二次創作小説(紙ほか)
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- メカクシティメモリーズ
- 日時: 2018/03/27 20:09
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「ごめんなヒナ、俺はお前に迷惑をかけているかもしれない」
ヒナは夢で何度もその声と青年を見かけ聞いた。
そして彼女はメカクシ団へやってくる。
メカクシティアクターズ二次創作。
- Act1.ごめんね太陽 ( No.1 )
- 日時: 2018/03/27 21:10
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
私は湖に立っていた。隣には銀髪に金色の瞳をした青年がいた。
『なんで貴方は私の夢に?』
『俺はお前に迷惑をかけてしまうかもしれない…。もう妹
茉莉は俺のことを忘れてしまっただろう』
茉莉?マリーちゃんなら知ってるけど‥‥。
『ごめんなヒナ、お前にこんなものを持たせて‥‥‥
俺の名前は———だ』
◆
目を覚ました。
「それじゃ私とセトくん、出かけるからごめん!」
夢のことはいったん忘れ二人が同時に基地を出た。
基地というか…ホテルみたいな。
「そういえばヒナって何のバイトをしてるんすか?」
「私?ケーキ屋でバイト、かな…喫茶店とかでウェイトレスも
やってるよ」
「す、すごいっすね。じゃあ俺こっちなんで」
私とセトくんは別れる。今日は喫茶店だから。
喫茶店で働き始めて約一時間が過ぎた。
「いらっしゃいま…せ…!?」
「悪いなウェイトレス、少し時間をくれ。すぐ終わる」
黒髪の青年が腕をひっとらえ少し外に出た。振りほどこうにも
力が強いので不可能だ。
「明日午後一時にここの前に来てくれ。じゃあな…」
「あ、ちょっと!ッ!?」
彼の眼が一瞬ブラウンから赤に変わり体が動かなくなった。
さっきのはキドやセト、カノたちと同じ。ということは…。
- Act2 ストップデイズ ( No.2 )
- 日時: 2018/03/27 21:26
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
キドside
「お、おい…勝手に後を追って何をするんだ?」
団長である私の話も聞かずマリーたちはヒナの後ろをこそこそと
追う。なんでも普段ヒナがどんなことをしているのか見たいという
好奇心らしい。
「まぁキドの能力があるんだからばれないって」
「全くお前は…」
どうやら止めることはできないようだ。
ん?ヒナが足を止めてキョロキョロし始めたな。
誰かを探してるのか?
「あ、キドさんあれ!」
モモが指さしたところはヒナ。そして一人の青年だ。
華奢にも見えるが見た目以上にがっしりしてるらしいな。
「癖っけさんの友達ですかね?」
シンタローの携帯からエネの声がする。癖っけさんなど
人によっては悪口にも聞こえてしまうだろう。
「ここからじゃ会話までは聞こえないな、どうする?」
「とりあえず近付いて——ッ!?」
ヒナの友人の目の色が赤くなった。じゃあまさかアイツは!
同じ能力持ち。
「あ、オイ!」
あのバカ!カノは範囲から抜け出し割り込んでいく。
◆
ヒナside
「お前なら信じてくれるって思ってさ、これ」
前と同じように私の体が動かなくなる。ということは。
「拘束、みたいな」
「目を止める、そういう能力。金縛りもできるが他の場所に
目を向けることもできる」
彼、谷神 透夜はその眼を右隣に向けた。すでに瞳は元の色に
戻ってた。
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