは詩織の勝利で幕を閉じた。200人参加した中で生き残ったのは詩織ただ1人だった。
終わり
あとがき
館の主人について書こうとも思ったんですけど、頭の中でこんがらがってしまって書けませんでした。すみません・・・(>_<)
これからもいろいろ書いていこうと思うのでよろしくお願いします!
次回、お楽しみに!!