二次創作小説(紙ほか)
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- 文豪ストレイドッグス2
- 日時: 2018/03/15 15:01
- 名前: 白銀 (ID: uJjLNBYk)
皆さんこんにちは。白銀です。
引き続き今回も書いていこうと思います。
詩織の設定追加します。
ロングという言葉を抜かしてしまいました。読者の方の中には詩織の服装をロングカーディガンを羽織った人だと想像した方ももしかしたらいるかもしれませんが、一応ここにも書いておきます。
では改めて、設定を。
服装:黒のロングカーディガンを羽織っている。
その他:基本的に手をポケットに突っ込んでいる、肌がめっちゃ白い
本当にすみませんでした。なんか色々つけ足してしまって。
前回の続きっぽく書いていこうかなと思っています。
↓どうぞご覧ください。
「ありがとうございました!」
敦が詩織に頭を下げて地下室から出ていく。
「お疲れさまでした、詩織さん。ここでよければいつでもお貸しするので、気軽に来てください」
「ああ、悪いな」
「ここへ来る場合、太宰君にはわからないようにしてくださいね」
「それはなぜだ?」
「太宰君が来ると、仕事が一切進まなくなるので」
「わかった。できるだけの努力はする。だが、あの人は以上に勘が鋭いからな」
「何とかごまかしてください」
「ああ、了解だ」
それだけ言うと詩織は地下室を出て行った。
「・・・戻った」
詩織が探偵社に戻ると、江戸川乱歩がつまらなそうな顔でゲームをしていた。
「あっ、おかえり!詩織君。ちょうどよかった、ここのステージクリアして」
乱歩は詩織が帰ってきたのを見ると、ゲーム機を詩織に手渡した。
「谷崎にもやらせたんだけど、全然クリアできなくてさぁ。僕が誰かに頼みごとをすることなんてすっごく悔しいけど、これは仕方ない」
「わかりました」
そういうと、詩織はいともたやすく乱歩が苦戦していたステージをクリアした。
「ゲームに関しては、僕よりも上手だな。まぁ、それ以外はみ〜んな僕のほうが上だけどね!」
「そうですね。乱歩さんは世界一頭がいい天才ですからね」
「へへん!まぁね!」
「では、俺はまだ仕事があるので」
詩織は乱歩にゲーム機を返すと、社長室へと入っていった。
「失礼します」
「詩織か、お前に任せた例の案件だが、その後進展はあったか?」
社長室に入ると、社長の福沢と国木田が将棋を指していた。国木田はいったん将棋盤から目を離し、詩織に向き直った。
「いや、コレといった進展はない。だが、怪しい雰囲気が漂ってきた。もしかしたらそのうち、大きな取引があるかもしれない」
「そうか、お前ばかりにこんな危険な仕事ばかり頼んで悪いな。別のやつにも協力させたいが、依然として人が足りない。皆、自分の仕事だけで精一杯だからな」
「いや、かまわない。気にするな」
「一つ聞いていいか。お前はなぜ、異能を使わないことにこだわるんだ?」
「俺の異能は、世の理から外れたものだ。そんなものに頼りたくないという気持ちもあるな」
「・・・・・・そうか」
「敦の特訓、次からは異能特務課の地下室を借りて行え」
「敦が住んでいるアパートの前で十分だが?」
「いや、あそこでは、武術の特訓はできるが、異能を使っての特訓はできないだろう」
「まぁ、確かにな」
「あいつには確かに武術を叩き込む必要があるが、あの速さを使った奇襲攻撃も教えるべきだ。俺も協力する」
「だが詩織は・・・」
「あいつの虎が暴走すれば俺は異能を使ってあいつを止める。まぁ、暴走するまでの過度な特訓はさせないがな。あそこを借りておいて損はないだろう」
「ああ、いろいろすまないな」
「じゃあ、俺はこれで」
そういうと、詩織は探偵社を出て行った。
「社長、詩織にばかり危険なことはさせられません。何とかならないんでしょうか?」
「私のほうでもいろいろ考えてはいるんだがな・・・」
「そうですか、俺のほうでも何とかしてみます」
「すまないな」
そんな会話がされているとも知らず、詩織は自分にまかされた、潜入捜査に乗り出した。帽子で長い髪を隠し、左目にはコンタクトを入れた。名前も佐々木圭吾という偽名に変え、必要最低限の会話だけで相手の情報を探り出す。そうしてようやく、大きな取引が行われるという情報を手にした。
(ようやくここまで来た。これでしばらく潜入捜査はごめんだな)
詩織がそんなことを思いながら歩いていると、警報が鳴り響いた。
(緊急警報、緊急警報、この基地内にいるものは、速やかに侵入者を排除せよ。繰り返す、この基地内にいるものは、速やかに侵入者を排除せよ。侵入者の名は、佐々木圭吾)
「何だと!?どうしてばれたんだ!?」
詩織は近くにあった非常口から逃げ出した。
「おい、どこに行った!!」
基地の中から詩織を探す怒鳴り声が聞こえる。
「くそっ」
詩織は走りながら、国木田へと電話をかけた。
「どうした詩織、お前から電話なんて珍しいな。まさか取引が始まるのか?」
「今はそれどころじゃない、俺が潜入していたことがばれた!」
「何!?」
「理由はわからない。だが、今は持ち場を離れて逃げるぞ!」
それだけ言うと、詩織は電話を切った。詩織が外に逃げたことがばれたらしく基地の中から武装をした男たちが続々と車に乗り込み詩織を追いかけ始めた。
「くそっ・・・このままじゃ・・・」
生身の人間が、車に勝てるはずがない。詩織が異能を使って車を破壊しようと立ち止まったその時、
「詩織さん!乗ってください!」
「お前は、坂口!なぜここに?」
「そんなことは後です。今は逃げるほうが先決です」
詩織は急いで車に乗り込んだ。坂口が運転する車は後ろから来る車をどんどん引き離していく。
「はぁ、はぁ・・・もう奴らは追ってこないようだな」
「無事でよかったです。探偵社に戻ると危険なので、異能特務課に来てください」
「それじゃあ、お前たちに危険が・・・!」
「探偵社と違い、我々はほとんどのものが異能力者です。それに、異能特務課の存在を彼らは知らない。隠れるにはもってこいの場所です」
「だが・・・・・・」
「あなたはまだ、この世界からいなくなってはいけない。僕でよければ、あなたを助けさせてください」
「・・・・・・頼んだ」
続く
あとがき
終わりなんだが続きなんだかはっきりさせろって感じで終わってしまいました。すみません・・・。
いや、やっぱり夢小説って楽しいですけど、難しいですよね。
でも、ひとつの作品が出来上がっただけでとても達成感があります。だからやめられないんですよね〜。
次回、お楽しみに!!