二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 プライドの時間
日時: 2018/03/29 17:31
名前: 白銀 (ID: uJjLNBYk)

皆さんこんにちは。白銀です。
かなりの大作を書いた後ですからかね。次に何の話を書けばいいのか全く思いつかなくなってしまいました。
今日は、何とか絞り出した作品を書いていこうと思います。
タイトルの通り、暗殺教室ですね。
↓どうぞご覧ください。




「さて、今日も私に命中する弾はありませんでしたねぇ。殺せるといいですねぇ、卒業までに。ヌルフフフフ」
椚が丘中学校三年E組には、月を破壊した超生物がいる。
(「単刀直入にいう。君たちにこいつを・・・殺してほしい」)
その言葉から始まった暗殺教室。渚たちに暗殺の術を教えてくれるのは、防衛省に所属する、烏間惟臣。そして、殺し屋夜叉と恐れられる詩織。この二人が生徒たちに暗殺術を教える非常勤職員の教師だ。
烏間は体育、詩織は体育と音楽の担当だ。そのほかの科目はすべて超生物こと、殺せんせーが担当している。
時間は流れ、文化祭の時期。職員室の入った詩織は一枚の書類をにらんでいる烏間を見つけた。
「そんなに怖い顔してどうしたの?」
「いや、実はこれなんだが・・・・・・」
烏間が詩織に差し出してきた書類は文化祭の教師の発表会についてだった。
「今年は新企画として、それぞれのクラスの担任、もしくは副担任がステージの上で何でもいいから発表をするという企画が出たらしい。その案を、理事長は二つ返事でオーケーを出したそうだ」
「あの理事長、完全に面白がってるよね・・・で?どうするの?」
「それを今考えているところだ。あのタコは論外だしな、俺にも人前で発表できるほどの何かを持っているわけでもないからな」
「俺にだってそんなのないよ。それにあんまり目立ってもねぇ、今後の仕事にかかわるかもしれないし・・・」
「「はぁ」」
二人が同時にため息をついたとき、殺せんせーが入ってきた。
「おや、二人とも、ため息なんてついてどうしたんです?」
「これだよ」
詩織が殺せんせーに書類を渡す。
「にゅや!!こ、これは文化祭の書類ではないですかー!何々・・・教師の発表!?これは大変ですねー」
「他人事だな、お前は」
「私が出たいのは山々ですが何分極秘扱いなもので・・・烏間先生が出るんですか?」
「いや、俺たち三年E組は棄権する。俺にも詩織にも人前で発表できるほどの特技を持ち合わせてはいないからな」
「本当に棄権するの?」
「仕方あるまい」
烏間が書類に棄権という文字を書いた。いや、書こうとした。だが一瞬で殺せんせーが出場の項目に〇をつけた。
「なっ!?」
「えっ!?ちょっ・・・!」
「生徒に諦めるなと教えている教師が諦めてはいけません」
「「・・・・・・」」
二人は何も言えなかった。殺せんせーの言うとおりだった。
「わかった、俺が出る。惟臣にはこれ以上の苦労は掛けられない」
「いいのか」
「生徒に、いい所見せたいじゃん?」
こうして生徒には内緒で詩織の発表会への準備が始まった。
三年E組の出し物は山で取れた食材を使った食べ物屋だった。
「いよいよ始まりましたね」
殺せんせーが人から見えないところからつぶやく。
「ああ、そうだな。生徒たちの顔も穏やかだ」
烏間が微笑ましそうに見つめる。
「・・・俺はちょっと生徒たちを見てられるほどの余裕がないんだけど」
烏間の後ろのほうでは詩織が頭を抱えていた。自分から出るといったもののプレッシャーに弱いらしい。
「大丈夫か?」
「はぁ、ここまで来たらやるしかないでしょ。出場する人は早めに会場に行かなきゃいけないから先に行くね。生徒たちは来るの?」
「時間的にもおそらく皆行くだろうな」
「はぁ、聞かなきゃよかったかな・・・」
そんなことを言いながら詩織は旧校舎を出て行った。時間は過ぎ会場前。
烏間の予想通り、三年E組生徒は全員会場に入っていた。
「これって、棄権をしてもよかったんだよな?」
「そうらしいけど、なんか理事長が本当は棄権するはずだった先生をたきつけたらしいから結局全部のクラスの先生が出るんだって」
「えっ?それじゃあ、俺たちのクラスからも烏間先生か、詩織が出るってことか?」
E組の中でだれが出るのか話し出す。出場順はクラス順となっていた。つまりE組が大トリを務めるということだった。
これも裏で三年A組の浅野学秀の根回しのせいだった。
次々に教師が発表していく。盛大な拍手が送られる場合もあったし、逆に少ししか拍手が送られない場合もあった。
「へへっ、所詮E組の教師だ。ろくなものを発表できないだろう」
そんなことをE組以外の全員が思った時だった。
生徒とそれほど変わらない容姿の教師がステージに上がった。詩織だった。烏間は詩織の様子を見に会場へ入っていた。旧校舎で見せた弱々しい表情はどこにもなかった。
詩織が発表したのはダンスだった。圧巻のダンスだった。詩織が発表するはずのダンスは一曲だった。だが、一曲目が終わった後またすぐに二曲目が始まった。
(どういうことだ!?)
教師に対しても陰湿な嫌がらせは健在だったようだ。だがその逆境を詩織は利用した。即興のダンスとはだれも思えないような素晴らしいダンスを見せた。そして曲が鳴りやんだ。
会場は今までの中で一番大きな拍手が送られた。発表会は大成功で終わった。
その後の詩織は女子生徒に周りを囲まれてしばらく抜け出せない状況になった。
何とか抜け出した詩織は、殺せんせーがマッハで旧校舎まで送ってくれた。
「皆さん、今日の文化祭は楽しかったですか?」
「「「「はい!!」」」」
全員が口をそろえて満足げな顔でうなずいた。
「詩織さんも、本当にお疲れさまでした」
「楽しかったからまぁいいかな」
どこか疲れた表情をしていたが詩織の顔はどこか誇らしげだ。
こうして三年E組最後の文化祭は終了した。




終わり






あとがき
いかがでしたでしょうか?
今回はなんとか作品を作ることができましたが、スランプになってしまわないか不安です。
次回、お楽しみに!!

Re: 暗殺教室 プライドの時間 ( No.1 )
日時: 2018/03/29 17:33
名前: 白銀 (ID: uJjLNBYk)

白銀です。
ごめんなさい!タイトル間違えました!!
別の作品を書こうとしてやっぱり消してタイトルを直すの忘れてました!!
正確には文化祭の時間です!
本当に申し訳ありません!


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